美しい夕日が、遠くに沈んでいくのが判る。 だが、アンジェリークの瞳に映るのは、銀の髪をした艶やかな青年の欲望に満ちた異色の瞳だけ。 「あっ!」 乱された白い肌を優しく滑っていく。 「おまえの肌が滑らかで綺麗だから、砂も零れていく」 「アリオス・・・」 瞳が真っ赤に欲望に満ちた光を放ち始める。アンジェリークは、アリオスを求めるように彼を引き寄せた。 「ね、キスして・・・」 甘ったるい声に、彼は満足そうに喉を鳴らす。 「そういうことなら、大歓迎だ」 アンジェリークの体を起こして、アリオスは口づける。 自ら望んだせいか、彼女はかなり積極的で。 重なり合った唇は、啄むようなものから、奪うようなものに変わって行く。 「んっ・・・」 互いの舌を絡ませ合って、愛撫をし合う。 それだけでもアンジェリークは心を潤ませ、体を震わせた。 その間も、彼の手は彼女の体を這い回る。 白いワンピースは上半身だけが脱がされ、胸の鍵が取り払われた。 唇を離されてもなお、アンジェリークは、アリオスの唇に釘付けになっている。 「アリオス・・・」 艶やかな瞳で彼を誘う姿は、女神そのもの。 露わになった白い胸も、美しい以外の言葉が見つからない。 アリオスはその姿に、しばし見惚れる。 「おまえは何でそんなに綺麗なんだ」 胸に顔を埋め、アリオスは果実を貪った。 「んっ、ああっ!」 しっかりと抱き締めながら、アリオスはその胸を噛む。 全身に電流が走ったように、アンジェリークは体をのけ反らせる。 片手で彼女の体を支えながら、その胸を強く鷲掴みにする。 「アリオスっ!」 首を振りながら悩ましげな声を上げる彼女に、アリオスはさらに高まりを覚える。 蕾を口に含んでやるだけで、ぴくりと体は跳ね上がる。 舌先で、蕾を出したり沈めたりを繰り返し、その間ももうひとつの胸の蕾も同じように指先でしてやる。 それだけで、彼女の蜜は大量にあふれだし、べっとりとなって、秘所に絡みつき刺激する。 「あんっ!」 胸をまるで子供のように吸い上げられ、アンジェリークの腰は淫らにも揺れる。 「何だ、もう感じてるのか?」 「だって・・・」 「何度でもしてやるからな」 甘い淫らな囁きにも、アンジェリークは体を潤ませる。 「はあっ!」 彼の唇に胸を押しつけ、その髪を梳く。 「アリオス、私…変かな?」 息を乱しながら、アンジェリークは訊いてくる。 「何故?」 「だって、昨日、初めてだったのに・・・、こんなに・・・っ!」 初々しい恥じらいが、アリオスには新鮮で。 「変じゃねえよ。おまえは最高だ」 「最高?」 「ああ」 軽く唇をキスをしながら、彼の手は足を這い始める。 すべすべとした足の感触に、彼は溺れる。 太股に手が掛かったとき、アリオスは湿った感触ににやりとした。 「アンジェ、そうとう感じてるな?」 「やん、言っちゃヤダ・・・」 「恥ずかしがるなよ? 良いことなんだからな?」 「良いこと?」 「最高にな?」 指で蕾を押し開かれ、風に曝されて、開放感に満ちあふれる。 「アリオス」 満足そうな溜め息が、アンジェリークから漏れる。 波が足下によってきてひんやりとして気持ち良い。 遠くに白き砦が波に寄せられている。 アンジェリークは、アリオスの愛撫に夢中になっていて、気がつかない。 秘所をついっと撫で、宝石を指で摘み上げる。 「あっ!」 全身に震えが起こり、アンジェリークはアリオスにさらに体を押しつけた。 「んっ・・・!」 指を胎内に侵入させながら、アリオスの唇はゆっくりと腹部をはい回る。 「あっあん」 回数を重ねるごとに艶やかになる甘い喘ぎ声に、アリオスは夢中になってしまう。 くいっと胎内の内側を引っ掛ければ、アンジェリークのそこは彼の指を強く締め付ける。 「あっ!」 突然指を抜かれて、アンジェリークは名残惜しげに声を上げた。 「もっと良くしてやるから」 「アリオス・・・」 中途半端な状態で離されてしまい、アンジェリークは恨めそうに彼を見つめる。 一度火の付いた体は、快楽をむさぼらずにはいられない。 アリオスはアンジェリークに宥めるようなキスをした後、彼女を抱き起こした。 アンジェリークの後ろに回り、首筋に唇を落としながら、胸を揉みしだく。 そしてもう一方の手は。 「あんっ!」 秘所に侵入し、ゆっくりと胎内をまさぐる。 「脚開けよ」 「あっん!」 それは呪文。どうしようもない快楽が待っている証。 アンジェリークは迷わずに脚を開いた。 「ああんっ!」 アリオスの長い指先が、さらに深いところに侵入した。 指の数を増やされて、アンジェリークは、さらに激しく喘ぐ。 胸と秘所を同時に攻められて、彼女は意識の半分を飛ばす。 腰が揺れ、アリオスを深く求める。 「やああっ!」 胎内をまさぐられながら、親指で蕾を刺激されて、アンジェリークは肩を震わせて泣く。 「やあああっ!」 大きな嬌声と共に、アンジェリークはぐったりとアリオスに凭れかかった。 アリオスはぐったりとなったアンジェリークを再び横たえると、今度は前に回って脚を大きく開かせる。 そこに顔を埋め、溢れている蜜を舐めとる。 「あっああ!」 意識が戻った瞬間、全身を貫く電流の激しさに、彼女はさらに溺れる。 舌先で宝石を転がしながら、蜜を音を立てて舐めとられて、アンジェリークは激しい快楽と、どうしようもないほどの欲望を感じた。 アリオスに満たして欲しくてたまらない。 さらに腰を押しつけ彼を煽る。 「お願い、アリオス・・・っ! して!」 初めての彼女からの誘い。 アリオスはどうしようもないほど彼女が可愛くて、愛しくて堪らなくなり、その身体をきつく抱きすくめる。 「アンジェ…、おまえが望むんなら何だってしてやるさ」 「ああっ!!」 アリオスはアンジェリークの脚を大きく開かせる。 そして膝を立てて、秘所が大きく道を開く。 そこからさらに蜜が流れ出して止まらない。 「はああっ! くっ」 彼女の狭いそこは、彼が入ってくるたびに、あまりにもの大きさに一瞬苦しくなる。 だがその大きさにも少しずつなれ、徐々に強く締め付けてゆく。 「ああっ!」 彼が完全に入りきると、漏れるのは満足げな嬌声。 「アリオスっ! 大好きっ!」 無意識に少女から漏れる愛の言葉に、アリオスはさらに彼女を強く抱いた。 「アンジェっ!!」 一目で欲しかった相手の情熱的な一言に、アリオスは、盛り上がる。 彼女を最高に歓ばせたくて、子宮の少し手前の、彼女が最も感じる場所を自らの熱いもので擦ってやり刺激を与え、唇は胸の蕾を吸い上げ、指は…。 「あああっ!」 指は秘所の蕾を強く摘まんで刺激していた。 「ああっああっああんっ!!」 三箇所を同時に攻め込まれて、アンジェリークはもうお手上げだった。 何も考えられず、ただ彼を離さないように締め付け、腰を淫らに振るだけ。 栗色の髪は乱れ、行きは激しくなっている。 「アリオス、アリオス、大好き!!!」 「アンジェ!!」 強くこすられる。 目の前の視界が曇って見えるは明るいパラダイス。 波が二人の足を洗う。 「あああああっ! アリオス!!!!!!」 アンジェリークにお体が小刻みに痙攣を起こし、アリオスは彼女が求めているものを感じ取る。 「アンジェ!!!」 「はあああんんんっ!!!!」 アリオスが彼女の胎内に勢い良く熱い飛沫を放出した瞬間、アンジェリークは震えながら彼の腕の中で崩れ落ちた。 夕日がまもなく沈もうとしていた----- |