アメリカ旅行記/レンタカーで走る真夏のアメリカ グランドサークル
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三日目 グランドキャニオントレイル下り、デザートビュー (2002/8/4)

グランドキャニオンの夜明け

グランドキャニオンMaswik lodge。朝4時起き。本当は4:30に起きる予定だったが、周りの部屋の物音で目が覚める。外はまだ真っ暗。

夜明けまではまだ結構時間はあるけど目が覚めたのでそのまま準備して出かける。夜明けを見るポイントは峡谷の東側がよいとのことで、車に乗って3kmほど離れた"Yavapai Observation Point"まで移動。まだ辺りは真っ暗でかなり涼しい。グランドキャニオン内は街灯がないので本当に真っ暗闇。グランドキャニオンで朝日を見に行こうと思ったら懐中電灯がないと迷います。

日の出までは40分ほどあるけれどもう何人か集まっている。この時間からいる人はやっぱり写真好きらしくみんな三脚かかえて東の空をねらってる。日の出が近づくに連れ人が増えて来ますがさすがにこの早朝、昨日の夕日見物ほどは増えない。

最初は遙か東が薄明るく照らされているだけだったが、夜明けが近づくに連れ徐々に間下に広がる山容が見えてくる。今日降りる予定のブライトエンジェルトレイルの一番先のプラトーポイントや、その遙か先の谷間に作られた宿「ファントムランチ phantom ranch」らしき建物まで見えている。

残念ながらこの日は曇りでグランドキャニオンの地平線から登る太陽を見ることは出来ませんでしたが、徐々に姿を見せてゆくグランドキャニオンを目の当たりに出来たのは国立公園内に宿を取れたおかげかと。
アメリカ旅行記/ グランドキャニオン 夜明け アメリカ旅行記/ グランドキャニオン  夜明け
Yavapai Observation Point から見る朝焼け。 すでに太陽は出ているのですが、曇っていてい見られません。残念

グランドキャニオントレイル下り(ブライトエンジェルトレイル)

また、Maswik Lodgeの美味しくない飯を掻き込み、いざブライトエンジェルトレイルのトレイル下りに出発!。

トレイル=Trail」って、いわゆる「道」のことですけどアメリカの公園などでは登山道や長めの散策路のような意味で使われいる様。

時間は7:00。まだ涼しい時間帯に下ってしまおうとMaswik Lodgeを出発。ロッジからトレイルの入口までは500mほど。涼しい中を入口に向かって気持ちよく歩く。おろしたてのトレッキングシューズも足にぴったりと合い気持ちいい。今日は山道を歩くからデジカメを手ではなく、リュックのヒモに引っかけてあるいていたら...
デジカメがアスファルトの道路に落下〜筐体崩壊〜!ひえ〜 (x x)

一瞬にして顔面蒼白... 写真撮ることはこのアメリカ旅行の大きな目的の一つだったのに.. まだ旅が始まったばかり。
しかもこの旅の最大のイベントなのに目前にして落とすか〜。カメラを見ると、電池蓋が吹き飛んで無くなってる。もちろん電源を入れても×。ひえ〜この旅ではデジカメで撮影できないのか...

液晶部分は壊れていないのが不幸中の幸い。 トレイルに向かうのは一旦中止して吹き飛んだ電池蓋を探し回る。道はそんなに広くないのだけど、道の周囲が草で覆われていてこっちに飛んでしまってたらさすがに分からない。かれこれ1時間ぐらい探したけど見つからず。あきらめてトレイルを下ることに。
どうにかデジカメ使えないかと観察したら、電池蓋と接触する本体の部分に小さなスイッチがあり、このスイッチを爪で押しながら電源を入れると無事撮影が出来ることが判明。スイッチを押しつづければ、撮影は問題なくできる。なんて丈夫なんだ。さすがIXY200。だてにステンレスSUS316を外装に使っていないな。プラスチック製のデジカメならここで本体が壊れているところだったよ。しかし、この撮影つかれる。左手人差し指をカメラで背面のこのスイッチを押しながら右手人差し指でシャッターを切る。左手がつりそう。そうはいっても周りは素晴らしい峡谷の風景。是非撮りたいので無理して撮影。



このトラブルでトレイルに入るのは8時頃になってしまった。入口には「夏にトレイルの下側(インディアンガーデン)まで行くのは暑くて危険。行くなら少なくとも7時にはここを出発のこと」なんて警告の文書が。本当はインディアンガーデンまでは行きたかったのだけど熱射病になるのも怖いので素直に警告に従い途中の3マイル休憩所で引き返すことにした。カメラが壊れてちょっと気分が沈んでたってのもあったし。

最後まで行かなかったとはいえ渓谷の眺めはそれは素晴らしかった。上から見るのとはまた違う立体感のある風景が広がってゆく。目の前の山("The Battle Ship" というらしい)の頂がどんどん高くなって行き、ノースリムの地平線の上にだんだんと上がってゆくのが分かります。
世界中でも、スタートが山頂で、徐々に1000m近く下ってまた登ってくるっていうトレッキングコースってここぐらいかな。午後に話を聞いた現地レンジャーのおじさんも「ヨーロッパから来る人も驚いてます。ヨーロッパにもアルプスのような素晴らしい山はあるけど、最初に下ってそのあと登るなんてコースはないって」と話していたし。

このブライトエンジェルトレイルはロバ(Mule)で下ることもできるんです。 かなり人気のツアーでかなり前から予約しないとだめらしいけど。このツアーかなりの歴史があって100年近く続いているとか。

国立公園内では動植物が厳重に保護されているので、野生動物(鹿、リスなど)が頻繁に出現。峡谷だけど食べ物あるのかな?

そんなかんだで3マイル地点で引き返し、1時頃入口に到着。
[10/7記: 偶然NHK BS でグランドキャニオンのトレッキング紀行の放送を見ました。うーん。インディアンガーデン!行きたかった。コロラド川も見たかった。
石川さゆり うらやましい。でも、ブライトエンジェルトレイルをもう一度拝めたのはうれしい。 記憶の中の風景そのものが写っていたな。
アメリカ旅行記/ グランドキャニオン ブライトエンジェルトレイル(Grand Canyon Bright Angel Trail) アメリカ旅行記/ グランドキャニオン ブライトエンジェルトレイル(Grand Canyon Bright Angel Trail)  鹿 アメリカ旅行記/ グランドキャニオン ブライトエンジェルトレイル(Grand Canyon Bright Angel Trail)  遙か先はプラトーポイント、インディアンガーデン アメリカ旅行記/ グランドキャニオン ブライトエンジェルトレイル(Grand Canyon Bright Angel Trail)  ミュールツアー
ブライトエンジェルトレイルを降り初めてすぐの風景。右手のとんがった山が"The Battle Ship" 降りてゆくと、向こうの地平線よりも山が高く見えてきます。 トレイルには鹿も現れます。自然動物優先が国立公園の原則なので、しばしここで待ちます。鹿は崖を登って行ってしまいました。 遙か先まで続くブライトエンジェルトレイル。谷間の先に「Indian Garden」があります。 Mule ツアー。ゆっくりとトレイルを降りてゆきます。みんな誇らしげで陽気です。
アメリカ旅行記/ グランドキャニオン ブライトエンジェルトレイル(Grand Canyon Bright Angel Trail)  コロラド川まで一日で降りて登ってくるのは危険。熱中症で体をこわすおそれありの看板
「谷底(コロラド川)まで一日で行って戻ってくるのはやめましょう。死にます」の看板。これ見た家族連れが"We can do it. No Problem! Let's go" とわかりやすい英語をしゃべって降りていったけど大丈夫かな?

グランドキャニオンウエストリム、ビジターセンター

トレイルの入口まで戻り、今度はリムからグランドキャニオン見物に向かう。昨日ちょっとウエストリム(ロッジなどがある地域の西側)の方に行ったけど、ウエストリムのさらに奥に進むことにする。

ウエストリムは夏期(5月から8月)期間中は一般車の入場規制がされ、シャトルバス(無料)でしか入れない場所です。バスで一気に一番奥のHermits Restまで移動。
Hermits Restって名前の通り、休憩所です。20世紀初頭のアメリカ観光ブームの時に作られた石造りの売店だそうです。ドリームキャッチャーやら飾り物やらといったインディアンの民芸品を売ってます。創業1914年の売店とのこと。アメリカのモータリゼーションがまだ到来してなかったころからグランドキャニオンはアメリカ有数の観光地として有名だったんだなあ。

そういえば昔木村拓哉主演で人気があったドラマ「ビューティフルライフ」ってのがありましたね。その中で木村拓哉(柊二)が常盤貴子(杏子)のアメリカ旅行のおみやげを受け取らなかったとき、友達の水野美紀(サチだっけ?)が木村拓哉に「グランドキャニオンの一番奥までいってわざわざ柊二のために選んできたのよ〜」のような感じことをいっていたな。多分、ビューティフルライフの原作者の北川悦吏子さんはこの売店を意識して書いたに違いない。この辺りなら車いすでもアクセス可能になっているし。

そんなことを思い出しながらドリームキャッチャーを購入。ドリームキャッチャーってインディアンのお守りで、真ん中に網があり、その周りに鳥の羽根がついている民芸品。良い夢は編み目をすり抜けて羽根に乗って枕元に降り、悪い夢はその編み目に引っかかり朝になると太陽の光とともに蒸発してしまうとか。実は今自分のベッドの上に飾っているけどうーん。最近不思議な夢をよく見るぞ。悪夢じゃあないけど良い夢でもない。おまもり関係ないのかな?(^^

その後一旦Maswik Lodgeに戻りシャワーを浴びて昼飯。太陽がカンカンに照っているのでシャツなど洗濯。実はレンタカーの屋根で乾かしました(^^;
さらに時間があるので、ビジターセンターを訪問。ビジターセンターではグランドキャニオンの観光案内はもちろん地層のことやら、トレイル下りの注意点などいろいろ紹介してます。来年あたりにはレンタサイクルサービスもはじめるとか。楽しそうだな。

<パークレンジャー>

どこの国立公園でも一緒だけど、「レンジャー」という案内人兼治安要員(警察権さえもっている)が詳しく公園のことを説明してくれる。私が行ったときには「トレイルの歩き方の注意」という題目で講演をしていた。この話は、トレイルを今から下る人のための講演であると同時に、「ジュニアレンジャープログラム」の認定授業も兼ねていたよう。

ジュニアレンジャープログラムって、向こうの小学低学年の子供達を対象にした自然体験学習の一環で、自然観察や講演を聴くなど課題をこなすというプログラム。課題をこなすと「ジュニアレンジャー」として当のレンジャーから認定してもらい、修了証書とバッジをもらえるようです。
最後にレンジャーからサインをしてもらいジュニアレンジャーのバッジをもらっていた子供達が誇らしげだったのが印象的。帰りのシャトルバスの中では子供達同士がジュニアレンジャーバッジを見せあいっこしてたな。きっと現地ではレンジャーって憧れの職業なんだろうな。かっこいいもんな。
講演中、当のレンジャーが聴講者にどんどんと質問をしていたので私はあてられないかとびくびくしてました(質問が出ると同じようにびくびくして母親の後ろに隠れてしまう子供もいましたが(^^)質問内容は
(1)グランドキャニオン。夏のトレイル下りで一番大事なものは? (答え:水)
(2) では次に大事なものは (答え: 塩っぽい食べ物)
(3) 他に気をつけなければならないのは? (答え 日光から身を守る)
(4) グランドキャニオンが他の山の登山と違うところは?
    (答え 最初に下って、帰りは登ってゆく。一度降りたら疲れたとしても最後まで登らなければならない)
などなど。偶然、旅行前にとあることから熱中症関係のサイトをアクセスしていて、熱中症関係の英単語(heat stroke(熱痙攣), heat cramps(熱射病), heat exhaustion(熱疲労))が記憶にあったのだが、この単語が講演の中で続々とでてくる。やっぱり世界中どこでも熱中症対策は大事なんですね(というか、グランドキャニオンでは熱中症で毎年何人も死んでいるとか)
レンジャーいわく「水ではなくスポーツドリンクを飲んだほうがいいですよ」とのこと。
でもでも、アメリカって飲料のバリエーションが非常に貧弱なんだけど。どこに行ってもコーラとゲータレードとマウンテンデューしか売っていません。 ポカリスエットやアクエリアスなんてスーパーにもなかったな..

そうそう。このレンジャーによると、グランドキャニオンで一番いい季節は5月と10月だそうです。とくに5月はトレイルに花が咲いているのでお勧めとか。グランドキャニオンを訪れるのなら夏休みよりもゴールデンウイークの方がよいかもしれませんね。
アメリカ旅行記/ グランドキャニオン ウエストリム側  シャトルバス アメリカ旅行記/ グランドキャニオン Hermits Rest。 ビューティフルライフででてきた店ってここのことかな? アメリカ旅行記/ グランドキャニオン ビジターセンター アメリカ旅行記/ グランドキャニオン Mule の宿
グランドキャニオンサウスリム内のシャトルバス。天然ガス駆動。ドライバーの人たちはみんな名ガイドです サウスリムの西のはずれ Hermits Rest。石作りの由緒あるおみやげ屋です。 ビジターセンター。外にこの様な掲示板がたくさん並んでいます。中ではレンジャーが講演会を開いています情報盛りだくさん。 Mule の牧場。ここで本日出番がないMule達が休んでいます。

グランドキャニオンの東のはずれデザートビュー

ビジターセンターでレンジャーの講演を聴き終わり、おみやげを隣の書店で購入してMaswik Lodgeに一旦戻る。その後グランドキャニオンサウスリムの東のはずれにある「デザートビュー」という石積みの塔(ウォッチタワー)を見に行く。今日は初めての車の運転。国立公園内だからたいした距離はないだろう〜とタカをくくっていたらロッジから20マイル近くあってびっくり。やっぱりグランドキャニオンはスケール広いな。デザートビューにある塔(ウォッチタワー)はやけに由緒がありそうで、中国でいえば「隋の時代に作られた塔」といわれても、「ふーん。そうか歴史ありそうだもんな」と信じてしまいそうなところ。でも実は1932年製。フーバーダムよりも着工は新しい。これもHermits Restと同様、観光目的に作られた建築物。客集めのためにこんな塔を70年以上前につくるアメリカ人の気質が現在のラスベガスに客集めのために怪しげなホテルを建てる人たちに受け継がれているんでしょうね

夕日に当るデザートビューのウォッチタワーとグランドキャニオンの風景がマッチしていて美しい。ここで取った写真はお気に入りの風景の一つ。

帰りはこの沿道沿いにあるいくつかのグランドキャニオンの見所をはしごして回る。あるビューポイントでは、断崖絶壁の上に張り出した岩の上で寝ているおねえちゃんがいた。怖くないのかな? でも爽快そうだな。足を踏み外すと、100m以上下のコロラド川に転落するのだけど特に柵はない。さすが「at your own risk」という自己責任の国アメリカだ。

デザートビューからの帰り道、前を制限速度以下で走るキャデラックがいた。このキャデラックも私と同じように見所をはしごしてる。80を越えたような老夫婦が乗っていて、おじいさんがおばあさんの手を引いてまったりと峡谷見物をしている。いい光景だな。
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デザートビューのウォッチタワー。1932年に建てられたグランドキャニオン観光のための塔。高さ15mぐらい。 デザートビューの中の壁画。本当のインディアンが建造時に書いたとのこと 危なそうだが、崖の上に気持ちよさそうに寝る人。心地よさそう。起きるときに足すくまないのかな?

デジカメ修理

さて、今日壊れたデジカメ。 左手をひねって指で底面のスイッチを押していれば撮影可能だが、いつまでもそんな状態で写真を撮りたくない。単にスイッチを常に押してられればいいんじゃないか?ということで、デザートビューからの帰りの運転時に、デジカメの電池蓋にあるスイッチを押し続けるような細工を計画していた。
グランドキャニオンのビジターセンターによったときに大きなスーパーを見つけたのでそこで材料を見繕う。(実は国立公園にスーパーがあるのはこのグランドキャニオンぐらい。それも大きな街にあるような大型スーパー)。なんと工具類まで売っている。

スイッチを押す部材は丈夫さから金属を使おうと決めていたのでまずは切断と加工用のニッパー、および固定用のビニールテープを購入。金属部材を探すものの、妥当なものが見つからないので、飲料のキャップを代用することにした。アルミ缶だと強度に不安があったので、丈夫そうな大きな瓶のキャップを利用。
(余談だがこの瓶に大きく「緑茶」と漢字で書いてあった。毎日マウンテンデューと水の生活にも飽きてたので「これだっ!」と迷わずに買ったのだが、宿に戻ってみると小さく「Honny Taste」って書いている。飲んでみると緑茶の味はするものの、こいつはハチミツ入りだ。やっぱりアメリカ人の味覚はおかしい)

そうそう。さすがにMaswik Lodgeの飯を食べたくなかったので、このスーパーで食料調達を試みたのだが... うーん。どうも夕飯に出来るようなのはないな。調理できるところがあるのなら、野菜や肉はそろっているのだけど。 とりあえず翌日の朝食のために牛乳とバナナを調達(ってみすぼらしい〜)。

さてさて、宿に戻って工作。しかし、なんでグランドキャニオンまで来てこんな工作をしているんだろう(^^;
まず、カメラの電池ケース部分の採寸。スイッチは電池ケース部の底面すれすれについているので、このスイッチを押すにはミリ単位での精度が必要。紙を差し込み鉛筆で採寸し、瓶のキャップに転写してニッパーで切断。このニッパー切れが悪く、なんども押しつけながら、金属疲労にて折るようにして切断。
今度は曲げ工作か。この切れの悪いニッパーが今度は逆に役立った。曲げる箇所でニッパーを押し当てると、切れることなくちゃんと曲がってくれる。
よしよし。早速カメラにこの部材をあわせてみると... うーん寸法はあうんだけどやっぱりスイッチが部材の下に逃げてしまうな。 対処のために先端1mmほどに「かえし」をつけて再チャレンジ。こんどはこの「かえし」にスイッチが引っかかってくれる。よしよし。これをビニテでびしっととめて完成。 汚いけど動作は問題なし。

ふー。あ、そうそう。ニッパーは絶対にリュックじゃなくてトランクに入れておかなきゃな。帰りの飛行機でハイジャック犯と間違えられてしまう。
アメリカ旅行記/ グランドキャニオン こわれた IXY200 を修理するための間に合わせの機材。さすがIXY200の外装はつよかったよ。 アメリカ旅行記/ グランドキャニオン あしたの食べ物。牛乳、ミネラルウォーター、バナナ、クッキー、お茶(ハチミツ入り) それと修理機材(ニッパー、ビニールテープ)
カメラ修理部材(ってこんなものみせてすまん)
真ん中にある瓶の蓋を使って修理部材とした
さらに公開。スーパーでの購入品一式。水分は大量確保。明日のおやつのクッキーなども準備

Maswik Lodge にてまた晩飯

最後の晩ぐらいは他の場所で美味しいものを食べようと思い、他のロッジのステーキハウスに向かう。

グランドキャニオンサウスリムにはMaswik Lodge の他に高級なロッジが何件かありそこではちゃんとしたレストランになっている。その一つ、Bright Angel Lodgeのステーキハウスでこの旅はじめてのステーキを食べようと行ったところ、40分待ち。さっさと食事して寝たかったのであきらめる。

結局待たずにすむ Maswik Lodgeに移動。 そういえば、今回の旅のバイブル「地球の歩き方 アメリカの国立公園編」でMaswik Lodgeの紹介があり、「周囲が真っ暗ななので懐中電灯が必須」とあった。なんだろうな?と思い事前に100円ショップダイソーで100円の懐中電灯を購入していたのだが、ここで必要になるとは思わなかった。Maswik Lodgeは他のロッジから離れて建っているけど、周囲には全く電灯が無い。まして月明かりもないときで、本当に闇夜。出歩く人は約束のように懐中電灯を持って食事に出かけていた。

結局、Maswik Lodgeでまたまずい食事を食べた。明日の朝食のために、ケロッグコーンフレークの小箱を3つ買ったら、

Maswik Lodgeのバイトのお姉ちゃん(新人) 「これ、こんなに食べられないでしょ。なんで3つも買うの」
おれ「明日の朝食。気にしないで」
ってこっちも疲れていたので、思わずぶっいらぼうな応対。まあ、いいや。

Maswik Lodgeって大学の合宿所という雰囲気で、学生時代に仲間とわいわい合宿気分で来たり、家族でキャンプ気分出来たら本当に素晴らしいロッジだけど、一人でホテル気分で泊っているとちょこっと空しさが。

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