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意識がぼんやりと戻ると同時に、アリオスが躰から既に出ているのを感じた。 喪失感が全身を覆う。 まだ頭の先まで甘い痺れが支配されていて、ぼんやりとしていると、アリオスが服を脱がしにかかってきた。 「・・・あ、やだ、アリオス・・・」 「今更だろ? ひとりで風呂は無理だろ? その足じゃ。俺が一緒に入ってやるよ?」 意地悪な声の響きに、アンジェリークは息を乱す。 「ひとりでできるもんっ!」 「強がり言わなくったっていいんだぜ?」 アンジェリークは言葉とは裏腹に、アリオスにすっかり身を任せてしまっていた。 彼はその事実に甘く微笑みながら、丁寧に彼女の衣服を脱がしていく。 「あっ・・・」 甘く躰をよじりながら、アンジェリークはワンピースを抜き取られた。 下半身はすぐに露わになってしまっている。 唇で、ブラジャーのフロントホックを取られ、今まで圧迫されていた胸が完全に露出した。 ふるりと豊かに揺れる白い胸が、アリオスをそそる。 「綺麗に洗ってやるよ」 彼が興奮しているのは、その艶やかな吐息の混じった声で判った。 11も年上で、普段はとても大人なアリオスが興奮してくれるのが、とても嬉しくて堪らない。 「おまえはここで座っていろ」 頬にキスをした後、アリオスはワンピースだけはハンガーにかけてくれた。 だが、後は、全部脱ぎ捨てている。 自分のものは皺になっても構わないという形である。 これが、アンジェリークの笑みを誘った。 アリオスが一糸纏わぬ姿になり、アンジェリークは思わず見惚れる。 無駄なく鍛えられた肢体は本当に見事だといってもよかった。 うっとりと見惚れるアンジェリークに、アリオスは僅かに微笑む。 「一緒にシャワー浴びるぜ」 手を差し延べられてアンジェリークは僅かに頷くと、アリオスに立ち上がらせてもらった。 シャワーが捻られ、きつい水流が華奢な躰にかかってくる。 これがとても心地好かった。 アリオスはデオドラント効果のあるボディシャンプーを、自分とアンジェリークの掌に出す。 「泡立てようぜ?」 「うん」 お互いにこんもりとなるまでボディシャンプーを泡立てた。 「洗いっこだな」 アンジェリークはコクリと頷くと、アリオスの精悍な胸に泡を付け始める。 すべすべした感触は、うっとりとするほど官能的だ。 「アンジェ、ここもしっかり頼んだぜ」 アリオスが息をほんの少し乱しながら、熱い場所を指差してくる。 恥ずかしくてもじもじとしていると、アリオスがいきなり手を掴んで握らせてきた。 「きゃあっ!」 触れるとすでに熱くて硬くなってきている。 「あ・・・」 自分の手では包み込めないほど育ったアリオスの分身を、アンジェリークは丁寧に包み込むように洗い上げ始めた。 「アンジェ・・・」 いつもは大人の余裕とやらで抱いてくれる彼が、息を乱す姿を見せるのは、非常に嬉しい。 綺麗に彼のそこを洗った後、足、そしてひき締まった尻へと向かう。 アンジェリークは、恋人が喜ぶ姿が最高に嬉しくて、どんどん奉仕をして、泡だらけにした。 「アンジェ・・・、おまえは最高だ・・・。今度はおまえが泡まみれになる番だぜ?」 「アリオス・・・っ!」 泡だらけのアリオスに、いきなり背後から抱き締められる。 彼の手でしっかりと泡立てられたクリーミーな泡が、まずは首筋に、その後は腋の下にやってきた。 「はあんっ・・・!!」 こそばゆいような快感が躰に下りてくる。 ゆらゆらと快楽に漂っていると、アリオスの手が胸を思い切り掴んできた。 「やっ・・・!」 下から掬い上げるように、ゆったりと円を描いていく。 「あっ、アリオス・・・っ!」 全身が震えが止まらない。 硬くなった胸の蕾も、指で丁寧に洗われる。 「アリオス・・・っ!!」 「何だ、俺は洗っているだけだぜ?」 アリオスは意地悪に笑うと、アンジェリークの胸を更に強く揉みしだいた。 「・・・好き・・・っ!!」 「ああ。俺も愛してるぜ? キツイここも可愛いからな? 綺麗にしてやるよ」 「はあんっ!」 スリットの部分に、泡のついたアリオスの繊細な指が触れてくる。 敏感な部分をこねくり回されて、アンジェリークの腰が揺れた。 ・・・ダメっ! 立っていられない・・・。 「おっと」 足がかくんとして崩れ落ちそうになったアンジェリークを、アリオスは片手で支える。 「俺に身を任せておけ? 全部任せろ・・・」 「あっ・・・!」 泡でなのか躰の奥からとろりと流れ出る蜜からなのか、淫らな湿った音が響き渡る。 「あっ、ああん」 念入りにそこを洗われてアンジェリークは気が遠くなりそうだった。 「あっ、そこまでは・・・ダメっ!!」 アリオスの指が、胎内に入って、くちゅくちゅとかき混ぜてくる。 「あっ、そこまで洗わなくっても・・・っ!」 「全部きれいにな・・・」 「あっ、ああんっ」 腰をアリオスに押しつけながら、アンジェリークは乱れた。 その艶やかな表情に、アリオスは堪らなくなる。 アリオスは敏感な部分から指を一端抜くと、アンジェリークの桃尻の間に指を這わせた。 「はふっ! やだ〜! 恥ずかしいっ!」 「今更だろ?」 クレヴァスを指で丁寧に洗われて、腰から下が完全に力が抜ける。 「アリオス・・・」 躰を完全にアリオスに預けて、アンジェリークはむせび泣いた。 「もうちょっとだぜ? 俺の天使・・・」 「あんっ」 アリオスの手が、こんどはアンジェリークのすんなりとした脚に伸びる。 マッサージを何度となくしながら、愛おしげに脚を洗い上げていく。 「今日はよく歩いたから疲れただろ? いっぱいサービスしてやるよ」 「あっん」 アリオスの手はまるでマジックのように、気持ちよくしてくれた。 「綺麗になったぜ? ふたりでシャワーを浴びようぜ」 「うん・・・」 アリオスは、力が完全に抜け切ってしまい、立つことの出来ないアンジェリークをしっかりと支えて、シャワーのカランを捻った。 強い水流がふたりの泡を綺麗に流す。 「アンジェ・・・」 敏感な乳首にキツイ水流があたり、甘い刺激にアンジェリークは呼吸をする。 「アリオスっ・・・」 「大事なところはしっかりとあらわねえとな」 激しい水流が、アンジェリークの秘密の場所に当たり、刺激をする。 「あっ、ああんっ!」 敏感な場所の水流での刺激は、たまらなくなってしまった。 「もっと中まできれいにしなくちゃな」 アリオスの指が襞を押し開き、肉芽にシャワーを集中的にあてがった。 「んんっ・・・!」 指でくちゅくちゅとそこを刺激され、腰が官能的に揺れる。 アリオスは、熱い塊がすでに爆発寸前であることを感じた。 「舐めたい・・・」 「あっ・・・!」 泡がほとんど落ちたので、アリオスはアンジェリークを抱き上げた後、浴槽の縁に座らせ、脚を広げさせた。 舌が襞をわけいって入ってくる。 「あっ、いやんっ!!」 既にたっぷりと蜜が流れたところを、アリオスは巧みに舐め上げ始め、蜜を味わう。 舌先で中心を転がすように舐められると、もう堪らなくなる。 腰が左右に揺れて、アリオスを躰の奥底から求めた。 「アリオス・・・っ!!」 熱が塊になって、アンジェリークを包み込む。 「お願い、来てっ!!」 堪らなくなって、腰をアリオスの唇に狂おしくも押しつけてきた。 「しょうがねえな・・・。まだ舐めたりねえけどな」 アリオスは唇を話して顔をあげる。 口の周りに吐いたアンジェリークの蜜を腕で拭う姿が、何とも淫らでセクシーだった。 恥ずかしすぎて正視できない。 「天国に連れて行ってやるよ?」 「ああっ!!!」 押し宛てられたアリオスの熱さに、アンジェリークは息を呑んだ。 最奥まで一気に突かれて、ずっしりと重い、圧倒的な質量が胎内の中に駆けめぐる。 「あああっ!!!」 アリオスのモノがびくびくとお脈打くたびに、狂おしいほどの疼きが胎内の奥深くから湧き起こってくる。 「はあああっ!」 奥に当たるほど深々と突き入れられていたモノが、一端ギリギリまで抜かれ、また根元まで埋められる。 「・っああっ! アリ…!!」 繰り返される動きがスローなせいか、くびれの完食や自分を大きく押し広げるモノの質感を、リアルなほどに感じた。 「あんなあっ!!」 微妙に角度を変えながら、アンジェリークの胎内を探るようにしていた動きが、やがて徐々にそのスピードを速めていく。 「はあ、ああ、あああっ!!!」 烈しすぎる律動に膝を崩れそうになるたび、腰を掴むアリオスの手で力強く引き戻す。 「あっ、やだ、あああっ!!!」 猛々しいアリオスの動きは、的確にアンジェリークの一番弱いところを突いてきた。 余りにもの快感に頭の中がショートしてしまう。 「ああああっ!!」 ひと突きごとに、確実の絶頂に向かって押し上げられていく。 「アリオス------……っ! 御願い…!!」 「まだだぜ? 手加減はしねえ…!!」 かすかな笑い声がを含んだ甘い声が響き、より深く、より速く、アンジェリークを攻める抜き差しが一層烈しくなった。 「…ダメッ!! …そこは、ああああっ!!!!」 ぎゅっと、アリオスの肩を握りしめても、もう堪えきれない、これ以上。 「いやあああっ!! もうダメッ! いっちゃう〜!!」 がくがくと全身を震わせて、アンジェリークは昇り詰めた------- 力の抜けた躰がアリオスの腕の中で崩れ落ちる。 けれども、アンジェリークには絶頂を浸る間もなく、甘い声で耳元で囁かられる。 確かに、アリオスの熱いモノは、まだアンジェリークの胎内にある。 「まだだぜ? アンジェ…?」 「あ、いやああああっ!!!!」 更に、アリオスふぁ突き上げてくる。 何度も迫り来る快楽に、アンジェリークはもう意識を失うしかなかった------- 気がつくと、ベッドの中だった。 「あ…」 「今夜も最高だったぜ?」 「アリオス…」 お互いに生まれた姿のまま、しっかりと抱き合う。 「ずっと家には帰さねえ。ここにいろよ。足が綺麗に直っても」 「アリオス…」 返事の代わりにアンジェリークは恋人にぎゅっと抱き付いた。 「背伸びはしなくたっていいんだぜ? おまえは俺にとって、そのままでいいんだからな」 「うん…」 しっかりとアリオスの胸に凭れて甘えていると、きゅうにもそもそと胸元が動き出す。 「きゃあっ!!」 「まだまだ今夜は寝かせねえぜ?」 「あっ!! あああんっ!!!!」 再びアリオスに組み敷かれてしまい、官能の世界を紡ぎ始める。 背伸びをして履いたハイヒール…。 甘くて淫らな時間と、幸せを運んできてくれたみたいね? |
コメント GWに東京に行ったときのネタです(笑) 完結しました(笑) 今回のアリオスは。 1.エンペラー 2.エンペラーが乗り移ったモデルアリオス(By Secret Jardin) 3.エンペラーが乗り移った美容師アリオス 4.エンペラーが乗り移った建築家アリオス どれでしょう(笑) |