『わたしね、こんな風に誰かを愛せることなんて、二度と来ないと思っていた…』 そう言ったあの人の目には、涙が光っていたよ。 「愛されるより、愛せ」…昔、誰かが言っていた、普遍のメッセージ。 当たり前のことだけど、かけがえのない人との出逢いがいつ訪れるのかは、一人ひとり違う。 10代で出逢う幸せもあるだろうし、30代で初めてつかむ幸せだってあるんだから。 中には、自分が出逢った相手が、本当の相手ではなかったということがあるかも知れない。 だけど、一度や二度、そんなことがあったっていいよ。大した問題じゃない。 「信じるものは、救われる」 2千年も前から使い古されてきた言葉だけど、夢というのは、信じていなければ、決して かなわないもの。それだけは、間違いないと思う。 もっとも、信じていても、決してかなわない夢…愛(?)…だって、あるかもしれないね。 「失うことが怖いから、愛せない」 それも一つの愛のかたち。そんな愛だって、時にはあるものだ。 だからといって、誰も、そんな愛を笑うことなんて、できないはず。 積極的に応援はできないけれど、自分が信じる道を行けばいいよ。 |