あなたの使命

 

恐れるな小さなヨハネ

 

 

 

1.マリア・ワルトルタ

2.ヴァッスーラ

3.聖母から司祭へ

 

 

 

 

1.マリア・ワルトルタ

 

 

マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P44

‘44年8月5日

 

 イエズスは言われる。

 

「わたしは貴女がわたしの栄光について瞑想するように準備させた。教会は明日それを祝う。しかしわたしはわたしの小さなヨハネが、わたしの栄光の真の姿を見てそれをよりよく理解するように望む。わたしが貴女を選ぶのは、貴女のの悲しみと苦しみを知らせるためだけではない。苦しみにおいてわたしと共に在ることを知る者は、わたしのよろこびにも参与しなければならない。わたしは貴女が、貴女にあらわれる貴女のイエズスの前で、わたしの使徒たちと同じ心情と謙虚さと悔い改めの気持ちとを持つことを望んでいる。

 

 けっして傲慢になってはならない。そうなれば貴女は罰せられ、わたしを失うだろう。わたしがだれであり、貴女が何者であるかを絶えず思い起こすように。痛悔によって浄められた心を持つために、絶えず自分の至らなさとわたしの完全さとに思いを致すように。だがそれと同時に、『恐れるな。立ち上がりなさい。行きなさい。人々のあいだに行きなさい。なぜならわたしは彼らと共に在るために来たのだから。この来臨の時をよく憶えて、清らかに、剛く、忠実でありなさい』と言ったわたしに、大きな信頼を寄せなさい。わたしはこのことを貴女にだけではなく、人々のあいだからわたしが選んだすべての人たち、特別な形でわたしを所有している人々にも言うのだ。

 

 わたしのことを怖がってはならない。わたしがあなたたちに姿をあらわすのは、あなたたちを高めるためであって、あなたたちを灰に帰するためではない。立ち上がりなさい。恩恵を受けるよろこびがあなたたちに生きる力を与えるように。わたしがあなたたちにを示したからといって、もうそれで救われたと思いこみ、無気力な麻痺状態に沈みこんではならない。人々のあいだに共に立ち交じろう。わたしはあなたたちが、わたしにとってより大きな助けとなるように、超人的なヴィジョンと教えとを用いて、あなたたちを超人的なわざにいざなったのだ。わたしはあなたたちを、わたしのわざに参与させるのだ。

 

 だが、わたしは休息を知らなかったし、今も知らない。なぜならはけっして休むことをしないし、のしわざを出来るだけ無効にするために、は常に活動していなければならないからだ。わたしたちが休息するのはが成り終わるときだ。今は倦むことなく、絶え間なく行動しなければならない。の取り入れのために、ゆるむことなく粉骨砕身しなければならない。どうか、わたしとの持続的な触れあいがあなたたちを聖化し、わたしの教えが絶えずあなたたちを強め、わたしの寵愛が、あらゆる障害に反対してあなたたちを忠実な者にするように。

 

 啓示について教えながら、それを信じておらず、時のしるしもに遣わされた人々も見分けることが出来なかったいにしえのラビたちのようであってはならない。反キリストの軍隊は進軍を開始しているから、わたしが自分に課した破格の措置をとってキリストの再臨にあたっては、その先駆者たちを見分けなさい。―なぜならわたしはあなたたちがある種の真理を、超自然的な精神によってではなく、人間的な好奇心の渇きによって飲むことを知っているからだ―わたしは真底からあなたたちに言う。多くの人々はすでに目前にしている平和を反キリストに対する勝利だと思いこんでいるらしいが、それはキリストのに、活力を養い、傷を手当てし、もっと残忍な戦いにそなえてその軍勢を集めるための時間稼ぎ、一時的な休戦状態にすぎないのだ。

 

 正義をもって裁き、戦う諸王の誠実真実、また、とその手下と預言者たちの征服者となるこのあなたたちのイエズスの『声』であるあなたたちを見分け、あなたたちのを見分け、いつもそれに従いなさい。どんな偽りの外見もあなたたちを誘惑せず、どんな迫害もあなたたちを打ち倒さないように。あなたたちの『声』がわたしの言葉を語るように。あなたたちの生活はこのわざに捧げられるように。

 

 そしてもしあなたたちがこの世で、キリストとその先駆者、またエリヤと共通の運命を有するなら、それが残酷な運命、精神的な暴力にさいなまれる流血の運命であろうとも、その運命をあなたたちはキリストと共に、その先駆者と共に預言者と共に有するであろうあなたたちの未来の保証された運命に微笑みなさい。働きにおいて、苦しみにおいて、栄光において同等だ。此岸(しがん)では、わたしであり、模範である。彼岸(ひがん)では、わたしが報いであり、である。わたしを有することが、あなたたちの至福となるだろう。苦しみを忘れることだろう。そのことをあなたたちに理解させるためには、どんな啓示も不充分であろう。なぜなら、未来の生活のよろこびは、まだ肉に結びつけられている被造物の想像力の容量をはるかに上回るからだ。」

 

 

 

マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P52

 

貴女の使命のうちで、使命のために生きるように。レンズに目を凝らしている間は素晴らしい風景を見せるが、レンズから目を離せば、黒い箱にすぎない万華鏡をもらった子供たちのようでありなさい。貴女は、わたしと貴女の使命に目を凝らしなさい。現世は貴女の周りにある。周りにあるべきだ。だが貴女の内部にあってはならない。内部にあるのは、わたしの世界だ。無知で盲目なこの哀れな世に、わたしの世界から貴女にもたらされる教えと光を与えなさい。貴女の働いている周りにどれほどが現前しているか、もし貴女に見ることが出来るならば!・・・

 

ああ! 貴女が哀れな世界から、そうと気づきさえもせずに、わたしの世界に足を踏み入れ、一つのヴィジョンから現実へと移行し、ちょうど母親を夢に見、自分を抱き締める母親と共に目覚める赤ん坊のように、貴女がいつまでもわたしの世界の内にあることに気づく時、貴女はどれほど幸せであろうか。わたしは貴女に対してこのようにするつもりだ。

 

 善良で、忍耐づよく、情け深くあるように。そして恐れてはいけない。わたしは貴女にわたしの平和を与える。きょう、マリアの御名の祝日に、わたしは貴女に溢れるほどの平和を与える。そしてそれがわたしの小さなヨハネへの恵みの賜物であるように。

 

 

 

マリア・ヴァルトルタ/「手記」抜粋/天使館/P78

 

 それからイエズスはわたしに言われる。

 

「わたしの授業にこれほど注意を傾倒する貴女を見ると、自分にとって全面的な『人知』であるその教師に対して勤勉で、懐いている女学生のように思われる。それに反して、貴女が自分で新しい部分を発見し、批判的見解(これはヴィジョンの中で)を述べる時、貴女は、父親にその小さな手を引かれ、導かれて行く善良な男の子をわたしに思い浮かばせる。父親は息子を前方に導きながら、彼が知恵において成長するように、見ることしか望まない。しかし同時に、幼い息子に、自分で新しい何かを発見する喜びを味わわせ、自らの考えにおいて成長するのを感じさせるために、口出しはしない。

 

 こうするために、貴女は人間的な懸念を一掃していなければならない。ますます一掃するのだ。貴女は、凝視の小道を気後れせずにのびのびと歩いて行くために、ますます確信をもち、ますます平穏に、あなたの手を引いているわたしに全幅の信頼を寄せていなければならない。

 

 父親はそれと気付かせはしないが、彼が息子に見せたいと願うあの一定のものを息子が見るまでは、そのために数限り無い、愛のこもる手を尽くす。おお! わたしはこの父親にも優って愛情深い父であり、わたしの小さい人たちにとり、どんな教師にも優って忍耐強く、その中の温順で注意深いひとりの手を引くことが出来る時、わたしは幸せだ。であり、であることの幸せだ。

 

わたしの子供たちが、わたしに導かれ、教えられるために、信頼をこめてその手をわたしの手に預け、『万事に超えて、またわたし自身のすべてを捧げてあなたを愛します!』と、わたしに言うのは何と難しいことか。何のためらいも無く心の底からこのようにすべて『わたしのもの』である僅かな子たちに、わたしは啓示の、また凝視の財宝を開き、何のためらいも無く、心の底からわたしを与える。

 

 マリアよ、しかし、を垣間見るために目覚めさせられ、導かれる必要のある人びとに、その様々な顕示によって、わたしの神性を広める役割のために貴女を選んだのだから、貴女が見ていることを繰り返すに当っては、極度に用意周到であることを思い出しなさい。どんなくだらない一句にも或る価値があるし、しかも貴女の一句ではなく、わたしの一句なのだ。だからそれをあなたが押さえておくのは正当ではない。不誠実であり利己的だといえよう。貴女は、皆がその水を汲みに来るためにそこに流れ込む神聖な水の貯水槽だということを思い出しなさい。

 

 

 

マリア・ワルトルタ/聖母マリアの詩上P110

 

 私の殉教者たちは、この世を聖なるものとしようとして福音を証するという、私から受けた使命を果たすことだけ考えた。

 

 

 

 

2.ヴァッスーラ

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P69

‘87・2・16

 

ヴァッスーラ、無のままでいなさい そして 私にあなたの欠けている全てとならせなさい。 私が行くところどこへでもあなたはついて来るであろう、これからは決して一人だけ ということはない、もう あなたは私と一つになっているのです。 霊のうちに成長しなさい あなたの仕事とは私と御父によって与えられたすべてのメッセージを伝えることだからです。 英知が あなたを教えるであろう。

 

はい、お父さま。

 

あなたが私を父と呼ぶのは 何と麗しいことか! あなたの唇から、父、お父さんという、この言葉を聞きたいと切に願っていた!

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P224

‘88・5・16

 

指をあなたの心に置かせなさい 我が祭壇が燃え立ったままであるように、全くの無に等しいながら 私 神は、あなたを愛している、あなたを遣わしたこの使命を、達成するに必要な力を与えよう、気を落さないで、忍耐を持ちなさい、間もなくあなたは我が家に帰って来る、私のもとに、私たちのところに(*)、平和を受け、教会が通るであろう刷新のために祈りなさい、私 主は、皆を愛している ♡ 「私たち」!

 

 *聖マリアもご一緒で、十歳か十一歳の頃に受けた私の幻視が思い出されました。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P218

‘91・10・7

 

私の十字架を預けた。 この十字架はあなたを聖化し 救うであろう。 愛をこめ身を低くして それを担ぎなさい。 絶え間なく私の名を呼ぶように。 あなたの使命は、我が子よ、愛を証し 愛と忠実さが欠けているさ中で私の至聖を示すこと。 恐れずに前へ進み 私の言霊となるように ♡ 歓びと、熱意をもって証しをし、愛のために 愛をこめて証しするように ♡ 敵があなたを突き刺すたびに、歓びなさい! あなたの傷をすべて捧げなさい 私が直ちに癒す。 私を求めて目を上げるたびに、慈しみ豊かな私の心は答えるであろう。 あなたは私がもらい受け、養い育てた子ども。 人を怖れることはない。 あなたを破滅させはできない。 まもなく自由にする。 それまで、我が一致の十字架を持って歩き、私に栄光を帰しなさい。 真理 そして私自身が設立した唯一の教会を

             擁護する者

となりなさい。 すべての国に行って、あなた自身を紹介しなさい ♡ 私の聖なる名のもとに 平和と唯一の教会を望んでいると伝えなさい。 自分の公正さを主張し、分裂したままでいる者は、自らの育てた実を食べて滅びると伝えなさい ♡ 偽善的な心をいかに忌み嫌うかも知らせなさい。 その儀式や議論は私を疲れさせる。 ふんぞり返った頑な態度には背を向けると伝えなさい。 その判断は人間の目には見事で印象深く映るかもしれないが 私にとってはそうでない。 腐敗しかけている瀕死の教会を喜ぶことはできない。 聞きたい者に伝えなさい:

     自分の声を低くしなければ、私の声は絶対聞こえない。

声を低くするなら、私の声が聞こえはじめ、我が意思を行うであろう。

私は唯一であるのに、それぞれが自分のキリストをつくり上げてしまった。 私は我がからだの頭(かしら)であるのに、見えるのは、私のでなく、彼らの頭ばかりだ。 頭を下げるように言いなさい そうすれば私の頭が見えてこよう。 身を低くするように伝えなさい 私のもとに引き上げることができるように ― この人びとの前で震え上がらなくてよい、我が子よ。 私に忍耐があるように忍耐を持ちなさい。 そばにいて謹んでいなさい。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P246

‘91・10・29

 

ヴァッスーラ、倦まずに祈りつづけなさい。 愛している 我が子よ そして ああ! あなたの弱さをよく知っている 娘よ、本物の信仰へと子どもたちを導いてほしい 皆を 私のもとに導いてほしい、これも与えた使命の一つです ♡ ああ 我が子よ、あなたの主 私を熱心に求めなさい。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P57

‘92・4・17

 

平安でいるように。 望む通りに 導かせなさい、永遠に愛している、決して私の愛を 疑わないように。さあ、我が子よ、あなたと私は一緒になって、私とともに一致し、一緒に十字架につながれ、こうして多くの霊魂を 私のもとに連れ帰る。 最善を尽くすなら あとは私がする。 終わりまで我が栄光のために あなたを用いさせなさい。 この聖心を悦ばせ 無のままでいてほしい。 あなたの心が 私の天国となるように。 これからもその霊魂を養いつづける。 私をたびたび讃え 愛してほしい、主の心を、あなたにとっての師の 引き裂かれたこの心を 愛してほしい。 あなたの王 私を欲し 渇き求めなさい、私の愛にとどまり 欺かれないよう 自分自身を蔑みなさい。 左も右も見ないように、そうするならあなたを通して さらに偉大なわざを行う。 ときおり刈り込むが あなたは弱い性格ゆえ どんなに嫌がっているかを私は見た! 英知ご自身が与えた知恵によって 私はすべてを行う、そこで我がヴァッスーラ、ときおり刈り込むのを許しなさい、信じてほしい、成長にとって それは欠かせない。 国たみに出て行き 実をもたらすこの使命に あなたを選んだ。 あなたがか弱く サタンがどれほど地上から抹殺したがっているかを知っているが 私が傍らにいる。 それゆえ、決して不平を言わず、すべての試練を愛と深い謙遜のうちに 寛大な心で受けとめなさい。 こうした徳は 悪魔の武器を取り上げ 退散させる。 決して悪魔に足がかりを 与えてはならない ♡ 誰もいまだ我が愛の幅と長さ 高みと深淵を把握した者はない。 あなたをすっかり私のものに、私だけのものにしたい。 一番はじめに声をかけた時から くり返しこう述べてきた。 我が誉れとなって ともに働くようにと あなたを娶った。 もはやあなたは思いを私に据え 私にだけ据えておくように。 絶え間なく祈り 必要なあらゆるものを私に求めなさい。 私の弟子だと誰にも分かるよう 愛の望みを従順に受け入れなさい。 我が光のもとに聖なる生活を送らせようと あなたを引き寄せた。 覚えておくように: あなたの師はただ一人 それは私。 あなたの父はただ一人 私。 あなたの伴侶はただ一人 それは私。 あなたの愛はただ一人 それは私です。 私のうちに成長するよう真理にそって愛に生きるようにと教えた。

―かつてのあなたは私を知らず 世の中と被造物の奴隷だった、しかしあなたの創造主、私は すべてを越え 何にも増して私を愛するようにとあなたを離脱させた。 今日は尋ねよう: こうしたやり方で 一緒にいるのは嬉しいか?

 

とても嬉しいです、主よ、ご存じのように。

 

あなたはサタンにとって恐怖の的となった、そこで今その怒りを目の当たりにし 感じてもいる、あなたの実が増すほどに、サタンは火を煽り立て、偽りと虚偽の非難をつみ重ねた。 サタンはあなたに与えている天使と格闘し、欺瞞をつみ上げている、それでもなお、こうしたすべてをふまえた上で、この聖なる仕事を私とつづけてゆきたいか?

 

私は愛ゆえにあなたの奴隷となりました。偉大で、荘厳なる御方、あなたに最後まで仕えます。

 

♡ まこと愛しい者よ、では愛の手綱をもって これからも導いて行こう ♡ 来なさい

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P70

‘92・5・1

 

ああ ヴァッスーラ、あなたは火にくべて燃やすべき乾いた流木だったが、私は走りよって あなたを救い上げた。 死の谷にあなたを見いだした私は 打ちひしがれ心もだえた。 その光景は 思い出すだけでいまだに深い悲しみを呼び覚ます、私は嘆き 天を一種の緊急事態においた、私の悲嘆はそれほど大きかった。 何年も あなたを忍耐して待った。 当時くり返し声をかけたが、あなたは聴こうとしなかった。しかし、深く愛していたがゆえ、あなたと縁を切らず、その悪意を前に むしろ私は忠実を示してきた。あなたは我がひとり子に 苦痛と傷を負わせ 少しずつ私の慈悲を食い尽くしていった、あなたの咎めと数え切れない罪が積もり積もって 私はひとり子の傷を復讐するために あなたを打とうとさえ思った。 ああ ヴァッスーラ、絶えざる御助けの聖母が 私の足もとで泣かれ、あなたのために血の涙を流された、そう、聖母はあなたに好意を持たれ 私の慰めとなられた・・・私は深く心動かされ 聖母の涙で怒りは収まった。 私のうちに吹き荒れていた嵐は鎮まった。 私、ヤハウェ 永遠の父は、あなたを創造したその日 手に抱いて以来 永遠におよぶ愛をもってあなたを愛してきた。 ああ・・・その日 どんなに小さかったか 決して忘れない。 私は言った: 「この小さい華奢な少女を用いて 多くの霊魂から侵略者を追い払おう。」 その後 あなたと私は約束し合った、あなたは平和のために働き 地の果てまでこだまするように 我が愛を宣言すると、そして私はあなたの弱さを通して 滅びのふちにいる者たちを呼び集め、脅しや侵略者を前に あなたを果敢な者にすると。 そしてあなたを通し 背教者たちを追い詰めよう。 こうしてから、あなたのうちにこの時代を和解させ 一致にまで至らせる。 私はすでに 敵のくわだてを妨害しようと思っていたため、あなたの霊魂を私に同意させ 最初から強くする必要があった。 私は言った: 「あなた自身をはじめから聖化し 生まれたらすぐ断食するように、私はそう望む: 生まれて直ぐには 光を与えない(*)。三日三晩は闇の中にとどまる、このような断食をさせる。」

 

  私は生まれたとき眼が閉じたままで、開きませんでした。三日たってやっと開いたのです。母は眼がないのではと恐れ、聖パラスケヴィ(ギリシャ正教の聖人で、眼の保護者)に助けを祈りました。そして「ヴァッスーラ」のうしろに彼女の名を命名すると誓ったのです。パラスケヴィはギリシャ語で: 金曜日という意味です。

 

そこで 私がはいっていけるように 再びその心をひろげると誓った。 そして嵐のようにあなたを襲い 私の心を傷あとにしてしまったあらゆるものを 打ち砕いた。 あなたのうちなる消えかかった炎を 生き返らせようと、私は炭火を熾(おこ)すようにして、霊魂に息を吹きかけた。 私は言った: 「我が霊魂を歓ばせ うちなる闇から今や 炎を立ち上がらせなさい、不毛の地は 灌漑された庭園、溢れ出る泉と変わるように」。 そして永遠のいたわりを込めて 心に抱きしめ、あなたを再び私のものとした。 反抗的で御しがたいあなたの心を 我が憩いの場に変容すると 私は誓った。 私が無敵で 比類ない唯一の神、唯一の愛であるべきだと あなたに理解させた。 次にあなたの覆いを取り除き 私の名を尊ばせた そしてあなたに戦いを挑み迫害する者たちと 私自身が戦うと 天の我が王宮でおおやけに宣言した、今より、創り主なる、私が あなたの夫であり 唯一の隠れ家、あなたに打ちあけられる者となるがゆえ。 私の言葉は あなたの口から火となって発せられ 地の果てまで伝わっていこう。 あなたの学んだすべては私が教えたもの。 永遠の父なる、私 ヤハウェが あなたを美しく飾った、小さい華奢な娘よ。 まさにこの瞬間、私の心近くに あなたの霊魂を引き上げようと かがんでいる ♡ 私の愛、恵みと平和を 子供たちが拒むのをみて、我が子よ、私は悲嘆のあまり 心が煮えくり返る。 慰めてくれる霊魂がほしい、この燃える憤りをなだめる 寛大な霊魂たちがほしい。 苦痛をやわらげ、私の天国となりなさい。

私 ヤハウェは 皆を愛している。 さあ、あなたの無を通して 我が栄光を現そう。 私に免じて、背教を終わらせなさい、反逆をやめなさい。 あなた方皆分割し合い 一致して聖なる生き方をするという実が 少しも実らない。 あなたもあなたの兄弟たちも 私にとって皆同じではないか? あなた方の一人でも 私の倒れかけた家を建て直し 我が名誉を回復してはくれないのか? 不本意ながら あなたに剣先を向けなければならないか? 我が聖霊に まだ抵抗しつづけるのか? これからも私のひとり子を くり返し十字架につけるというか? 兄弟たちと和解できるよう、アーメンが 敵を祝福し、皆を赦し、あなたの神、私と和解するようにと あなた方一人ひとりに求めている、来て私と和解し、我が栄光のために 唯一のからだとなりなさい。 私の声を皆聞くように そして私の言葉を読んで 理解しなさい、永遠の父なる 私が 心を引き裂くような眺めを 天からこの目で見おろすたびに、どんな思いでいるか、そしてそれぞれの霊魂を ますます蝕んで痛ましい疫病を 私がいかに退治できるかを理解しよう。 私はアーメン 私のほうを向くなら あなたを救える。

― ヴァッスーラ、あなたはまだ 走り終えていない、しかし永遠の父なるヤハウェ、私が ともにいる。あなたの手と時間を使わせてくれたがゆえ 祝福を受けるように。 あなたを養子にしたのが誰だったかを思い出すように 私の指をその心に触れている ♡

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P97

‘92・7・7 メキシコ―マツァトラン

 

もうこれ以上躊躇してはならない時がきた。 できる場所はどこにでも 葡萄畑をひろげなさい。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P98

‘92・7・8

 

私は一歩ずつあなたに教えている、教育の師。 我が心に投げ入れようと 少しずつ世間から引き離してきた。私はあなたの知識と能力をこえるものごとを 明かしていった。 信じなさい、我が甘美な教え子よ、私イエスは あなたを愛している。 私の平安を受けなさい。 ともだって働く。 私とあなたで 我がメッセージをひろめよう。 あといくつかの国々に遣わす、 そしてあなたが使命を果し終えたなら 私のもとに連れ戻そう。 私、自身が、あなたを迎えに来る。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P143

‘92・9・25

 

― 私は愛する者を鍛錬するがゆえ 私にとってよいと思えることを 嫌がらないでほしい。 あなたは私の宝石 そしてそれを念頭にある形にするため 私は切ったり、削ったりして形造る。 それゆえ、言っておく、あなたは息のある限り、私、自らが、与えた仕事を 実行しなければならない ♡ しかし私に属すると言いながら 霊的な事柄に関しては 背いている者たちには、こう言っておく: 「目が見えていないなら罪はない、しかし<私たちは見えている、それに識別できる>と言っているがゆえ、あなたの罪は残る!」 彼らの疑り深く頑なな姿勢を あと何回とがめなければならないか? 来なさい、平安でいなさい、残された旅路を 私がともに歩んでいる。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P171

‘92・11・10

 

あなたに平安 ♡ 今日の大地はすっかり汚染され 私以外は すべてがある。 この世にとって正しいと思えることも私の目にはおぞましく すでに私の裁きを受けている。 この世に憎まれるとしても それは私を愛しているがゆえ。 あなたの証しを私の目に妥当なものとさせなさい そして言っておく、救霊のためにすっかり身を捧げ 友達およびあなたが敵と呼ぶ者たちのために いのちを捨てて愛を示した時はじめて その証しは妥当となる、そして私の日が訪れても 恥を感じないですむ。 私、自身が、我が力をもってあなたを養う、その間与えてある仕事をつづけながら 歓喜の叫びを上げなさい、私の力で彼らの壁を打ち壊し 覆われていたすべてを明るみにだすがゆえ 歓びなさい。 あなたの前にあらゆる動物やへびが這いまわっているのを 目の当たりにしよう、しかしからだを殺せる者たちは怖れなくてよい、霊魂は殺せないと言っておく、むしろ地獄でからだも霊魂も滅ぼせる者を 怖れなさい! 我が足跡をたどり 名誉も名声も求めないように。 世にペテン師と見なされても 自分は本物だと知りなさい、まずはじめに世は私をペテン師と見なした。 愛しなさい! そして許しなさい! 聖霊にたいして驚くべき企てをたくらむ者たちのために祈りなさい そして裁いてはならない 彼らにとって死に連なるものが、あなたにとっても致命的とならないように。 私が彼らを正すにまかせなさい。 あなたのなすすべては 愛に根づいたものであるように。 私があなたを養い 慰めで満たす。 最後には 私のからだの刺すべてが取り除かれよう。 愛が 勝利する。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P240

‘93・4・28

 

聞くように、自分のためには何も取っておかないでほしい、私の計画以外は 脇目をふらないように。 霊魂を救う目的で すべてをしなさい。 私 イエスはあなたと仲間たちを祝福する。 私を讃え ともに我が教会を立ち上げなさい。 私の教会を建て直すように、皆を愛している

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/8巻P225

‘96・10・22

 

そしてあなたは、我が教会の娘よ、彼らを通して 悪の勢力と地獄全体が敵対しようと、それはあなたが彼らにとって危険であり ヨハネの啓示(*)に関する我がメッセージが 自分たちに向けられているのを 彼らは悟ったがゆえ。 そうです、あなたは こうしたすべての闇の力にとって災いとなった そしてサタンは自然界さえもあなたに歯向かわせる。 この強力な敵はあなたの足もとにまで迫ってきた(**)、だが恐れないように、あなたのうちに住まう我が聖霊は はるかに偉大で 地獄全体を合わせたよりもずっと力ある方。 では、あらゆる国たみをみことばで満たすように 出て行きなさい。 思い出してほしい、最愛の霊魂よ、あなたを育て上げたのは悪を打ち破り 道中あるいは証しに行く町々で出遭うあらゆる悪霊を 動揺させ打ち負かすため、そこで地獄の勢力が力を結集して あなたの預言的使命の実践を妨げようとしても 驚かないように。 彼らを脅かしその多くを根こそぎにしようと あなたが近づいてきたのを彼らが悟るや こうした攻撃は必ず起こる。 実にあなたは 悪魔にとって災いとなり 最大の憂いとなった、あなたを聖とし聖なる、みことばを運ぶだけではなく あなたのうちに住まう我が聖霊の力が 彼らを震え上がらせている、聖霊は 私、キリストから、あなたが遣わされたことを 世に深く確信させるがゆえ・・・

 

 *黙示録13。  **私を追っている、という意味。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/8巻P226

‘96・10・22

 

荒廃した我が聖所を立ち上げるのを援助し この砂漠に植林するためにも あなたを育て上げた ♡ そこで「Lo tedhal(*)」恐れないように、手に手を取って 成功と勝利のうちにその使命を終えると すでに約束した。この強力な敵に立ち向かえるよう、あなたを強い者として形造り、最大限に、みことばと 三たび祝された伝統を宣べ伝えるためには 剛毅の霊を与えた、そして我が霊より寛大に天下る力は 語る能力を授けよう。 最後まで勇敢に十字架を担えるよう 我が霊があなたの強さとなる。 そこでみことばが あなたを通してこの世のあらゆる王国を襲い そして刺し貫き、引きずりおろして破壊するように。 そう! これからも我が剛毅の霊によってあなたを用い あの悪の勢力に対抗する そして、この戦いであなたは、ときに、激しい攻撃を受けて血まみれになろうが そのときは、御母と私で支える。 破滅的な非難を あなたは免れよう。 私、キリストが、あなたの前を歩き、私の笏をもって 祈りが必要な教会の裏切り者たちを指し示す。 罪びとたち 大いなる者や傲慢な者たち、偽善者、反逆者や高慢な演説家たちを追い求めるようにと あなたを励まそう。 私の十字架を片手に 一方の手にはロザリオを持って、異端を打ち砕き 代わりに真理と忠実を樹立しなさい ♡ これからも方々へ遣わし その実をもって私の頭を飾らせる。

 

*ご自分のアラマイ語で、「恐れないように」。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P214

‘02・1・18

 

― 心臓のどの筋繊維も私のために生き 私のために働く熱意をあなたに与えるように、こうしてあなたも報酬を求めない奴隷のように、決して報酬を求めず 天の王国のために心と魂を捧げ尽くすことになる。

 

聞くように、この高貴なわざのためだけに あなたを創造し 地上に置いた。 我が骨からの骨、肉からの肉よ、私との一致にとどまり 一つの霊となっていなさい そして我が王宮への自由な出入りを確保するように着せたすべての衣装を 黙想しなさい。 それは実に途方もない神秘であり、我が被造物のほとんどの者にとって あらゆる人間的知識や理解をこえるもの。 しかし天の主なる私は、あなたの上に目を据え その手に我が手を置いていた 共に金の薔薇を刺繍し、それにいのちを与え 甘美な薫りをひろめて、教会だけでなく 全宇宙をも香らせるようにと。 

 

与えたこの神の恵みに助けられなかったなら、あなたは乞食のままでいた。 しかし今は、神の恵みによって、あなたを すっかり我が心のうちに引きこもらせた! こうして私どもと結び合わせた後 高貴な者にして。 あなたは 私どもの崇高な光に満たされ 照らされた、私どもは笏を挙げ あなたの上に私どもの名を記して 我が家に仕えさせ 私どもの愛の詩歌を 全世界に向ってうたわせた。

 

― あなたの舌が 忙しい書記の筆のように 喜んで弁舌をふるい 決して証しするのに疲れてしまわないように、炎の渦中にいたとしても。

私、イエスが、あなたを祝福する。 ic

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P276

‘03・1・6

 

先にも言った通り、行きなさい、我が王者の富に養われた者たちよ そして国たみに 我が王国を宣べ伝え すべての栄光住まう救い主は 私だと宣言しつづけなさい。 ほかの誰でもなく私が あなたの贖い主だと。 行って 灰たちに宣べ伝え それらを金に変えなさい こうして、彼らが 光である、私のうちに自由を見いだすように。 行って伝えなさい あなた自身がどう捕らえられ 鳩として檻に入れられたかを、そして私がいかに、手厚い慈悲をもって訪れ 檻を壊して自由の身にさせたかを。 あなたを悪霊から解き放って聖別し 額には我が口づけの油を注いで、我がものとして封印した・・・行って、私の名によって、民を慰め 励ましなさい、我が庭園を美しく整え、救いの真の知識を彼らに与えなさい。 我が聖櫃の心を美しく飾るように。

 

あなたの生涯のどの日も、世代よ、我が恵みは現われ出ている そして私および隣人と和解もたらすよう 私が全人類の上に輝くと同じように、彼らも 私に耳を傾けさえするなら 人びとの間で輝くだろう。 私はあなたを解放した者、我がヴァッスーラ、そしてこれらの頌歌を通してあなたや ほかの者たちも同様に花咲かせた、ちょうど水辺に咲く薔薇の花のように、そして聖書でもこう言っている、「香のような甘い薫りを放ちなさい、百合のように花咲かせなさい、まわり中に香りを放って、讃美の歌をうたい、私が行った神聖なわざすべてのゆえに 私を祝福し 我が名の偉大さを宣べ伝えなさい!」

 

これが あなたに与えた仕事。 私の名によってこの一切を行うに当り 恐れないように 私はあなたと結ばれているゆえ。 人生のどの瞬間にも 愛が共にいて あなたに見方している。

一つとなるように。

         私は在る(I Am)

 

 

 

 

3.聖母から司祭へ

 

 

聖母から司祭へ1979.1.28

 

 こうして、ついには、カトリックの信仰の土台となっている真理そのものまでも、くつがえしてしまうことになるのです。 

 これらの真理をあからさまに否定するのではありませんが、あいまいなしかたで受け取っています。そのために、教義に関して、かつてなかったほどの誤謬と非常におそろしい妥協をしてしまいました。

 まだ、いくらか話したり議論したりもしますが、もう信じていません。迷いの暗闇は、広がっていくばかりです。

 混乱が教会を支配し、その真理をくつがえそうとしていること自身、教会の清めのときが来たという確かなしるしです。

 事実、教会は、あなたがたのあいだに神秘的に生きておられるキリストなのです。

 キリストこそ、真理です。だからこそ、教会は、真理そのものであるキリストの光でいつも輝いていなければなりません。それなのに、敵は、その狡猾なだましの手を使って、とうとう教会の中に多くの暗闇をしのびこませるのに成功しました。もう、今日では、教会はサタンの煙でくらくなっています。

 サタンがまっ先にやってのけたことは、私の多くの子らに傲慢と、うぬぼれを注いで、かれらの知恵と思想をくらませ、かれらの手で教会をくらませてしまいました。

 天の母として、愛する子らよ、私があなたがたを、この汚れなき心の使徒として召し出したのは、今日のためです。すなわち、こうした事情のためだったのです。

 あなたがたが召されているのは、すべての人が真理をますます喜んで迎えることができるように、あなたがたの言葉と手本で、悪と戦うためです。こうして、あなたがたの光によって、混乱のこの暗闇も敗北させられるのです。

 あなたがたは、私のおん子イエズスの福音を文字通り、生活に実行しなければなりません。

 あなたがたは、生きた福音以外の何ものであってもなりません。福音を、力と勇気をふるって、すべての人々に告げるのです。こうすれば、やがて、あなたがたに聖霊がみちあふれ、あなたがたの言葉は、聖霊の力と、あなたがたの天の母から受ける知恵の光によって、輝きわたるでしょう。

 

 

聖母から司祭へ1979.3.9

 

 あなたがたが、そのかくれ場から抜け出て、全世界を照らしに行くべき時がきました。わたしが、いつも、いっしょにいてあげますから、さあ、すべての人に、私の子であると、宣言なさい。

 私は、信仰が、この暗闇の日々にも、あなたがたを照らすあかりとなるように願ってやみません。

 ただ、私のおん子イエズスの名誉と光栄を願う奮発心だけが、あなたがたの心を占領しますように。

 光の子らよ、あなたがたの数は、まだ少ない、しかし、大いに戦いなさい。そうすれば、たくさんの人々が、あなたのあとに従って、私の軍団に入ってくるでしょう。なぜなら、私の戦いの時は、すでに来ているからです。