Force Of Passion

4


 躰が気怠い倦怠感に包まれている。
 だがそれはどこかしら気持ちが良いもの。
 アンジェリークが瞳をゆっくりと開けると、そこには、大好きな整体士がいる。
「アリオス、センセ」
「先生は必要ねえぜ。アリオスと呼べ」
「アリオス・・・」
 はにかむようにその名を呼ぶと、ぎゅっと抱き締めてくれる。せれがとても心地好かった。
「躰の調子はどうだ?」
「はい・・・。悪くないです・・・」
「そうか」
 額にキスをされて、アンジェリークはとても幸せな気分になった。
「きゃっ!」
 アリオスのぬくもりに包まれて幸せにぬくぬくとしていると、不意にうつぶせにされる。
「アリオスっ!?」
「少し腰とかの指圧をしてやらねえとな?」
「やんっ!」
 背中を優しくマッサージをされ、アンジェリークは恍惚な気分に浸る。
 やはりアリオスのマッサージはとても気持ちが良い。
「んっ・・・」
「変な声出すなよ。したくなっちまう。まあ、やるけど」
「やっ・・・」
 腰のマッサージをしっかりとしながらも、アリオスの手は豊かな桃尻を時折撫でつけていた。
「おまえの腰は大事にしねえといけねえからな。これからいっぱい働いてもらわねえとダメだからな」
 腰を丁寧にアリオスが扱ってくれるものだから、何だか嬉しい。
「腰は重要なの?」
「ああ。最もな」
 納得したようなそうでないような、何だかそんな気分だった。
「んんっ!!」
 腰のツボ押しをされていたかと思っていたのに、急にアリオスがヒップにキスを始めた。
「んっ、やあんっ!」
 腰をくいっとあげられて、ヒップを突き出した淫らな格好になる。
 恥ずかしすぎる格好に、更に恥ずかしいことをされる。
 アリオスの手が前に回り、アンジェリークの濡れた襞をなぞり始めた。
「いやっ、んーっ!!」
 腰をゆらゆらとふらつかせながら、肌を震わせる。
 その表情が色っぽくて良かった。
「すげえ感度いいな。最高だぜ・・・」
 酷く濡れた音が部屋に響いて恥ずかしい。
 本当にアリオスの指先は魔法で、触れられる場所がすべて感じてしまう。
「あっ、いやっ・・・!!」
「嫌じゃねえよ・・・」
 アリオスは割れたクレウ゛ァスに舌を這わせ始めた。
 溝をひとつづつ丁寧に舌で攻められ、もう腰を上げてなんていられない。
「アリオス・・・、そこは汚いから、やめてっ・・・」
 アンジェリークは、腰を左右に振って懇願した。
「だめだぜ? こんなにいっぱい濡らしてるんだからな」
「やっ、んんっ・・・!!!」
 指で肉芽をいじられてこれだけでも達しそうなのに、更にアリオスの舌が追い討ちをかける。
 肌が自分でも小刻みに震えるのが判る。
 アンジェリークはもう我慢が出来ないほど感じてしまっていた。
「ね、もう・・・っ!」
 頭が痺れるほど感じる。
「我慢出来ねえのかよ」
「うん・・・、だめっ!」
 アリオスはニヤリと満足そうに微笑みながら、アンジェリークをそのまま抱き締めた。
「俺が欲しいか?」
 耳朶を噛まれて、胸の奥が切なくなっていく。
「・・・欲しいです。アリオスが・・・」
 アンジェリークは小さな声で僅かに囁く。
 それが本当に可愛くてアリオスは首筋に唇を這わせた。
「・・・いやん・・・」
 甘い声に更に意地悪をしたくなってしまう。
 再び高まり始めたもので濡れた場所をなぞるが、まったく挿入してくれない。
 アンジェリークは、熱を満たしてほしくて、苦しげにアリオスに腰を擦り付けた。
「しょうがねえな…」
 そう言いながらも、アリオスもまたアンジェリークと同じようにアリオスが欲しくて堪らない。
 アリオスはアンジェリークの腰をしっかりと掴むと、背後から熱い場所に忍び込んでいった。
「-----あっ、あああんっ!!」
 先ほどのような痛みはない。
 きつすぎる圧迫はあるものの、じんわりと快感が押し寄せてくる。
 アンジェリークは爆発するような熱い快楽が欲しくて、無意識にアリオスを締め付けながら、腰を揺らした。
「はあん…っ!」
 これにはアリオスも理性が通じないほど感じている。
 アンジェリークの胎内を抉るようにかき混ぜ出、快楽を煽っていく。
「あっ、ああんっ!! アリオス!!」
 烈しく突き上げられて、頭の芯が再び痺れてくる。
 アリオスが与えてくれる快楽は、全身が気持ちよく感じるのはなぜだろうか…。
「はあんっ!!」
 そこに愛があるからだと、アンジェリークはおぼろげに思う。
 こんなに大好きだからこそ心地が良いのだと。
「・…んんっ!!!」
 更にアリオスの圧迫が苦しくて、突き上げが甘くて烈しくて、もう泣き出してしまうほどだ。
 手を伸ばせば、アリオスの熱がそこにある。
 アリオスを感じたくて溜まらなくて、アンジェリークは何度も悩ましげに腰を揺らした。
「はあ、アリオス・もう…」
 もう我慢出来なくて、すり寄ってくるアンジェリークがアリオスは愛しくて堪らない。
 腰を支える手にぐっとcぎからを入れると、アンジェリークを渾身落ちからで突き上げていく。
「ああっ!! アリオスっ!!!」
 欲しかった熱が胎内を逆流し、アリオスのお陰で肌がアリオス色に化学変化を起こす。
 もうなにも見えない、感じない。
 今感じるのはアリオスだけ。
「------あああっ!!」
 後は意識を素直に手放してしまえばいい…。

コメント

完結しない(笑)
すみません。
まだまだ指圧師さんは頑張りたいようです。
ゆきのちんく書き逃げ!




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