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「すげえ、濡れてる・・・」 アリオスの甘い声の囁きに、アンジェリークは背筋がぞくりとするのを感じた。 「やっ・・・!」 恥ずかしくてしょうがない。 誰にも触れられたことのないデリケートな場所を、今、憧れの男性(ひと)に触れられている。 「んっ・・・!!」 アリオスにぎゅっと抱き締められた後、唇を奪われた。甘い戦慄に、アンジェリークは肌を僅かに震わせた。 「・・・待ってろ。もっと心地好くしてやるよ・・・」 アリオスは一端離れると、着ていた衣服を全て脱ぎ捨てる。 目の前に見える、鍛えられた精悍な胸を直視することが出来ない。 今まで慣れていない男性の躰にアンジェリークは息を詰めた。 「もっとおまえが欲しい・・・」 「やっ!」 ぎゅっと抱き締めた後、アリオスはそのまま唇を肌に這わせながら、ゆっくりと下へと下りていった。 「やっ・・・、んんっ・・・!」 茂みが水に濡れて濃い栗色になっている。 そこをアリオスはかき分けて、十分に濡れている場所に舌を這わし始めた。 「・・・んっ、やんっ!!」 舌はピチャピチャといやらしい水音を立て、アンジェリークから沸き出る蜜を舐め取っていく。 「やっ、あっ、ああんっ!!」 腰を震わせ、アンジェリークは立っていられなくなる。 腰をくにくにと動かし、羞恥の余り逃げようとしても、アリオスは許してはくれない。 しっかりと腰を抱え込まれてしまった。 「アリオス・・・」 「すげえ濡れて溢れてる。舐め甲斐があるな」 「そんないやらしいこと・・・」 本当に恥ずかしくてたまらなくて、アンジェリークは首を左右に振った。 そのしぐさがとても艶やかで、アリオスは更に舌で攻めていく。 「んんっ、ああっ!!!」 赤くなった肉芽を舌先で転がされると、快感がじんわりと快楽が躰の奥を襲った。 「やっ、ああん・・・!!」 強く肉芽を吸い取られた後、アンジェリークの白い肌は絶頂を感じ美しく震える。 アンジェリークは下半身の力が完全に抜け去り、アリオスに支えられるようにして崩れ落ちた。 絶頂に達した躰を、アリオスに抱き締められる。 「すげえ感度いいぜ?」 「あっ!!」 抱き締められながら、豊かな胸を揉みしだかれる。 「やっ、ああっ!!」 すでに張り詰めた胸が、更にアリオスを求める。 「はっ、ああんっ!!」 胸の先を指でくにくにとされると、敏感な余りに感じてしまった。 「はぁ・・・」 「綺麗な胸だな・・・」 「・・・や、そんなにじっと見たら嫌だ・・・」 「綺麗だから、じっと見たいんだよ・・・」 「アリオスっ・・・!」 アンジェリークはアリオスの視線を感じる余りにくらくらとする。 「やだ・・・」 アリオスにいきなりちゃぱちゅぱと乳首を吸い上げられて、アンジェリークは唇を噛み締めた。 「やんっ・・・」 その間にアリオスの手は、熱い場所に触れている。 「やんっ・・・!!」 熱い肉芽をくりくりといじられ、アンジェリークは躰をよじらせて喘いだ。 「んっ、んんっ!!」 腰を揺らしながら、アンジェリークはアリオスを求める。 「はあっ!」 胎内の深いところが熱くて堪らない。 アンジェリークはアリオスな熱でくもった瞳を向ける。 「アリオスさん・・・」 「さんはいらねえよ」 唇を舌先で舐められた後、深く唇を奪われる。 今まで経験をしたことのない深い感覚がざわざわと躰に染み込んでいった。 「こんなこと、初めて?」 顔から火が出そうになりながらも、アンジェリークは頷いた。 「…だったら、ひとつずつ教えてやらねえとな?」 にやりと魅力的な微笑みをアリオスは浮かべたかと思うと、アンジェリークの白い肌に舌を這い回し始めた----- |
コメント アリコレの新しいえろです。 次回で甘いエロは完結。 最近頭がえろエロで困っています(笑) タイトルは「或る夜の出来事」です。 映画のようにロマンティックとはいきませんが、宜しくお願いします。 あと1回です(笑) すみません。 しかし眠い |