「おまえは何て可愛いんだよ…」 「アリオス…」 頬を赤らめながら、アンジェリークは彼にたっぷりと甘えるように華奢な身体を擦り付けてくる。 その仕草ひとつとっても、彼にとって、彼女は愛らしくてたまらなかった。 「ご褒美をやるぜ?」 「あっ!!」 先ほどの愛撫と、彼を愛することで知ったときめきのお陰か、アンジェリークの熱い場所は蜜を滴らせている。 アリオスはその部分を指先でたっぷりとなぞってやる。 「はあん…」 艶やかに輝くアンジェリークの肢体が、悶えることによって少し捻られ、官能の姿を晒している。 「…んっ、アリオス、大好き…」 「俺も好きだぜ? アンジェリーク…」 「アリオスっ…」 なぞられているだけなのに、彼女は身体を甘く震わせた。 「この表情は俺の前だけに見せろよ? 他の誰にも見せるな? 判ったな?」 「・・・んっ、アリオス…」 独占欲とも取れる、アリオスの情熱的な言葉に、華奢な身体を震わせながら、アンジェリークは彼の肩にしがみ付いた。 「かなり感じてるみてえだな? もっと感じさせてやるぜ?」 「あん、アリオス…」 既に蜜で濡れている顔所の太腿に手をかけると、一気に脚を大きく開かせる。 「はあんっ!!」 脚を開かされるのは恥かしい。 だが、どうしようもないほど大きな羞恥心の後に、気の遠くなるほどの快楽が待っているのを彼女は既に知っている。 一週間前まで走らなかった感覚。 アリオスに教えられ、”女”としての目覚めを手に入れたお陰で、判った感覚なのだ。 大きく脚を開けて、アリオスに全てをさらけ出す。 「ああんっ!」 彼の息を中心に感じて、アンジェリークは甘い声を大きく上げた。 息を感じるだけで、彼女は身体を跳ね上げる。 「急ぐなよ」 「だって…」 余りにも早く感じてしまう自分が恥かしい。 彼女はその「恥かしさを誤魔化すために、目を閉じた。 「-------ああんっ!!」 少しざらついた舌を感じ、彼女の身体が跳ね上がる。 「はああんっ!!」 真っ赤に熟れきった、アンジェリークの宝石をアリオスは巧みに舌で転がしていく。 「あんっ!! アリオスっ!!!」 舌先で丁寧に愛撫をされる------- それだけでアンジェリークは気の遠くなるほどの快楽を感じてしまう。 「アリオス…、私のアリオスッ!!」 無意識に彼女は、アリオスに対して独占欲の強い言葉を囁きながら、腰を浮かせて、彼の舌に中心を押し付ける。 その完全な”女”としての行為が、更にアリオスを高まらせた。 中心を舌先で転がした後、彼は襞を舌で丁寧に舐める。 ほんの少しの刺激でも、今のアンジェリークには爆発しそうだった。 「アリオスっ!! あああんっ!!」 舌先で入り口から泉のようにあふれ出る蜜を綺麗に舐め取ったあと、アリオスは指を胎内に侵入させていく。 「あっ! あああんっ!!!」 この数日で、彼の指はアンジェリークの感じる部分を覚えてしまっていた。 「アリっ!!」 感じる場所を指先でつつかれる。 それだけでも、アンジェリークは我慢出来ずに涙を流し始めている。 「ああ、アリオスっ!! ダメっ…!!!」 腰を淫らに動かしながら、アンジェリークはアリオスに強請る。 「まだだ・・・」 「あああんっ!!」 くいっと内壁を引っ掛ける。 それだけで彼女の身体は大きく震えてしまう。 くちゅくちゅと淫らな音をさせ、襞を舐めるのも止めない。 「ああんっ!!! ああああっ!!」 アンジェリークの身体は、とうとう快楽に耐え切れなくなり、身体を震わせ、意識を手放す。 そこには、アリオスしか与えることが出来ない、楽園が待っているだけ------ 「あ・・・」 目が覚めると、アリオスが入ってくるところだった。 「悪ぃな、もう我慢できねえ…」 「私も…」 彼はほんの少し嬉しそうに笑うと、アンジェリークの濡れた場所に一気に熱い自分自身を宛がった。 「あああっ!!!」 酔いしれるほどの圧迫感。 アンジェリークは本当に快楽を貪るかのように、甘い声を上げた。 「アリオスっ!!」 ゆっくりとこねくり回すように、彼は胎内に入ってくる。 その瞬間がアンジェリークはたまらなく好きだった。 「アリオスっ!!!」 アリオスをぎゅうと締め付けると、彼が息を乱す。 その艶やかさがたまらなくて、アンジェリークはさらに息を乱した。 「はあっ!!」 彼が完全に胎内に入ってくると、圧迫と熱さでアンジェリークは眩暈がしそうになる。 「あっ! アリオスっ!!!」 艶やかな声で彼の名前を呼んだあと、愛のダンスが始まる。 最初はゆっくりと。 徐々に熱くなってゆく。 「アッ、アリオスっ!!!!」 アンジェリークは彼を離さないように締め付けながら、腰を淫らに揺すり続けた。 「アンジェ・・・っ!」 アリオスは、アンジェリークの感じる場所を強弱をつけながら、突き上げ、揺さぶりをかけていく。 「あああああっ!!!」 突き上げられるたびに、アンジェリークは淫らに腰を振り続ける。 何かに縋りつきたくて、アリオスの精悍で頼りがいのある肩に縋りついた。 「アンジェ・・・」 「ああああっ!!!」 渾身の力で彼が突いて来る。 アンジェリークは、全身に雷が走ったように感じ、彼を強く締め付けた。 「あああああっ!!!」 「アンジェ!!」 アリオスも限界に近づいてくる。 「はああああっ!!! アリオスっ!!」 アリオスが熱を胎内に放出した瞬間。 アンジェリークは彼とともに、口では言い表せないほどの高みに上り詰めていった--- アリオス… あなたとなら、いつだって天国に上り詰めることが出来るのよ? |