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すがすがしいヨセミテの朝昨日は、隣のティーンズが夜中までパーティをやっていたおかげでうるさくて、睡眠時間は5時間ぐらいだったろうか... テントキャビンだったので明け方の寒さが不安だったのだが、毛布が暖かかったので凍えることは無かった。テントキャビンから外を見ると、昨日車で行ったグレーシャーポイントがある岩山が目の前に迫っています。あらためて今いるところがヨセミテの谷底であることを思い出します。 朝食は、ロッジの中でバイキングです。テントキャビンは質素でも、ロッジは立派です。 朝食は7時から。空くまでちょっと周りを散歩してます。 ベンチには、ヨセミテで見かける頭にトサカのような毛がついている青い鳥がピザの残りかすかなにかをついばんでいます。 この鳥、ヨセミテでは何度か見かけたのですが、他の所では見かけない珍しい鳥です(ステラーカケスというそうです)
テントキャビンに戻る途中、キャビンの前に駐車場の空きがあるのを見つけたので、さっそく遠くに止めておいた車をここに移動。 実はこれがちょっとしたワナでしたが。。 バーナル滝のトレイルテントに戻り、装備を整えていざトレイルに出発。ヨセミテのビレッジ内は無料のシャトルバスが頻繁に運行しているので、移動は楽です。テント前の停留所から、バーナル滝トレイルの入り口のHappy Islesまでバスで移動です。さあ、今日の最初のイベント、トレイル歩きをはじめます。 「ミストトレイル」というトレイルを登っていきます。最初は緩やかな坂です。すれ違う人と「ハーイ」と挨拶するのも心地よい。途中で休憩して景色を見入っている人、大きな荷物を抱えてどこか遠くから来た人などさまざまな楽しみ方をしています。
後ろを振り返ると、険しい岩山が見えます。ロッジ付近では岩山は緩やかな曲線を描いていましたが、このあたりでは、とげとげしい形。 ミストトレイル っていうぐらいだから、滝の水しぶきが当たるのかと思ったら、そんなこともない。 そうだけど、だんだんとトレイルの傾斜もきつくなってきて所々で休憩。 ちょっと先には、バーナル滝が見えている。
滝に向かう最後のトレイルは、滝のすぐ近くを通り、幅が狭く対面通行はできないので、一旦人が降りてくるまで待つ。 ここがミストトレイルと呼ばれる由縁なんだろうな。 ただ水が少ない季節なので、ミストで濡れることもなく滝の上まで到着。春先ならもっと流量があるのだろうけど、夏場のヨセミテは水が少ない。 なんたって、流れ込む川は無くて、全て周りの山の雪解け水なので夏場には水が涸れてしまう。
アメリカ国立公園は動物の宝庫ですが、ヨセミテも他の公園と同じく野生動物によくあいます。 滝の近くには、リスが何匹も駆け回っています。人間を怖がらないので、近くまでよってきます。 トレイルはもっと奥までつづいていますが、今日は他にも回りたいので、ここで引き返します。 ヨセミテのトレイルは一番長いものだと400kmほどになります。
その一番長いJMT( John Muir Trail)というトレイルはヨセミテからずっとシエラネバダを南下して、アメリカ本土最高峰のマウントホイットニーまで続く長い長いものです。 トレイルからの下り、重い荷物をしょった女性を見かけましたが、 「ここ下ると Happy Isles に出ますか?」と質問されたので、ここから登ったのではなく多分JMT を歩いていたのでしょうね。 さて、入り口のHappy Islesに到着。 まだ11時。 次の目的は、ミラーレイク。 ミラーレイクバスに乗ってミラーレイクの入り口へ。 ミラーレイクはその名の通り、水面が鏡のように静かな湖でヨセミテの山々が水面に映るいわゆる「逆さヨセミテ」のようなものです。バス停から1km弱歩くと到着... でもどこにも湖がない。。 実は、夏の間は干上がってしまっているのでした。 残念。 ヨセミテといえばやはり季節は初夏かな。 日本の休みでいえばゴールデンウイークの時期が最高なのか。 水が干上がっている「湖底」を歩いて散策してみると、正面のヨセミテの岩山が絶妙の形になっているところということがわかります。 もしここに水が入っていたらさぞや美しいことだろうなと想像出来ます。
自転車ツーリング一旦、宿に戻って軽い昼飯をぱくつきます。 カリービレッジの近くにレンタサイクルのショップがあり、午後は自転車でヨセミテバレーを一周します。たしか、4時間で24ドルほどだったかと記憶しています。この自転車ハンドル部分にブレーキが付いていないのでどうやって止めるんだ?と不安になりますが、ペダルを逆回転させることでブレーキがかかるという仕組みです。慣れれば大丈夫ですがブレーキ力が弱くて速度をだすと結構こわい。。 さて、レンタル店をでてまずは、ヨセミテ滝に向かいます。 自転車道が整備されているので、ゆったり走っても安心です。
車で走っても気持ちよいヨセミテですが、自転車で走ると遮るものもなく、目の前一面がヨセミテの大パノラマが広がります。 絵葉書というかロールプレイングゲームのような風景がどこに行っても広がっています。 空は青いし、草は青々して、遠くには森が広がり、両側に奇岩の岩山が迫り、小径が続いているという夢のような風景です。
もう少し西に走ると、ヨセミテビレッジのグロッサリーストアに到着。 ここがヨセミテ観光の中心地のようで、大にぎわいです。 グロッサリーストアも街中のスーパーマーケットと同じぐらいの品揃えがあります。 長い休みをヨセミテで過ごす人たちが多いのでしょうかね。 去年行ったイエローストーンでも大きなグロッサリーストアがありました。アメリカの大規模な国立公園は、娯楽施設はないものの、自炊用の食料品の施設は充実しています。 ヨセミテ滝は、2段構えの滝で、二つ合わせた高さは700m以上あり、北米で最大の落差があります。この滝をみるぞと意気揚々と行ってみたのですが、残念ながら枯れていました。周りに流れ込む川がなく、雪解け水が唯一の水源なので、雪解けの5月から7月ぐらいしか滝は流れていないとのこと。 水はないですが遙か頂上までつづく滝筋を見ると、水が流れている所を想像できます。 滝をみたいなら、5月頃が一番良さそうです。
後ろの岩山と相まって、映画の中に出てくるような雰囲気のある教会です。以前大水が出たときはこの教会の1階部分まで洪水になったそうで、「水位がここまであがりました」という看板が立っていました
片付けを終わって、ふと今朝止めた車の所に行ってみると驚き。。。 車の上にかかっている松の木から松ヤニがポタポタと車全体に付いています。 ここだけ空いていておかしいな。。 と思っていたのですがそういうことでしたか。 一生懸命はぎ取ってなんとか見えるようになりました |
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