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車は、アリオスのマンションの地下駐車場に着き、アンジェリークは車から降りる際も、肩に担がれた。 「アリオスっ! 誰かに見られたら…」 「もう散々見られただろ? 構うもんかよ」 相変わらず恋人は平然としているのが、少し悔しい。 大人の余裕というやつだろうか。 そんな大人の余裕が少ししゃくに障って、アンジェリークは少し拗ねるように唇を尖らせてしまう。 担がれたままエレベーターに乗って、アリオスの住む15階へ。 ここからは夜景が素晴らしく綺麗に見える。 だが、今のところアンジェリークには、素晴らしい眺望を眺める余裕などなかった。 エレベーターの中でも、アリオスは下ろしてくれない。 「ねえ、下ろして? 歩けるから…」 「ダメだ」 恋人は頑固に言うと、華奢な腰をぎゅっと掴んだ。 「…もう、いやだ…」 甘い声を上げる年下の恋人に、アリオスは更に力を入れて抱える。 音と共に15階に到着し、アリオスに担がれたまま、彼の部屋に入った。 オートロックの音がする。 最初に連れて行かれたのは、浴室だった。 「綺麗に洗って、消毒しねえとな。 ストッキング脱がなくっちゃな」 「アリオスぅ」 浴槽の縁に座らされて、先ずはスカートの中に手を入れられる。 「…アリオス、自分で…っ!」 あまりにも恥ずかしくて、アンジェリークは身を捩って嫌がる。 だが、意地悪な恋人は、そんなことでは許してはくれない。 「その足じゃ無理だ」 「大丈夫よ…」 抵抗するものの、アリオスの指先に触れられるだけで、力が抜けていってしまう。 彼の指がすっと足を撫でた後、ハイソックスになっているストッキングを脱がされる。 ゆっくりと、官能的に。 別に触れられたりしてはいないというのに、アンジェリークは躰の芯が既に熱を帯びているのを感じた。 一瞬、アリオスの繊細な指が、アンジェリークの敏感な部分に下着の上から掠る。 「…んっ!」 「まだ俺は何もしてねえぜ?」 恋人は意地悪にも笑うと、両足のストッキングを一気に脱がした。 「きれいに洗って消毒してやるよ」 「んっ…」 アリオスが水栓を捻り、柔らかなシャワーが脚にふれる。 彼が手で足をさするようにしてきれいに洗ってくれるものだから、アンジェリークは官能の甘さに息を詰まらせた。 「ああ…っ!」 「消毒してやる…」 低くくぐもった声が聞こえたかと覆うと、アリオスの唇が濡れた脚を捕らえた。 「ああ…」 余りにもの甘さに、アンジェリークは息を乱す。 足についた水滴を、丁寧に舌で拭う。 「んんっ…」 マメが潰れた場所を、アリオスの唇がゆっくりと触れた。 「あああっ!」 「舐めたらすぐに直るからな?」 「んっ!」 アリオスの舌が、潰れた箇所を丁寧に舐めてくれる。 痛みと甘いふわふわとした感覚が交互に襲ってきて、アンジェリークは甘い吐息を吐かずにはいられなかった。 「んんっ!!」 アリオスは、そのまま足の指も丁寧に一本ずつ口に含んだり、舐めたりしてくれる。 「今日歩きすぎて疲れただろ? マッサージだ」 「ああ…」 甘い拷問にも近いマッサージに、アンジェリークは何度も吐息を吐かずにはいられない。 アリオスの舌を感じるだけで、躰が震え、どうしようもないほど奥深い場所が熱くなった。 アンジェリークの息が上がっているのを恋人はおもしろがって見ている。 「何悶えてるんだよ? 俺はマッサージをしているだけだぜ?」 「嘘…つき…!」 意地悪な恋人の言葉の応酬にも、アンジェリークは上手く交わす余裕なんてない。 彼が与えてくれる甘い誘惑を抗うことなんて出来なかった。 「あ…っ!」 アリオスの指がアンジェリークの下着にかかった。 彼の指がそこに触れるだけで、湿った音がする。 「なんだこんな所濡らして…。いやらしい躰だな?」 「ち、ちがうもん…! それは…、さっきのシャワーだもん」 「シャワーにしては、随分ねっとりしてるじゃねえか…」 意味深な笑みの含んだ声で囁かれて、アンジェリークは耳まで赤くした。 「どんなに濡らしたんだ?」 「ああっ!!」 アリオスの手が、いきなり下着の中に入ってくる。 既に熱くて濡れている場所に、彼の指が掠った。 「ああっ!」 「熱くなってるな…」 襞を指でかき分けられて、甘い痺れのあまりもじもじとする。 「はああっ!」 いつもより少し乱暴にアリオスの指は動き、花肉を陵辱していく。 「あああっ!」 熱を帯びたそこが、固くなっていくのが判る。 同時に、アリオスを求めて腰が淫らに揺れた。 「こんなに濡らして、しょうがない女だ」 「きゃあっ!」 脚を大きく開かされて、アンジェリークは切ないよがり声を上げた。 下着を一気に脱がされて、恥ずかしい部分が露わになる。 アリオスにそこを見られていると言うだけで、感じてしまい、熱いものが溢れ出てしまう。 「んんっ…」 「まだ舐めてもいねえのに、感じてるのかよ?」 「だって…」 アンジェリークは反論できずに、ただ真っ赤になって、蜜をしたたらせている。 「しょうがねえやつだぜ」 「あっ!!」 舌が花弁を割って、中に侵入してきた。 ぴちゃぴちゃといやらしい音をわざと大きく立てながら、アリオスはアンジェリークの蜜を舐めとっていく。 「…んんっ! やあ…」 腰を甘く浮かせながら、アンジェリークは息を乱しながらもアリオスの舌を受け入れた。 「…大好き…っ!」 「俺も好きだぜ? アンジェ」 アリオスの舌が中心の肉芽を捕らえると、痺れるような甘い電流が走る。 「…指、キツイ…っ!!」 今度は、アリオスの指が、胎内に滑り込んでかき混ぜてきた。 「ああっ! あああんっ!! アリオス…、だめっ!! 来てッ!!」 アリオスが欲しくてたまらない------ アンジェリークは、淫らだろうがそんなことはもうどうでも良い。 アリオスとひとつになりたい------ そんな想いがアンジェリークの淫らさに拍車をかけた。 「御願い…っ!」 「おまえたまらねえな? そんな顔されると、俺も胎内に入りたくなっちまう…」 アリオスがズボンのファスナーを下ろす音が淫らに浴室に響く。 彼のものは既にかなり硬く大きくなっていて、アンジェリークのぴくぴくと震えた入り口を、ゆっくりと撫でてくる。 「はあっ!」 腰を淫らにゆらすと、アリオスがゆっくりと体内に入ってきてくれた。 蜜が彼を最奥に誘っているのが判る。 アリオスが内部に侵入するたびに、甘い刺激が内部に生まれた。 気持ちよすぎて、狂いそうになる。 ゆっくりとした動きにじれて、腰を更に動かした。 「あああっ!!」 奥深くにアリオスを感じ、彼が完璧に胎内に入りきったのが判る。 「あああっ!」 アンジェリークの胎内がいっぱいに押し広げられて、アリオスの熱いモノがどくどくと脈打っているのが判る。 アリオスが動くたびに、更に熱いモノがアンジェリークの胎内から流れ落ちた。 「はああっ!」 ゆっくりと腰を動かしてみると、甘い衝撃が躰を貫く。 「はあああっ!」 「ここか?」 「あああっ!」 どこが一番感じるか-----そんなことはお見通しのくせに、アリオスはわざと訊いてくる。 アリオスが感じるところを重点的に攻め立てると、背筋にぞくりとした快感が走り、アンジェリークは背中を大きく仰け反らせた。 「はあああっ! いっぱいっ! アリオスでいっぱいっ!!」 ゆっくりだったアリオスの動きは、段々と激しさを増し、同時に、躰の芯には熱い快感が生まれてくる。 「やっ! そんなに烈しく…っ!!」 「俺だけを感じろよ、アンジェ…」 「ああんっ!」 アリオスはアンジェリークの腰を抱えあげ、更に烈しく動き始めた。 「やっ…!! アリオスぅ!!」 アンジェリークはきゅっとアリオスを思い切り締め上げる。 その瞬間、彼の表情が苦しげな恍惚としたものになる。 「…アリオスっ!! 大好き!!」 「アンジェ…!!!」 アリオスは大きく深呼吸をすると、アンジェリークの腰を両手で掴んで、烈しく突き上げ始めた。 「あああああっ!! アリオスっ!!」 「アンジェ」 深く突き上げられた瞬間、目の前がまっしろになる。 ふわふわとした意識の中で、快楽を感じながら、いつの間にか脚の痛みはどこかに行ってしまった…。 TO BE CONTINUED… |
コメント GWに東京に行ったときのネタです(笑) 次回で完結します〜。 …嘘でした。 あんまりにもやりたがるので(苦笑) ちなみに、いま、わしもエロいっぱい書きたかったりして〜(笑) やっぱり暑くなると、エロの季節ですね(笑) |