黒いストッキングがとてもなまめかしい。 アリオスはアンジェリークのほっそりとした足を撫でながら、顔中にキスの雨を降らせた 「アリオス・・・、放さないで・・・。絶対ひとりにしないでね・・・」 「おまえを絶対放さねえよ」 すがりついてくる彼女の熱が、アリオスには快楽の鍵になる。 突然、喪服のスカートをたくしあげられた。 「あっ・・・!」 喪服の下には黒いガーター。それを彼は口で外す。 「アンジェ・・・」 「あっ、ああ・・・」 喪服姿の彼女は、清らかでどこかなまめかしい。 ガーターからストッキングから外され、ベッドの外に捨てられた。 同時にアリオスは、自分の黒いジャケットを脱ぎ捨てる。 その姿がとても素敵で、不謹慎だがときめきを感じた。 「あっ!」 アリオスの舌が唇にねじ込んでくる。 彼の舌はすぐに快楽をもたらしてくれた。 「んっ、ああっ・・・!」 躰を震わせ、アリオスにしがみつく。 心の空洞を、アリオスの熱によって埋めてしまいたい。 彼なら埋めてくれるにちがいない。 アンジェリークは切なく思う余り、感じやすくなっていた。 口の周りが唾液でいっぱいになり、アリオスが丁寧に舐めてくれる。 「アリオス、大好き・・・」 「俺も好きだぜ? アンジェ・・・」 背中のファスナーが開けられた。 そこから手を入れて、豊かな胸を黒い下着の上から揉みしだく。 「はあっ、ああっ!」 もともと感じやすいアンジェリークだが、更に胸が張り詰めて感じやすくなっていた。 下着の上からでも、乳首が硬くなっているのが判る。 「アンジェ・・・」 「あっ!」 下着の上から、彼が乳首をきゅっと摘んだ。 既に硬くなっているそれは、アリオスが触れるだけで、雷に打たれたように感じてしまう 上半身が淫らにも脱がされた。 黒いブラジャーはフロントホックで、彼は嬉しそうに口で外してしまう。 「あっ、アリオス・・・」 今、この心の空白を埋めてくれるのは、アリオスしかいない。 勃ちあがった色が変わった乳首を、アリオスは唇に含む。 強く吸われて、アンジェリークは身悶えた。 いやらしくも彼の唇に胸を押しつける。 「あっ、アリオスっ・・・!」 「アンジェ・・・」 上半身だけはだけた姿は、とてもなまめかしい。 彼は時折噛んだり、舌先で舐めたりして、甘い快感を与えてくれた。 リアルさを与えてくれるのは、アリオスだけ。 「あっ・・・!」 「感情を俺にぶつけろ・・・」 「あっ!」 手と唇で胸をしっかりと愛される。 アンジェリークはアリオスの背中にしっかりとしがみついた。 「アリオスっ!」 「俺だけを感じろ?」 指先を太股に降りてくる。 一気に黒い下着を下ろされてしまう。 アリオスは濡れた場所に指を走らせ、襞をかきまわした。 「んんっ・・・!」 いつもよりも、溢れている蜜を彼は掬う。 「アンジェ、乱れるおまえは綺麗だな?」 「ああっ!!」 熱くほてった真っ赤な肉芽を、彼はいじりまわす。 「ああんっ」 「おまえには俺がいるんだからな?」 「アリオス・・・っ!」 胎内に指を入れ込まれ、何度も出し入れを繰り返した。 「はあ、ああっ!」 ちゅぷちゅぷと淫らな摩擦音を立てる。 「アリっ!」 絶頂の直前で、彼は指を抜いた。 「あ、あんっ!!」 名残惜しげな声が、部屋に響く。 彼はスカートをたくしあげ、その部分に顔を埋めた。 「ああっ!!」 舌で襞を綺麗に蜜を舐めながら、指で刺激をした。 「あんっ・・・!」 舌先で真っ赤になった肉芽を舌で転がす。 「あっ・・・!」 躰が小刻みに震え、彼女はアリオスの肩をぎゅっと掴んだ。 「あっ!!!」 歯を肉芽に当てられ、彼女はシーツを握り締める。 同時に胎内をひっかかれて、彼女は全身を震わせた。 視界が熱でぼんやりとして、意識が薄れていく。 この先には意識がとろけそうな快楽が待っていた。 ほんの一瞬、アンジェリークは意識をふらりと浮遊させる。 が、彼の熱い楔がいきなり襞に入り込んできたことによって、新たな刺激に、躰を目覚めさせた。 「あああんっ!!」 熱いものは周りを快楽で捻るかのように、力強く胎内に入ってくる。 彼女は迫り来る快楽に、涙を滲ませるほど感じてしまった。 「あああああっ!!」 「アンジェ・・・・」 アリオスはアンジェリークの胎内に入りきると、揺さぶりをかける。 彼女もまたアリオスをどこにも放さないように締め付けていった。 「ああああっ!! アリオスっ!!」 ぎゅっと締め付けた後には、言いようのない快楽が待ち受ける。 「あっ! ああっ!! ああああっ!!」 「アンジェ・・・、おまえすげえいいぜ」 ここまで来ると、アリオスですら理性が効かなくなってくる。 「ああああんっ!!」 彼女が感じる子宮の手間へを、アリオスは集中的に突いた。 胎内に、アリオスの噛み跡をしっかりとつけられる。 アリオス以外に感じられない。 「アンジェ…」 「アリオス・・・!!」 生命の源である熱い情熱をアンジェリークは全身で受け取る。 美しい背中をそらせて感じた跡は、意識が遠くなった------- 淫らにも喪服は乱れている。 そんな彼女が愛しくて、アリオスは再び抱き締めた。 |