Hot Blackout

2


「んっ・・・」
 キスは、唇を合わせるだけのもので、舌など使わないものだと思っていた。
 だが現実は、舌が口の中に入ってきて巧みになぞられている。くすぐったいような、それでいて甘いとても切ない感覚だ。
 アリオスの唇がとても心地好い。
 少しひんやりとした感覚に、アンジェリークは溺れてしまいそうになる。
 息が出来ない。
 胸の奥が切なくて、密着した部分が熱くて、深い酸素が欲しかった。
 躰の深い部分が熱い。ようやく唇が離れ、アンジェリークは浅く深呼吸をした。
「アンジェ・・・」
 名前を呼ばれながら、唇を親指で撫でられる。
 全身にぞくりとした甘い震えが走った。
「・・・今夜はここにいろ」
「あっ・・・!」
 フローリングの上に押し倒されたかと思うと、そのまま肌をまさぐられ始めた。
 首筋に感じる唇がくらくらするほど感じる。
 軽く首筋をのけ反らせ、甘い声を上げると、アリオスが組み敷いたまま熱っぽい視線を送ってきた。
「アンジェ・・・」
 薄いキャミソールの中に手が入ってくる。
 ブラジャーの中に指が侵入し、肌がとても敏感になっていった。
「あっ、ん・・・っ!」
 アリオスの指が薄いキャミソールのボタンを外す。
 白い肌が暗闇に輝き、アリオスは甘い微笑みを浮かべた。
「すげえ白いなおまえ・・・」
「んっ、ああっ・・・!!!」
 白い肌を音を立てて吸いあげられ、アンジェリークは甘い喘ぎ声を上げた。
 首をのけ反らせると、アリオスがしっかりと支えてくれる。
「んっ・・・」
 下着の上から敏感になってきた乳首の先を摘まれて、アンジェリークは躰を捩らせた。
「んふっ、ああ・・・」
「おまえの声、すげえ可愛い」
 アリオスの低い声が更に恥ずかしい。指先がとうとうアンジェリークのブラジャーを取り払った。
「いやっ」
 ぷるりと現れた胸は、形も大きさも申し分ない。
 アリオスは息を乱すと、壊れものを扱うかのように、丁寧に白い乳房を揉み込み始めた。
「んっ、ふっ・・・」
 アリオスの魔法の指先によって、柔らかな白い胸がみるみるうちに形を変えていく。
「はあっ!!」
 アンジェリークの甘い声と感触に溺れながら、アリオスは更に攻め立てていく。
「はあっ!!」
 親指の腹でくにくにと乳首をいじられて、全身が痺れていった。
「アリオスっ!」
 深い色味を増したアンジェリークの乳首に誘われるように、アリオスは吸いついていった。
「はっ・・・」
 舌でちろちろと先を舐めてやると、アンジェリークは無意識に腰をなまめかしく動かした。
 それがアリオスには嬉しい。
「・・・気持ち良いか」
「いやっ・・・。恥ずかしいもんっ」
 本当は気持ち良いのだが、そんなことは恥ずかしすぎて言えない。
「じゃあもっとしねえといけねえか?」
 笑みが含まれたアリオスの声に、アンジェリークは恥ずかしさの余り顔を逸らした。
「もっとだったら、俺も頑張らねえとな」
「やっ、あんっ・・・」
 舌が生きているように、乳首の先を転がしてくる。
「あっ、んんっ・・・」
 より艶のある声を出しながら、アンジェリークは震えた。
 手で優しく揉みこみながら、豊かな胸は形を変えていく。
「アリオス・・・っ!!」
 全く初めての経験で、どう感じて良いかが判らない。
「やんっ・・・!!」
 ただ躰中にさざ波のように心地の良い痺れが走っていた。
「んっ・・・!」
 アリオスに強く乳首を吸い上げられると、アンジェリークは熱いものがとろりと流れこんでくるのを感じる。
 時折乳首を強く吸い上げられ、痛みと快感が滲んできた。
「アリオスっ!!」
 肌はすっかり熱を帯び、アリオスを誘っている。
「すげえ綺麗だぜ…」
「------そんなこと見えないでしょう…」
「見えるぜ? おまえの肌は白く輝いているからな」
 アリオスが指先で肌に触れながら、低い声で艶やかに囁いてくれた。
「やん…」
 肌を指先で撫でられるだけで、じわじわと快楽が押し寄せてきた。
「ここはどうだ…」
「あっ!!」
 下着の上から熱い場所を撫でられ、びくりと躰を跳ね上げた。
 アリオスの指が恥ずかしい場所に侵入し、襞の奥にやってくる。
「いや…。そこはダメ…っ!」
「すげえ濡れてる…。おまえ感じてるだろう?」
「いやあんっ!」
 アリオスの指が赤くなった肉芽をくりくりといじり始めると、アンジェリークは更に熱い液を流し始めた------
コメント

NYで大停電があったので、タイムリーに(笑)
停電の時って出生率が上がるそうです(笑)
おもろいなあ。
10パーセントぐらい上がるそうです。
ふたりも子作りか(笑)






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