オートバイが自動車と大きく異なる点は、運転者を守ってくれる強靱な外殻(ボディー)が無いことです。

 時速20Kmでも、まともに当たればライダーは吹っ飛び地面に叩きつけられることになります。
 考えただけでも怖い事です。 ダメージを軽減する対策は積極的に行いましょう、手遅れにならないうちに。 

 「自分だけは大丈夫」 。。 こう思っているうちは、まだまだ初心者だとおもいますよ。。


(ヘルメット)   

人間の最も重要な部分 「頭部」 を保護するためのもの。
事故を起こした人のヘルメットを見せてもらった事がありますが、ヘルメットの上部に凄いヒビが入っていました。

もしヘルメットがなかったら、、、考えればわかりますよね。 
ノーヘルは法律で罰せられます。
ちなみに下記は、代表的なヘルメットの種類です。


フルフェイス 

頭全体を覆うタイプ。
どのような状況でも使えるオールマイティーさが良い。

短所としては、息がこもる、熱い、雨天時シールドが曇りやすい、価格が高い等が上げられる。
標準的な価格は2万〜3万円ぐらいでしょうか。


ジェットヘル 

顔面以外を覆うタイプ。
以前はアメリカンタイプのバイクに乗っている人に多かったですが、最近ではスクーター系のライダーが被っているのを良く見るようになりました。

視界が広く開放的な感じが良いが、事故による顔面打撲等の可能性あり。
また、ゴーグル等を別に購入する必要がある場合がある。

最近では8000円程度の物からあるみたいですね。



その他の装備

 
(プロテクター)
 
 車のように外装が無く、身体がむき出しの状態で乗っているライダーにとって、常に生命の危険や怪我の心配が付きまといます。
 プロテクターはそのような状況から身体を保護してくれます。

 近年では、日常的に乗車する際の装着が推奨されています。
 私も、訓練中負傷すること多々ありましたが、プロテクター装着後は皆無。
 改めてその効果を体感しています。

 また、プロテクターには別の使い方もあり、冬場に膝用のプロテクターをインナー着用していると、寒風がダイレクトに膝に当たらなくなるため、寒さ対策にもなります。

 これは、別の意味でお奨めの利用方法でしょう。


(手袋)

路面(道路)は大根おろし器の様なもの、未着用で事故を起こせば、手の骨が見えるまですり下ろすことになります。 また、高速走行時に雨粒やトンボ等があたると非常に痛く、操作に影響を及ぼす場合があります。

お金がないのであれば、とりあえず100円軍手等で代用するだけでもいいのです、必ず着用しましょう。
標準的な価格は 4000円前後でしょうか。


(ブーツ)

ライディングブーツには、足首等の骨折防止、くるぶしの保護という大切な役割があります。 転倒した際は、「バイクの重量が足に掛かってくる」 ということを考えておかないといけません。

最近ではファッション性を重視して、シューズタイプの物も出てきていますが、最低でも ’くるぶし’ を覆う程度の物を履くようにしましょう。

サンダルで乗るなんて以ての外です (手袋と同じように、骨まですり下ろす事になります)

また、カウリングに包まれた最近の高性能スポーツ車はエンジンの発熱量が大きく、ともすれば足首付近に高温の熱風が吹き付けてライディングブーツでないと熱くて乗れない場合がありますので注意が必要でしょう。


(ウエア)

オートバイを乗る時、皮膚を露出させるということは、それだけ事故を起こした時の負傷の度合いが高くなり、また、発汗による身体的な疲れも大きくなります。 出来るだけ長袖の着用を心がけましょう。

特に冬場は、値段こそ高価になりますが、各種有名メーカーから発売されている冬用のウエアを着用すると、非常に快適です。 ウエアに関しては高価なほど、快適さ、安全性等が確保されていると思っても良いぐらいだと私は思います。

ちなみに私は ゴールドウインの冬用ウエアを買ってその効果を まざまざと体験しました。。。。
また、カッパも雨の日の必需品です。忘れないよう購入しましょうね。



 また、最近では、バイク用エアバックも比較的安価で購入できるようになりましたね。
 自分の懐具合と相談しながら、揃えられるものを増やしていくと良いでしょうね。
 
Top / Back / Next