迫害

 

食物報い

霊的な者の苦しみ

 

 

 

1.聖書

2.ヴァッスーラ

3.マリア・ワルトルタ

4.聖母から司祭へ

5.サンダー・シング

6.デボラ

7.偽りの証が真理を教会から追放する

 

 

 

 

1.聖書

 

 

ホセア9・7−9

 

裁きの日が来た。

決済の日が来た。

イスラエルよ、知れ。

お前の不義は甚だしく、敵意が激しいので

預言者は愚か者とされ、霊の人は狂う。

預言者はわが神と共にあるが

エフライムは彼を待ち伏せて

その行く道のどこにも鳥を取る者の罠を仕掛け

その神の家を敵意で満たす。

ギブアの日々のように、彼らの堕落は根深く

主は彼らの不義に心を留め

その罪を裁かれる。

 

 

 

マタイ5・11−12

 

わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。

 

 

 

マタイ7・6

 

神聖なものを犬に与えてはならず、また、真珠を豚に投げてはならない。それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたにかみついてくるだろう。

 

 

 

マタイ10・16−23

 

「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。 人々を警戒しなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で鞭打たれるからである。 また、わたしのために総督や王の前に引き出されて、彼らや異邦人に証しをすることになる。 引き渡されたときは、何をどう言おうかと心配してはならない。そのときには、言うべきことは教えられる。 実は、話すのはあなたがたではなく、あなたがたの中で語ってくださる、父の霊である。兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやり、子は親に反抗して殺すだろう。 また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。 一つの町で迫害されたときは、他の町へ逃げて行きなさい。はっきり言っておく。あなたがたがイスラエルの町を回り終わらないうちに、人の子は来る。

 

 

 

マタイ10・24−25

 

 

 弟子は師にまさるものではなく、僕は主人にまさるものではない。 弟子は師のように、僕は主人のようになれば、それで十分である。家の主人がベルゼブルと言われるのなら、その家族の者はもっとひどく言われることだろう。」

 

 

 

マタイ10・26−31

 

「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。

わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。 体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。 二羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることはない。 あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。 だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」

 

 

 

マタイ10・32−33

 

「だから、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、わたしも天の父の前で、その人をわたしの仲間であると言い表す。 しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも天の父の前で、その人を知らないと言う。」

 

 

 

マタイ10・34−35

 

わたしが来たのは地上に平安をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。わたしは敵対させるために来たからである。

 

 

 

 

マタイ23・29−39

 

律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。預言者の墓を建てたり、正しい人の記念碑を飾ったりしているからだ。 そして、『もし先祖の時代に生きていても、預言者の血を流す側にはつかなかったであろう』などと言う。 こうして、自分が預言者を殺した者たちの子孫であることを、自ら証明している。 先祖が始めた悪事の仕上げをしたらどうだ。 蛇よ、蝮の子らよ、どうしてあなたたちは地獄の罰を免れることができようか。 だから、わたしは預言者、知者、学者をあなたたちに遣わすが、あなたたちはその中のある者を殺し、十字架につけ、ある者を会堂で鞭打ち、町から町へと追い回して迫害する。 こうして、正しい人アベルの血から、あなたたちが聖所と祭壇の間で殺したバラキアの子ゼカルヤの血に至るまで、地上に流された正しい人の血はすべて、あなたたちにふりかかってくる。 はっきり言っておく。これらのことの結果はすべて、今の時代の者たちにふりかかってくる。」

 

 

 

 

マタイ24・3−14

 

イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがやって来て、ひそかに言った。「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴があるのですか。」 イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。 わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。 戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。 民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。 しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。 そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。 そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。 偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。 不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。 しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。 そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」

 

 

 

マルコ13・9−13

 

あなたがたは自分のことに気をつけていなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で打ちたたかれる。また、わたしのために総督や王の前に立たされて、証しをすることになる。 しかし、まず、福音があらゆる民に宣べ伝えられねばならない。 引き渡され、連れて行かれるとき、何を言おうかと取り越し苦労をしてはならない。そのときには、教えられることを話せばよい。実は、話すのはあなたがたではなく、聖霊なのだ。 兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやり、子は親に反抗して殺すだろう。 また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。

 

 

 

ルカ21・12−19

 

しかし、これらのことがすべて起こる前に、人々はあなたがたに手を下して迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。 それはあなたがたにとって証しをする機会となる。 だから、前もって弁明の準備をするまいと、心に決めなさい。どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである。 あなたがたは親、兄弟、親族、友人にまで裏切られる。中には殺される者もいる。 また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。 しかし、あなたがたの髪の毛の一本も決してなくならない。 忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。

 

 

 

ヨハネ15・16−17

 

あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。

 

 

 

ヨハネ15・18−20

 

世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。わたしがあなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。『僕は主人にまさりはしない』と、わたしが言った言葉を思い出しなさい。人々がわたしを迫害したのであれば、あなたがたをも迫害するだろう。

 

 

 

ヨハネ15・27

 

あなたがたも初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。

 

 

 

ヨハネ16.1−4

 

 これらのことを話したのは、あなたがたをつまずかせないためである。人々はあなたがたを会堂から追放するだろう。しかも、あなたがたを殺す者が皆、自分は神に奉仕していると考える時が来る。彼らがこういうことをするのは、父をもわたしをも知らないからである。しかし、これらのことを話したのは、その時が来たときに、わたしが語ったということをあなたがたに思い出させるためである。

 

 

 

ヨハネ16・33

 

これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。

 

 

 

 

2.ヴァッスーラ

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P265

‘87・7・7

 

ヴァッスーラ、厳しい試練が待ち受けている、私の現存を忘れないように、そばにいる。 私の神聖な働きを信じることも 与えている恵み ♡ 私のわざは あなたの目には 伝統からはみ出したものと映ろう、しかし 私は神 誰と比べられようか? そして 私のわざを何と比べることができよう?

ヴァッスーラ、私は多くの聖職者たちが、 私の印 そしてわざを否定し、あなた方の間に私がとどまっていることを世に思い出させようとして 恵みを与えた人びとを どう扱うかを見て、深く悲しんでいる・・・この者たちはそのつもりでなくても 私のからだを傷つけている、pono!()

 

    ギリシャ語で、「私は痛む」という意味。

 

この聖職者たちは私のわざを否定し、土地を肥沃にするかわりに 沙漠にしてしまっている!

 

主よ、もし彼らが御わざを否定するとしたら、理由があるに違いありません!

 

霊的に彼らは死んでいる。 彼らは自分たち自身が沙漠であって 自分たちのつくったその荒涼とした原野に花を見かけると、そこへとんで行って踏みつけ、傷めてしまう、

 

どうして?

 

どうして? それは彼らの荒野には不釣り合いだから。彼らは自分たちの沙漠が不毛のままでいるように念を押している! 彼らの中に聖らかさは見出せない、少しも、私に与えられるものが何か 彼らにはあるだろうか?

 

守っているのです、主よ! みことばが歪められないように守っているのでしょう!

 

違う、彼らは私を守ってはいない、神としての私を否定している、我が無限の富を否定し、私の全能を否定している、私と自分たちとを比較しているのです。 彼らが何をしているか知っているか? 無神論を助長している。 私を鞭打つ人を倍加し、霊的に耳の聞こえない人びとを増やしている、彼らは私を守ってはいない、嘲笑しているのです! 私は彼らの否認にもかかわらず、助けることを望んだ。 その分、私の子羊たちを助け 養うように。 私を愛しなさい ヴァッスーラ、決して拒まないことによって 名誉を与えなさい ♡

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P138

‘89・3・8

 

私自身の者たちの殆どが 我が霊のわざを拒み、否定し押しつぶしていながら、どうして心安らかに 使徒信経を祈り:「聖霊を信ず」と唱えられようか? 真に言う、彼らのうちには 聖さが見当たらない、闇の中で やましい行為を続け 光に曝されないですむように、この暗やみに、小さな炎を見い出すなら、吹き消そうとして、疾風のように飛んで来る、そう ヴァッスーラ、彼らは光の中では 生きたくないようだ、

 

主よ、わが光、世の光、あなたを礼拝します(*)。

    「この世の光」と書きながら、躊躇し、「この」という言葉を消しました。実際の世は闇に支配されていると思いましたので。イエスを微笑ませました。

 

さあ、あなたは私を喜ばせる、いつの日か、我が子よ、光だけが見え、光しか見えないであろう! 決して気落ちすることはない、最後まで ともにいる ♡

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P165

‘89・5・1

 

あなた方皆に平和。 私は主、エマヌエル、この弱い器を通して私自身を顕す 聖なる者のうちの聖なる者 ♡ あなたのもとに来た 小さな者たちよ、非常に大切にされたくに民よ、あなたのもとに来て 目の前に我が聖心を顕している ♡ 我が聖心は聖であり、清く 愛に満ちている、そこで、以前目を覚ましていたように、目を覚ましなさい、無気力から目覚め、目覚めて私を感じなさい。 我が霊は絶え間なくあなた方のさ中に 脈々と注ぎ出されている、それでも、非常に多くの人はまだ分かっていない・・・私、主は、あなた方を創造して以来預言者を形造ってきた、しかし私自身の者たちは今までもずっと繰り返してきたことを繰り返し・・・いまだに我が全ての預言者たちを迫害して、町から町へと追っている。 アベルの聖なる血は絶え間なく流されている、私自身の者たちは義なる掟を求め、そばにいてほしいと切望する、しかし我が恵みの聖霊を送ると、目を閉じ、聞くのも拒む、そして心を頑なにさせ、害を及ぼす鳥を追い払うようにして徒党を組み 我が恵みの聖霊を追い払ってしまう ♡ 

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P175

‘89・5・15 激しい迫害を受けて

 

主よ?

 

♡ 私です、私は地上に平和をもたらしに来たのではない: 平和ではなく、剣を持って来た・・・(マタイ福音書10・34−35) 愛をもって宣教しなさい 私の天使よ、愛のために、助けを与える。 私は、イエス・キリスト あなたを愛する者 ♡

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P58

‘91・1・18 ― 私の誕生日に与えられたメッセージ

 

私は迫害者たちが汚れた手であなたを打ち おおやけに虐待するのを許す。 あなたを否定するのを許し・・・彼らは収穫を荒らすカラスのように 攻撃して来よう。 彼らの目にはあなたは敗北者として映ろう 負わせる傷が深いために。 こうした傷は、我が子よ、我が家と 私自身の者たちが課すであろう。カインの一族が。 無実の子どもを打つのを 私は許す、しかし彼らの喜びは憂にとって変わろう。 そう、あなたは負け犬と映る 我がヴァッスーラ、しかし私も負け犬として映ったではないか? 私は使命を失敗したかのように見られ、世間の目には 史上最大の負け犬と映った。 あなたは論争の的となる質疑を引き起こすために 彼らに与えられた印。 私は気落ちさせようとして言っているのではない、ヴァッスーラ、人びとの間に我がメッセージが これ以上ひろまるのを止めようとする者たちがいようと、しっかりしていなさい、我がヴァッスーラ、巌のように しっかりと立っていなさい。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P84

‘92・6・5

 

こうしてあなたを覆った今 もう一度思い出させよう: 主人にまさる僕はいない。 世は その主であり神なる私を認めず 私が領地を訪れても 私自身の者たちは受け入れなかった、では私の送った者を今日世が認め 受け入れるであろうか? 決して! あなたにこう述べたのは、我が子よ、世が私を迫害したと同じように あなたも迫害されずにはすまないと 思い出すため、私を傷つけたなら、世はあなたにも傷を負わせよう、彼らの王をやじって嘲ったなら、その家の者たちも皆 やじと嘲りを受けよう そして彼らの神、私を、十字架にかけたなら、あなたもカルワリオに引いていかれ、磔にされよう ♡ ヴァッスーラ、あなたはまだ走り終えていない・・・よい兵士として 私にいのちを捧げなさい、過ちと戦う聖戦で戦い サタンと配下のすべてに脅威となるよう 私はあなたを徴集した。 しのびよる苦しみを こわがらないように、試練を勇敢に耐え、私が忍耐深かったように 忍耐を持ちなさい。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P169

‘92・11・1

 

あなたへの熱意が私を焼き尽くします、私はあなたのもの、主よ。 どうぞみ顔を私のほうに向け、わが口を満たし、生き返らせて下さい。人のうわさから、救っていただけますように・・・

 

今しがた与えた我が敬意のしるしを 受け取りなさい(*)

 *ある知り合いが私をどう迫害しているかを、聞いたばかりでした。

 

主よ、あなたを気も狂わんばかりに、お慕いします。

 

私を愛さない人びとに代って 愛しなさい。 私は在る が見守っている。 我が誉れとなるように、最愛の霊魂よ、あなたを少しずつ引き上げてきた。 この世代に: 愛と一致 という言葉を教えるのです。聴きなさい 我が聖心のヴァッスーラ、私の愛が あなたを救う。 あなたはつまらない者として蔑まれよう、我が家の中で反ばくされ 信じてもらえないであろう。 迫害が日々の糧となり、地上での報いとなる、こうして このすべてがあなたの足取りを 私の王国へ向わせる。 残された足跡は 多くの霊魂を私のもとに連れて来よう。 それゆえ、私自身の足跡をよく見据え 従って来なさい ♡ 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P130

‘00・10・16

 

書きなさい、我が言葉に心開くどの心にも、言ってきたように、私は 我が王国を打ち立てる。 死すべき人間が あなたを攻撃するのに用いる暴言を 恐れないように、迫害者たちの激怒を恐れないように。 我が言葉であなたの心を封印し 唇からはミルラの雫を滴らせている 優美に開いて平和を予告し 我が息子娘たちの心に 一致をもたらすように、と。 私ゆえに迫害される者たちに 私の霊が与える、その不屈の精神に 傲慢な者たちを驚嘆させなさい、そして今 そうしているように(*7)、あなたと会うのを避けさせるがよい。 私の日には、今度は、私が彼らを避ける。 彼らがひそかにあなたを窺い あなたを厳しく扱おうと、その厳しさを 謙虚に威厳をもって耐えなさい、こうした尊大な人たちを通し 天国で報われよう・・・・あなたはその苦しみを通し 霊魂たちを眠りから覚まし あるいはこの世に心奪われた霊魂たちを引き上げている。

 

 *7ある司教さま方は、私との面会を求められると、名前を聞くだけで すっかり逆上してしまわれます。

 

 

 

 

3.マリア・ワルトルタ             

 

聖母マリア/マリア・ヴァルトルタによるマドンナの生涯/上巻/天使館/P27

 

 教師たちの教師、聖人たちの聖人であるわたしがそうであったように、多かれ少なかれ常に世から憎まれ、また、彼らがその生きざまそのものによって、世と世の権力者たちに向かい『あなたたちのしていることは赦されていない』と言うのをけぶたく思っている権力者たちに苦しめられて来た。しかし、サタンの息子の時が来れば、反キリストによって開かれる底知れぬ深みから地獄が迫り上がり、彼らに情け容赦のない戦争を仕掛けて、人間的に見れば、彼らに勝ち、彼らを殺すだろう。

 しかし、それは真の死ではないだろう。それどころか、生命の中の生命、真の栄光ある生命であろう。なぜなら、もし十戒においてわたしの律法を守る者たちが生命を得るのなら、わたしの完徳への福音的勧告にも従い、彼らの存在をわたしと共に彼らの模範と仰ぐ永遠の生贄イエズスへの愛のために完全な生贄とするに至った者たちは、どのような生命の充満を得るであろうか?

 光り輝く復活に招かれている者たちは、人間にとって最も愛すべきもの、すなわち命を私と兄弟たちへの愛のために、また私に従うために投げ捨てる者たちであろう。天においても地においても愛よりも偉大なものはなく、兄弟たちのために自らの命を与える者たちの愛ほど偉大な愛はない、と繰り返して私は疲れを知らないだろう。

 

 

4.聖母から司祭へ

 

聖母から司祭へ1974.12.24

 

あなたがたは私の声だけに耳を傾けるでしょう。なぜなら、他の声や他の考えはむなしいからです。

 私があなたがたに伝える声と考えは、ただわが子のものです。従って、あなたがたにとり、福音はどれほど残り無く明らかになることでしょうか! わが子の福音だけが、あなたがたの唯一の光となるでしょう。あなたがたは闇に覆われている教会に、福音の光をことごとく与えるでしょう。

 他の人々に愛着しないように。あなたがたの唯一の愛は私であって、あなたがたの母に対するものだけです。そして私はあなたがたの母として、わが子イエズスだけを残り無く愛するその愛へあなたがたを連れてゆきましょう。イエズスなしでは生きられないところまであなたがたを導き、彼への愛があなたがたの生命となるようにし、彼があなたがたのうちに、もう一度真実に生きたもうようにしましょう!

 私が特別に愛している子どもたち、そのためには、あなたがたの貧しさ、謙遜、素直さが私に必要です。

 世があなたがたを理解せず、受け入れなくても怖れないように。あなたがたの家とあなたがたの避難所となるのは、いつも母の心です。

 

 

 

聖母から司祭へ1976.5.28

 

 苦しみの道に於いて私にしたがいなさい。

 今や、あなたがたが屠られる時が来ています。あなたがたはますます苦しむために呼ばれています。

 あなたがたのこの苦しみを全部私にください。

 現代は、あなたがたの多くの兄弟たちの誤解やざんげんの時です。

 明日あなたがたは、神の敵、無神論者から迫害、捕虜、処刑にあわせられるでしょう。

 彼らは、あなたがたをどうしても消すべき邪魔者と見ているからです。

 

 

5.サンダー・シング

 

サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書P243/神との対話

 

この世の人々があなた方を迫害し中傷しても、それに驚き悩んではいけない。この世は、あなた方にとって休息所ではなく戦場である。あなた方がこの世の者たちから讃えられるなら災いである。それは、あなた方が彼らの悪しきやり方と習慣に合わせていることを証しする。わが子供たちを讃えるのは、彼らの性質そのものに反することである。光と闇とは共存できない。悪人たちがその本性と逆のことをしているとみせかけ、迫害をやめるなら、あなた方はいっそう大きな害を被っている。彼らの影響が霊的生活の中にまで入り込み、あなた方の霊的進歩が阻まれているからである。

 

 

 

徳間書店/林陽訳/サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書/P364

 

人は新生して神の子となるや否や、生活と行ないは以前とは打って変わり、世はすぐさま彼を変人、愚者と考えて、敵対し、迫害し始める。そればかりか、彼はあらゆる苦しみを通過しなければならない。苦難を通して完成に至ることが神の御心だからである。このような苦難が無用の長物であったなら、とうの昔に神の御手によって取り除かれていたはずだが、実際にはわたしたちが御恵みの中で成長してゆくのに必要なのである。そのため神は、わたしたちを苦難と戦うままにされているのである。わたしたち自身のためになる悲しみや苦しみから逃げ去ることが、神の御心でないのなら、われわれはそこから逃れようとしてよいものだろうか。地面にまかれた麦の種子をみよ。毎日のように種子は闇の中でもがきながら上へと芽を伸ばし、ついに実りをもたらす光と熱の世界へと顔を出す。人間も同じである。

 

 

6.デボラ

 

 

デボラ/生ける神より明かされた英知/5巻下P14

 

 しかし私は、何回あなたを苦悩や欠乏の中に置いたことだろう? もしあなたが信仰のうちで元のままに残ったとしたら、それは傲慢にならないための理想的状態、つまり迫害のうちに、私があなたを置いたからである。

 

 

 

 

7.偽りの証が真理を教会から追放する

 

 

真の基督教323

 

「天的な意義では」偽りの証を立てることは、主と聖言を冒涜し、かくして真理を教会から追放することを意味する。なぜなら主は聖言にて在す如く、真理そのものにて在すからである。

 

他方、この意義では、証を立てることは真理を語ることを意味し、証は真理それ自身を意味している。それ故十戒はまた証と呼ばれている(出エジプト25・16、21、22、31・7、18、32・15、40・20、レビ16・13、民数記17・4、10、)。

 

主は真理そのものにて在し給う故、主は自らについては、自らが証をなし、自らが真理であると語り(ヨハネ14・6、黙示録3・7)、また自らが証をなし、自らが自らの証であると語り給うのである(ヨハネ3・11、8・13−19、15・26、18・37)。