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躰が気怠い倦怠感に包まれている。 だがそれはどこかしら気持ちが良いもの。 アンジェリークが瞳をゆっくりと開けると、そこには、大好きな整体士がいる。 「アリオス、センセ」 「先生は必要ねえぜ。アリオスと呼べ」 「アリオス・・・」 はにかむようにその名を呼ぶと、ぎゅっと抱き締めてくれる。せれがとても心地好かった。 「躰の調子はどうだ?」 「はい・・・。悪くないです・・・」 「そうか」 額にキスをされて、アンジェリークはとても幸せな気分になった。 「きゃっ!」 アリオスのぬくもりに包まれて幸せにぬくぬくとしていると、不意にうつぶせにされる。 「アリオスっ!?」 「少し腰とかの指圧をしてやらねえとな?」 「やんっ!」 背中を優しくマッサージをされ、アンジェリークは恍惚な気分に浸る。 やはりアリオスのマッサージはとても気持ちが良い。 「んっ・・・」 「変な声出すなよ。したくなっちまう。まあ、やるけど」 「やっ・・・」 腰のマッサージをしっかりとしながらも、アリオスの手は豊かな桃尻を時折撫でつけていた。 「おまえの腰は大事にしねえといけねえからな。これからいっぱい働いてもらわねえとダメだからな」 腰を丁寧にアリオスが扱ってくれるものだから、何だか嬉しい。 「腰は重要なの?」 「ああ。最もな」 納得したようなそうでないような、何だかそんな気分だった。 「んんっ!!」 腰のツボ押しをされていたかと思っていたのに、急にアリオスがヒップにキスを始めた。 「んっ、やあんっ!」 腰をくいっとあげられて、ヒップを突き出した淫らな格好になる。 恥ずかしすぎる格好に、更に恥ずかしいことをされる。 アリオスの手が前に回り、アンジェリークの濡れた襞をなぞり始めた。 「いやっ、んーっ!!」 腰をゆらゆらとふらつかせながら、肌を震わせる。 その表情が色っぽくて良かった。 「すげえ感度いいな。最高だぜ・・・」 酷く濡れた音が部屋に響いて恥ずかしい。 本当にアリオスの指先は魔法で、触れられる場所がすべて感じてしまう。 「あっ、いやっ・・・!!」 「嫌じゃねえよ・・・」 アリオスは割れたクレウ゛ァスに舌を這わせ始めた。 溝をひとつづつ丁寧に舌で攻められ、もう腰を上げてなんていられない。 「アリオス・・・、そこは汚いから、やめてっ・・・」 アンジェリークは、腰を左右に振って懇願した。 「だめだぜ? こんなにいっぱい濡らしてるんだからな」 「やっ、んんっ・・・!!!」 指で肉芽をいじられてこれだけでも達しそうなのに、更にアリオスの舌が追い討ちをかける。 肌が自分でも小刻みに震えるのが判る。 アンジェリークはもう我慢が出来ないほど感じてしまっていた。 「ね、もう・・・っ!」 頭が痺れるほど感じる。 「我慢出来ねえのかよ」 「うん・・・、だめっ!」 アリオスはニヤリと満足そうに微笑みながら、アンジェリークをそのまま抱き締めた。 「俺が欲しいか?」 耳朶を噛まれて、胸の奥が切なくなっていく。 「・・・欲しいです。アリオスが・・・」 アンジェリークは小さな声で僅かに囁く。 それが本当に可愛くてアリオスは首筋に唇を這わせた。 「・・・いやん・・・」 甘い声に更に意地悪をしたくなってしまう。 再び高まり始めたもので濡れた場所をなぞるが、まったく挿入してくれない。 アンジェリークは、熱を満たしてほしくて、苦しげにアリオスに腰を擦り付けた。 「しょうがねえな…」 そう言いながらも、アリオスもまたアンジェリークと同じようにアリオスが欲しくて堪らない。 アリオスはアンジェリークの腰をしっかりと掴むと、背後から熱い場所に忍び込んでいった。 「-----あっ、あああんっ!!」 先ほどのような痛みはない。 きつすぎる圧迫はあるものの、じんわりと快感が押し寄せてくる。 アンジェリークは爆発するような熱い快楽が欲しくて、無意識にアリオスを締め付けながら、腰を揺らした。 「はあん…っ!」 これにはアリオスも理性が通じないほど感じている。 アンジェリークの胎内を抉るようにかき混ぜ出、快楽を煽っていく。 「あっ、ああんっ!! アリオス!!」 烈しく突き上げられて、頭の芯が再び痺れてくる。 アリオスが与えてくれる快楽は、全身が気持ちよく感じるのはなぜだろうか…。 「はあんっ!!」 そこに愛があるからだと、アンジェリークはおぼろげに思う。 こんなに大好きだからこそ心地が良いのだと。 「・…んんっ!!!」 更にアリオスの圧迫が苦しくて、突き上げが甘くて烈しくて、もう泣き出してしまうほどだ。 手を伸ばせば、アリオスの熱がそこにある。 アリオスを感じたくて溜まらなくて、アンジェリークは何度も悩ましげに腰を揺らした。 「はあ、アリオス・もう…」 もう我慢出来なくて、すり寄ってくるアンジェリークがアリオスは愛しくて堪らない。 腰を支える手にぐっとcぎからを入れると、アンジェリークを渾身落ちからで突き上げていく。 「ああっ!! アリオスっ!!!」 欲しかった熱が胎内を逆流し、アリオスのお陰で肌がアリオス色に化学変化を起こす。 もうなにも見えない、感じない。 今感じるのはアリオスだけ。 「------あああっ!!」 後は意識を素直に手放してしまえばいい…。 |
コメント 完結しない(笑) すみません。 まだまだ指圧師さんは頑張りたいようです。 ゆきのちんく書き逃げ! |