C'est Toi

14


 深く、深くキスをされる。
 ぎこちない動きだったアンジェリークの舌が、慣れてきたのかアリオスに応えるようになる。
「んっ、はあっ」
 熱が高まり、お互いに唇を貪るように求めた。
 お互いの愛情を貪るように求め合い、絡ませあう。
 それは何よりも崇高な儀式の色合いすらある。
「アンジェ・・・」
 甘いキスの後も、お互いに離れがたく、唾液で濡れた唇の周りを舐め合う。
「おまえ最高だぜ?」
「あっ・・・」
 アリオスの唇は、白い首筋を甘く吸い上げ、彼女を求めて止まない。
 先程つけた赤い所有の痕が蘇り、鮮烈な色を得た。
 それが彼にとっては、何よりもの誇りとなる。
「んっ、ああっ・・・!」
 強く吸い上げられると、とたんに、アンジェリークに感覚が戻ってきた。
 もどかしくも甘い切ない感覚が。
 再び情熱を帯び始めたアンジェリークを、アリオスは肌で感じていたくて、衣服を脱ぎ捨てる。
 絹すれの音が、お互いの距離をもっと近づけてくれるように、彼女は感じずにいられなかった。
「今夜から俺は”おまえ専用”だ。誰とも寝ねえよ」
「嬉しい・・・!」
 もっと熱を煽りたくて、彼女の乱れた姿がみたくて、アリオスは、豊かな実りが約束されているアンジェリークの胸を、中央に寄せるように揉みこんでいく。
「あっ! アリオスっ!!」
 胸の柔らかさに溺れながら、アリオスは彼女の胸をしっかりと揉み込む。
「おまえのは最高だぜ? アンジェ?」
 胸に顔を埋めると、柔らかな肌触りや感触に、アリオスは溺れた。
「あっ、アリオスっ・・・!!」
 顔を埋め、その柔らかな感覚を楽しみながら、彼は舌で滑らかに肌を味わう。
 白い肌にも滑らかな肌触りにも、全てにおいて「完璧」と思わずにはいられなかった。
「アリオスっ・・・!」
 舌で胸の隅々までを愛撫されて、アンジェリークは何度となく乱れてしまう。
「こんなに・・・、何度も・・・、あなたに・・・、抱かれたいと思うなんて・・・っ! 私、ヘン?」
「ヘンじゃねえよ? 俺だっておまえの身体は何度だって”おかわり”したいと思うぜ?」
「うん・・・!!」
 勃ちあがった乳首をきゅっと指で音を立てて捻られた。
「はあんっ!!」
 身体が震え、アリオスの肩にすがりつく。
「んっ・・・!」
 彼の唇が、アンジェリークの乳首を捕らえる。
 強く吸い上げられて、アンジェリークはめまいを感じてしまう。
「あっん!」
 アリオスによって、感覚を開拓されたアンジェリークは、息を早く乱して、悶えた。
 音を立てて吸いながらも、アリオスの手は、巧みに胸を揉み込んでいく。
「あっ! ああっ!!」
 首筋を逸らせて、アンジェリークは、無意識に嬌声を上げていた。
「あっ・・・」
 胸を張り詰めるまで揉みしだきながら、アリオスは、完璧に勃ちあがった乳首を舌先で転がす。
 ほんの少し触れただけなのに、彼女の乳首は敏感に震え、”感じる”ことを、全身に伝えた。
「んっ、ああっ!!」
 アリオスが好きな彼女の艶めいた声がベッドルームに響く。
「これから、毎晩、声を聞かせてくれよ?」
「ああっ! アリオスさんっ!」
 アリオスに胸を攻め立てられれば攻め立てられるほど、甘い声が嬌声になった。
 アリオスの唾液だらけになった乳首から、彼の口は離れ、平らな腹部に舌が這い回る。
「んっ・・・!」
 臍の穴まで綺麗に舐められれば、アンジェリークの身体は何度となくベッドから飛び上がってしまった。
「あっ!!」
 休む間もなく、彼の美しい指先が、濡れた茂みを手のひらでマッサージをし始める。
 焦らすように円を描いた後、指はゆっくりと秘所を捕らえる。
「あっあああ!!」
 既に濡れたそこは、指を差し入れるだけで、湿った音を出していた。
 熱い蜜が容赦なくアンジェリークの指先を濡らす。
「はあんっ!!」
 襞をかき分けた後、アリオスは花芯を強く擦り込んでいく。
 触れられるだけで感じてしまうのに、その上刷られてしまうと、熱の平衡感覚を失ってしまうのではないかと思ってしまう。
「あっ、ああんっ」
 スピードと強弱をつけた愛撫に、アンジェリークは何度も身体をのけ反らせ、彼にすっかり溺れた。
 熱が、身体貪っていくのが判る。
 アリオスが与えてくれるこの感覚なら、永遠に溺れていてもかまわないとすら、アンジェリークは思っていた-----

 アリオス…。
 あなたなら、私は狂ったって、構わないのよ…?

 まっているのは、熱く甘い狂喜の瞬間だけ…。


コメント

chatで生まれた、
「アリオスAV監督、アンジェ女優」物です。
アリオスさんの本番はこれからです。
がんばれ〜!!!
アンジェちゃん、いつもご苦労様です〜。