BE MY WIFE

Chapter3


 ひんやりとしたシーツの上に寝かされて、アンジェリークは僅かに身体を震わせる。
 彼女を組み敷いてきたアリオスに、不安げな眼差しを送る。
「大丈夫だ。俺に任せておいてくれれば良い・・・」
 僅かに口角を上げて笑う彼に、彼女は安心したように軽い微笑みを返した。

 私…。
 この人に触れられたいって思ってる…。

「怖がることはねえよ・・・」
「はい・・・」
 軽く甘いキスをして、アリオスはぎゅっと包み込むように、アンジェリークの甘く華奢な身体を抱き締めた。
「あ・・・」
 頬を染め、潤んだ瞳で見つめれば、アリオスの唇が降りてくる。
 しっとりと侵入してきたそれは、何も知らない彼女の蜜の味がする唇を、優しく包み込む。
 最初はぎこちなかった彼女の唇が、徐々に彼のそれに応えていった。
 舌がゆっくりと唇をなぞる。
 そこから腔口内に侵入し、余す事なく愛撫を繰り返した。
「んっ・・・」
 どちらの唾液か判らないもので、二人の口の周りは濡れて光る。
 アリオスが彼女のそれを舌で丹念に舐めとると、アンジェリークも震える手でアリオスを引き寄せ、彼のそれを舐めた。
「アンジェリーク・・・」
 彼女の手を優しく取ると、その白い手に唇を落とした。
「おまえは最高だ・・。調教のしがいがある・・・」
 低く甘い声を囁かれるだけで、アンジェリークの心は潤む。
 さらに彼の異色の瞳のきらめきが、彼女を魅了して離さない。
「可愛いなおまえは・・・」
 アリオスは、アンジェリークの白い首筋にゆっくりと唇を落としながら、ローウ゛に手を侵入させていく。
 アンジェリークは、素直に、アリオスに言われた通り、下には何も身に付けてはいなかった。
 それが益々アリオスには好ましい。
「おまえの肌はすべすべしていて綺麗だ・・・」
「あっ・・・」
 ローウ゛が、まずは胸元まで下ろされる。
 白く豊かな形の良い胸が露わになり、その美しさにアリオスは息を飲んだ。
 彼女はまさに理想的な胸をしていた。形と言い、大きさ、その蕾さえも「完璧」と言っても良い。
 アリオスは、その美しさに溺れてしまう。
「あまり見ないで・・・。恥ずかしい・・・」
 とうとう彼の視線をはにかんだように逸らす。その反応がまた可愛い。
「恥ずかしくなんかねえよ。おまえは今までで一番綺麗だ・・・」
「あっ!」
 ゆっくりと両方の手で包み込むように優しく揉みしだかれて、アンジェリークは小刻みに体を震わせる
 唇を噛み締め、快楽に溺れないようにしがみついている姿が悩ましくみえる。
「んっ・・・!」
「我慢するなよ? 気持ち良ければ素直に感じろ」
「はあっん」
 甘い快楽の声を聞きながら、その柔らかな感触に、アリオスは溺れてしまう。
 アンジェリーク以外は何も考えられない。
「アンジェリーク」
 欲望の入り交じったかすれた低い声で名前を呼ばれ、アンジェリークは心を潤ませた。
「”アンジェ”って呼んで・・・アリオス」
「アンジェ」
 名前を呼んだ後、彼は蕾をきゅっと摘む。
「あっああ!」
 ふるりと全身を揺らす彼女が、アリオスには可愛くてたまらない。
 指でゆっくりとほぐしてやると、アンジェリークは悩ましげに首を振った。
「可愛いな・・・」
 耳朶を噛んで囁くと、アンジェリークはさらに体を跳ねあげさせる。
「もっと感覚に素直になれアンジェ・・・」
「あっああ!!」
 豊かな白い谷間に顔を埋めて、アリオスは舐めあげる。
「アリオス・・・っ!」
 ぎゅっとすがりついて、アンジェリークは甘い声を上げた。
「きもちいいか?」
 アンジェリークは首を振る。
「感覚に素直になれ?」
「ああん!」
 蕾を思い切り吸い、愛しげに揉み上げる。
「アリオス」
 甘い声を上げて呼ぶ彼女が、誰よりも欲しくて。彼女の肌を貪り尽くすように、アリオスは強く胸を吸い上げる。
 蕾を巧みに舌で転がし、両手で持ち上げるかのように揉みしだいて。
 そのまま彼女を俯せにすると、白い肌に唇を落として行く。
 背中には赤い花が飛び散る。
 肩甲骨に唇を当てながら、今度は背後から胸を揉みしだいてやった。
「あっ、ああ・・・」
 彼女の肌は程よく桜色に染まり、甘い声は際限なく上がる。
 アリオスはそのまま唇を下へと下ろして行き、無垢なアンジェリークを自分色に染めていった。
 豊かな白桃を綺麗に舐められて、アンジェリークは身体を逸らせる。
 動く度に響く水音の正体を、アンジェリークはまだ気がつかない。
 足までたっぷりと唇を受けて、アンジェリークは快楽の嵐に身悶えた。
 ようやく、あお向けにされると、ローウ゛を脱がされ生まれたままの姿にされる。
「いやんっ!」
 いきなり足に手を掛けられたかと思うと、足を大きく開かされた。
 大きく開かれた足によって、とうとう秘所が曝されてしまった。
 蜜で濡れたそこは、アリオスを誘うかのように淫らに光っている。
「ヤダ止めて・・・」
 とうとう中心の部分を見られてしまった。
 顔から火が出るほど恥ずかしくて、アンジェリークは瞳を強く閉じた。
「ヤダ!!」
「おまえは凄く綺麗なんだぜ?」
「綺麗なわけない…!」
 アンジェリークは、大きな瞳から涙を流して、嫌がる。
「アンジェ…」
 低い声で彼が囁いたかと思うと、指で花弁を押し開いて、そのまま淫らにも侵入して、宝石を小刻みに刺激し始めた。
「やあああああっ!」
 全身が震えるような甘い刺激。
 頭が白くなって乱れてゆくのが判る。
 アンジェリークは、自分でも無意識に蜜を大量に滴らせていた。
「ああ、ああ、ああっ!」
 蜜が断続的に流れ、シーツを濡らす。
 アリオスはその蜜を綺麗に舐め取ってやるために、彼女のそこに顔を埋めた。
「やああっ!」
 アリオスの舌が蠢き、蜜を舐め取りながら、宝石を舌先で転がす。
 そうするたびに面白いように感じ、身体を恥じらいながらも跳ね上げさせる、アンジェリークがアリオスには可愛くて堪らない。
「アリオス…!」

 どうしてだろう…。
 私この人にこうしてもらいたくて堪らない…。

 ぴちゃぴちゃと淫らな音を鳴らしながら、アリオスはした出入り口をゆっくり溶かし始める。
「ああっ! んっ!」
 甘い声が堪らない。
 アリオスは泉の源である入り口に、指をぐっと突き入れた。
「ああっ!」
 身体が大きく跳ね上がった彼女を片手で支えて、抱きしめてやる。
 その間も彼の指は彼女の感じる場所を巧みに探った。
「ああ、ああ、ああっ!」
 くいっと内壁を何度も引っ掛けられ、その間も舌で宝石を転がされてゆく。
「ああああっ!!」
 腰を淫らに揺らしながら、彼を誘ってゆく。
「ああああっ!」
「おまえは最高だ…」
 そのままアンジェリークは淫らにも足を大きく開いたまま、最初の絶頂を迎えた。


「アンジェ…」
 優しくアリオスが包み込んでくれていたせいか、その心地よさに喘ぎながら、アンジェリークは何とか目をあけた。
「アリオス…」
「今から、おまえは正真正銘俺の"妻"になるんだからな? これから毎晩な…」
「アリオス…。私なんかでいいの?」
「おまえは今まで会った女の中で最高なんだぜ? 心配するな…」
「うん…」
 それが合図だった。
 アリオスはアンジェリークの入り入り口を、高まったものでなぞると、ゆっくりと入り口を解す。
「あああっ!」
 そのまま彼は一気に、彼女の胎内に熱い情熱の楔を打ち付けた-----
「いやっ! 痛いわっ!!」
 生木を裂き、全身に走り抜ける鋭い痛みに、アンジェリークはアリオスの背中につめを当てる。
 その強さに、アリオスは彼女の衝撃を度合いを感じる。
 だが止めれなかった。
 彼女の甘い肢体が、もう手に届く所にきていると思うだけで、抱かずにいられなくなってしまう。
「アンジェ・…、少し力を抜け…」
「・・うん・・・っ!」
 さらに彼が身体を推し進めてきたので、アンジェリークはもっとアリオスにしがみつく。
「アリオスッ!」
 鈍い痛みが彼女を襲う。
「ああっ!」
 余りにも苦しそうな表情をする彼女を宥めるかのように、アリオスは何度も顔にキスの雨を降らせた。
「いやあっ!」
 彼は一気に根元まで自分を入れ込み、ゆっくりと動き始めた。
「アリ・・・おす・・・ああっ!」
 痺れるような思い痛みが徐々に快楽えと変わってゆく。
 それがアンジェリークには嬉しくて堪らない。
「ああああっ!」
 今までになかった甘く狂おしい波が体を襲ってくる。
 満たされた感覚がそこに存在する…。
「アンジェ…!」
 アリオスもまた夢中だった。
 彼女が無意識にする締め付けは、狂おしいほどキツく、彼に甘い快楽を齎してゆく。
 その締め付けと無意識に腰を淫らに動かす彼女が、堪らなくて、アリオスは何度も彼女を夢中になって突き上げた。

 これは大した名器だ…。
 今までの女の中では最高だ…

「ああっ! ああんっ! ああああっ!」
 彼が何度も突き上げて、アンジェリークは快楽のあまり死ぬかと思った。
 そして----
 彼が彼女の胎内の最奥のある場所をなぞったとき、アンジェリークの華奢な身体は、快楽のあまり極度の痙攣を起こし始める。
「あああああああっ!!!!!」
「アンジェ!!!」
 アリオスの全身にも漣のような快楽が駆け抜ける。
 彼は勢いのある熱を、彼女の胎内に一気に放出し、二人は絶頂へと登りつめた----      
TO BE CONTINUED…

コメント

「顔を知らないままに、アリオスと結婚をしたアンジェリークの物語です」
新婚さんの甘い夜(笑)
素人相手にアリオスさん頑張りました。
ご苦労様アンジェちゃん(笑)
これ書いてるとき、なぜかD.BOWIEの「STAR MAN」がBGMやった。
なぜ(笑)