勇気

 

 

恐れるな

悪魔への対処法

 

 

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/1巻P48

 

イエス:「最後に勇気を出すように。あなたが大胆に戦いに入っていくように望みます。なぜなら敵軍をいちばん恐れさせるのは、彼らに勇気があると気づかせることです。つまり最も苦しい攻撃にたいして、なにも恐れることなく、彼らのもっとも忌まわしい攻撃に対抗することのできる力と勇気です。悪魔にとって勇気をそなえた霊魂ほど恐ろしいものはありません。霊魂はわたしを土台とするように。そして眼前に立ちふさがる破壊者に負けることなく、わたしに身を任せて彼らの真ん中に入っていきなさい。そうすれば悪魔は恐れおののいて、あわてふためき逃げ出したくなるでしょう。しかし彼らはわたしの意志につながれているのでそれができず、彼らにとってもっとも大きな苦悩と、もっとも恥ずかしい降参に甘んじなくてはならないように強制されるのです。さあ、ですから勇気を出して。もしわたしに忠実であるならば、あなたが彼らに勝利を得られるように、常に豊かなわたしの恵みと新たな力を与えましょう。」

 

 

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/1巻P55

 

私が忍んだこのような悪魔的な戦いをすることを主から委ねられなかった人は、残念ながら前述したような試練があるなどということを信じることはなかなか難しいことだと思います。私のことを信じて下さり、それがどのようにして停止されることになったかを知りたい方に申しましょう。それは主、私のイエスが、ある聖体拝領のあと、このような地獄の霊を遠ざけるために用いる方法について教えて下さったからです。さて次のようにいたします。彼らが蟻ほどのものにも足りないかのように注意せず、軽蔑することによって、彼らの恥辱を極限にまでもっていくこと、またそれだけでなく、むしろ私の心を人間性のうちに苦しまれたイエスに一致させて、特にイエスのもっとも聖なる御傷の中へ自分を導き入れ、祈りと観想によって神のうちに心を集中すること。イエスは失われた恵みを再び統合するためのみでなく、あの超自然の世界と、勝利のイエスの精神にまで人間を高めて下さるために苦しまれました。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P64

‘89・12・7

 

復活した者を前にして 死は勝利に呑み込まれよう、私はいのちです ♡ 復活 そしていのちそのものです 私の肉を食べ 聖血(ち)を飲みに来る者は誰であっても永遠のいのちを持つ ♡ 来なさい、我が聖体についてさらに啓示を書き取らせよう、私 主は こうして一致し みことばを書くために用いさせてくれるあなたを 祝福する、一心に働きなさい 我がヴァッスーラ、全ては無駄とはならない、さあ、行うすべてにたいして 道案内しよう、毅然としていなさい!

 

「毅然と」しているようにと言われたのは、書き下ろしている最中、このすべてが無意識の心から出ているかもしれないと、ちょうど悪魔が再び暗示をかけに来たからです! それでイエスが「毅然と」していなさいと仰しゃったのです。サタンは本当に邪魔者ですが、ほかの悪魔たちはあまり気になりません。やはり邪魔はしますが、飛び回っている蝿程度で、自分たちにとって不本意でしょうが私を怖れさえしています。それでも、悪意に満ちていますから、用心していなくてはなりません。これらの悪魔は、霊魂が眠りに陥り弱まっていたり、ためらうすきを見た途端、力を最大に発揮します。祈りは簡単にそれらを「殺し」、遠ざけます。真理を装い、愛にはほど遠い悪を、耳もとに飛び回って「暗示する」これらの悪魔たちを、主とその慈しみにたいする信仰は滅ぼしてしまいます。このために主は私どもが自覚し、絶え間なく祈っているようにお望みなのです。絶え間ない祈りはこれらの悪魔や、サタン自身も遠ざけます。祈りは周囲に安全な防壁をつくり、サタンとすべての悪魔を遠ざけます。本当に、それは休みなく続く戦いなのです。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P210

‘91・9・26

 

霊魂を私にすっかり捧げ あなたに降りかかってくる前に我が掟を思いめぐらしなさい。 あなたの性質がいかに あなたを荒廃した地、砂漠にしたかを忘れないように。 我が栄光のために もし許してくれるなら あなたの人間的な思いを取り払い 私の思いに置き換えよう。 我が敵に顔を向け その矛盾に抵抗する勇敢な心を、我が小さな者よ、あなたに与える。雄弁に話し、私の迫害者でもあるあなたの迫害者たちの脅威に耐え 抵抗できるようにしよう。 確信して立つ勇気を与える。 あなたは私の種子 そして収穫がととのい、穀物を刈り取る用意ができたゆえ、気がついたであろうが 私は待たずにそれを行う。 死の瀬戸際にある多くを養いながら 私は刈り取っている。 そこで、まこと愛する者よ、「あなたも鎌を入れて刈り取りなさい。 刈り入れの時が来た。 地の穀物はよく実っている(*)。」

 *黙示録14・15。