Destiny Third

転章
 
運命は静かに回り始める。
それは、星の我儘。
彼らは星の願う通りに動き、望み、求め、星の我儘を叶えようとしている。
彼らは知らない。
彼らが何を望んでいるのかを。
何を求め、望み、叶えようとしているのかを。
星の我儘はそれすらも知り、嘲笑うように彼らの願いを叶える。
彼らは運命の糸は複雑に絡んでいると思うだろう。
だが、それはとても単純に繋がっている。
星の我儘は彼らの我儘。
彼らは、彼らを知り、彼らは知らず。
それすらもただの星の我儘。
星は我儘にただ回り続けている。
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