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8日目 ハリウッド、リトルトーキョー、海岸散策

ロサンゼルス散策

今日はロサンゼルスを観光する日です。これまでロサンゼルスは空港から移動するだけ だったので、今日一日は楽しみ。大自然もアメリカらしいけれど、 ロサンゼルスも、とてもアメリカらしい街だからな。
朝起きると、天気は曇天です。カリフォルニアといえば 「燦々と降り注ぐ太陽」なので、ちょっとがっかり。まあ、こればかりはどうしようもないです。
朝7時にホテルの朝食をぱくつき、準備万端。 ロサンゼルスの地理はあまり調べていなかったので、 結局今日まわるコースは、「地球の歩き方 ロサンゼルス」 に出ているドライブモデルコースに載っている参考コースをほぼそのままトレースしました。 南の海岸へ移動して、そこから海岸を見ながら北上、高級マリーナのマリナデルレイ をみながら、ビバリーヒルズ、ハリウッドと盛りだくさん。定番コースを無理なく廻れるおすすめコースですね。

海岸へ

ホテルを出てまずは、I-10 へ。平日の朝なので、大渋滞です。インターから 本線に入るにも一苦労。
二人乗り以上なら利用できる「カープールレーン」は それでもがら空きです。皆さん、通勤に一人で車を利用しているのですね。 ここで、I-405 Southbound に乗り換えます。明日はこの経路でLAXへ戻るので、 ちゃんと予習しておかなければ。
I-405はロサンゼルスの西側を南北に走るロサンゼルスの 交通の大動脈です。片側7車線の道路で、止まったり動いたりの繰り返し。 LAXをすぎた辺りから、だんだんと空き始めて快適なドライブ。まあ、この辺りで雨が降り始めて きて残念。 I-405からI-110に乗り換え、I-110の終点でGaffey Stに乗り換える。 郊外の街並みになってきている。
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ホテルの朝食(無料)。自分でトーストを焼いて食べます。リンゴも無料。 サンタモニカ郊外。これからロサンゼルス中心部を抜けて海岸へ向かいます。 海岸の道路。岬になっています。
海岸はすぐ先のはずだけど、坂道がきつくて方向が よく分からない。勘で進んでいったら行き止まり.. 戻り戻りしてようやく海へ。
しばらく西に進んでいくと Rancho Palos Verdes というポルトガル系の名前の岬を越えてロサンゼルス西側の 海岸に出ます。 この一帯は綺麗に花で飾られた高級住宅街です。 椰子の木が道の 両側に茂って、「カリフォルニア〜!」 という雰囲気です。晴れていたらさぞかし綺麗でしょう。
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海沿いの道。 確かPCHとの交差点 マンハッタンビーチ付近。急坂です ポルトガル風の建物、地名も多いエリアです

再びサンタモニカ

北に進路を取った後は、一旦Pacific Coast Highway に合流して、LAXのちょっと南の マンハッタンビーチで海岸道路に移ります。この海岸道路は "Vista Del Mar" という これまたポルトガル系の名前です。
Vista Del Mar を10マイルほど北上すると、高級なマリーナ "マリナデルレイ"に 到着です。 大型のヨットが数多く係留されています。
中にも入ることは出来るようですが、駐車料金が高いのであきらめて 先に進みます。ここから、さらに海岸沿いに北上すると、昨日の夕方訪れた サンタモニカビーチに到着します。サンタモニカビーチは100年近く前から ある由緒ある海水浴場で、このころからあると思われる木造の桟橋が 歴史を感じさせます。

Santa Monica Blvd -- ルート66のゴール

サンタモニカビーチを後にして、今度はSantaMonica Blvdを使って内陸部へと 移動。このSantaMonica Blvdがルート66の終点になっているという重要な道路。 何の変哲もない道路ですけれど、今回のルート66を巡るたびには意味のある道路です。
さて、ちょっと進むと、UCLAがあるエリア。この辺りは高層ビルが立ち並ぶ オフィス街にもなっています。 車を止めてキャンパス見物しようと思ったのですが、 あいにくパーキングが満車。仕方なく、ちょっと入り口だけ見物して引き返します。
UCLAの入り口にあるガススタで給油してたときのこと、隣の兄ちゃんが、 「おお!今年モデルのマスタングじゃん」と話しかけてきます。 「いや、私のじゃなくてレンタカーです」と謙遜。 「オレも今日かり出したところで、マスタングを予約してたのにこれだよ 」と見ると、 RV車。 私の去年のワシントンでの出来事と一緒です。
そういえば、今回の旅ではカリフォルニア内はほとんどのガソリンスタンドで 給油ポンプでは日本発行のクレジットカード全滅です。カウンターに行ってポンプ番号を 伝えてクレジットカード払いという昔ながらのやり方が必要。まあ、コミュニケーションを取ることができて いいんですけどね。
Googleで "アメリカ ガソリンスタンド 給油方法" とか検索すればいろいろなページが出てきますが、 ついでなので、ここでアメリカでのセルフ給油のやり方のメモ
1. ポンプに車を横付け。
2. 給油機にクレジットカードを読み込ませてみる
-> Authorized と出ればOK。 普段通りセルフで給油続行。
-> Not Authorized と出れば、NG。このカードはこのガススタでは使えないので、 以下のようにします
3. ポンプ番号をチェック。ガススタの事務所(たいていコンビニのレジと併設)に行き、ポンプ番号と 満タンにすることを伝える。 正確な英語表現は分かりませんが、 クレジットカードを見せながら, "Hi, Pump number xx, fill up" 程度で通じます。カードは預ける場合もあります。嫌なら現金払いしましょう
4. 店員が遠隔操作でポンプを給油可能にしているので、普段と同じようにセルフ給油します。
5. 給油が終了したら、また店に行き精算します。 終了。

スーパーセレブな街 ビバリーヒルズ、ロデオドライブ

しばらく進むと、世界に名だたる住宅地「ビバリーヒルズ」が見えてきます。 ちょっと住宅地区に入って驚き.. 道が広い。片側2車線の普通の道路ですけれど、 1車線が5mぐらいありそうな勢い。家の前の道が20m以上あるんですもんね〜 綺麗に椰子の木が茂っているし。 さすがは大富豪の家。
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UCLAの入り口。 車を止められず、中には入れませんでした。 ロデオドライブの高級店街 ロデオドライブの高級店街
このすぐ近くには「ロデオドライブ」というこれまたブランドショップが 立ち並ぶエリアがあります。ビバリーヒルズに住むセレブ相手の 専門店街です。ティファニー、ブルガリ、フェンディー、グッチやらと 高級ブランド店が一角に密集するのはニューヨークの5番街と同じような感じですね。 建物の豪華さでいうと、五番街よりもこちらの方が上ですね。
さて、ロデオドライブで車が止められそうなところが無い... 近くの 有料パーキングに止めようとすると、係員のおっちゃんが 「ここはバレーパーキングだ わかる?」 というので、「別にバレーじゃなくてもお金払えばいいんだろう?」 と言う。「何時間止めるんだ?」「30分ぐらいかな?」「30分????」 という会話の後あきれたように向こうが、「じゃあその角っこ止めておいて」 と言うので、角っこに止めておく。
ゴールデンウイークのためか、日本人が非常に目につく。金持ちカップルが いろいろと買いあさっている。お金持ちっていいですな〜。
さて、30分ほどで駐車場に戻り、金を払おうとすると、さっきのおっちゃんは 預けておいた鍵を返してくれて、特に料金を受け取ろうとしない。いいですな。 30分ぐらいおまけで置かせてやるよという太っ腹なのか。まあ、もともと金持ち相手が ゆったり店とレストランを利用するためのバレーパーキングだから、 30分ぐらいはどうでもいいってことか。ちょっとラッキー。
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ビバリーヒルズ。 家の前の道がこんなに広いとは。 同じくビバリーヒルズ。 ハリウッド通り。

映画の都 ハリウッド

ビバリーヒルズのエリアを後にして、北東に4マイルほど行くと、 ハリウッド。ハリウッド通りを右折すると、ハリウッドのランドマークである 「チャイニーズシアター」が目に入ってきました。ちょうどここでは1時間までは 路上に無料駐車できます。
路上には、ハリウッド名物の俳優や監督のネームプレートが一面に並んでいます。 ハリウッド名物の手形は、路上ではなく、チャイニーズシアターの入り口付近の床に 置かれています。 手形をつけている人は、主に1940年代の俳優、女優の人たち。 ネームプレートの方は知っている人が多くいたのですが、手形の方は残念ながら あまり知らず... 勉強していこう。。。
チャイニーズシアター隣の「ハリウッド映画博物館」も見物。 古い映写機などが並んでいるのだが、いかんせん展示の規模が小さい。 これで12ドル... ちょっと高いな。
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俳優、監督のネームプレートが歩道に埋まっています チャイニーズシアター 有名な「手形」。チャイニーズシアターの前にあります
チャイニーズシアターの前には、バットマン、スパイダーマンの コスプレをした芸人がでていて、一緒に写真を撮ってくれる。 もちろん、アメリカなのでチップ目当てなのだけどアジア系(たぶん日本人?) の人たちは写真を撮るとさっさと移動してしまう。 まあ、けちとかじゃなくて そもそもチップを渡す必要があること自体分かっていないのだろうけれど.. 帽子の中にコインを入れて欲しそうだったバットマン...ちょっとかわいそう。
そういえば、ハリウッドといえば山頂にそびえる「HOLLYWOOD」のハリウッドサイン。 ハリウッドの通りからはかなり離れていますが、北側の山にはっきりと見えました。
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ハリウッド映画博物館。昔の撮影機 チャイニーズシアター ハリウッドサイン

リトル東京

さて、ハリウッドを過ぎ、今度はUS101で一路ダウンタウンへ。 さて、ダウンタウンで降りたはいいけれど、なかなか駐車場が見つからない。 この辺りはレッカーが強烈でちょっと走り回っただけでも数台レッカー中 の車両を発見。 というわけで気軽に路上駐車出来ない。パーキングメーター も埋まっている。 というわけで仕方なく日本人街のデパートの地下駐車場に止めることにする。
チャイナタウンは全米いたるところにあるけれど、日本人街というのは 本当に少なく貴重。
このエリアは「リトルトーキョー」と呼ばれていて、紀伊国屋やハウスのカレーショップ、 日本食材のスーパーなどが数多く出展されているところです。 日本食に飢えているので ハウスのカレーショップでハンバーグカレーをパクつきました。
この辺りは、観光街ではなくあくまでロサンゼルスに住んでいる日本人のためのエリア なので、異国情緒などは皆無。紀伊国屋は雑誌を航空便で仕入れているので へたしたら沖縄、北海道よりも発売は早いかも。
まあ、そういうわけでここにいると、東京の本やで立ち読みしているような日常的な 生活の気分になってしまい、アメリカ旅行モードが薄れてしまうわけですが、 「ロサンゼルスに留学しているんだ」と思いこめば非日常を感じられます。
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リトル東京の紀伊国屋 リトル東京 リトル東京の「交番」。
このビルを出たところに「オニズカストリート」と名前が付けられた通りがあり、 スペースシャトルの模型がおいてあります。1986年のチャレンジャーの事故で 亡くなった鬼塚さんを偲んだ通りです。
この一帯は古くからの日本人街の様で、高野山の別院もあります。 ここにお寺を建立下ということには、いろいろな歴史があるのでしょう。
通りを挟んだところに「全米日系人博物館」があります。 明治時代に移民してきた日本人の歴史、第二次世界大戦中に 理不尽に強制収容された歴史などが展示されている博物館です。 マンザナール収容所でもこういった展示が見ることが出来ましたが、 やはり博物館になっているだけあって展示品の数や内容はこちらの方が 詳細です。 このリトル東京にいると、自分が日本人であるということ が実感できます。
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シティホールから見たダウンタウン。意外とあっさり オニズカ飛行士が乗ったチャレンジャーの模型。 サンタモニカのカモメ
ダウンタウンを離れる前に、ロサンゼルスのCityHall(市庁舎)に行きました。 「地球の歩き方」によれば、展望台は一般公開されているとのこと。 早速訪れてみます。 受付に行くと当然の様に厳重なセキュリティ。
受付でパスポートを出し訪問目的を申告。 まあ、"展望台に行きたい" でOKでした。 入場者バッチをもらって入館。 展望台は26階。 ずいぶんと歴史がありそうなエレベータに乗り25Fまで。 一般のオフィスフロアでエレベータを乗り換え、 展望台に出ると、ロサンゼルスのダウンタウンが一望。 ガラスも柵もなく おまけに展望台エリアに誰一人いないし、開放感がばっちり。(逆に本当にここにいて いいのかと、ちょっと怖かったですが...)
さて、そろそろダウンタウンを後にします。実はもう午後5時。平日なので 渋滞にはまってしまいます。まあいい経験。

サンタモニカ海岸

そのままCA110からUS10に乗りサンタモニカを目指します。 昨日はビーチに着いたときにはすでに暗くなっていましたが、 今日はまだ日が出ています。ビーチでバレーをする人たち、 海を眺めるおじいさんなど。海はどこでも一緒だな。
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サンタモニカ海岸 サンタモニカ海岸 サンタモニカの有名なサイン
しばし海を眺めた後は、サンタモニカのマーケットで買い物。 アメリカのユニクロ「Old Navy」で自分のための衣服を買い込み ます。このマーケットモールはもっとゆっくり見られれば いろいろと発見がありそう。
そんな感じで、ロサンゼルス見物は終了。いよいよ明日は帰国。
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