BE MY WIFE

Chapter7


 夕方アンジェリークは少し疲れたのか、アリオスの腕の中で、疲すようにまどろみに揺れていた。
「アンジェ、辛かったか? 身体・・・」
「大丈夫・・・」
 夕方、ビーチでも求められて、ぐったりとしていたが、心は充実していた。

 私って運が良かったのかな・・・。政略結婚のはずなのに、彼をどんどん好きになれるなんて・・・。

「アンジェ、そろそろ晩飯だ。ここのバルコニーに運んでくるように、言ってあるから、準備するぜ」
「うん」
 彼の腕の中は、とても心地が良くて、アンジェリークは少し残念なような気がしていた。
 ベッドから起き上がって、アンジェリークは軽く身支度をする。それを横目で見ながら、アリオスに、再びむらむらが襲う。
「アンジェ・・・」
 サマードレス姿の彼女を、背後から抱きすくめて、耳元に唇を寄せた。
「やっ、あん・・・」
「綺麗だな? 色っぽいぜ?」
 舌で耳の渦巻きを舐められて、アンジェリークはゾクリとする。
「可愛いな? おまえ・・・」
「アリオス・・・、お食事が・・・!」
 息を乱しながら、アンジェリークは何とか彼を諭した。
 ドアがノックする音がこだまする。
「しょうがねえな。アンジェ、後でたっぷりな?」
「うん・・・」
 真っ赤になって答える彼女の初々しさが、アリオスには堪らなく可愛かった。

 夕食は、地元で取れた海の幸を中心とした豪華なものだった。
 ふたりっきりの食卓だったせいもあり、甘い雰囲気が漂っている。
 彼女にとって、アリオスの世話をしたり、されたりが、とても嬉しかった。
 新婚さん恒例の、゛食べさせあい"というのも二人はしている。


 夕食も終わり、ふたりはバルコニーに出て、夜風を浴びながらリラックスしていた。
「ごはんおいしかったわね」
 彼女の華奢な腰を抱きながら、アリオスは喉を鳴らして笑う。
「クッ確かに美味かったよな。だけどもっと美味いものが目の前にあるぜ?」
 そのままアリオスの顔が近付いてきて、唇を重ねてくる。
 何度かお互いに啄むようなキスを繰り返した後、深いキスになる。
 互いの思いをむさぼった後、ようやく激しいキスが終わり、アリオスから唇が離された。
「風呂に入るぞ」
「やんっ!」
 そのまま抱き上げられて、アンジェリークはバスルームに運ばれた。
 ワンピースを脱ごうとして、アリオスに制される。
「俺が脱がす」
「はい・・・」
 真っ赤になりながら頷く彼女に、アリオスは頬にキスを贈る。

 アンジェは本当に可愛い・・・。
 女をこんなに可愛いと思ったのは初めてだ・・・。
 俺の一目惚れセンサーが正しい証拠だな?
 帰国したら、全部の女と手を切らなきゃな・・・。
 その価値があるし、アンジェを傷つけたくねえし・・・。

「アンジェ・・・」
 潤んだ瞳を彼女はうっとりと彼に向けている。背中のファスナーが下ろされ、アンジェリークの白い肌が夕焼け色に染まる。
 ワンピースが衣擦れの音を立てて滑り落ちたとき、アリオスは息を飲んだ。
「下・・・、着けてねえのか・・・」
「だって・・・痺れてて上手く履けない・・・」
 アンジェリークは真っ赤になって顔を隠す。
 それがまたアリオスをそそる。
「あっ・・・」
 そのまま抱き寄せられて、甘い声を上げる。
「どれぐらい痺れている?」
 指をすっと延ばされて、そこは既に熱くなり始めていた。
「あっん!」
 すでに熱くなったそこは、湿った音が響く。
「良い濡れ具合だな? しっかり可愛がってやるよ」
「ああっ!! ああんんっ!」
 アリオスはゆっくりと秘所を撫でながら、突起を充分に愛してやる。
「はあああっ!」
 溶けきった彼女の蜜壷から、泉のように淫らな蜜が流れてゆく。
「飲みたい・・・」
「ああんっ!」
 そのままアリオスは下へ下へと降りてゆき、彼女の少し硬い太腿をマッサージして、足を開けさせた。
「最高の美酒だぜ?」
「いやああんっ!」
 喉を鳴らしながら、アリオスは音をたてて蜜を吸い上げる。
 アンジェリークは全身に震えが怒ってしまって、もう立っていられなくなる。
 アリオスの肩を何とか掴んで、自らの身体を支える。
「ああああっ!」
 思考が麻痺してしまう。
「ああああっ!」
 そのまま、深い場所にアリオスの細くて長い指を突き入れられて、出し入れを繰り返されながら、感じる場所を引っ掛けられる。
 胎内をかき混ぜられて、ついでに意識もかき混ぜられる。
「あああっっ!」
 中心に歯を当てられて後キ、敏感になった底は悲鳴を上げて、アンジェリークは腰から崩れ落ち、一瞬、気を失った。
「おっと」
 アリオスはアンジェリークを受け止め、ぎゅっと抱きしめてやった。
「あっ・・・」
 意識はすぐに戻ってきた。
 彼女が目そ開けると、アリオスは、蜜だらけの指を胎内から抜いて、官能的に舐め上げる。
「あっ・・・!」
 アンジェリークは甘い声を上げながら、すっかり力が抜けてしまって、アリオスに支えられて、やっと立っている状態だ。
 片手で彼女を支えつつ、アリオスは胸の下着を外して、素肌にした。
「支えておいて欲しいか?」
 真っ赤になって子供のように彼女は頷いた。
「俺が脱ぎ終わるまで待ってろ」
 さらに頷く彼女が可愛いい。
 アリオスは、アンジェリークを支えながら、着ているものを全部脱ぎ捨て、彼女を軽々と抱き上げ、浴室へと入った----
TO BE CONTINUED…

コメント

「顔を知らないままに、アリオスと結婚をしたアンジェリークの物語です」
新婚さんには一緒にお風呂は定番です・・・。
前戯で終わってしまったね。
ごめん、アリオス(笑)