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セドナセドナのピンクジープツアー
日本にいるときの計画では、セドナは一泊したらすぐに出発する
つもりでした。後がつかえているのでセドナ発が昼になったら
結構厳しくなるためです。 まあ、そういう計画だったのですが、昨日の神々しいセドナの夕景をみてしまうとねえ... ここまで来て、ちょっともったいない。 セドナでは「ピンクジープツアー」 というジープでのツアーをやっている会社があります。もう50年近くも やっているようです。効率よくセドナを見て回るにはツアーに参加するのが いいだろう..という考えから明日朝一でこのツアーに参加してみようと 昨日の夜中に急遽計画変更しました。 宿からWEBにアクセスできたのでこの会社のページを 急遽チェックして、最初のツアー出発が7時であることを確認。 「事前予約おすすめ」と書いてあるけどいまさら仕方ない。早めに 事務所に行って一番で予約すればいいやということで、昨晩はさっさと就寝。 今日は5:30起きで、ホテルチェックアウト6時。 まずは事務所のあるセドナのアップタウンまで移動。 レストランや土産物屋があつまって普段はにぎわうアップタウンだけど さすがに朝6時過ぎだと人はいない。事務所も開いていないなあ。 おまけにセドナは高地なので、さすがに寒い... 衣類は準備不足で 羽織る物を持ってきていないのでTシャツを重ね着して寒さをしのいでました。
ジープで街をでてちょっと行くと、いきなりオフロードに突入。 セドナの岩場をジープでがんがんと上っていく.. ありえない ような急傾斜を普通に上っていきしばらくすると見晴らしのよい 高台に到着。ここでジープを降りしばし散策タイム。
ニューヨークの4人連れは両親+娘+恋人?みたいだ。男の方はマイケルムーア みたいな体格。この4人は勝手に盛り上がっている。イングランドからきた 一人は静かに写真を撮りたいみたいで奥にさっさと行ってしまった。 というわけで、私も風景を堪能して写真を撮りまくっていました。
ジープの中ではドライバーの軽妙なトークでツアー客は爆笑。私は半分も 分からなかったけど、分かった振りをして爆笑... もうちょっとヒアリング 勉強しようっと。
「ボルテックス」って、セドナの土地のもつ力が地上に出ているところの ことらしい。私に感じる力があるのかはわかりませんが。 昨日セドナの占い屋 でもらった「ボルテックスマップ」を元に、セドナ空港の近くにあるといわれている 「エアポートボルテックス」を見に空港に向かいます。結局この場所にはたどり着けなかった のですが、空港自体が高台にありそこから見たセドナの街それ自体に神々しさを感じました。
さらに東へサングラスが無い!10時頃セドナを後にして、フラッグスタッフへと昨日来た道を戻ります。 日も高く昇ってきたのでサングラス(眼鏡の上からつけるタイプ)をつけようと センターコンソールの物入れを探ってみるのですが、サングラスが無い...どこかでなくしてしまったようです。このアリゾナの日差しでサングラスなしは厳しい。 でも行くしかない。サンバイザーを地平線すれすれまでおろして走ります。 アリゾナの広大な空を見ることができずちょっと悲しい... おまけに道路の照り返し で目が痛む... 。 フラッグスタッフへフラッグスタッフへの道は昨日来た道と同じ。 森と小川に囲まれたワインディングのAZ87Aを進みます。 道は狭いですが、ここもドライブしていて気持ちのいいところです。途中、I-17に合流してI-40でアルバカーキ方面へ入っていきます。 フラッグスタッフ付近はまだ山地ですが、I-40を10分ほど走ると周囲360度 何もない大平原となります。 これまでもアメリカの大平原を見てきましたが、 ここはレベルがちょっと違います。 Twin Arrows, Two GunsI-40をさらに東に進むと、 Twin Arrows という地名があります。 ここには、二本の大きな矢が地面に刺さっています。 インターを降りたのですが、あったのはそれだけです。 インターを降りてもどこにも行けません。再びI-40に乗り、しばらく行くと、今度は Two Gunsという名前の出口。 ここは、二丁拳銃を構えた人の絵がありました。 ええと、それだけです。 どこにも行けません。
メテオクレーター (バリンジャー隕石孔)今日の目的地の一つメテオクレーター(バリンジャー隕石孔) は20マイルほど I-40を進んだアリゾナの大平原の中にあります。I-40を降り赤茶けた大地の中を 5マイルほど進むと、メテオクレーターが見えてきます。大平原の大地の中、 そこだけ大地が盛り上がっているのでよく分かります。メテオクレーターは国立公園ではなく観光施設です。 入場料は$12。ちょっと高め。 このクレーターの成り立ちや、このクレーターを研究したバリンジャーさんの 業績を展示した展示館が併設されています。この展示館を抜けると、クレーターです。 直径は1kmぐらいの大きなクレーター。 アリゾナの乾燥した空気のためにここまで きれいに残っていたのでしょうか。
ちょうど昼過ぎ。でも食事するわけでも無く次の目的地に向かいます... (あらら? 今日はまだ飯を食べていない気が...) ナバホ族の街Holbrook へ今日の今後の行程は実はあんまりありません。明日のために距離を稼ぐのが目的。 とりあえずの次の目的地は 化石の森国立公園です。 I-40を東へと進みます。まだまだ大平原が続いています。ずっと80マイル巡航。気楽なドライブです。 また、1時をすぎるとまた昨日と同じように眠くなってきてしまいました... 特に今日はサングラスが無く、強烈な道路の照り返しをずっと見続けていたので かなり目を痛めていました。とりあえずHolbrookという街で降り街の入り口で一休み。 ここHolbrookはネイティブインディアンの街で、モーテルもインディアンのテントを 模したものがありました。 Holbrookはスーパーマーケットがあるこの辺りでは 大きな街です (アメリカは地図に大きな文字で地名が書かれていてもスーパーどころ か小さな商店もほとんどないような街がほとんどです)。 このスーパーの店頭ではナバホ族のためのコミュニティペーパーも無料配布されていました。 このHolbrook でガソリンを給油して、またI-40で化石の森へと出発。
化石の森国立公園I-40で "Petrified Forest National Park" のインターで降ります。 "Petrified" ってどういう意味かと思ったら「化石」なんですね。 一つ知っている英単語が増えた。国立公園の入り口でナショナルパークパスを見せて入場。 入り口でレンジャーのおばちゃんに「ここで何をやっていけないか知っている?」 と質問される。 そんなことを言われても「はぁ?」なのだが 「何も持ち帰ってはだめですよ」と念を押される。
この国立公園の見所は、一つは木の化石です。あちこちに結晶化した木が転がっています。 数万年の間ここに転がっていたのでしょうか..朽ち果てずによく結晶化するまで 残っていたものです。「化石」といっても、宝石のような輝きがでています。 そういえば、ダイヤモンドも木もどちらも炭素でできていますからね.. もう一つの見所は、先住民の残した遺跡です。岩に動物などの絵が描かれています。 歴史教科書にでてくる「クスコーの壁画」のようなタッチの絵が描かれていました。 ネイティブアメリカンの祖先なのでしょうね。 化石の森国立公園を南に下り、ゲート近くのギフトショップで、アリゾナの石でできた コースターをおみやげに購入しました。この石は「デザートストーン」といって、 まるで木の年輪のような模様が入った石です。これを磨いてコースターにしたもの。 一つ$5。珍しさも手伝って、おみやげとしては手頃です。
ニューメキシコとの州境 SpringerVille へ化石の森国立公園をでて、今日の宿泊地に向かいます。 今日から3日はすべてモーテルに当日飛び込みです。 明日の行程を考えるとニューメキシコとの州境の SprinverVille まで移動したいところです。夕日の、US180 を東に向かいひた走ります。アップダウンがつづく丘陵地帯です。 30マイルほどでセントジョーンズを通過します。 アメリカの典型的な 片田舎の街です。ここで今日は終わりにしてもよかったのですが、 明日の行程を考えて、もう一つ先の SpringerVille まで向かうことにします。
ようやく一段落して、近くのマクドナルドでハンバーガーをパクつきます。 結局食事らしい食事をしたのは今日はこれが最初。ちょっと食生活が 乱れまくっています...
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