主(神)を知る

富は、天に積みなさい(マタイ6・20)

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P52

‘91・1・8

 

花よ、ともにいなさい。あと十日もすれば、あなたの誕生日、私が呼び出して植えた その日です、花よ。 ああ! 私を見なさい、そうするなら嬉しい。 私の所有、私自身のものよ、私 主はあなたをどんなに慈しむか! どんなにあなたを悦んでいるか! 霊的に死んでいたものを、今や甦らせ 連れて来て 私の世界に住まわせている。 幸せに感じなさい! 与えたものを見たであろう! 与えた宝を見たであろう。黙想する値打ちが大いにある。 この私たちの間の会話は 多くの人の探し求めた宝。 しかし私はあなたのもとに持ってきて それを差し出した。 天からはるばる部屋まで降ってきて 賜物としてそれを与えた。 私の宝は多くの人が欲しがる、しかし手にできる人は少ない。 ヴァッスーラ、ヴァッスーラ 私と一つでありながら 同時に私を望みなさい、これこそ熱心さの全き果実なるがゆえ。 この実を受け取るのがどんなに嬉しいか! あなたの時間を捧げ、手を捧げ、私の石板となりなさい。 我が聖性のうちにあなたを聖化したであろう? そこで代わりにあなた自身、その意志と、バイタリティーを捧げなさい。 用いるのを許してほしい 小さな者よ、私の愛で覆うのを許してほしい 我が鳩よ。 私を愛しなさい ♡

 

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・7巻P74

‘93・12・28

 

あなたに平安。 この預言的メッセージを宝のように尊ぶ人は幸い、あなた方は私の選んだ群れ・・・

 

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・7巻P238

‘95・2・18

 

あなたは来るべき大いなる出来事の夜明けに直面している。 心をこめた仕事をするように。 それから互いに優しく接しなさい。 いいかげんな仕事は私の気を損ねる。 ああ、与えなかったもので これ以上何かほかに与えられたであろうか? ゲルトルート(*1)にだけ示し 人類の目には隠されていたこの尽きない宝を あなたに与えた、その宝とは彼女の心をすっかり魅了し 目はその不思議(*2)にすっかり奪われた。

 *1彼女は使徒聖ヨハネに、それを示されました。  *2終わりに付記されているメモを参照。

この尽きない宝は あなたの時代: 時のおわりに取っておかれたもの。 我が聖心はこれらの富を あなた方の時代まで大切に取っておいた。

 

メモ:聖ゲルトルート(1257−1302)はカトリック教会でもっとも偉大な神秘家の一人だったため、大聖ゲルトルートとしばしば呼ばれています。聖マルガリタ・マリアより四世紀近く前に生をうけながら、イエスの聖心への深い信心を持っていました。その著書「神のいたわりを布告する者」は、神的愛の生きた詩で、その愛はたえず聖心と結ばれています。

彼女のヴィジョンの中で一番有名なひとつは、キリストのみ心に関するものです。そのヴィジョンを彼女は、使徒聖ヨハネの祝日に受けました。本の中で彼女は自分を三人称で言い表しています。

 

聖ゲルトルートの一節:

「いつものように、祈りに全霊こめて潜心していた時、イエスが深く愛され、その理由によって皆からも愛されている弟子が、彼女に現れた。そこで彼女は彼に言った、<あなたの祝日に、どんなお恵みを、このみじめな私はいただけましょうか?>彼は答えた:<ついて来なさい、あなたは主に選ばれた者。あらゆる聖なる宝のしまわれた主の胸に、休ませていただこう。>」

 

― 次に、彼は彼女を私どもの主のもとに連れて行き、ともに主のみ心のうちに身を置きました。

 

そこで彼女はみ心に隠されている尽きない宝を発見します。使徒ヨハネに、この宝がどうしてそれ以前は与えられていなかったかを、そしてなぜ使徒がこの宝について話さなかったのかを尋ねますと、聖ヨハネは言いました:

 

「私の使命とは、まだ創造されていないみことばのうち、たったひとことを、全人類にとって時の終わりまでもたせるに十分なだけ、初代教会に伝えることだったからです。それでも未だ、誰ひとりとしてそれの十分な把握に成功した人はいません。

 

ただし、イエスのみ心の鼓動を伝えるということは、現代まで先送りにされていました、それは、年老いて神への愛が冷えてきた世界が、その鼓動を聞いて再び燃え上がり、熱するためだったのです。」

Legatus Divinae Pietatis, Bk.IV,ch.IV

 

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・8巻P35

‘95・4・12

合衆国へのイエスのメッセージ

 

いっときは心が燃え立って讃美の声を上げるが その炎も次の瞬間は死に絶えてしまう。― 子に接する父親のようにいたわり深く あなたに接してきた そして幾世代もの間秘めてあり 今の時代 世が冷えきって知識も信仰も蔑むこの時代まで 取っておかれた尽くしがたいこの宝を その心に現した、私の宝は今あなた方の生きている時の終わりまで、人びとが善を選ばず あらゆる悪に身をまかせ、神よりも自分たちの楽しみを優先させたこの時代まで 取っておかれたのです。

 

私は山を越え谷に向って 小川の奔流のように、我が尽きせぬ聖心の宝を注ぎ出しては あなた方を我が王国にそなえさせ その愛を強くしている。 私は渓谷に湧き上がった泉のように、山あいを走りぬけ、渇く人びとを引きつけてきた。 私は、今までの歳月 天の与え得るすべてを与えてきた、そこで言ってほしい、あなた方を救うために これ以上ほかにしなかったことが何かあろうか? 我が子たちよ、いのちを保つよう 初めに私の法を与えた。 だが神を愛する生き方をしていないがため 今日までも私の法は守られていない。

 

天の御父を愛さないかぎり隣人も愛せないがゆえ それは掟に従っているとは言えない。 初めに教わったことがあなたのうちで息づいていないなら、私のうちにはまだ根づいていない。その人が:「私はイエスと御父のうちに生きている」とどうして言えようか。 すべての法は 二つの大きな掟にかかっているとは聞かなかったか? あなたにはっきり問いたい、「全世界を手に入れようとも愛の賜を失うなら その人にとって何の益になろう?」愛の賜を失うなら 神への知識も失っている、御父への愛に欠けているなら、すべての掟をも破っているがゆえ。 言っておく、もしあなたの愛が今のままで それ以上深まらず育たないなら 我が王国には決して入れない。 御父と私があなたを住まいとするよう 御父を愛してその誉れとなりなさい。 御父を熱く思い あなたの生き方が絶え間ない祈りとなるように。 その生きざまが神に由来すると言うなら、では私が愛しているほど互いに愛し合い 神のうちの真のいのちを生きるようにしなさい ♡

 

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・8巻P247

 

ヴァッスーラ、かつて私の愛する弟子ヨハネにも、我が心のうちなる宝を かいま見せたため、あの恐怖に満ちた日、はるばる十字架のふもとまでついて来た。 その後、ヨハネは、我が聖心を敬うようにと ゲルトルートを招き、私の心に秘められた宝の値打ちを教えた。 その神聖な宝を目の当たりにしたゲルトルートの目には 歓びの涙を溢れさせた。 私は 幾年も秘密に伏された神秘の富を この時代この日に現したいと切に願っていた。 そこで我が聖心を尊び 悪には染まらないように、地の塩 その光となりなさい、いのちの言葉を世に現し、輝ける星のように 世を照らしなさい。

 

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・9巻P51

‘97・4・4

 

今日イエスは 歴史上かつてなかったほどのしるしと不思議を行っておられます。 神は はるばる天よりあなた方の上に屈んでおられるのです、我が子たちよ。 王たる、イエスは、王冠を脇においてあなた方に届こうと 栄えあるみ座を降りてこられました。(中略)

このお方は諸聖人と、天の王宮全体を見回し 愛に燃えるみ心をもって、こう言われたのです:

 

「天の蓄え(*)を開いてこの無鉄砲な時代に 私の秘められたマンナ(*1)を注ぎ出そうと心に決めた、この宝は世界が凍てつき 心が冷たくなって(*2)神の愛から身を遠ざけた、今の時代に取っておかれたもの。神を持たない人びとがこれらの蓄えから養われると 今や皆が知るように。どうして、私は、自ら、慰めの言葉をもってみじめな者たちを癒しに行く。悲惨な者たちに大いなる愛を示し、その傷を癒す(*3)。私は、自ら、彼らに話しかけ 私が兄であり彼らの神性を取り戻す聖なる友人だと知らせよう。(後略)」

 

 *同時に「数々の資源」という言葉も聞こえてきました。

  1「秘められたマンナ」という言葉が発せられたと同時に、私はこのようなことも理解しました:「それは大聖ゲルトルートがかいま見せて下さった 聖心のうちに隠されている宝、人びとが神の愛にたいして冷たくなってしまった時代のために取っておかれた宝だと。すなわち、イエスがご自分の宝を現される時、その時とは今なのです。」

  2私の理解どおりでした。

  3罪による霊魂の傷。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P

‘99・1・20

 

ああ あなたこそ、我が心に由来するこの宝を ただ一人託した者(*3)! 今は抱擁されるまま、無にとどまってただ私を香りで満たしなさい そうするなら代わりにあなたを香りで満たし 我が天国としよう!

 

私を そして無償で与えたものをしっかりとつかんでいなさい。 倦まずに書きつづけるように。 共にいる。 Ic

 

 *3これらの言葉を 主が大声で情熱こめて仰るのを聞きました。それは溜息のようでした。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P28

‘99・3・9

 

我がヴァッスーラ(*)、私は あなたからも同じだけの愛がほしい・・・・

私を愛し 至高者の息子 娘たちの持つ神からのあらゆる霊感を 切に望みなさい。 私は 我が住まい(*1)を整え、秩序の神ゆえ、すべてを真っ直ぐにした。 使徒たちにしたと同じようにあなたを訪れ 私どもの満足のいくよう聖所(*2)を回復し、それからあなたのうちに我が玉座を据えた。 私は賜と宝をあなたに現し、我が純粋な現存であなたを飾った、あなたを所有し、我が知恵を注いで あなたの霊魂を眩く輝き出させるのは我が喜び。 私は あなたが生き返るよう、私どもの清冽な泉に浸した。

 

そしてもう こう言えるのです:

「私は安らぎを見いだし、あなたの富をたのしんでいます」と。

たとえ地上を去る時が来ようと 来るべき未来の世代に

この宝を置いていけます。

 

私の富であなたを覆うのは 私にとって訳もないこと。 神はあなた方皆に 弛(たゆ)まず自分を与えつづけると聞いていたであろう?

 

  聖霊が話されます。

  1私の霊魂。

  2私の霊魂。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P152

00・1・20 教会一致週間

 

私を知り理解するという宝は いつの日も地上を天国にする。 それは地上で 親切、義、誠実をもって治めること。 聖霊による恵みによってこの宝を得たなら あなたのうちに働く私の意思が分かるようになる。 私どもはかつてこう言った、「もし誰かが自慢したいなら こう自慢するがよい、 私を理解し 知っていると・・・」この宝は 真珠の値打ちを上回るもの。 ああ、次の宝は 親密さ、神なる私との親密さ。 燃え立つ愛によって 心から発する炎の火花が、私との親密さの最初の印となる、絶え間なく私を探し求める渇きの長い期間は 私がすべての霊魂に切に望む あの親密な一致へと近づく予兆となろう、こうして彼らは 私の甘美を味わいに訪れ そして、全霊を込めて、天国の悦びに入り あなた方にたいして注いだ私の慈悲を称えて 天国の我が天使たちの調べを歌う。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P245

‘02・9・8

 

眼の前には 宝(*1)をおいた、時代よ、しかしあなたの霊魂はそれを見落としつづけている。 ほとんどの場合その傍らを通り過ぎても、何も見ずにいる。 そして ああ、あなたを私のもとに連れて来て 私を見いだすようにと 幾たび手を差し伸べたことか。 私はあなたに 我が宝を隠していようか? 私こそが 宝そのもの。 私が 天国ではあなたの花婿だとは 誰も言わなかったか? 私は 命与える泉より湧き出る浄めの水 それはあなたを浄め、新たにし いのちを吹き込む。

 

私は復活。 だから もう迷わないで 目を開き 私に向って走って来なさい。 遠くに離れているのはもうやめなさい。 愛の至上の行為とは 我が十字架を受け入れることだと 誰かに教わったであろうか? 我が十字架とは、あなたを覆う道具 だが言い換えるならそれは いのち与える木。 この贖いもたらす道具を用いて あなたの足は死の谷から 至福のヴィジョンへと渡る。