網
1.マリア・ワルトルタ
2.ヴァッスーラ
1.マリア・ワルトルタ
マリア・ワルトルタ/イエズスに出会った人々/1巻P313
老ヨハネ(マリア・ワルトルタのそばにいた神父様のこと)に、たくさんの平和と豊漁とを与えると伝えなさい。あなた(マリア・ワルトルタのこと)には漁がない。私が与える糸で網を作るという女性的な業だけをあなたに与える。働きなさい、働きなさい・・・他のことができないという考えを捨てなさい。この仕事にはすべてがある。そしてまた“あなたに平和”と言いに来ないからと言って気にするな。人にあいさつをするのは、到着したときと出発するときであって、いつも一緒にいるときにはしない。一緒にいることは、もはや平和である。そして、あなたは私の客ではない。あなたはすっかり私の腕の中にいて、片時もあなたから離れたりしない。この世にいたときの私について、言いたいことがたくさんある!しかし、きょうはあなたを喜ばせたいので“あなたに平和”と言おう。
マリア・ワルトルタ/聖母マリアの詩上P223
聖母:
従順は、いつも救いをもたらします。これをよく胆に銘じておきなさい。それに司祭に対しての尊敬は、いつもキリスト的なよい心のしるしです。
イエズスが言われたとおり、使徒的熱心さを失う司祭たちにろくなことはない! けれども同じように、彼らを軽蔑してもよいと考える人々も、ただではすまないでしょう。司祭たちは、天から下るまことのパンを聖別し、分配するからです。そのパンにさわることによって、彼らは自ら聖なる者でなくても、聖別された杯のように、聖とされるからです。しかし、言うまでもなく彼らは、神のみ前に、それだけの責任を負っています。あなたたちは、彼らをそのように見なし、これ以上のことを気にしてはなりません。彼らのことばによって天から下り、その彼らの手に挙げられるわれらの主イエズス・キリストよりもきびしくしてはいけない。そういう司祭が、盲目で耳も聞こえず、心が麻痺し、考えが病気で、自分たちの使命とあまりにも対立する罪の癩病に冒されて、墓の中のラザロのようであっても、彼らを治してよみがえらせるように、イエズスを呼びなさい。
なお、生贄となっている霊魂たちよ、あなたたちの祈りと苦しみとをもって、イエズスを呼びなさい。一人の霊魂を救うことは、前もって自分の霊魂を救うことですが、一人の司祭の霊魂を救うことは、多くの霊魂たちを救うに等しいのです。なぜなら“聖”であるすべての司祭は、霊魂たちを神へと引く網だからです。一人の司祭を救うことは、その人を“新たに聖別すること”で、今、言った神秘的な網を作ることです。その網にかかる獲物は、全てあなたたちの永遠の冠に加えられる光です。
平和に行きなさい。
マリア・ヴァルトルタ/もう一つの使徒職/ヴァルトルタ自叙伝より/天使館/天使のパン/第7号P31
人は望めば、いつでも使徒になれます。そして華々しく使徒職として認められなくても―それは誇りと人間的な気晴らしを伴っているかも知れません―慎ましく、隠された、神のみに知られた、その行動よりもその苦しみによって確認される使徒の栄光をいつも手にすることができるのです。
そうです、善なる主は、私の使徒のパンくずに捕えられるほど近づいて来る小魚を忍耐強く待ちながら、私が密かに投げた網の中にたくさんの魂を捕えることを私に許してくださったことを認めます。使徒のパンくず。実際、私は、それを禁止するだろう母の注意を引かないようにそれを粉々にしなくてはなりませんでした。そんな風に仕事をしなくてはならないことは、ご存じのようにとても疲れることです!・・・
2.ヴァッスーラ
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P171
私は急に体が疲れ切ったように感じ、それで、行ってよいかお尋ねしました。「まいりましょうか、イエス?」
娘よ、どうして?
疲れてしまったのです、イエス。
愛する者よ、あなたにいてほしい、いてくれるか?
(イエスが主張されたのは初めてでした)それならいましょう・・・
放っておかれると 心が引き裂かれてしまう、
けれど、あなたは私とともにおられます。私たちは一緒です・・・
今はともにいる、しかしあなたは たびたび私を忘れてしまう ♡ 私を自由にし 我が神聖な手であなたを望むままに形造らせなさい、私の肖りとして形造る、あなたのうちに私のわざを自由にさせなさい、私はイエス そしてイエスとは 救い主を意味する、娘よ、あなたを嫉妬するほどに愛している、あなたの行いのすべてが私のものであってほしい、ライバルは許さない、私を礼拝し 私のために生きてほしい。 私のために呼吸し、私のために愛し、私のために食べ、私のために微笑み、私のために自身を捧げてほしい、行うすべてを、私のために行いなさい、あなたを焼きつくし、燃え立たせて、私だけを望ませたい。
あなたの花びらで私を飾ってほしい 我が花よ、あなたの愛が私の冠となるよう、我が茨の冠をはずしてやわらかい花びらで置き替えなさい、あなたの香りで私を包み、私を愛し 私だけを愛しなさい。 私は崇高な愛によってあなたのためにいのちを投げ出した。あなたも私 あなたの配偶者のためには同じことをしてくれるであろう?我が許婚者よ、あなたの配偶者を喜ばせなさい、幸せにしてくれるように!永遠の絆で私に身をつなぎ、私のために生き 私だけのために生きてもらいたい、私の生けにえ、私の的、私の網となるように ♡ 被造物よ、私を愛するか?
どうしてあなたを愛さないでいられましょう、わが神よ、愛しております!
そう 何度でもそのように言っては 私にそれを聞かせなさい それを聞くのがとても嬉しい、一日千回そう言って、毎朝私のうちに休んだ後は、私と向き合って言いなさい、「わが主よ、あなたを愛します」と ♡
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P253
‘87・6・21
主に魅せられてしまった今、私はどうなることでしょう?
知りたいか? 流浪の民となった被造物たちの中に あなたを我が腕の中から投げ入れる! あなたはこの人びとの中で暮らすのです!
わが神よ、もう私を愛して下さらないのですか? (大変心配になって)み腕の中にいるのはなんと素晴らしかったか。ところが今度は、私を放り出したいとは!
ああ ヴァッスーラ 何ていうことが言えるか!(*)
*
私は主のうちに、心の痛みを感じました。
このすべての悪の中に あなたがいるのを見て 私の心は引き裂かれ、大変苦しんでいる、分かってほしい 我が子よ 私はあなたを神のない民とともにいるようにと捧げている、敢えてあなたを追放するのです ♡ 娘よ、多くの人びとはあなたを傷つけようとする、私は 今のあなたの苦しみには耐えることができる(*)
*
私が分裂状態にあることを―魂が主の聖心のうちに、そして体が俗世間の中にいることを。
しかし、彼らがあなたを傷つけるのは、そう、決して許さない。
どうなされますか、主よ?
♡ 傍観はしない ♡
けれど、なぜ主は私を抱きしめて下さり、そのように私を魅了なさってから、放り出してしまわれるのでしょう? それは公平ではありません! (私は殆ど叫んでいました!)
あなたを我が生けにえとすると言わなかったか? 私は あなたを使っているのです、あなたは私の網、そう、地上にあなたを 擲(なげう)っている。 私に霊魂たちを捧げなさい、その救いのために、私は彼らを贖う、こうなるにはあなたの苦しみなしでは成就しない ♡
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P16
‘87・10・22
ああ 娘よ! 我が魂に祝福され、我が心に祝福された者よ、私の中からも 苦しみが吹き出している ♡ しかしヴァッスーラ 人類の中にとどまり その中に溶け込むようにとあなたを創造した ♡ 言い尽くせないほど愛している 溺愛が過ぎて愚かさに至るほどに ♡♡ ヴァッスーラ、言いようもなくみじめな者よ、自らを生けにえとし 愛する者よ 神を忘れた人びとの間に身をおいて、我が網となりなさい ♡ 捕えた物で 聖なる御父を喜ばせ、霊魂たちを我がもとに引き寄せて、このたびは喜びで私の心を満たすように ♡♡♡ 涙はとっておくがよい 我が母に対して言われている不名誉な言葉を あなたの耳で聞くまで、その時は涙が枯れてしまうほどであろうから!
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P190
‘88・4・12
♡ 考えてごらん ヴァッスーラ(*) ♡ あなたを用いるために癒した、私の腕からあなたを放り出し、そう、私の腕の中から世に、私の網として投げた ♡ 娘よ このように用いるのを許してもらいたい、私は時折り網を引き上げ、網の中に獲物があるのを見ては喜ぶ ♡ そう、私の利益を求めなさい そうすれば理解する、世にもう属さないため世の中で生きることがとても辛いのは分かっている、私はあなたの起原を知らせた、そして始めから誰のものであるかを、しかし悪魔がずっとあなたを騙しつづけていた。 あなたは私のものであって、私に由来している、私の種アベルのように。 ♡ 世にあっても、世はあなたを自分のものとして認めないため罠にかけようとするであろう、私はあなたを悪徳のさ中 あなたを滅ぼそうとする場所に置いている、あなたは蔑まれ 拒絶されよう、私はこのすべてを明らかにした、前もって心の準備をし これらすべての試みを、前途に横たわるすべての試みを、忍ぶことができるように、あなたの十字架を示した、しかし私はともにいてそれを分かち合っている、あなたは一人ではない、私がそばにいる、そして私のうちに憩いを見出すであろう、勇気を持ちなさい 娘よ、疲れている時は寄りかかりなさい そうするなら本当に憩わせよう 慰めよう ♡ さあ、微笑みかけなさい、あなたに教えたことを忘れないように ♡ 私の現存を決して疑わないように。 私の王国をひろめなさい 娘よ、あなた方皆を愛している、
*
主のお声は悲しみにうち沈んでおられました。
主に讃美、神に栄光!
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P246
‘90・10・1
我がヴァッスーラ、私、主です、私を感じなさい、そばにいる、私を識別しなさい(*)十字架、茨の冠と我が釘をあなたと分かち合っている。 私の飽くことのない愛の生けにえとなり、分裂したまま 我が聖なる名のもとに自分たちを分け隔てするほうを好む 多くの霊魂たちの贖いとするために、死者の地から選り出し我が心の中で生き返らせた。 私の苦しみと深い悲しみを あなたと分かち合っている、娘(こ)よ、慰めてほしい 私もあなたを慰めよう。 ヴァッスーラ 我が子よ、私の義をなだめるために あなたを育て上げた、我が霊魂を悦ばせるために 育てて来た。 では怖れないでよい 我が子よ、御父はあなたに欠けているすべてゆえに、ご好意を見い出された。 あなたには、全く何の、功徳もない、しかしそのみじめさにもかかわらず 私は好意を示した、我が忠実と優しさは計り知れないからです。 もっと犠牲しなさい 我が子よ。 香とミルラよ! どれほど愛しているか! あなたの神、私にたいして熱心にさせ、我が律法に忠実とならせよう。 油で聖別しよう。 ああ 我が財産よ、私のうちに生きなさい そしてあなたのうちに生きるのを許してほしい! 私は決して抵抗したり、棄てたり、拒んだりしてはならない者です! いのちを吹き込む者です! あなたを全く捕らえさせ、抵抗を示さないように。 我が好意をもってあなたを満たしているであろう? 我が心の燃える炎であなたを 完全に焼き尽くしていよう? 天使たちと 我が集まりの中に生きる人びとを 紹介したであろう? 苦しみを容赦したことはなかろう、霊魂よ? それゆえ、あなたが今私を愛するのは当然です、身を屈め、私を拝むのは、霊魂よ、当然です。 我が霊魂を今や悦ばせ 聖なる生けにえのうちなる私を 拝領するのは当然です ♡ 来なさい・・・ 来なさい・・・ 近寄りなさい、あなたへの愛を時折り 耳に囁くのを許しなさい。 優しい慈しみを込めて愛撫させなさい。 我が祝福をもって愛撫させなさい、我が心に頭をもたれかけなさい。 あなたは私の石板だけでない、霊魂よ、我が心がいとおしみ 歌をうたいたいと望む 花嫁でもある。 私の声は甘美で 心は燃え立つ愛のかまど、そして我が薫りは淡く 魅力に満ちている。 あなたが唇を開き 私を求める言葉を口にする前にもう あなたのもとに飛んで来たのを見たであろう?
*
私の腕にその時、お触れになりました。
あなたは私にとって あざみの間に咲く花です、王たる私のために霊魂をすなどらせようと 海に網を擲(う)つように あなたを擲った。 まだこれを知らないなら、ヴァッスーラ 我が娘よ、今言っておく: 私の血の跡に従い ゆだねた十字架を担いなさい、若い頃から(*)あなたの探し求めていた印、我が血の跡に 従って来なさい。 私のもとに、私の腕の中 心の中に連れて来よう。 ああ ヴァッスーラ! 目の瞳のように あなたを護ろう。 我が心に特別愛された霊魂たちと ともにいる場所を与えようと あなたを穴底から引き上げた。 婚姻の床として我が十字架を分かち合うために あなたを娶り こうして永遠に私のものとした。 あなたの王 伴侶の前に目を伏せなさい、あなたの頭(こうべ)に手をのせて祝福し 額に私の甘美な溜息、我が優しい慈しみの息吹を 吹きかけるのを許しなさい ♡ 我が子よ、あらゆる心配から解き放たれているあなたを見たい、一刻も早く恵みを注ぎ、我が聖心のうちに 一刻も早く、永遠に隠そうと待っている、あなたはそこにまことの平安を見い出すであろう
*子どもの頃、ゴルゴタへの道をイエスについて行き、十字架のもとで主のおそばにいる霊的直感(ヴィジョン)を見ました。
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P239
‘93・4・28
平安を! 最愛の娘よ、あなたの貧しさがどんなに嬉しいかを知るように! 小さな者よ、私の腕に倒れ込んで はなはだしく弱いあなたを 運ばせてほしい。 私はあなたの牧者、こわがらないように。 忘れないでほしい、これはあなたではなく 私のわざです。 安全と、必要なそなえ、あなたを護るはずではなか? 日々この世に投げうち 世にさらされているあなたを?
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P264
‘93・5・30
私は 我が力をもって形造り、霊魂を連れて来る者を探していた、海に網をうつように、世にうつ者を。 あなたはひ弱だが、私はそのひ弱さを歓んでいる。 聴くように: 私は本当に皆を(*)溶かす!
*私のヴィジョンに出てきた三本の棒。
一緒にともども溶鉱炉に入れ、鍋のかかった火をたくように、皆をすっかり溶かす ♡ 我が王国(*)が分裂したままにはしておかない、来なさい、「私たち」?
*地上の教会
ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・7巻P145
‘94・7・22
心を開くなら救い出そう! 私の住まい(*)に入らせてほしい 美しく飾りたい その上で、網をうつように、この砂漠 死の谷にあなた方を擲ち 私の名によって叫ばせる:
*
私どもの心。
「愛が戻ってこられる途上です。 主の日は近づいています、皆が思っているより早く! 悔い改めなさい! 悔い改めて 喜ぶように、第六の天使がラッパをもう直ぐ吹きならし 神の警告は成就します。 仔羊の封印を額に受けるよう 急いで悔い改めなさい。」