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軽症のうつについて


うつ病の現状

 現代はストレス社会と言われ、うつ病が大きな問題となっています。
 世界人口のうち3−5%もの人がうつ病であるとの報告もあり、一般に考えられている以上に多いのがこの病気です。
 うつ病は、俗に「心の風邪」とも呼ばれるように、風邪同様誰もがかかる可能性のある一般的な病気です。
 しかし、ほとんどの人が、風邪にかかった時は自覚しますが、うつ病にかかった時は自覚できないことが少なからずみられます。それがうつ病のやっかいなところだと私は思っています。病気は早期発見、早期治療が大切だということは知られていますが、うつ病も例外ではありません。早期に発見され、適切な治療を受ければほとんどがよくなります。
 米国でのすべての処方薬の売り上げの上位10に抗うつ剤が3品目も入っているという現実からしても欧米諸国ではうつ病は神経科・精神科クリニックと同様広く認知されているようです。


日本の現状

 それに比べて、まだまだ敷居の高いのが日本の現状です。ですからうつ病にかかっても、医療機関にかかる人はごく一部、なかでも神経科や精神科で専門の医療を受ける人はさらに限られた人数でしかないと言われています。 特に軽症な時ほど専門医を受診せず、一般医に不眠を訴え、睡眠薬などを処方してもらって済ませてしまう場合が多くみられます。
 充分な睡眠をとることで、症状が改善することもあるでしょう。
 しかし、そうでない場合もあります。
 不眠は改善しても、

  おっくう感がある、
  気分が沈む、
  朝起きても倦怠感がとれない、
  不安感があるなど

 しかし日常生活はどうにかこうにかやっていけるのでそのままにしている。という方を多くみます。適切な例ではないかもしれませんが、このような状態は風邪にたとえるなら、解熱剤を飲んで熱は下がっていますが風邪は治っていないようなものです。そのような時、無理をすると肺炎を起こし入院となることがあるように軽症のうつ病もこじらせると悪化することがあります。
 まだ症状が軽いうちに適切な治療を受けると、結果的には内服薬も最少の量で、短期間に快復するケースが多いように思われます。
原則としてうつ病の治療は仕事を休み、薬を飲みながら休養することとされています。
 しかし軽症のうつの患者さんは、勤労者が多く仕事を休むことは出来ないのが現実です。そうなるといかに仕事に影響を及ぼさず、治療をするかが問題となります。内服薬による副作用が仕事に影響してしまっては、元も子もありません。従って副作用にはとくに気をつけて処方する必要があります。薬の効果とその副作用については、次回説明いたします。


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