ひんやりとしたシーツの上に寝かされて、アンジェリークは僅かに身体を震わせる。 彼女を組み敷いてきたアリオスに、不安げな眼差しを送る。 「大丈夫だ。俺に任せておいてくれれば良い・・・」 僅かに口角を上げて笑う彼に、彼女は安心したように軽い微笑みを返した。 私…。 この人に触れられたいって思ってる…。 「怖がることはねえよ・・・」 「はい・・・」 軽く甘いキスをして、アリオスはぎゅっと包み込むように、アンジェリークの甘く華奢な身体を抱き締めた。 「あ・・・」 頬を染め、潤んだ瞳で見つめれば、アリオスの唇が降りてくる。 しっとりと侵入してきたそれは、何も知らない彼女の蜜の味がする唇を、優しく包み込む。 最初はぎこちなかった彼女の唇が、徐々に彼のそれに応えていった。 舌がゆっくりと唇をなぞる。 そこから腔口内に侵入し、余す事なく愛撫を繰り返した。 「んっ・・・」 どちらの唾液か判らないもので、二人の口の周りは濡れて光る。 アリオスが彼女のそれを舌で丹念に舐めとると、アンジェリークも震える手でアリオスを引き寄せ、彼のそれを舐めた。 「アンジェリーク・・・」 彼女の手を優しく取ると、その白い手に唇を落とした。 「おまえは最高だ・・。調教のしがいがある・・・」 低く甘い声を囁かれるだけで、アンジェリークの心は潤む。 さらに彼の異色の瞳のきらめきが、彼女を魅了して離さない。 「可愛いなおまえは・・・」 アリオスは、アンジェリークの白い首筋にゆっくりと唇を落としながら、ローウ゛に手を侵入させていく。 アンジェリークは、素直に、アリオスに言われた通り、下には何も身に付けてはいなかった。 それが益々アリオスには好ましい。 「おまえの肌はすべすべしていて綺麗だ・・・」 「あっ・・・」 ローウ゛が、まずは胸元まで下ろされる。 白く豊かな形の良い胸が露わになり、その美しさにアリオスは息を飲んだ。 彼女はまさに理想的な胸をしていた。形と言い、大きさ、その蕾さえも「完璧」と言っても良い。 アリオスは、その美しさに溺れてしまう。 「あまり見ないで・・・。恥ずかしい・・・」 とうとう彼の視線をはにかんだように逸らす。その反応がまた可愛い。 「恥ずかしくなんかねえよ。おまえは今までで一番綺麗だ・・・」 「あっ!」 ゆっくりと両方の手で包み込むように優しく揉みしだかれて、アンジェリークは小刻みに体を震わせる 唇を噛み締め、快楽に溺れないようにしがみついている姿が悩ましくみえる。 「んっ・・・!」 「我慢するなよ? 気持ち良ければ素直に感じろ」 「はあっん」 甘い快楽の声を聞きながら、その柔らかな感触に、アリオスは溺れてしまう。 アンジェリーク以外は何も考えられない。 「アンジェリーク」 欲望の入り交じったかすれた低い声で名前を呼ばれ、アンジェリークは心を潤ませた。 「”アンジェ”って呼んで・・・アリオス」 「アンジェ」 名前を呼んだ後、彼は蕾をきゅっと摘む。 「あっああ!」 ふるりと全身を揺らす彼女が、アリオスには可愛くてたまらない。 指でゆっくりとほぐしてやると、アンジェリークは悩ましげに首を振った。 「可愛いな・・・」 耳朶を噛んで囁くと、アンジェリークはさらに体を跳ねあげさせる。 「もっと感覚に素直になれアンジェ・・・」 「あっああ!!」 豊かな白い谷間に顔を埋めて、アリオスは舐めあげる。 「アリオス・・・っ!」 ぎゅっとすがりついて、アンジェリークは甘い声を上げた。 「きもちいいか?」 アンジェリークは首を振る。 「感覚に素直になれ?」 「ああん!」 蕾を思い切り吸い、愛しげに揉み上げる。 「アリオス」 甘い声を上げて呼ぶ彼女が、誰よりも欲しくて。彼女の肌を貪り尽くすように、アリオスは強く胸を吸い上げる。 蕾を巧みに舌で転がし、両手で持ち上げるかのように揉みしだいて。 そのまま彼女を俯せにすると、白い肌に唇を落として行く。 背中には赤い花が飛び散る。 肩甲骨に唇を当てながら、今度は背後から胸を揉みしだいてやった。 「あっ、ああ・・・」 彼女の肌は程よく桜色に染まり、甘い声は際限なく上がる。 アリオスはそのまま唇を下へと下ろして行き、無垢なアンジェリークを自分色に染めていった。 豊かな白桃を綺麗に舐められて、アンジェリークは身体を逸らせる。 動く度に響く水音の正体を、アンジェリークはまだ気がつかない。 足までたっぷりと唇を受けて、アンジェリークは快楽の嵐に身悶えた。 ようやく、あお向けにされると、ローウ゛を脱がされ生まれたままの姿にされる。 「いやんっ!」 いきなり足に手を掛けられたかと思うと、足を大きく開かされた。 大きく開かれた足によって、とうとう秘所が曝されてしまった。 蜜で濡れたそこは、アリオスを誘うかのように淫らに光っている。 「ヤダ止めて・・・」 とうとう中心の部分を見られてしまった。 顔から火が出るほど恥ずかしくて、アンジェリークは瞳を強く閉じた。 「ヤダ!!」 「おまえは凄く綺麗なんだぜ?」 「綺麗なわけない…!」 アンジェリークは、大きな瞳から涙を流して、嫌がる。 「アンジェ…」 低い声で彼が囁いたかと思うと、指で花弁を押し開いて、そのまま淫らにも侵入して、宝石を小刻みに刺激し始めた。 「やあああああっ!」 全身が震えるような甘い刺激。 頭が白くなって乱れてゆくのが判る。 アンジェリークは、自分でも無意識に蜜を大量に滴らせていた。 「ああ、ああ、ああっ!」 蜜が断続的に流れ、シーツを濡らす。 アリオスはその蜜を綺麗に舐め取ってやるために、彼女のそこに顔を埋めた。 「やああっ!」 アリオスの舌が蠢き、蜜を舐め取りながら、宝石を舌先で転がす。 そうするたびに面白いように感じ、身体を恥じらいながらも跳ね上げさせる、アンジェリークがアリオスには可愛くて堪らない。 「アリオス…!」 どうしてだろう…。 私この人にこうしてもらいたくて堪らない…。 ぴちゃぴちゃと淫らな音を鳴らしながら、アリオスはした出入り口をゆっくり溶かし始める。 「ああっ! んっ!」 甘い声が堪らない。 アリオスは泉の源である入り口に、指をぐっと突き入れた。 「ああっ!」 身体が大きく跳ね上がった彼女を片手で支えて、抱きしめてやる。 その間も彼の指は彼女の感じる場所を巧みに探った。 「ああ、ああ、ああっ!」 くいっと内壁を何度も引っ掛けられ、その間も舌で宝石を転がされてゆく。 「ああああっ!!」 腰を淫らに揺らしながら、彼を誘ってゆく。 「ああああっ!」 「おまえは最高だ…」 そのままアンジェリークは淫らにも足を大きく開いたまま、最初の絶頂を迎えた。 「アンジェ…」 優しくアリオスが包み込んでくれていたせいか、その心地よさに喘ぎながら、アンジェリークは何とか目をあけた。 「アリオス…」 「今から、おまえは正真正銘俺の"妻"になるんだからな? これから毎晩な…」 「アリオス…。私なんかでいいの?」 「おまえは今まで会った女の中で最高なんだぜ? 心配するな…」 「うん…」 それが合図だった。 アリオスはアンジェリークの入り入り口を、高まったものでなぞると、ゆっくりと入り口を解す。 「あああっ!」 そのまま彼は一気に、彼女の胎内に熱い情熱の楔を打ち付けた----- 「いやっ! 痛いわっ!!」 生木を裂き、全身に走り抜ける鋭い痛みに、アンジェリークはアリオスの背中につめを当てる。 その強さに、アリオスは彼女の衝撃を度合いを感じる。 だが止めれなかった。 彼女の甘い肢体が、もう手に届く所にきていると思うだけで、抱かずにいられなくなってしまう。 「アンジェ・…、少し力を抜け…」 「・・うん・・・っ!」 さらに彼が身体を推し進めてきたので、アンジェリークはもっとアリオスにしがみつく。 「アリオスッ!」 鈍い痛みが彼女を襲う。 「ああっ!」 余りにも苦しそうな表情をする彼女を宥めるかのように、アリオスは何度も顔にキスの雨を降らせた。 「いやあっ!」 彼は一気に根元まで自分を入れ込み、ゆっくりと動き始めた。 「アリ・・・おす・・・ああっ!」 痺れるような思い痛みが徐々に快楽えと変わってゆく。 それがアンジェリークには嬉しくて堪らない。 「ああああっ!」 今までになかった甘く狂おしい波が体を襲ってくる。 満たされた感覚がそこに存在する…。 「アンジェ…!」 アリオスもまた夢中だった。 彼女が無意識にする締め付けは、狂おしいほどキツく、彼に甘い快楽を齎してゆく。 その締め付けと無意識に腰を淫らに動かす彼女が、堪らなくて、アリオスは何度も彼女を夢中になって突き上げた。 これは大した名器だ…。 今までの女の中では最高だ… 「ああっ! ああんっ! ああああっ!」 彼が何度も突き上げて、アンジェリークは快楽のあまり死ぬかと思った。 そして---- 彼が彼女の胎内の最奥のある場所をなぞったとき、アンジェリークの華奢な身体は、快楽のあまり極度の痙攣を起こし始める。 「あああああああっ!!!!!」 「アンジェ!!!」 アリオスの全身にも漣のような快楽が駆け抜ける。 彼は勢いのある熱を、彼女の胎内に一気に放出し、二人は絶頂へと登りつめた---- |