C'est Toi

16


 朝、気がつくと身体が酷く重かった。
 下半身は甘く鈍い痺れが起こり、どうしようもないほど疼いている。
 かたわらの時計をぼんやりと眺める。
 すると、既に八時を回っている。
「遅刻しちゃうっ!!」
 ばっと起き上がった瞬間、力強い手に腕を掴まれた。
「あっ・・・」
「今日は学校は休みだぜ? アンジェ」
 気怠げにシーツから出てくるアリオスは、とても艶やかで彼女は正視すら出来ない。
「うん・・・、有り難う」
 じっとこちらを見つめるアリオスのまなざしが酷くくすぐったい。
「綺麗だな、おまえ」
「あっ、私・・・」
 何も身に付けていない自分を急に意識をして、アンジェリークは真っ赤になって俯いてしまった。
 むき出しの白い胸が豊かに揺れる。
「あっ、朝ごはん、作りますね」
 ベッドサイドに置いていたネグリジェを彼女が取ろうとした瞬間、アリオスに身体を掴まれた。
「あっ!」
 そのまま背後から優しく抱き締められ、アンジェリークは甘く喘ぐ。
「まだ早いじゃねえか。もう少し寝てようぜ?」
「あっ、荷物を取りに行かなきゃ」
「そんなこと、すぐ出来る」
 ぎゅっと抱き締めたまま、アリオスは離そうとはしない。
「身体はどうだ?」
「えっ?」
 聞き返すと、アリオス不敵に笑い、一瞬、指で秘所を掠めた。
「あっ・・・」
「また濡れているみてえだぜ?」
「やだ・・・」
 恥ずかしそうに華奢な身体をさらに小さくさせる彼女が、アリオスには可愛くて仕方ない。
「痛いか?」
「ううん・・・、大丈夫です、ちょっと重いだけ・・・」
「そうか」
 天使の甘い肢体。それは、アリオスにとっては何よりもごちそうで。
「アンジェ」
 艶やかに名前を呼ばれた次の瞬間には、彼に白い胸を揉みしだかれていた。
「んっ・・・」
 首筋に唇を感じ、アンジェリークは身体を震わせ始める。
「おまえが可愛すぎるのがダメなんだよ・・・。またしたくなっちまった・・・」
「あっ、ああんっ!!」
 アンジェリークのマシュマロのような甘い身体を自分の背中で支えながら、片手で乳首を摘みあげた。
「はあんっ!!」
 アリオスの繊細な指は、そのまま熱い場所に伸びていく。
「いやんっ!」
 彼女のそこは既に熱く溶け切っていて、いつでも彼を迎え入れられた。
「朝からすげーな?」
「あっ、アリオスがそんなことするからっ!」
 息を乱し甘く抗議の声を上げるアンジェリークが愛らしくて堪らない。
「はあっ!」
 熱い花芯を掴まれた。
 強い震えと快楽。それらが一瞬にして全身を駆け巡った。
「ああっ!」
 嬌声を上げると共に、身体を優しくベッドに沈みこまされる。
「おまえは何でそんなに俺をかき立てる? 裸だけで、俺を勃たせるなんて、すげーよ」
「アリっ・・・!」
 朝一番の甘いキスを深く与えてやる。
 舌を絡ませ合い、お互いの熱い思いを確認した後、ようやく唇が離れた。
 お互いに深いキスを交わしたせいか、離れるときには糸が引く。
「”おはよう”のキスだぜ?」
「もう・・・」
「朝一番におまえを抱くことが出来るなんてな? 最高だぜ」
「アリオス・・・」
 既に熱くなり始めた白い肌に唇を寄せ、アリオスは深く味わっていく。
「んっ・・・! ああんっ!!」
 先程の愛撫ですっかり張り詰めた乳房に舌が這った。
「はっ、ああんっっ!!」
 つんと勃ち上がっている乳首をわざと避けて、舌は緩やかに愛撫を続ける。
「アリオス・・・っ!」
 焦らすように乳首を舌先で転がすように愛撫すると、アンジェリークの円やかな肌がぴくりと優しく震えた。
「アリオス・・・っ!!」
 かりっと甘く乳首を噛まれ、彼女は震えずにはいられなかった。
「んっ!?」
 甘く震えるアンジェリークは更に無意識にアリオスを感じた。
「はあんっ!!」
  あまりにもの繰り返す快楽に、アンジェリークは甘く危険な誘惑に溺れてしまいそうだった。
 舌先で両方の蕾をかりっと音を立てて噛まれて、アンジェリーク痛みと快楽を交互に受け、気が狂うほどに快感を感じた。
 快楽に身体が墜ちていくのが判る。
「あああっ!」
 体が炎のように熱くなってどうしようもなくなってしまう。
 指先で濡れた部分を撫でられる。
 それだけで体が開き、彼を求めてやまなかった。
 彼は足を大きく開かせると、その部分に顔を埋めてやる。
 溢れる箇所の蜜を舐め取ってやり、赤く膨らんだ花芯を舌で転がしてやる。
「はあ、ああ、あああんっ!」
 アンジェリークの腰が悩ましくも揺れる。
 この動きが、アリオスをどうしようもなく高まらせた。
「アリオス・・・っ!!」
 彼は顔を上げると、熱い場所に、同じ熱をもつものを一気に宛がった。
「はああっ!!!」
 この熱い空洞にぴったりと収まるのは彼の熱いものだけ。
「はああっ!」
 彼が腰を完全に進めてくると、アンジェリークカラは甘く満足げな溜息が出る。
「ああああんっ!」
 昨日が初めてだとは信じられないほど、アンジェリークは巧みに腰を揺すり、アリオスを締め付けた
「ああああっ!!!」
 彼が内壁を抉るように動くと、アンジェリークは嬌声を上げながらしっかりと締め付けていく。
「アリオスっ!!」
 何度もかき混ぜられ、揺さぶりを掛けられて、アンジェリークは体を震わせてしがみ付く。

 アリオスになら、何をされたって構わないわ…

「ああああっ!」
 ぐっと抉るように強く突き上げられ、彼女は意識を飛ばす。
「アンジェっ!!」
 アリオスもあまりにもの締め付けに息を震わせて、彼女を渾身で突き上げていく。
「あああああああっ!!!」
 何度目か判らない高みに、二人はともに上り詰めていった-------

コメント

chatで生まれた、
「アリオスAV監督、アンジェ女優」物です。
女性上位ちょっぴん。
朝から元気なアリサンです。
彼とアンジェが余りにも何度も、私の意思を無視してやるので(笑)
物語が進みません(笑)