Force Of Passion

3


「おまえの肩凝りは、胸が大きいからかもしれねえな」
「あっ」
 胸をすくうように持ち上げられて、アンジェリークは甘い声をあげる。
 息が自分のものとは思えないほど艶っぽい。
「先生は・・・、胸の大きな女はお嫌いですか?」
「いいや。大好きだぜ。特におまえだから綺麗だって思える・・・。
 -----ちゃんと名前を」呼んでくれ
 胸を包み込むようにゆっくりと揉みしだかれると、アンジェリークは今までにない声を上げて、官能に打ち震えた。
「アリオスっ・・・!」
 腰を甘く振りながら、無意識に求めるアンジェリークが愛らしくてしょうがない。
「いいこだぜ? おまえ、すげえ可愛いな? 綺麗だし、最高の女だぜ・・・」
 アリオスの熱っぽい囁きがとても嬉しく、アンジェリークは艶やかな瞳で誘うように見つめた。
 つんと勃ちあがった乳首を、アリオスが指で摘むようにして、捏ね繰り回してくる。
「好き、凄く好き、アリオス・・・っ!」
 しがみつくアンジェリークに、アリオスはぎゅっと抱き締めてやる。
「俺はおまえを愛してるぜ。初めて逢った時からな・・・」
「あっ!!」
 指の愛撫で、更に高まりを見せたアンジェリークの乳首を、アリオスは唇に含んだ。
「んっ・・・!!」
 最初は甘く、徐々に激しくなっていく。
 吸う力も、ソフトなものから甘いものまでそれぞれだ。
「んんっ!!!」
 唇を受けていない胸を片手でしっかりと揉みしだきながら、はりつめさせていく。
「すげえ綺麗だぜ?」
「アリオスっ・・・!」
 舌先で堅くなった乳首を転がされて、アンジェリークは大きく深呼吸をした。
 躰が熱くなり震えて、もうじぶんのものとは思えないほど熱くなっている。
「あっ・・・!!!!」
 乳首の根元をアリオスにしっかりと噛まれてしまい、痛みと快楽が交互に襲って、躰を震わせる。
 じんわりとした汗は、アンジェリークの肌を艶やかに輝かせてくれていた。
「すげえ、綺麗だぜ」
「やっん!」
 豊かな胸を交互にくまなく愛されると、今まである意味コンプレックスだった”胸が大きい”ことが、素敵なことに思えた。
 胸の白くて柔らかい部分に顔を埋められて、白い肌を肌を吸い上げられ、味わい尽くされる。
 真っ赤な所有の花が咲き乱れ、アンジェリークは何度も首をのけ反らせて、乱れてしまった。
「あ・・・」
 アリオスの唇が離れてしまい、アンジェリークは切なげに呻き声を上げる。
 だが彼の唇と舌は、白い肌の上を縦横無尽に這い回った。
「んんっ!!!」
 首筋もデコルテも、全て愛され尽くし、情熱の炎に焼かれるかと思う。
「あっ・・・!」
 いきなりうなじから背中に唇が移っていき、背中に甘い戦慄を走らせずにはいられない。
「アリオスっ!」
 前かがみになって零れてしまう胸を、アリオスは背中から抱き締めてすくう。
 胸を揉み上げられて、更に張り詰めていく。
「あっ、んんっ!」
 アリオスの唇が、形の良いヒップにたどり着いた。
「やっ・・・!」
 アリオスの舌が白いヒップを這っていく。
「汚いから・・・」
「汚くなんかねえよ。おまえはすげえ綺麗だぜ・・・」
 舌を感じてどうしていいか判らない。
 腰が揺れて、気持ちよさを認めたくなくて、我慢する余りに肌が震えた。
 溝の部分を舌で洗われた後、舌はゆっくりと足に下りてくる。
「足のツボも押してやるよ」
「やだんっ・・」
 足の後ろ側を痕が付かない程度に、キスをしていく。
「んんっ!」
「これで脚も楽になるぜ?」
「・・・嘘ばっかり・・・」拗
 ねるように囁くアンジェリークが可愛くて、つい念入りに攻め立ててしまう。
「おまえは本当に理想的な躰をしてるな? 最高だぜ」
「骨盤、歪んでいても?」
「歪みはすぐに俺が矯正してやる。宇宙一の躰だからな」
「あっ!!」
 アリオスは足の指一本一本を丁寧に吸い上げ、アンジェリークは躰を震わせて喘いだ。
 全身を愛撫されて、本当に愛されているのを全身で感じる。
 アリオスの唇が上に上がり、アンジェリークは身を堅くした。
 同時に濡れた白い下着を脱がされて、アンジェリークは恥ずかしさの余り首を振る。
「やっ!!」
 既にアリオスを感じてたっぷりと蜜を濡らした花びらは、アリオスを求めてひくついている。
「やんっ! アリオスっ!」
 指をすっとスリットの間に這わせて、花芯を探っていった。
 今までにない感触に、アンジェリークは甘く震える。
 中心をいじられると、本当に躰が震えて、どうしていいのかすら判らない。
「あっ、んんっ!!」
 今までにない快楽の波にどうかなりそうだった。
「はあっん!!」
 やはりアリオスの指は魔法で、どうしようもない。
 花芯を指で巧みに摘まれながら、蜜の泉に二本の指が差し込まれる。
「やっ!! ああんっ!! ちょっと、キツイ」
「馴れたらどうってことはねえからな。大丈夫だぜ」
「あっん・・・」
 指で胎内をかき混ぜられて、アンジェリークは息を弾ませた。
 足が自然に大きくひらいて、指を包みこんでいるのが淫らで恥ずかしい。
 くちゅくちゅと響く淫らな水音に、アンジェリークの羞恥心は最高潮になった。
「アンジェ、おまえすげえしめつけるぜ」
「やっ、あっ、ああんっ!」
 胎内で激しく指を出し入れされて、どうしようもなくなる。
 くいっと胎内の先で指を曲げて突き上げられると、意識が真っ白になり、初めての軽い絶頂を感じた。
 頭がぼんやりとしている。
 足を大きく開かされて、その熱い場所にアリオスが顔を埋めている。
「やっ!!」
 意識がはっきりした時にはもう遅くて、アリオスの舌が濡れた熱い場所を這い回り始めた。
「あっ、やんっ・・・!!!」
 舌がぐるりと花芯を転がすように舐め、たっぷり流れる蜜を吸い取ってくれる。
 舌がぞくりとした快楽を運んで、アンジェリークは訳も判らずに腰を揺らした。
「すげえ色っぽいぜ」
「やっ、ああああんっ!」
 指で絶頂に達したばかりのそこを強く吸い上げられて、アンジェリークは震える躰を弓なりに逸らせる。
 再び快楽波のように襲い、意識を手放すしかなかった。
「んっ・・・」
「アンジェ・・・」
 艶やかな熱を帯びた躰に、アンジェリークは堪らなくなり、アリオスを見つめる。
「熱いの・・・」
「判ってる。熱をすぐに奪ってやる」
「うん」
 抱き締められた瞬間、熱く硬いものが蜜の滴る場所を撫でたかと思うと、突然抉るような動きで胎内に入ってきた。
「やっ! ああんっ! 痛いっ!!」
 頭の芯まで突き抜けるような痛みに、アンジェリークは泣きたくなる。
 余りにも痛がるせいか、アリオスは優しいキスを唇に送った。
「大丈夫だからな・・・。アンジェ・・・」
 キスの度に突っ張っていたアンジェリークの躰から力が抜ける。
 少しずつ腰を進めて、とうとう完全に入り切った。
 アンジェリークはただ、アリオスの背中にしがみつくだけ。
「好きだぜ」
「あっ・・・!」
 アリオスはこの上なく優しく動き始めた。
 最初あった痛みは徐々に緩和されていく。
「あっ、アリオス!」
 アンジェリークが初めて甘い声を上げたのをタイミングとばかりに、アリオスの動きは活発になる。
「あっ、あっ、ああんっ!」
 アンジェリークが感じる場所をすぐに探し当てると、そこを中心に突き上げていく。
「クッ、おまえすげえ、最高だ」
 アンジェリークはアリオスを無意識に激しく締め付け、腰を揺らす。
 お互いにもう理性などなく、求めるのは快楽だけだ。
 激しく揺れている。お互いに高みに向かってどんどん進む。
「あっ、ああああっ!!!」
「アンジェっ!!!」
 お互いに最高の場所まで手を取り合って上り詰める。
 ふたりは最高の快楽を、今始めて手にした。

コメント

アリオスさんに指圧されたい〜。
エロ整体師の話は次回で完結か(笑)
やっぱりエロはサイコー!!!(笑)




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