東急目黒線の歴史

〜5080系登場編〜


逗子から甲種回送される目黒線新型車両の東急5080系。

目黒線となってから3年目を迎えた2003年、東急電鉄は目黒線の輸送力増強用として1編成を増備することになりました。これまで3000系を製造してきましたがコスト削減のため、JR東日本のE231系電車等と部品の共通化を図った5000系が2002年5月に田園都市線に10両1編成がデビューしました。そして目黒線には5000系をベースにワンマン運転対応、ATO(自動列車運転装置)付となった5080系5181Fが2003年1月に完成し、逗子の東急車輛から甲種回送が行われました。


試運転を行う東急5080系。奥沢にて

2003年2月になると、目黒線内で試運転が頻繁に行われるようになり、乗り入れ先の南北線、三田線、埼玉高速鉄道にも乗務員訓練として貸し出されました。


営業運転を開始した東急5080系。多摩川にて

そして2003年3月13日より営業運転を開始しました。1編成のみの在籍ということもあって、貴重な存在となっています。室内は田園都市線の5000系とは異なり2段LEDを各ドア上に設置しています。(3000系の場合は、LED装置は千鳥配置)
また、2003年度には5080系はもう一編成の増備(5182F)が予定されていて、3月以降に甲種回送が行われる予定です。

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