目を開ければ、目の前にアリオスがいて、じっとこちらを見つめているのが判る。 「あっ、エンペラー・・・」 「アンジェ」 アリオスは瞼にキスをすると、ぎゅっと彼女を抱き締めてくる。 初めてを捧げてくれた彼女が可愛くてたまらない。 きっと勇気がいったに違いないのに、彼女は全てを捧げてくれた。 これ以上のものはないとばかりに、彼は愛しさを爆発させる。 薄型安全ゴムはあといくつあったけな・・・。 アリオスはすっかり夢中になってしまった、アンジェリークの砂糖菓子のような肢体を見つめ、邪な考えを思い浮かべる。 何発でも出来るぜ? 「あっ、アリオスさん・・・、オーディションは・・・?」 「まだ終わっちゃいねえよ? おまえが、俺のセックスに何発相手が出来るか、見極めないとな?」 ニヤリと良くない微笑みを浮かべられて、アンジェリークは頬を紅に染め上げた。 「アリオスさん・・・」 「まだまだだぜ? アンジェ・・・」 きつく彼女を抱きすくめる。 アリオスは、そのまま、甘い愛の戦慄を刻み始めた。 最初からゆっくりと。 「あっ、ああ・・・」 二度目、三度目と繰り返す度に、彼女は愛し合うことへのぎこちなさがなくなっていく。 「アリ・・・オスっさん・・・!」 甘い声と、徐々に馴れていく締め付けに、彼は息を乱した。 すればするほど、彼女の身体に溺れてしまう。 彼女は、アリオスの指先が奏でる官能の音楽に、もう、彼以外には愛されたくないと感じる。 「アリオスさん、 ああんっ!」 指先から、アロマな波が出ているのではないかと、アンジェリークは思う。それほど彼は気持ちよくて、安らぎをくれる。 「はああっ!」 秘所の濡れて輝く真紅の蕾を、アリオスは摘んだり、擦ったりした。 時には少しざらついた舌で攻められて、彼女は何度も身体をのけ反らる。 指と舌で散々愛撫されて、アンジェリークははじめてなのに、アリオスの十八番”潮吹き”までも経験した。 攻める度に敏感になる肌。 「あっん・・・」 黄金のフィンガーテクニックに踊らされ、アンジェリークは、身体を何度も跳ね上げさせた。 「んっ・・・!!!」 胸も秘所の蕾も、その全てが彼のテクニックに溺れていた。 何度快楽の扉を叩いたであろうか。 アンジェリークは、指と舌のテクニックと、アリオスに侵入される度に、天国に向かう。 「あっ、ああ・・・」 甘い声と、抱く度に魅力的になる肢体に、アリオスは夢中になってむさぼりつくした。 やっても、やってもやりたりねえな・・・。 アリオスは攻めまくる。 アンジェリークがぐったりとなるまで、アリオスは攻めた。 ベッドの周りには、生々しい愛し合った跡が残ってる。 「アリオス・・・、さん…もう・・・、だめ・・・」 アンジェリークは、息を乱して、半分意識を飛ばしている。 「壊れちまえよ・・・」 「んっ、ああっ!」 シーツをぎゅっと握った瞬間、アンジェリークは、そのまま意識を飛ばし、ぐったりとなった。 「アンジェ、無理させちまったみてえだな・・・」 気絶した彼女の目もとにキスをすると、アリオスは華奢な身体を抱き締める。 「最高だったぜ?」 彼女にキスをした後、ベッドから出ると、アリオスは電話を手にとり、内線をかけた。 「俺だ。アンジェのワンピースを三枚ぐらいと、下着三日分とパジャマを買っておいてくれ。至急だ」 「判ったわ。じゃあ彼女は最終審査に行くのね?」 電話に出たリモージュはとても嬉しそうだ。 「ああ。戸締まりは俺がするから、おまえらもう帰っていいからな?」 「はい」 内線を切ると、アリオスは先にシャワーを浴びにバスルームへと入った。 本当は一緒に入りたいのが山々だが、疲れてぐったりときている彼女を、これ以上負担をかけたくなくて、そっとしておいてやる。 シャワーを浴びながら、アリオスはこれほど充実感を得られたのは、かつてないような気がしていた。 身体の隅々までもが、充足しているのを感じる。 シャワーのお湯がとても心地好い。 風呂なら、また一緒に入れるからな・・・。 汗をさっぱりと流した後、ローウ゛を羽織り、再びアンジェリークが眠るベッドに腰掛ける。 ったく罪な女だぜ? 俺の心を簡単に狂わせてしまう・・・。 栗色の髪を撫でながら、アリオスは愛しげに目を細めた。 「んっ・・・」 僅かに瞼を動かし、彼女はゆっくりと目を開ける。 「アリオスさん・・・」 うっとりと見つめる彼女は、とても艶やかにアリオスには映り、華奢な体をぎゅっと抱きしめてやった 「アンジェリーク、ご苦労だったな?」 頬にキスを送ると、彼は甘く囁き、耳朶を軽く噛む。 「アリオスさん、私は・・・」 「第二次審査は合格だ」 真っ赤に顔を染めながら、彼女ははにかむような喜びの表情を浮かべた 彼は彼女の身体を優しく起こしてやり、額に唇を寄せる。 「シャワー浴びてさっぱりしてこい?」 「はい・・・。あっ、バスルームは?」 「部屋を出て右側の擦りガラスのドアの向こうだ」 「有り難うございます・・・」 立ち上がろうとして、アンジェリークは足をもつれさせる。 「きゃっ・・・」 アリオスは倒れそうになった彼女を、腕で捕らえ、支えた。 「あっ、有り難う・・・」 「大丈夫か?」 アンジェリークは真っ赤になると、俯く。 「・・・だって、足の付け根が痺れてて、上手く歩けないんです・・・」 可愛らしく、また自らのせいでそうなったことへ、アリオスは誇らしく思う。 「だったらバスルームに連れていってやるよ?」 「あっ」 そのまま抱き上げられて、アンジェリークはバスルームへと運ばれた。 |
コメント
chatで生まれた、
「アリオスAV監督、アンジェ女優」物です。
ははははは。
中々オーディション本編に進みません(笑)
今頑張ってます、アリオスさん。
これからまだまだ頑張ります。
お風呂は行ってから、次の審査です。
素人相手に何やってるんでしょうか(笑)