BE MY WIFE

Chapter6


 美しい夕日が、遠くに沈んでいくのが判る。
 だが、アンジェリークの瞳に映るのは、銀の髪をした艶やかな青年の欲望に満ちた異色の瞳だけ。
「あっ!」
 乱された白い肌を優しく滑っていく。
「おまえの肌が滑らかで綺麗だから、砂も零れていく」
「アリオス・・・」
 瞳が真っ赤に欲望に満ちた光を放ち始める。アンジェリークは、アリオスを求めるように彼を引き寄せた。
「ね、キスして・・・」
 甘ったるい声に、彼は満足そうに喉を鳴らす。
「そういうことなら、大歓迎だ」
 アンジェリークの体を起こして、アリオスは口づける。
 自ら望んだせいか、彼女はかなり積極的で。
 重なり合った唇は、啄むようなものから、奪うようなものに変わって行く。
「んっ・・・」
 互いの舌を絡ませ合って、愛撫をし合う。
 それだけでもアンジェリークは心を潤ませ、体を震わせた。
 その間も、彼の手は彼女の体を這い回る。
 白いワンピースは上半身だけが脱がされ、胸の鍵が取り払われた。
 唇を離されてもなお、アンジェリークは、アリオスの唇に釘付けになっている。
「アリオス・・・」
 艶やかな瞳で彼を誘う姿は、女神そのもの。
 露わになった白い胸も、美しい以外の言葉が見つからない。
 アリオスはその姿に、しばし見惚れる。
「おまえは何でそんなに綺麗なんだ」
 胸に顔を埋め、アリオスは果実を貪った。
「んっ、ああっ!」
 しっかりと抱き締めながら、アリオスはその胸を噛む。
 全身に電流が走ったように、アンジェリークは体をのけ反らせる。
 片手で彼女の体を支えながら、その胸を強く鷲掴みにする。
「アリオスっ!」
 首を振りながら悩ましげな声を上げる彼女に、アリオスはさらに高まりを覚える。
 蕾を口に含んでやるだけで、ぴくりと体は跳ね上がる。
 舌先で、蕾を出したり沈めたりを繰り返し、その間ももうひとつの胸の蕾も同じように指先でしてやる。
 それだけで、彼女の蜜は大量にあふれだし、べっとりとなって、秘所に絡みつき刺激する。
「あんっ!」
 胸をまるで子供のように吸い上げられ、アンジェリークの腰は淫らにも揺れる。
「何だ、もう感じてるのか?」
「だって・・・」
「何度でもしてやるからな」
 甘い淫らな囁きにも、アンジェリークは体を潤ませる。
「はあっ!」
 彼の唇に胸を押しつけ、その髪を梳く。
「アリオス、私…変かな?」
 息を乱しながら、アンジェリークは訊いてくる。
「何故?」
「だって、昨日、初めてだったのに・・・、こんなに・・・っ!」
 初々しい恥じらいが、アリオスには新鮮で。
「変じゃねえよ。おまえは最高だ」
「最高?」
「ああ」
 軽く唇をキスをしながら、彼の手は足を這い始める。
 すべすべとした足の感触に、彼は溺れる。
 太股に手が掛かったとき、アリオスは湿った感触ににやりとした。
「アンジェ、そうとう感じてるな?」
「やん、言っちゃヤダ・・・」
「恥ずかしがるなよ? 良いことなんだからな?」
「良いこと?」
「最高にな?」
 指で蕾を押し開かれ、風に曝されて、開放感に満ちあふれる。
「アリオス」
 満足そうな溜め息が、アンジェリークから漏れる。
 波が足下によってきてひんやりとして気持ち良い。
 遠くに白き砦が波に寄せられている。
 アンジェリークは、アリオスの愛撫に夢中になっていて、気がつかない。
 秘所をついっと撫で、宝石を指で摘み上げる。
「あっ!」
 全身に震えが起こり、アンジェリークはアリオスにさらに体を押しつけた。
「んっ・・・!」
 指を胎内に侵入させながら、アリオスの唇はゆっくりと腹部をはい回る。
「あっあん」
 回数を重ねるごとに艶やかになる甘い喘ぎ声に、アリオスは夢中になってしまう。
 くいっと胎内の内側を引っ掛ければ、アンジェリークのそこは彼の指を強く締め付ける。
「あっ!」
 突然指を抜かれて、アンジェリークは名残惜しげに声を上げた。
「もっと良くしてやるから」
「アリオス・・・」
 中途半端な状態で離されてしまい、アンジェリークは恨めそうに彼を見つめる。
 一度火の付いた体は、快楽をむさぼらずにはいられない。
 アリオスはアンジェリークに宥めるようなキスをした後、彼女を抱き起こした。
 アンジェリークの後ろに回り、首筋に唇を落としながら、胸を揉みしだく。
 そしてもう一方の手は。
「あんっ!」
 秘所に侵入し、ゆっくりと胎内をまさぐる。
「脚開けよ」
「あっん!」
それは呪文。どうしようもない快楽が待っている証。
 アンジェリークは迷わずに脚を開いた。
「ああんっ!」
 アリオスの長い指先が、さらに深いところに侵入した。
 指の数を増やされて、アンジェリークは、さらに激しく喘ぐ。
 胸と秘所を同時に攻められて、彼女は意識の半分を飛ばす。
 腰が揺れ、アリオスを深く求める。
「やああっ!」
 胎内をまさぐられながら、親指で蕾を刺激されて、アンジェリークは肩を震わせて泣く。
「やあああっ!」
 大きな嬌声と共に、アンジェリークはぐったりとアリオスに凭れかかった。
 アリオスはぐったりとなったアンジェリークを再び横たえると、今度は前に回って脚を大きく開かせる。
 そこに顔を埋め、溢れている蜜を舐めとる。
「あっああ!」
 意識が戻った瞬間、全身を貫く電流の激しさに、彼女はさらに溺れる。
 舌先で宝石を転がしながら、蜜を音を立てて舐めとられて、アンジェリークは激しい快楽と、どうしようもないほどの欲望を感じた。
 アリオスに満たして欲しくてたまらない。
さらに腰を押しつけ彼を煽る。
「お願い、アリオス・・・っ! して!」
 初めての彼女からの誘い。
 アリオスはどうしようもないほど彼女が可愛くて、愛しくて堪らなくなり、その身体をきつく抱きすくめる。
「アンジェ…、おまえが望むんなら何だってしてやるさ」
「ああっ!!」
 アリオスはアンジェリークの脚を大きく開かせる。
 そして膝を立てて、秘所が大きく道を開く。
 そこからさらに蜜が流れ出して止まらない。
「はああっ! くっ」
 彼女の狭いそこは、彼が入ってくるたびに、あまりにもの大きさに一瞬苦しくなる。
 だがその大きさにも少しずつなれ、徐々に強く締め付けてゆく。
「ああっ!」
 彼が完全に入りきると、漏れるのは満足げな嬌声。
「アリオスっ! 大好きっ!」
 無意識に少女から漏れる愛の言葉に、アリオスはさらに彼女を強く抱いた。
「アンジェっ!!」
 一目で欲しかった相手の情熱的な一言に、アリオスは、盛り上がる。
 彼女を最高に歓ばせたくて、子宮の少し手前の、彼女が最も感じる場所を自らの熱いもので擦ってやり刺激を与え、唇は胸の蕾を吸い上げ、指は…。
「あああっ!」
 指は秘所の蕾を強く摘まんで刺激していた。
「ああっああっああんっ!!」
 三箇所を同時に攻め込まれて、アンジェリークはもうお手上げだった。
 何も考えられず、ただ彼を離さないように締め付け、腰を淫らに振るだけ。
 栗色の髪は乱れ、行きは激しくなっている。
「アリオス、アリオス、大好き!!!」
「アンジェ!!」
 強くこすられる。
 目の前の視界が曇って見えるは明るいパラダイス。
 波が二人の足を洗う。
「あああああっ! アリオス!!!!!!」
 アンジェリークにお体が小刻みに痙攣を起こし、アリオスは彼女が求めているものを感じ取る。
「アンジェ!!!」
「はあああんんんっ!!!!」
 アリオスが彼女の胎内に勢い良く熱い飛沫を放出した瞬間、アンジェリークは震えながら彼の腕の中で崩れ落ちた。
 夕日がまもなく沈もうとしていた-----
TO BE CONTINUED…

コメント

「顔を知らないままに、アリオスと結婚をしたアンジェリークの物語です」
やっぱり裏はいい…。
書くとストレス解消になるかも…