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「んっ・・・」 キスは、唇を合わせるだけのもので、舌など使わないものだと思っていた。 だが現実は、舌が口の中に入ってきて巧みになぞられている。くすぐったいような、それでいて甘いとても切ない感覚だ。 アリオスの唇がとても心地好い。 少しひんやりとした感覚に、アンジェリークは溺れてしまいそうになる。 息が出来ない。 胸の奥が切なくて、密着した部分が熱くて、深い酸素が欲しかった。 躰の深い部分が熱い。ようやく唇が離れ、アンジェリークは浅く深呼吸をした。 「アンジェ・・・」 名前を呼ばれながら、唇を親指で撫でられる。 全身にぞくりとした甘い震えが走った。 「・・・今夜はここにいろ」 「あっ・・・!」 フローリングの上に押し倒されたかと思うと、そのまま肌をまさぐられ始めた。 首筋に感じる唇がくらくらするほど感じる。 軽く首筋をのけ反らせ、甘い声を上げると、アリオスが組み敷いたまま熱っぽい視線を送ってきた。 「アンジェ・・・」 薄いキャミソールの中に手が入ってくる。 ブラジャーの中に指が侵入し、肌がとても敏感になっていった。 「あっ、ん・・・っ!」 アリオスの指が薄いキャミソールのボタンを外す。 白い肌が暗闇に輝き、アリオスは甘い微笑みを浮かべた。 「すげえ白いなおまえ・・・」 「んっ、ああっ・・・!!!」 白い肌を音を立てて吸いあげられ、アンジェリークは甘い喘ぎ声を上げた。 首をのけ反らせると、アリオスがしっかりと支えてくれる。 「んっ・・・」 下着の上から敏感になってきた乳首の先を摘まれて、アンジェリークは躰を捩らせた。 「んふっ、ああ・・・」 「おまえの声、すげえ可愛い」 アリオスの低い声が更に恥ずかしい。指先がとうとうアンジェリークのブラジャーを取り払った。 「いやっ」 ぷるりと現れた胸は、形も大きさも申し分ない。 アリオスは息を乱すと、壊れものを扱うかのように、丁寧に白い乳房を揉み込み始めた。 「んっ、ふっ・・・」 アリオスの魔法の指先によって、柔らかな白い胸がみるみるうちに形を変えていく。 「はあっ!!」 アンジェリークの甘い声と感触に溺れながら、アリオスは更に攻め立てていく。 「はあっ!!」 親指の腹でくにくにと乳首をいじられて、全身が痺れていった。 「アリオスっ!」 深い色味を増したアンジェリークの乳首に誘われるように、アリオスは吸いついていった。 「はっ・・・」 舌でちろちろと先を舐めてやると、アンジェリークは無意識に腰をなまめかしく動かした。 それがアリオスには嬉しい。 「・・・気持ち良いか」 「いやっ・・・。恥ずかしいもんっ」 本当は気持ち良いのだが、そんなことは恥ずかしすぎて言えない。 「じゃあもっとしねえといけねえか?」 笑みが含まれたアリオスの声に、アンジェリークは恥ずかしさの余り顔を逸らした。 「もっとだったら、俺も頑張らねえとな」 「やっ、あんっ・・・」 舌が生きているように、乳首の先を転がしてくる。 「あっ、んんっ・・・」 より艶のある声を出しながら、アンジェリークは震えた。 手で優しく揉みこみながら、豊かな胸は形を変えていく。 「アリオス・・・っ!!」 全く初めての経験で、どう感じて良いかが判らない。 「やんっ・・・!!」 ただ躰中にさざ波のように心地の良い痺れが走っていた。 「んっ・・・!」 アリオスに強く乳首を吸い上げられると、アンジェリークは熱いものがとろりと流れこんでくるのを感じる。 時折乳首を強く吸い上げられ、痛みと快感が滲んできた。 「アリオスっ!!」 肌はすっかり熱を帯び、アリオスを誘っている。 「すげえ綺麗だぜ…」 「------そんなこと見えないでしょう…」 「見えるぜ? おまえの肌は白く輝いているからな」 アリオスが指先で肌に触れながら、低い声で艶やかに囁いてくれた。 「やん…」 肌を指先で撫でられるだけで、じわじわと快楽が押し寄せてきた。 「ここはどうだ…」 「あっ!!」 下着の上から熱い場所を撫でられ、びくりと躰を跳ね上げた。 アリオスの指が恥ずかしい場所に侵入し、襞の奥にやってくる。 「いや…。そこはダメ…っ!」 「すげえ濡れてる…。おまえ感じてるだろう?」 「いやあんっ!」 アリオスの指が赤くなった肉芽をくりくりといじり始めると、アンジェリークは更に熱い液を流し始めた------ |
コメント NYで大停電があったので、タイムリーに(笑) 停電の時って出生率が上がるそうです(笑) おもろいなあ。 10パーセントぐらい上がるそうです。 ふたりも子作りか(笑) |