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5日目 ワシントンへ移動(8/4)

アセラ特急(Acela Express) でワシントンへ移動

今日はワシントンへの移動日。4日滞在したホテルニュートンを出る。 ワシントンへは、アセラ特急で移動する。出発駅は、ペンシルベニアステーション。 昨日、すでにこの駅はチケット受け取りで訪れているので、迷うことは無い。 この駅出発は9時。ペンシルベニア駅付近も通勤客でごった返している。 主な交通手段は車だとしても、隣のニュージャージーから来るのなら、電車が便利だっていうのもあるのかもしれない。
出発までちょっと時間があるので、駅前のスターバックスで、朝からまたVentiのアイスコーヒーを飲む。全く好きだこと(^^。
まだ時間はあったが、駅で電車を待つこととする。アセラ特急は他の電車と違い、専用の待合い席があるところが良いところ。チケットを見せれば無料の休憩所(といっても椅子しかないけれど)でくつろげる。 9時ちょっと前になったので、ホームに降りようと、電光掲示板を見ると... あらら? 先ほどまで 9:00 と時間が表示されていた私が乗る特急2151号の時刻表示が 消えていて、 "Standby" になっている。 Standby ? 準備中? 何か故障なのか?と思ったら、単に「そろそろ電車が来るよ」という表記だった。ただ、出発の5分前になっても、まだ入線するホームは表示されていないし、ホームには降りられない。ようやく3分前ぐらいになってホーム入り口で改札が開始。それまで改札はしまっている... って地方のローカル駅のようなシステム。 まあ、ホームは薄暗いし、狭いから安全ではないのかな。
出発間際にならないと出発するホームさえ分からない所が、古き汽車の名残を残しているなと感じました。
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朝のペンシルベニア駅 またしてもスタバ 電光掲示板。私の乗る2951号はStandby。 着発番線(Track)は一つとして表示されません。発車5分ほど前に表示されます
さて、アセラ特急が到着。車両はアムトラック自慢のものなので、内装は非常にきれい。おまけにゆったりとしていて座り心地がよい。全社 ファーストクラスかビジネスクラス。 今日はビジネスクラスでワシントンへ。 「ビジネス」の名の通り、本当にビジネスマンしか乗っていない。観光客は飛行機に乗っていくのか?
座席は、ランバーサポートがあり、リクライニングがしっかりと倒れる。 ヘッドホンを持参すれば、車内で音楽も聴ける。また、ビジネス用途メインということも あり、テーブルはA4ノートをおき、横に手帳を広げられるほどの大きさ。 多分新幹線のグリーン車よりも快適だと思う。
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[アセラ特急] 座席の間隔が広く新聞をゆったり読めます [アセラ特急] トイレもゆったりしています
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[アセラ特急] ビジネスクラスの座席配置 [アセラ特急] ワシントン ユニオンステーションにて

所要時間は2:30ほど。 飛行機で行く場合、 マンハッタン->ニューアーク、 ダレス->ワシントンDC までの移動時間や、ボディーチェックの時間を考えれば、時間はどっこいどっこいだろう。飛行機のゲートで靴脱がされて狭い座席に押し込まれることを考えれば、 ワシントン-ニューヨーク間はアセラ特急に決まりですな。

白亜の殿堂 ワシントン ユニオン駅

さて、気持ちよくてうつらうつらしているうちにワシントンのユニオンステーションに 到着。ここも歴史のありそうな駅で、コンコースは大きなドーム状の屋根。ここに 曰くがありそうな5人の賢者の彫刻。さすがはアメリカの首都。

さて、ここでレンタカーを借りる。レンタカー事務所は駅の中にある。小さな受付所がそれ。ここでのレンタカーの手続きはアメリカの他のレンタカー事務所と異なってます。
普通は、オフィスと駐車場が一体になっていて、手続きが済めばパーキングロットの番号が書いた書類を渡され、駐車場でその番号に停まった車を探し、駐車場出口で出庫手続きをするというもの。
ここは、事務所と駐車場が離れていて、おまけに駐車場は一般の駐車場。 そのため、事務所でキーをもらってそれでおしまい。うーん アバウト。 「車の駐車場所はどこなんだ?」と聞くと、 「このキー 見て。 このボタンを押すと、 ホーンがなるからそれで分かる」。 うーん。 確かに、この機能は大きな駐車場で自分の車が分からなくなったときに使うものだから、正しい使い方なのだが、なにかアバウトだな。 だいたいどういう車なのかもわかってないぞ。 そもそも予約時には「マスタング」を 指定していたはずなのに、マスタングないから4WDにしておいた... って全然車種が違うじゃん
さて、ホーンをならして見つけたのは、フォードの小型4WD車。 車高が高い。 いつもはセダンを運転しているので、ちょっと車幅感覚など調子が狂う。 だいたいやな、 トランクがないし... 荷物が丸見え..。 レンタカー借りた 直後はワクワクするのが普通だが、今回はなーんかちょっと不満足。
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ワシントンDCに到着。 ユニオンステーション ユニオンステーション。この彫刻の方々、きっと由来があるのでしょう 今回借りたレンタカー。フォード車

準備不足の中、ワシントンDC の中へ


駐車場で地図を頭にたたき込んでいたら、横からクラクションをならされる。 このレンタカー会社の従業員。どうやら、ここに戻ってきた車を入れたい様子。 まあ、しかたないか(ちょっと弱気)。 大体の位置関係は分かったし、勢いで ワシントンDCの街に出る。

ワシントンDCもニューヨークと同じように碁盤の目状の道路構成が基本。 ただし、東側、西側では、放射状になっている道路もあるのでちょっとだけ 注意が必要だった。 まずは、駐車場を探して、ホワイトハウスあたりを見学したいのだが、止められるだろうか? 10分ほど流していくと、見覚えのある建物 発見。 ホワイトハウスですなー。
この辺りは、駐車場は全くと言っていいほど無いのだけれど、時間指定(場所により30分〜3時間)で路駐が許されているので、空いたところに止めるのが一般的。 ちょっとホワイトハウスから離れたところで空いているところを発見。 ようやくここから観光開始。 降りると ...むわーっと暑い... って、なんかワシントンに不満がありそうな 書き方しているな(^^

アメリカ政治の中心部 ワシントンDC -- 公園都市

ワシントンDCは、社会主義国家も真っ青な国家によって計画的に作られた都市で、 アメリカにいるのに、流行や産業の臭いがしない静かで不思議な空間です。 そういうものはニューヨークに任せて、この場所では国としての計画 を立てる事に専念するという分業体制なんだろうな。 また、ワシントンには、記念碑、慰霊碑が目立ちます。 目立つと言うより、街全体が慰霊碑になっているようなところ。 ワシントンにいると「今のアメリカの繁栄を支えているのは、これまでに戦ってきたアメリカの兵士だ」というメッセージを強く感じます。 第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争 それぞれ、公園の一番良いところに慰霊碑があり、 またポトマック川を渡ったところには、ワシントンを見下ろす丘に広大なアーリントンの戦没者墓地がそびえています。
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Whitehouse Visitor Center。ホワイトハウスに一般人が入れない今となっては、ホワイトハウスを知る資料館として貴重な存在。ホワイトハウスから東へ100mほど行ったところにある商務省の建物の一階。やたらとセキュリティが厳しかったです おなじく。 ホワイトハウスでのレセプションの風景 おなじく。 第二次世界大戦のことはずいぶんと詳しく説明していました。「 第二次世界大戦が終わったからアメリカの発展があるのだ。戦争に勝てたアメリカ万歳」というメッセージがワシントンDC内では一貫しています。
駐車したところからちょっと歩くと、ホワイトハウスの前。 テロの前はなんとホワイトハウスの中を見学できたそうだ。 今は大使館の紹介状が無いとだめだそうだ。 ホワイトハウスの横のビジターセンターでワシントンDCの情報をもらう。 また、このビジターセンターは、国威発揚の場になっている。 アメリカはこれまでどのような戦争をしてどういうように勝利を収めてきたかという事がわかりやすく説明されている。 特に第二次世界大戦で日本に勝った辺りは念入りに書かれている。 なーんかいやな感じ。
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正面から見るホワイトハウス
ホワイトハウスはそのくらいにして、次はリンカーンメモリアルへ移動。巨大なリンカーンの座像があるところ。ローマの建物のような巨大な建物になっている。 リンカーンの座像から見ると、ワシントンモニュメントを挟んでキャピトルヒルまで2kmほどずっと野原になっている。ワシントンモニュメントまでの800mは、池になっているところ。 ここが、キング牧師が1963年に "I have a dream!"と演説したまさにその場所だな。 さて、ワシントンにきた一番大きな目的はスミソニアン博物館の見物。 ワシントンには今日を入れて3日滞在するから、十分みれるのだが、今日も 見ておこう。既に4時だったが、スミソニアン博物館に移動。 スミソニアン博物館といっても、一つの博物館ではなく、いくつかの博物館が 集まったもの。目当ては、なんと言っても、航空宇宙博物館。 世界最大の航空に関する博物館だもんな。
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ワシントンDCの象徴。ワシントンモニュメント。その高さ166m。 ワシントンDCでは、どこからでもワシントンモニュメントが見えるように建築物の高さは厳しく規制されています リンカーンの座像。人と比べるとその大きさが分かります
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このリンカーンの目線から見たワシントンDC。 ワシントンモニュメントの奥にキャピトルヒル(連邦議会)があります。 ホワイトハウスは左側にあります。まさにアメリカの政治の中心地。 ベトナム戦争のアメリカ人用の戦没者名を刻んだ石碑。

スミソニアン航空宇宙博物館。

さて、航空博物館は翌日も訪れたので、詳細は翌日。 たっぷり写真を撮ってきました。 さて、航空博物館を出るとすでに6時。そろそろ、今日の宿に行かなければ。 今日の宿は、ちょっと離れたところにある Day's Inn. WEB予約サイトの TravelNowでワシントン近辺で安い宿ということで調べたのだけれど、 実際はワシントンからかなり離れていた。州のコードが"MA"なので、どこかと思いきや メリーランド。ワシントンDCはちっちゃなエリアだもんな。ちょっと離れるとすぐにメリーランド。 さて、ちょっと町はずれにきたのでレストランも無し。適当に近くのスーパーで 食料を調達。カップラーメンを調達したのはいいが、キッチン装備のホテルのつもりでいろいろ買ってしまったが、レンジはおろかポットもないのでお湯が出ない。洗面台のぬるいお湯でわびしくカップラーメンを食べて就寝..
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今日の宿。一人旅なのにツインの部屋。DaysInn でした

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