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9〜10日目 2006/8/13〜14  (アイダホ、ユタ(ソルトレイクシティ))

アイダホ出発

ゆったりとした朝

アイダホの朝。7時頃起きてゆったりとロビーで朝食のパンとコーヒーをパク付く。アイダホといっても、泊まっているところはモーテル地帯で、あんまり景色はいいところではない。ハイウエイの入り口近くの広い道路の両側にモーテルが立ち並んでる。アメリカの地方都市に典型的な光景だな。

今日は特に観光の予定もなく、最後の目的地であるソルトレイクへ移動する日。 ソルトレイクまで200マイル強なので、これまでの行程で考えると、あっという間に着くような感じだな。
さて、I-15の南行きに乗ってユタを目指す。 周りは、広々とした荒野。 荒野に育っている草は sagebrushという らしい。日本名だとヨモギ。

ゆったりとしたインターステートのドライブ。 ちょっと退屈気味だけど、まあそんなのんびりした日があってもいいわなー。 オートクルーズで走り続けること2時間ほどでユタ州に入ります。

ユタへ

ビジターセンターで勉強

ユタ州に入ってちょっと走ったところにあるビジターセンターで休憩。 ここにはユタ州のアクティビティが展示されていて沢山のパンフレットが取り放題です。 ユタ州立公園の地図や歴史的な資料などを何部か入手します。
ここでもらえて良かったのは ポニーエクスプレス(pony express) や モルモントレイル(mormon trail)といった西部開拓時代のきっかけとなった出来事の資料。

ポニーエクスプレスって実ははじめて聞いたのだけど、開拓時代の飛脚便(馬郵便)のようなもの。 アメリカ中部からプレーリーを抜けてサンフランシスコまで8日間で駆け抜けるという1860年当時としては画期的な通信手段で、アメリカの通信の歴史の一つらしい。こういう普段目にすることの出来ない情報を得られるのも地元のビジターセンターならでは。

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アイダホフォールズのSuper8モーテル前にて I-15 のビジターセンター。SageBrush の群生地のようです I-15沿いのレストエリアにて。このあたり昔鉄道が走っていたようです

ソルトレイクシティの東側

さて、ちょっと走るとすぐにソルトレイクシティなのですが、ここで旅を終えるのもちょっともったいないので、ユタの東側の山地を探検します。
Ogden という街でI-15 を降りてI-84 にて 東の山地に入ります。意外と険しい山脈。 そういえば、初日にソルトレイクに着いたときに東側にそびえ立っている山々が見えたなーということ思い出します。

アメリカ旅行記 ユタ アメリカ旅行記 ユタ アメリカ旅行記 ユタ
ユタに来た! ソルトレイクシティの東側。もと炭坑があった街です もともと、ここをユニオンパシフィック鉄道の炭坑列車が走っていた所。いまはハイキングコースになっています
このあたりは昔鉱山があって、ゴールドラッシュの間は需要が高く鉄道も引かれていたみたいです。この鉄道が廃線になったのはつい最近のことなのですが、この線路の跡が公園になっていて、ゆったりと歩けるようになっているようです。
さて、山見物も終わり、いよいよソルトレイクへ。 かなり急な坂を下りて、 ソルトレイクの街の中へ。この時点で1時頃。

徹底しているソルトレイクシティの安息日

初日はちゃんと見られなかったソルトレイクシティのモルモン教会でも見て 見ようかと街の中心部へ移動します。 デパートが1時間までなら駐車無料だからそこに止めようと思って、初日に止めたZCMIショッピングモールに行くと...をを 閉まっている。 なんと街最大のショッピングセンターなのだけど閉館。 さすが宗教都市です。 日曜日が安息日というのが徹底していますね。 そういえば、街を歩く人も心なしか少ない。
近くのパーキングメーターがあるところで駐車しようかと思ったのだけど、あいにく25セントコインの手持ちがない... アメリカって25セントコインがないと不便なことが多い。 仕方なくちょっと離れた無料駐車スペースに車をとめて教会を見学。
アメリカ旅行記 ソルトレイクシティ モルモン大聖堂
ソルトレイクシティ。 モルモン大聖堂。
さて、初日と同じく、 I-15沿いのウォルマートによって食料を調達。 明日の朝の分を合わせて、電子レンジで調理できるパスタとハンバーグを用意。 それと、お土産用にチョコの詰め合わせを購入します。

明日の便は大変だ!

今日の宿は取っていないけれど、初日と同じく、無難にDays Inn を選びました。3時頃、まだまだ日が高いけれどチェックイン。さてホテルについてネットで情報収集。 昨日の夜ちらっと見た「テロ未遂で空港が厳戒態勢」というのが気になってたので、いろいろとチェック。
見ていくと「空港には3時間前に来ること。 液体のものを手荷物に持ち込み禁止」などいろいろ条件が厳しい。それでも、イギリス便に比べればまだましか。イギリス-アメリカ便は手荷物自体持ち込めないみたいだしな。

明日の便は朝8:20発。 ただでさえ早いのに、空港には3時間前...5:20到着しなきゃならんですか。。。 レンタカー返すのを考えると、5時には必ず空港に到着していないと。

念には念を入れて今日のうちに一度空港までの道を覚えておこうと空港まで行ってみることにする。 予行練習をして正解。なぜか途中で道を間違えて、別方向に行ってしまった。 危ない。
正しい道に戻って空港到着。だいたいホテルからは20分ほどだな。 空港では電光掲示板で「液体持ち込み禁止」のようなことが書かれていた。ふむふむ。

さて、ホテルに戻ってパスタを電子レンジで温めて夕食。 ホテルのちっちゃなプールでしばし水泳をして体をほぐす。 明日は早いから早めに寝なくっちゃ。

帰国

ソルトレイクシティ空港大混雑

目覚ましに起こされて起床。朝3時50分。 いよいよアメリカ最後の日です。さっそく、ハンバーグを解凍して朝飯。 忘れ物がないようにもう一度部屋の中をチェックしてトランクをパッキング。 顔を洗って、チェックアウトしてさあ出発。
昨日一度来た道なので問題なく到着。 ハーツに車を返してほっと一安心。
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液体を持ち込めません という表示 こんなに並んでいます サンフランシスコ行きの飛行機です
さて、チェックインしようとすると。。。。 うわ。この時間なのに長々とした列が出来ている。 結局、チェックインに1時間半ほどかかりました。
そのあとのチェックも厳しい。なぜか抜き打ちの「当たりくじ」引いちゃって、 厳しい検査をされるはめに。 靴脱いで、カバンを布でこすって爆発物検査してと。 まあ、そんなかんなでようやく待合いロビーに到着。
この地方空港でこれだからサンフランシスコ空港は大変だろうな。

まったりとサンフランシスコ

飛行機は定刻通りにソルトレイク国際空港を出発してサンフランシスコへ。 ユナイテッド航空の便なので機内放送の9chで航空無線が聴けます。 出発時、管制塔からの「Cleared for takeoff」の声に従って 離陸が始まる瞬間はワクワクしますね。

さて、1時間半ほどでサンフランシスコ国際空港到着です。 さぞや混乱しているだろうと思いきや、国際ターミナルのチェックは空いていました。客も多いけどゲートもその分多いから、混まないのかな。
アメリカ旅行記 サンフランシスコ国際空港 アメリカ旅行記 サンフランシスコ国際空港
サンフランシスコ国際空港。ちょっと外を見てみる いよいよ東京行きの飛行機搭乗。
出発まであまり時間もないけど、ちょっとここで腹ごしらえ。 出発ターミナルにある「友和」という日本料理屋でカルビ丼を食べました。 久々のコメ。いいものですね〜。
いまからフライトと思われる全日空の機長がここにやって来て「大将!。寿司コンボ一つ(日本語)」 とカウンターで寿司を握っている店長に声を掛けるが、 反応がない。ちょっとして英語で応対。
ををどう見ても日本人だと思ったのだが、中国人か韓国人とかだろうか。さて、 全日空の国際線機長ならここでペラペラペラ〜と英語でオーダーするかと思いきや、「スシコンボ」と一言だけ。意外な感じ。まあ、日本の名前で日本料理屋出していて、日本語しゃべれない店長というのもちょっと変だが。
アメリカ旅行記 サンフランシスコ国際空港 アメリカ旅行記 サンフランシスコ国際空港 アメリカ旅行記 サンフランシスコ国際空港
機内食1(出発後) 機内食2(成田到着前) ただいま〜
さて、食事をしたらせわしなく成田行きに搭乗。
さようならアメリカ〜。

来年もまた来れるといいな。
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