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8日目 2006/8/12  (イエローストーン国立公園 グランドティトン国立公園)

イエローストーンを南下

朝のイエローストーン

今日はいよいよイエローストーンを出てグランドティトン国立公園へ向かう日。 午前6時前に起床。寝起きにシャワーをあびに外に出る。昨日は気がつかなかったけど、満月。 月明かりにマンモスのテラスが光っている。 とてもリッチな風景だ。宿は質素でも景色をみれただけで十分。
6時頃出発。宿をでてノリス方面へ南下していく。 ちょうど目の前をエルクが朝メシ探しか道路を歩いている。 エルクともお別れだなー。
ノリス付近では、朝の冷えた空気に暖かい水が触れて川霧になっている。 もっと温度の高いところではモクモクと川から煙が立っている。 川に手を入れてみようかと思ったが、「熱い!危険(Danger Thermal Area)」というような警告標識が立っているので躊躇。
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マンモスエリアに現れたエルク! 朝のノリス付近。湯気が立ってます こちらはさらにモクモクとたっています
ノリス、オールドフェイスフルを通過して今日はどこにもよらずに一気にイエローストーンを南下。一昨日泊まったグランドビレッジを越えると、湖畔地帯に入ってきます。 イエローストーンレイクを越えても森に囲まれた癒される 湖が続きます。 Levis Lake という名前の湖ですが、これがまた静かな湖。 ここでボートを降ろせる岸辺で家族連れがモーターボートを出そうとしていました。リッチですね。こういう楽しみ方が出来るのはいいですな。
ここから森の中の道を走ること20分ほど。ようやくイエローストーンの南ゲートに到着。この先はいよいよグランドティトン国立公園です。
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リーバイス湖。ボートも降ろせます イエローストーンの南端。 きれいな川です いよいよグランドティトンへ!

グランドティトン国立公園

公園に入ってすぐ、ジャクソン湖と向こうの山々に囲まれた夢のような風景が現れます。アメリカというよりもアルプスの様な風景です。ここは癒されますねー。しばし車を止めて眺めを鑑賞。

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入り口近くのColter Bay ビジターセンターで土産物を買い物。 Tシャツ数枚と、自分用に偏光グラスを購入。実は去年も旅行中に偏光グラスを無くして、目が痛い思いをしましたが、この旅行でもまた偏光グラスを無くしてしまいました。 助かった。

グランドティトン国立公園は比較的コンパクトな公園で、車で1日あれば見て回れるようです。ただ、この公園の見所は景色だけでなく、このエリアに多く生息する動物を鑑賞すること。多くは明け方に水場にでてくるので、やはり泊まらないと厳しそう。残念ながら、この旅ではここでは野生動物を見かけることは出来ませんでしたが、ムース(トナカイ)や熊が水場に現れるようです。
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公園に入っていきなり目に入ってくる風景がこれ。 景色に目を奪われます コールターベイのコンビニエンスストア オクスボーベンドから望む山々
野生動物が多く現れる場所の一つ Oxbow Bend。川が三日月湖上になっているところで、淀みになっているところです。 ここから見る山の景色は本当、絵葉書のような風景です。 ムース見たかったなー。

このグランドティトンは、昔の西部劇「シェーン」の舞台になったところらしい。西部開拓時代の入植者が多くいたらしく、古い小屋もいくつか残っている。 畑にはあまり適していない土壌らしく開拓者はかなり苦労したとのこと。 そうはいっても景色だけはとても素晴らしい。 小屋の向こうに見える山々をみると開拓時代がなんとなく目に浮かぶ。
公園の東側の道を走り、所々の展望台でむかいがわの山々を目に焼き付けていきます。 Snake River Overlook展望台からみた Teaton山脈の山並みは まさにアメリカ国立公園! というような雄大な景色です。

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当時の開拓者の小屋。このような平原に入植したのですが大変だったようです スネークリバーとティトン山脈 アンテロープフラットから望む開拓者の家々とティトン山脈
もうすこし南下したところにある Antelope Flatsという高原地帯は、これまた「大草原の小さな家」といった風景。 富良野の「北の国から」の風景をもう何倍か雄大にしたような景色です。
公園の東側のここはゆったりとした高原上になっていて、自転車ツアーが開かれていた。 涼しい気候にゆったりとしたスロープ、周り一面の草原。車もほとんど通らない道で自転車ツアーにとっては夢のような所ですねー いいなー。

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アンテロープフラットの空き家に寝転がっているバイソン ムースのビジターセンタ。 これはビジターセンターのトイレの窓から。 こんなきれいな景色なんですねー
グランドティトン公園内部では、山脈の近くを走る道路と、東側を走る道路の二本のメインの道路が北と南で合流しているのですが、この南側に交差点 Moose で、山脈側の道路に入って、北に向かいます。 Moose 近くには トランスフィギュレーション教会という木造の小さな教会があります。
開拓時代の教会らしく、草原の中に一つだけ建っている教会です。教会の後ろには窓があり、十字架を通してティトンの山並みが見えます。ドラマにでも出てきそうな教会ですな。入り口の所にある鐘をならすと、からーーんからーーーんと草原に響き渡ります。

鐘の音を聴いていい気分になりながら、ちょっと北の Jenny Lake に向かいます。ここは大きなビジターセンターになっています。 山に近く、山肌の木々まで見えるところ。
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トランスフィギュレーション教会。 山の合間の小さな教会 トランスフィギュレーション教会の中から外を望む。 ジェニーレイクのビジターセンター
そういえば、今日は朝飯も昼飯も食べていなかったので ここでパンと牛乳を補給。 ちょっと質素ですね。。。 本当はこの道を北に上って公園内一周しようと思ったのですが、 なんとなく目にも疲れが出てきてここで引き返すことにしました。
グランドティトンを出ると今回の旅ではもう他の国立公園は 巡りません。今回の旅の目的は「国立公園を見て回る」という 事だったので、事実上、今回の旅はここにて終了。 さようなら〜 アメリカ国立公園〜。


さて、今来た道を逆に折り返し、ムースからゲートウエイシティのジャクソンホールへ南下。 道の途中に空港がありました。 国立公園には普通は空港は無いのですが、ここには珍しく ちゃんとした空港があります。
ゲートウエイシティのジャクソンホールは昔からの観光地で、西部の面影が残った小さなきれいな街です。 本当はここに泊まりたかったのですが、人気が 高いようで予約いっぱいでした。 残念。 ここはグランドティトンだけでなく周囲のスキー場の宿としても冬場にもにぎわうみたい。
自然保護が叫ばれる以前からある街らしく、公園にはムースの角で出来たゲートがあります。 なんというか自然保護を叫ぶ現在から見るとあり得ないようなゲートですけれど、彼らアメリカ人にしてみれば、「開拓者魂」なんでしょうか。ふー。

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ジャクソンホールのビジターセンターにあった熊とムースの木彫り これは!! ムースの角じゃないのか??? ティトン峠からジャクソンホールを望む

アイダホへ

さて、ジャクソンホールを越えると、一路西。 今日の宿のアイダホに向かいます。長い上り坂を登ると Teton Pass。 峠には多くの自転車族が待機しています。ダウンヒルするみたい。 ここを自転車で下ったら100km/hぐらいでるぞー。

さて、峠を下るといよいよアイダホ。 アイダホといえばやっぱり「ポテト」。 ポテトかどうか分からないですが、一面何十キロに渡って畑が続いていきます。 まあ、これじゃあ日本の農業は勝てないなーというような肥沃な畑が続いています。長ーい散水機が並んでいる様は壮観です。
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アイダホに入ります〜 さようならワイオミング〜 アイダホのガソリンスタンドにて。 馬も給油?中
今日の宿は、I-15 沿いの街アイダホフォールズです。 5万人ぐらいの街ですが、ワイオミングの過疎地帯に慣れた目には とっても大きな街に映ります。 アメリカ旅行といっても、人里離れたところばっかりを選んで走っているから仕方ないか。

久々に食事が出来るところを発見。 といってもマクドナルドですが、久々に普通の食事が出来るのは 素晴らしい。 ダブルチーズバーガーセットを頼んで、一応腹はふくれます。 ポテトはアイダホ産かな?
予約していたモーテルの場所を探すのにちょっと手間取りながらも なんとか到着(大体、住所だけメモって、地図を調べてないっていうのも なかなか強引だな。) ようやく今日のモーテル Super8に到着です。 今日は6時前に到着でまだまだ日が明るい。

いつもにくらべれば楽ちんだな。 ここの宿にはホットタブがあるというから、今度こそ入ってみようとする。。。 「Hot Tub 入りたいんだけど?」 というけど通じない。 こんな簡単な単語なのに。3度ぐらい言い返してようやく通じた。「 ホットタブ」じゃなくて「ハッタブ」ぐらいの発音か。 通じたはいいけれど、こわれているんだとさ。 残念。
まあ、部屋にバスタブがあるからいいか。小さいけれど、4日ぶりにお湯に浸かる... あ、そういえば、昨日は露天風呂に入ったっけ。 だから1日ぶりですね。
今日の食事は、近くのガソリンスタンド併設のコンビニで買ってきたパンと ヨーグルト。 相変わらず質素ですなー。 何度も旅していて反省しているはずなのに旅行中の食生活はよくならず。。。

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今日の宿 アイダホスプリングスの Super8 宿の中
さて、久々にネットに繋いでニュースを見てみると、 「テロ未遂で飛行機厳戒態勢」だとか... 明後日かえるというのにどうなるのだろう。
続きは明日。
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