「平次とデートなんて夢見たいや…」
そう呟き鏡の前にたつのは遠山和葉。
「和葉ぁはよしたくせぇ!!」
と玄関先で叫ぶのは西の名探偵服部平次。
「オレこそ、悪かったな。別に悪気があって言ったわけじゃねぇんだ」
コーヒーを飲みながら呟くのは東の名探偵…そっくりの黒羽快斗。
「平次君って面白い人だね」
と微笑みながら言うのは空手の都大会優勝者…そっくりの中森青子。
「怪盗キッドからの予告状が届いた!!」
予告状を持ち叫ぶのは中森警部。
「さぁ、この予告状の暗号は解けるかな?」
怪盗キッドは天高き塔のてっぺんから呟く。
「和葉、キッドを捕まえに行くで!!!」
「平次、絶対捕まえよぉな!!」
「おぉ!!」
「気をつけろよ、服部」
「ん?心配してくれんのか?」
「バーロォ。甘く見て逃げられんじゃねぇぞ!!」
「言われんでもわかっとる!!」
「あまり、あいつを甘く見ないほうがいいぜ、キッド」
「助言してくれんのか?」
「一応な、知り合いとして」
「どっちの?」
「両方」
キッドvs平次×和葉の行方は。
キッドが狙う宝石は無事守れるのか。
「キッド……お前は一体……何でこないなことしてんのや……」