DUKE AND I


 部屋に入るなり、アリオスはアンジェリークをベッドの上に投げた。
「きゃっ!」
 ベッドの上で起き上がろうとした彼女を、彼が捕らえる。
「どこにも行かせねえ。おまえは俺のもんだ」
 野獣の瞳の彼が、じりじりと近づいてくる。
 今までの彼は優しい少し甘さの含んだ眼差しを送ってくれていた。
 だが今日の彼は明らかに違う。
 その眼差しの煌きは危険な野獣そのものである。
「ご主人様…」
 恐くなって、アンジェリークは彼からあとづさりをしようとした。
 だが-----
「どこにも行くんじゃねえ!!」
「いやっ!」
 それは初めて見せた抵抗だった。
 アンジェリークはつかまれた腕を、強引に振り払おうとする。
「いつからそんな女になった? アンジェ」
 赤い痕がつくまで、アリオスはアンジェリークの手首を力づくで握り締め抵抗を封じ込める。
「いやあっ!」

 こんなはずじゃなかったのに…。
 ご主人様と一緒にゆっくりベッドの中で過ごせるはずだったのに…

「おまえがこうなったのも、あのランディと言うやつのためか!?」
「ランディは関係ないです!」
 アリオスの異色の眼差しは、アンジェリークは恐怖感すら感じる。
 明らかに嫉妬に狂った光を彼女に向けて投げかけている。
「ランディは関係ないか…。
 おまえはそこまでやつのことを何故庇う…!
 おまえは俺のものだと、その身体でわからせてやる!」
 アリオスの手が彼女のメイド服に係り、そのまま引き裂く。
「いやああっ!」
 絹が避ける音がし、アンジェリークは泣いて叫ぶが、アリオスは一向にやめない。
 彼女の、メイド服は、ぼろぼろに引き裂かれ、無残にも跡形を残さない。
 下着も残らずはがされて、彼女は白い肌を彼に曝す。
 そのままメイドキャップを取ると、アリオスは僅かに口角を上げた。
「いい眺めだぜ? アンジェリーク…」
 アンジェリークは唇を噛み締めると、泣きながら瞳を閉じた。
「ちゃんと目を開けねえか? “ご主人様”の命令だ」
 これ以上アリオスを怒らせたくはなかった。
 アンジェリークは、ゆっくりと大きなアクアマリンの瞳を開き、恐る恐るアリオスを見た。
「ちゃんと俺に従え…」
 彼は低い声で、アンジェリークに命令するように言うと、自分のローブの紐を手に取った。
「おまえは俺から逃げられねえ…」
 彼は、アンジェリークの両手を縛り上げ、足首も脚が開けるように余裕を持たせて縛り上げる。
「…ご主人様…」
「泣いたってやめねえぜ?」
 彼はそういうと、自分の衣服を全部脱ぎ捨て、高まったものを彼女の唇の前に持っていく。
「しゃぶれよ」
 そういいながらも、アリオスは彼女の唇に自分を強引に押し込んでいく。
「…んっ!!!」
 アンジェリークは、その大きなものに、一瞬息が苦しくなる。
 だが、今までの調教で学んできたように、彼を丁寧に吸い上げる。
「ンッ…」
 彼女の愛撫は、他のどんな女よりも、アリオスを夢中にさせた。
 舌を使い、時には喉までも使って、彼を悦ばせる。
「アンジェ…っ!」
 アリオスはそのまま彼女の中で熱いものを放出させた。
 アンジェリークもそれを総て飲み、受け入れた。
 ゆっくりと彼女の口から自分を取り出し、アリオスはその小さな唇に褒美のキスをする。
 甘く優しいキスだった。
 唇を離した痕、アリオスはアンジェリークの胸を強く掴んだ。
「ああっ!」
 いつもと違った強い刺激に、アンジェリークは顔をしかめる。
 彼の手は強く乱暴に彼女の胸を揉みしだく。
 痛みと快感が交互に波となってアンジェリークの体を襲っていく。
「あっ、ご主人様…!!」
 手の自由の利かない彼女は、何度も手をベッドに打ち付け、感じている。
 その姿がアリオスには堪らない。
「ああっ!」
 彼は、アンジェリークの白い乳房を貪り尽くすかのように、顔を埋め、白い丘に歯を当て、愛する。
「いやあんっ!」
 痛みとpか遺憾の間を漂い、アンジェリークは白い肌を何度か震わせる。
 乳首の根元を噛み、下でそれを慰めるかのように転がしてやれば、アンジェリークは苦しげに甘い声を上げ始めた
「ご主人様…っ!」
 開かれた大きな瞳は濃い海の色になり、彼女がどれだけ感じているか、アリオスは感じ取ってしまう。
 その瞳が見たくて、甘い声をもっと聴きたくて、アリオスは執拗なほど彼女を攻め立てていく。
 強く、嫉妬に任せてする乱暴な彼の愛撫は、アンジェリークを溺れさせていく。
 白い肌うっすらと汗にまみれ、ほんのり桜色に染め上げられている。
 そのままアリオスの手は、下へ伸びていく。
「あああっ!」
 少し触れるだけで、もう指には蜜が絡み付いてくる。
「いやらしい身体だな? アンジェ? もうこんなに洪水になってるぜ?」
「いやああっ!」
 もがいて彼の指からのがれようとしても、手と足に縛られた紐が邪魔をして上手くいかない。
「あああっ!」
 指は花弁を乱暴に掻き分けて、いきなり花芯を強く摘まんで来る。
 アンジェリークの身体はびくりと跳ね上がり、細い首筋を仰け反らせる。
「ああっ」
「ここはいやらしいぐらいに真っ赤になってるぜ? 
 アンジェ、おまえをこんなにしたのは誰だ?」
「ご主人さまっ!!」
 喘ぎの中で漏れる彼女の声に、アリオスは満足そうに頷いた。
 指で花芯を摘まみながら、もう片方の手の指で、胎内へと強引に入ってゆく。
「ああっ!」
 いつもとは違い、いきなり指を3本入れられかき混ぜられる。
 強く何度もかき混ぜられ、感じる所を、意地悪のもわざと触れてくれない。
「お願い…、ご主人様!!」
 彼女は我慢できなくて、腰を淫らに振りながら、彼の指に感じる部分を擦り付けて欲しいと懇願する。
「ご主人様!!」 
「そんなにいいか俺は? おまえはきっともう俺のやつしかダメだぜ?」
 アリオスは 笑いながら、亜kのジョが望む場所を引っ掛けてやった。
「ああっ!」
 思わず喜びの声を、アンジェリークは上げていた。
 そのままアリオスは、彼女の濡れすぎた秘所に顔を埋める。
 そこに唇をつけて、先ずは音を立てて淫らに蜜を吸い上げる。
「はあんっ!」
 アンジェリークは、あまりにもの快楽に彼の唇に秘所を押し付ける。
「いやらしい女だぜ…」
 口の周りをアンジェリークの蜜でべっとりとなりながら、舌先で花芯を転がす。
「ああっ!!」
 腰を浮かせて、淫らにも喜ぶ彼女が、アリオスは可愛くて堪らない。
 彼女の息がかなり荒くなっている。
「ああっ!!!」
 アリオスがかりっと花芯を噛んだ瞬間、アンジェリークは最初の絶頂を迎えた。

「・・・あっ」
 薄い明かりを感じて、アンジェリークは目を開けた。
「あっ…」
 見ると目の前には、ろうそくを持ったアリオスがいた。
「お仕置きだ…」
「・・・えっ、いやあっ!」
 アンジェリークは逃げようとするが、アリオスに捕らえられてそれも叶わない。
「心配すんな…。やけどしないろうだ…。気持ち良いぜ? おまえのために買った・・」
「いやあっ!」
 アリオスは、アンジェリークの身体に蝋を一滴落とす。
「いやあっ!」
 最初は声を上げた。
 だが、アリオスの言うとおりに、熱くない。
 それどころか肌を敏感に感じさせてくれる。
「あああっ!!!」
 その感覚にアンジェリークはさらに蜜を迸らせた。
 アリオスは満足そうにろうそくの火を消し、近くの水の入ったグラスにつけ、アンジェリークの元に戻る。
「おまえのここが悲鳴あげてるみてえだからな? 犯ってやるぜ?」
「あああっ!」
 彼女の脚を大きく開かせて、アリオスは蜜壷の中に侵入してきた。
 彼はいつもにもまして大きくなっており、圧迫感が凄い。
「ああああっ!」
 彼が入ってきた瞬間、アンジェリークは、満足げな声を上げた。
 その圧迫感は快楽がある。
 突き上げも、最初から激しかった。
 いつもよりもよりも乱暴に突き上げてくる成果、彼女は快楽と痛みを同時に感じてしまう。
「ご主人様!!!!」
 何度も激しく最奥を突き上げられ、アンジェリークは痛みとともに、彼をしっかりと締め付けてしまう。
「ああっああっあああっ!!!」
 彼は彼女が一番感じる所を誰よりも知っている。
 彼女が余りにも感じるものだから、彼は一端腰を引いた。
「いやあああっ!」
 今までで一番、アンジェリークが嫌がる声だった。
 かのじょは必死でアリオスの腰を掴み懇願する。
「お願いします、ご主人様…っ!!」
 彼女が泣いて懇願するものだから、アリオスは今度は華奢な身体をうつ伏せにさせて、動物と同じ格好をさせた。
 そこから、さらに彼は侵入して、後ろ方今度は突き上げる。
「ああああっ!」
 胸をしっかり炉も見上げられ、胎内を何度も突き上げられて、アンジェリークの意識が遠くなっていく。
「ああっ!! ご主人様っ!!」
 感極まったアンジェリークの声とともに、彼女は激しく身体を震わせた。
「ああっ!!!」
 同時に彼を離さないように、今までで最もきつい締め付けをする。
「アンジェリーク…!!!」
 快楽がアリオスにも襲い掛かり、彼はとうとうか彼女の胎内に熱を放出する。
「ああああああっ!!!」
 アンジェリークはアリオスとともに絶頂に達し、そのままベッドの上に深く沈みこんで、意識を手放した-----

コメント

23000番のキリ番を踏まれた朝倉瑞杞様のリクエストで、
「アンジェリークを調教するアリオス」です。
メイドとご主人様。

…や野獣…