3.データ形式
規定データファイルの形式は,CSV(コンマ区切り)テキストファイルです.
規定のCSV形式データファイルは,
1行目 計測点名称(必須)
2行目 1列目サンプリング率(整数値), 2列目(s, ms, μs,ns)のいずれか
3行目 コメント行(読み飛ばします)
4行目 データの単位(必須)
5行目以降 数値データ
というようにします.
1行目の列数でチャンネル数を判定します.8列以上の場合は,8列目までが有効になります.
サンプリング率を表す整数値は2列目に与えた単位時間あたりのサンプリング数として指定します.
2列目が空白であれば,秒(s)あたりと見なします.サンプリング率は10,000以下の整数値を与えるようにしてしてください.
単位時間は(s:秒, ms:ミリ秒, μs:マイクロ秒,ns:ナノ秒)のいずれかを指定します.
3行目は各チャンネルデータに対するコメントで,プログラムでは使用されませんが,行として必要です.
4行目のデータ単位は必須です.データの単位がない(無名数)場合でも”,”の数は所定の数だけ必要です.
4行目以降の列数は全て1行目の列数と同じでなければいけません.
5行目以降に各チャンネルの数値データを記述します.
ファイルの最終行までデータを読み込みますので,データ数を与える必要はありません.
CSVデータ形式については,添付しているCSVsample.csvを参照してください.
最大データ数がどの程度であるかのチェックはしていませんが,最大8チャンネルの場合でも60,000データ程度は大丈夫と思われます.
4チャンネルのデータは次のようになっています.
1チャンネル | 2チャンネル | 3チャンネル | 4チャンネル | ||
Sine, | Cosine, | Random, | Sum | 1行目:データを識別する名称(必須) | |
100, | s | 2行目:サンプリング率(1/単位時間),時間単位 (必須*) | |||
コメント1, | コメント2, | コメント3, | コメント4, | 3行目:コメント(読み飛ばし) | |
cm, | kg, | gal, | mm, | 4行目:データの単位(必須) | |
0.016279052, | 0.992114715, | 0.615016737, | 1.669921972 | 5行目以降、数値データ | |
0.125333235, | 0.968583214, | 0.606801684, | 1.700718133 | ||
0.187381317, | 0.929776603, | -0.178004857, | 0.939153063 | ||
0.248689891, | 0.876306885, | 0.236950379, | 1.361947155 | ||
0.309016999, | 0.809017306, | -0.487674846, | 0.630359459 | ||
0.368124558, | 0.728969063, | 0.967991549, | 2.06508517 | 行数は実質無限(60000行可) |
SPC-51およびSPC-35のデータ形式は計測器固有のバイナリデータであり,メニューバーから
「File」-「Format Type」を指定して,そのまま読み込むことができます.
CSV(GPL)は,特殊形式のデータ仕様によるもので,一般に,使用することはできません.
CSV(arbitrary) を選択すれば,列ごとに時系列データとして保存されている任意のCSV形式データファイルを読み込むことができます.また,これをSPCANAの標準形式データファイルに変換して保存することができます.