ここでは、もっともよく使われる機能を利用した、ごく簡単なシナリオを紹介します。
メインメニューから[編集]-[駅]を選びます。[駅情報]ダイアログボックスが表示されますので、<追加>ボタンを押して必要な数だけ駅を追加し、駅名、距離の設定を行います。
メインメニューから[設定]-[自動列車追加]-[列車]を選びます。下り、上りのそれぞれについて、各駅間の所要時間と停車時間を設定します。秒部分を指定する場合は、「1-15」のように、分と秒の数字の間に「-」をはさみます。通過区間がある場合は、前後の停車駅を含む形で複数行を選択し、<通過>ボタンを押して設定を行います。
時刻表表示に切り替わっていることを確認したのち、メインメニューから[編集]-[列車]-[追加]を選び、新しい列車を追加します。列車上にカーソルを合わせて[編集]-[列車]-[変更]を選ぶと、列車番号などの設定が行えます。時刻は数字を打ち込むことで追加できます。3桁、または4桁の数字を打ち込んだ場合は、秒なしの時刻として認識します。5桁以上の場合は秒ありの時刻と判断します。たとえば、「1132」の場合は11時32分となりますし、「113215」の場合は11時32分15秒となります。着発時刻を両方設定したい場合は、駅情報ダイアログボックス上で到着時刻を表示させる変更を行っておく必要があります。
順番変更させたい列車にカーソルを合わせ、メインメニューから[編集]-[列車]-[並べ替え]-[前へ]または [編集]-[列車]-[並べ替え]-[後ろへ]を選ぶと、時刻表上での表示位置を変更することができます。
タブコントロールにより、ダイヤグラム表示に切り替えることができます。
メインメニューから[設定]-[ダイヤグラム]を選び、追加される列車の種別を設定します。続いて、ダイヤグラム上でCtrlキーとShiftキーを同時に押しながらマウスクリックを続けると、新しい列車の追加が行えます。あらかじめメインメニューから[編集]-[ダイヤグラム]-[自動列車追加]を選んでおくと、自動列車追加で設定した所要時間、停車時間情報を利用しながら、列車を追加することができます。列車の追加を終了するときは、ダブルクリックを行います。
マウスを利用して列車を選択すると、すべての停車駅に青い選択ボックスが表示され、選択中の停車駅には赤い選択ボックスが表示されます。上矢印または下矢印を押すか、あるいはマウスを用いてドラッグすることで、選択中の停車駅の時刻を変更することができます。到着時刻と出発時刻を個別に設定したい場合は、停車駅を一つだけ選んだ状態で右クリックし、コンテキストメニューから[駅]-[時刻設定]を選んでください。ダイヤグラムが複雑で、目的の列車を選択することが難しい場合は、コンテキストメニューの[列車]-[表示]-[選択中の列車のみ]を選び、その他の列車をダイヤグラム上から消去させると便利です。
時刻表とダイヤグラムの内容は完全に連動しており、一方の編集作業の結果をもう一方で確認することができます。