己の悪を知る

 

承認神の目で見る

 

 

天界の秘義5470[2]

 

それで青年期における多くの者の常として、人間が自らを悪に近づける時、その者が悪いことを行ったことについて反省するとき何らかの不安を感じるなら、それは彼は依然天界から天使たちを通して流入を受けるという印となり、またそれは彼が後になって自分自身が改良されることに甘んじるという印ともなるが、しかし彼が悪いことを為したことで反省する時、何ら不安な感情を持たないなら、それは彼が天界から天使たちを通して流入を最早受けようとはしないという印となり、また後になっても彼は自分自身が改良されることに甘んじないという印ともなるのである。それでヤコブの十人の息子たちにより表象されている外なる教会の諸真理が取り扱われているここには、ヨセフがその兄弟たちから遠ざけられた時、その陥った魂の苦しみが記されており、次にまたルベンが彼らを諌めたことが記されており、そのことにより、こうした状態が先行した時は、改良が、または内なるものが外なるものと連結することが後に起きることが意味されているのである(その連結については以下の頁に記そう)、なぜならそのとき不安になる者たちのもとには、悪の内なる承認[悪を内部で承認すること]が在り、それが主により呼び出されると、告白となり、遂には悔改めとなるからである。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P120

‘90・3・3

 

覚えているであろう、あなたは死んでいたが 私が引き上げた、冷ややかだったが あなたのうちに私の炎をかきたて 愛で燃え立たせた、私に対して無関心だったが 熱意を与え 渇き求めるようにさせた。 これほどの愛をこめて造った被造物のうちに、何年もあなたの神 私は、憩いも慰めも見い出さないまま、その荒廃した地で暮らしてきた。 私は深い落胆のうちに 離れて行く様子を見て、こう言うだけでもよかった: 「この荒れ果てた乾いた地が歓喜するように! 」と。 しかしあなたの協力がほしかった、自由を侵害したくなかった。 あなたを自由にするために 愛する者よ、砂漠まではるばる引いて行き 独りにするほかなかった ♡ その時はじめてあなたは自分の裸の身に気がついて 霊魂がどれほど罪で汚れているかを悟った、そして大きな恐れを抱いて 私の足元まで飛んで来た ♡ 独りではどれほど不十分であるかをあなたは悟った、次にあなたの荒野で私がどれほど苦しみ 唇が愛に渇いて あなたのために言い表せないほど渇き切ったかを理解させた。 それから内にまむしが恐れなく巣を作り卵を産む格好の荒れ地と化した あなたの内部を視るようにさせた(**)。 ♡ 後に私の美しさが目で見えるよう 覆いが落ちるのを許した、そして我が指をもってあなたに触れ 変容させた、あなたを永遠に私のものとし 我が神秘を授ける器として仕上げるために あらゆる手だてを駆使した。 砂漠を泉に 荒野を川に変容させた、

 

    *この啓示の一番はじめに神は霊魂の内部が分かる霊的直感を下さいました。まむしを飼っている自分が見えました。

 

そうです! もう直ぐあなた方(*)の焦土を湖に、乾いた地を水溢れる泉に変えるのは 私です、死んで行くにはまかせない、聴きなさい、多くの人を奮い立たせ 聖所から発する我が声を届かせる、私を承認するように 多くのくに民に我が聖性と慈しみを示すであろう。 私は聖なる者であり 皆も聖なる生き方をしなければならないと 分からせるつもりです ♡

 

    全世界