悪 女

言わずと知れた1981年の大ヒット曲だ。
そういえば、大学時代、カーステレオでは、いつもこの曲がかかっていたっけ。

『悪』+『女』=『悪女』
でも、『悪』を『わる』ととらえるか、『あく』ととらえるかで、大きく違うと思う。

「わる」い女性って、男にとっては可愛いものだ。からかわれたり騙されたりしても、
どこか憎めず許せる子悪魔的なところがあるよ。
それに対して、「あく」意のある女性は…淋しいね。
うそをついたり、騙したり、「わる」い女性と同じことをやっていても、その淋しさが
わかってしまうから、かえって悲しさを感じてしまう。

どうして、うそをつくのかな?
どうして、淋しさを隠すのかな?

うん。その淋しさ、受け止めてあげるから。



【『寒水魚』ほかに収録】

(初稿 2000.07.01)



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