きっとこんな淫らなこと許されないと思う…。 だけど、どうしてもアリオスさんの傍にいたいの。 本当の意味でのパートナーになりたいの… 切なげにアンジェリークは思いながら、朝目が覚めた。 体の奥はとても甘くてけだるい。 昨日の夜ご飯が効いたのか、アリオスに二度ほど求められたせいだ。 だが幸せの甘い感覚だと彼女は思う。 これが本当の意味でのパートナーだったら、もっともっと、嬉しいのにな? アンジェリークが時計を見ると今は6時過ぎ。 そろそろ起きて朝食の支度と、弁当を作らなければならない。 今日からアリオスの家から学校に通うので、若干、近いのは嬉しいのだが、やはりなれないキッチンだ。いつもの時間で行いたいというのが本音だった。 身体を動かしてベッドから出ようとすると、突然身体を強い腕で捕まれ、そのまま上掛けの中に引きずり込まれてしまう。 「きゃあっ」 「…まだ早いだろ?」 少し眠そうなセクシーな声で、アリオスは耳元で囁き抱きすくめる。 「アリオスさん・・・、だって、ご飯も作らないといけないし、お弁当も・・・。 学校遅刻しちゃうし…」 甘い懇願をされると、アンジェリークを大切に思っているアリオスは弱くて。 「そうか…。 アンジェ、”アリオスさん”は止めろ。ちゃんと”アリオス”って呼ばなきゃ、返事しねえからな?」 「うん…」 一度だけぎゅっとアリオスは甘い肢体を抱きしめた後、彼女に甘い甘いキスをする。 「あふ・・・」 アリオスのキスはいつも力強い。優しくもないが乱暴でもない。そう言葉でいえば-----情熱的。ということになるのだろうか。 舌で唇をこじ開け、口腔内に侵入しながら愛していく。 体の奥に眠っていた熱い感覚を呼び覚ますには、彼のキスほど最高のものはない。 大好きで堪らないアリオスだから、彼女は身体を簡単に開いてしまう。 彼以外の男性なら、こんなことは絶対にしない------- 「ふっ…」 たっぷりとキスされて、アンジェリークは甘い息を深く吐く。 「本当は、もっと一緒に寝ていたいがな…。これだから、月曜日は嫌なんだよ」 「うん、私も」 「なあ、俺の分も弁当作ってくれねえか? 一度おまえのメシ食ったら、コンビニ弁当は食えねえよ」 彼の胃袋にも満足してもらえたようで、アンジェリークは堪らなく嬉しかった。 「うん。頑張って作るわね」 アンジェリークはそう言うと、ベッドに下に落ちているバスローブを拾って、上掛けの中で着替える。 それが終わってようやく、ベッドから出ることが出来た。 アンジェリーク軽くシャワーを浴びた後、自分の部屋に戻ると、制服を着て身支度をする。 こうしていれば普通の女子高生だが、一旦これを脱ぐとただの恋する女になる。 「さてと! アリオスのためにご飯作らなきゃ!」 アンジェリークはうきうきとした気分でキッチンに向かった。 キッチンでことことと食事を作る音に幸せを感じながら、アリオスは暫くベッドの中で寝転んでいた。 今まで朝なんて煩わしいだけだったのにな…。 音一つだけでこんな幸せになれるなんてな… 自分の変わりように苦笑しながら、アリオスもベッドから出てバスルームに向かう。 彼の心も体も、この週末から満たされて、とても幸せな気分になっている。 一月といわずに永遠にそばにおいていてえ… このまま俺のものにしたい…。 この一月で必ず・・・ アリオスはシャワーを浴びながら、とても快適な気分を味わっていた。 「えっと、お弁当は完了…。 後は朝ごはんだけど・・、チーズオムレツとスープ、パン、サラダでいいかな」 先ずはアリオスのためにコーヒーを豆から挽く。 とてもいい香りがしてそれを楽しみながら、コーヒーを点てる。 彼はブラック、彼女はカフェオレ。 パンを焼いて、サラダも手早く作り、残りはアツアツのチーズオムレツだけ。 「これが一番難しいのよね〜」 だが料理の腕だけは磨いているので、アンジェリークはおいしそうなチーズオムレツを作り上げた。 「美味そうだな?」 いいにおいに誘われて、まだ着替えていないというのに、アリオスはタオル一丁の姿でキッチンに入ってきた。 振り返るなり、アンジェリークはその艶やかさに真っ赤になってしまう。 水が滴る髪はとても艶っぽくて、彼女は真っ赤になりながら、背中を向けてしまった。 その姿が可愛い。 制服に白いエプロンが眩しいぐらいに似合っていて、アリオスももう堪らなくなってしまう。 「アンジェ…っ」 「えっ、ああんっ!!」 いきなり彼に後ろから抱きしめられたかと思うと、キッチンのふちに手をつけさせられる。 「あっ、アリオスっ!」 スカートをめくり下着を脱がされると、直ぐに中心を撫でられた。 「はあんっ!」 花芯を指で弄られるだけなのに、蜜は止め処となく溢れてしまう。 「時間がねえからな…」 アリオスは言うと、いきなり濡れ始めたばかりの場所に熱いものを宛がってきた。 「あっ、あああんっ!!」 暑いもので揺さぶりをかけられ力強く突き上げられる。 愛し合い始めてからまだ僅かしかたってはいない。 だがアリオスは既にアンジェリークの身体を全て知り尽くしていた。 「おまえはどうしようもない媚薬だ」 「はああんっ!!!」 感じる場所を何度も突かれて、アンジェリークは腰を揺らして彼を締め付けることしか出来ない。 「あああっ!!!!」 彼はアンジェリークを突き上げて、高みへとともに舞い上がらせる。 朝のキッチン。 アリオスの熱いものを感じながら、アンジェリークは淫らにも嬌声を上げていた------ |
コメント
chatで生まれた、
「アリオスAV監督、アンジェ女優」物です。
甘い新婚さんのような同棲です。
いつまで続くのか(笑)