用木(ようぼく)・手入れ

 

 

1.聖書

2.中山みき

3.ヴァッスーラ

4.マリア・ワルトルタ

5.サンダー・シング

6.トマス・ア・ケンピス

7.ルイザ・ピッカレータ

 

 

1.     聖書より

 

箴言29・15

 

懲らしめの杖は知恵を与える。

放任されていた子は母の恥となる。

 

 

 

ヨハネ15・1−2

 

わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。わたしにつながっていながら実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。

しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊に実を結ぶように手入れをなさる。

 

 

 

黙示録3・12

 

勝利を得る者を、わたしの神の神殿の柱にしよう。彼はもう決して外へ出ることはない。わたしはその者の上に、わたしの神の名と、わたしの神の都、すなわち、神のもとから出て天から下って来る新しいエルサレムの名、そして、わたしの新しい名を書き記そう。

 

 

 

申命記8・5

 

 あなたは、人が自分の子を訓練するように、あなたの神、主があなたを訓練されることを心に留めなさい。

 

 

 

詩篇23

 

主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。

主はわたしを青草の原に休ませ

憩いの水のほとりに伴い

魂を生き返らせてくださる。

 

主は御名にふさわしく

わたしを正しい道に導かれる。

死の陰の谷を行くときも

わたしは災いを恐れない。

あなたがわたしと共にいてくださる。

あなたの鞭、あなたの杖

それがわたしを力づける。

 

わたしを苦しめる者を前にしても

あなたはわたしに食卓を整えてくださる。

わたしの頭に香油を注ぎ

わたしの杯を溢れさせてくださる。

 

命のある限り

恵みと慈しみはいつもわたしを追う。

主の家にわたしは帰り

生涯、そこにとどまるであろう。

 

 

 

ヘブライ12・4−13

 

あなたがたはまだ、罪と戦って血を流すまでに抵抗したことがありません。また、子供たちに対するようにあなたがたに話されている次の勧告を忘れています。

「わが子よ、主の鍛錬を軽んじてはいけない。なぜなら、主は愛する者を鍛え、子として受け入れる者を皆、鞭打たれるからである。」

 あなたがたは、これを鍛錬として忍耐しなさい。神は、あなたがたを子として取り扱っておられます。いったい、父から鍛えられない子があるでしょうか。もしだれもが受ける鍛錬を受けていないとすれば、それこそ、あなたがたは庶子であって、実の子ではありません。更にまた、わたしたちには、鍛えてくれる肉の父があり、その父を尊敬していました。それなら、なおさら、霊の父に服従して生きるのが当然ではないでしょうか。肉の父はしばらくの間、自分の思うまま鍛えてくれましたが、霊の父はわたしたちの益となるように、御自分の神聖にあずからせる目的でわたしたちを鍛えられるのです。およそ鍛錬というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。

 だから、萎えた手と弱くなったひざをまっすぐにしなさい。また、足の不自由な人が踏み外すことなく、むしろいやされるように、自分の足でまっすぐな道を歩きなさい。

 

 

 

2.中山みき

 

中山みき/おふでさき3・131

 

にちにちによふほくにてわ ていりする どこがあしきとさらにおもふな

(日々に用木にては 手入れする どこが悪しきとさらに思うな)

 

 

 

中山みき

 

『あんた、苦労したればこそ、神様が分かったやないか。

神が分かれば、これから、どれだけ大きくなるや分からんで、

神のご用に使おうと思うなればこそ、苦労艱難させたのやで』

 

 

 

『出会いに包まれて』藤井明男著、善本社、P209

 

「天理教の初期の先生の中に、加見平四郎という人がある。兵四郎は、小さい時、母に捨てられ、父に捨てられて、たばこ製造屋へ丁稚奉公に出され、人生の苦労をイヤというほどなめて来た。

明治六年、兵四郎は、妻の難産から天理教に入信し、教祖中山みきに会い、

『神様は、陽気ぐらしをさせるために、人間をおつくりになったと聞かして頂きますが、兵四郎の今日までの生活は、苦労の連続でした。どうして、こんなにいじめ倒されたのでしょうか』と尋ねた。

その時、教祖は

『あんた、苦労したればこそ、神様が分かったやないか。神が分かれば、これから、どれだけ大きくなるや分からんで、神のご用に使おうと思うなればこそ、苦労艱難させたのやで』と仰せられた。

兵四郎は、それ以後、熱心に布教し、たくさんの人を助けた立派な信仰者になった。」

 

 

 

3.ヴァッスーラ

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち1巻P50

 

ヴァッスーラ、力を得るように、あなたの枝を手入れしているのは私、私はあなたの献身的な庭師、豊かに実を結ぶよう、枝を手入れし あなたを強くする。

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち1巻P50

 

小さな者よ どうして愛しているか分かっているか? ここに もう一つわけがある。 それは あなたが私の小さな花で、枝を手入れするのを許してくれるからです。あなたは私に養わせ、私の光があなたの上に輝くのを許してくれる。 平和と愛の実をあなたが結ぶまでに育つのを私は助けている。 私は あなたの主 そして 師です。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P254

 

悪魔はあなたを憎み ためらわずに焼き殺そうとするであろうが、手を掛けることはない、私は それを許さない ♡

 

この間私たちを港にちょうど引いていったボートの排気管に触った時のことを思い出します。卵焼きが作れるほど熱いあのパイプに、左手で、体重を全部かけてしまったのです。私は痛くて気絶しそうでした。左の掌はすっかり火傷を負い、痛さから逃げるために手を海に突っ込みたいと一瞬思いましたが、焼けた皮膚を冷水につけては傷がひどくなるのではと咄嗟に思い出し、思いとどまりました。手は10分間は熱をだし、赤く腫れ上がっていました。しかし、30分たつと、痛みも、火傷も一切が消えてしまいました。もう片方の手とまったく同じ感覚になり、すっかりもと通りになったのです。

 

♡ 子よ、あなたが傷を負うのを見たくはなかった、愛している そしてあなたにたいする私の清めは愛をもって選ぶ。決してあなたに染みが出来ることを許さない。 言おうとしていることを理解するように(*)♡

 

    神さまはご自分で私の苦しみをお選びになることでしょう。

 

主よ、あなたからのものでしたなら、何でも愛しましょう。喜びであろうと苦しみであろうと。

 

愛する者よ そうです、私のために 心の中に天国を造ってほしい ♡ あなたからこの言葉を聞くのはどんなに私を悦ばせるか 子よ!

 

    どんな苦しみであっても、悪魔からのものは実現しないということです。しかし、神から来るどんな苦しみも実現され、したがって、霊魂の清めとなるでしょう。

 

そうです、そして私を喜ばせると思って自分の意思で選んだどのような苦しみも、私の目にはおぞましいものです、あなたは自分を欺いているに過ぎない。 それは悪魔を喜ばせ、私を喜ばせることにはならない。贖いは私が指示する ♡♡♡

 

あなたを大切に思い、深くより頼みます。

 

♡ 私を大切に思うなら、我が誉れとなろう ♡ そうです ♡

 

(悪魔の声が聞こえました。「こんな瞬間は、俺にとっては拷問だ!」)

悪魔は、神の私にたいする愛、そして私の神にたいする愛を私の心が喜んでいることに耐えられないのです。お互いが愛し合っていることに。

 

それは悪魔の体中を真っ赤な十字架で封印するようなものです。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P6

‘87・10・15

 

♡ 私が受けたと同じような辱めをあなたにも与える、あなたを小さくする、ヴァッスーラ 愛している そして愛ゆえに あなたを見守っている、指揮しているので その霊魂にとって何が一番良いかを知っている ♡ あなたの虚栄に傾くくせを洗い落とすために この改悛の思いを与えようと思う、主である私はあなたの霊魂に欠けたものがないように見届ける、常に見守って ♡

 

助けて下さってありがとうございます わが神よ。

 

今は用いているが 間もなく救い出され 我が腕の中にいるであろう ♡ 娘よ、思い出すように あなた方の間で肉のうちに生活していたとき、私の人生は苦しみ、犠牲、苦悩、悲嘆以外の何もなく それが私のさだめであり 安らぐ時がなかった ♡ ヴァッスーラ このメッセージを伝えたいがためにあなたを育ててきた。 私の花よ、最後の最後まで十字架をともに担うのだ、限りなく愛している ♡

 

お愛しします 主よ そしてもし辱めをお望みでしたら、み旨の通りなりますように。

 

あなたを通して望むことが何でも行えるように 柔軟でありなさい ♡ 小さな者よ 私のことを話しなさい

(ロードス島の人たちにイエスは仰っています。ギリシャ人たちは非常に熱心で、喜んで聞く耳を持っていますから)

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P120

‘89・2・15

 

我が叫びを耳にして 死者でさえ・・・ 彼らでさえ(*)・・・ 揺さぶられた、私、主は、あなた方のさ中に死人を甦らせている、そう! これらの死骸の一つ一つを 生き返らせる、彼らには我が叫び声が届いたからだ。 これらの死体は 光の柱となり、幾人かは我が教会の堅固な柱となろう、そして彼らを導くため一人ひとりの手に 右手には我が巻き物を 左手には我が燭台を置く ♡ 弟子の舌を授け あなた方の前で仕えさせる ♡ 全てのくに民は彼らの完全さを 眼の当たりにし 彼らは地の果てまで 真理を宣言しよう。 そして約束する、大地にみずみずしいものが育ち、庭園では種子から芽が吹き出すように、私、主は、これらの死体を生き返らせ、自らの口から発せられた、新しい名を授ける ♡

 *神のみ声は大変悲しそうでした。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P5

‘89・9・29

 

卑しめられるのは私のために良いことでした。私はあなたの掟を学ぶようになりました(詩篇119・71)。愛ゆえに苦しみを与えておられるのが分かっています。私を跡継ぎにされたために、愛を惜しみなく注いでおられるのです。愛する人びとを訓練されるのを知っています。あなたは主、焼き尽くす火です!

 

我がヴァッスーラ、過ぎ去る日ごとにあなたは私に近づいている。 日ごとに私も あなたに我が愛を証し こうした仕方で私自身を明かしているのが私であると 証ししている ♡ しかしあなたの世代はあなたに災いしている、この世代の災いは合理主義と呼ばれ、合理主義は死に至らせる ♡ 合理主義は闇の君主に由来し、暗やみの中に住む者たちは皆 他の病いとともにこの病いを患っている ♡ しかし私からの者はすべて 光から出ている、そしてあなた方の住むこの闇の世界を照らすために 選ばれた霊魂たちに私が降ると、悪を行う者たちを我が光は不安にさせ、その悪行は露顕してどの目にも見えてしまうために不安のあまり殺すのも厭わなくなる。 私から身を隠そうとしたアダムとエワの行為とあまり変わらない ♡ そう 我が光の子よ、あなたは私のものです そしてそのために闇が敵対し迫害し、闇を嗣ぐ者たちは私の跡継ぎたちを常に迫害しよう ♡ あなた方のくに民に光の時が至れば 我が光は彼らを不安にさせ、この者たちを震え上がらせる この者たちは生涯をかけて悪巧みし 合理主義を育ててきたからです、墓場に住む闇の霊魂たちにとって 光の時は絶え間ない拷問となる、しかし我が光を彼らの上に輝かせよう、この暗やみを我が光が貫き 穏やかな陽光は死の床に横たわる荒れ地のすべてをも生き返らせよう、闇はもはや くに民の上に影を映さない、我が光がその柔かいつぼみを元気づけ 陽光が花開かせ、地上の枝々は再び緑に変わる、祈りを続けるように、我が子よ、愛が永遠にあなたを愛している

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P24

‘89・10・26

 

主よ? オールのないボートのように感じています・・・

 

私です、花よ、私の道はまっすぐだが狭い、そしてわずかな人しかそれを見い出さない、我が子よ、あなたを矯めるたびに大騒ぎしないように、たくましくなって もっと多くの実をつけるように矯めている、実を倍に増やしたい、何を言おうとしているか分かっている: 「しばしば矯め過ぎる」と言いたいのであろう(*)、何があなたに最善かを知っている 我が子よ、あなた自身も私に自由を与えたではないか?

 

そうです、私の自由を永久にお捧げしました。

 

捧げたものを用いているのです 霊魂よ、私に捧げなければ あなたの意志を用いることはない。 信頼しなさい、私は非常に優しい者であるから 常に信じていなさい。 たゆます 我が子よ 正しい目的のために熱心に仕えなさい、他の霊魂たちを改心させる情熱に燃えていなさい。 小さい者としてとどまり どんな決断をする前にも 常に私の助言を求めなさい、上から助けがいつでも与えられよう ♡

 *私は微笑んでしまいました。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P203

‘90・8月

 

主よ?

 

私です ♡ 我がヴァッスーラ、こうしたやり方でともにいるのが嬉しいか?

 

はい、とても、主よ。御名が讃美されますように。

 

もっと祈りなさい。 これが私の勧めです ♡ あなたの祈りをたえず待っている。 間断なく祝福を送っているのです。

 

(イエスは次に、聖書を任意に開いて、示されるところを書くようにと求められました)

 

誘惑に陥らないように、目を覚まして祈りなさい (これはマタイ福音書26・41からでした)

 

主の広大な力が私には必要です。

 

聞くように: 祈りなさい。 眠ってはならない ♡

 

黙想のうちに御顔を仰げますか?

 

祈りなさい!

 

(祈りました。)

 

もう一度私に向って祈りなさい。

 

あなたの霊に私の霊を一致させて下さい。アーメン

(イエスはただちに祈りの糸口をお与え下さいました、主がお望みの祈りを。書き取らせなさったと思います。)

 

我が子よ、まこと愛する者よ、あなたのためにしないことがあろうか・・・あなたを育てあげた そこで今は誰のものであるかを悟りなさい。 幸せなように!

 

幸せ以上です。

 

ではそれを現しなさい! あなたの口を開こう そうすると 話すであろう ♡ (*)

 *不意にこれらの言葉が突然出て来ました:

 

私たちのために狐を捕らえて下さい、今や花開こうとしているあなたの葡萄畑を荒らしている者たちを。

 

栄えある玉座がもう非常に間もなく降って来る。 彼らの(*)隠れ家を暴き その種族は途絶え、全滅しよう。清算する時が近づいている、見ているがよい・・・豊かな食物によって地上を新にし 我が残された人びとをよいもので満たそう。 永遠の愛をもって愛している そしてあなた方にたいする愛は不変です。 私を読む人びとよ 鍛錬を許しなさい、そしてもし私を受け入れるなら 連れて帰り、あなたを養子にして 我が掟を教えよう。 母親に慰めてもらう子どものように あなたを慰めよう。 愛は愛を欲する ♡ ヴァッスーラ、私を見ながら使徒信経を唱えて 私を喜ばせなさい。

*狐: フリーメーソンたち。

 

はい、わが主よ。

 

聴いている。

 

(祈りました)

 

それでよい! 来なさい、「私たち」?

 

はい、主よ。「私たち」。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P237

‘90・9・20

 

主よ?

 

私です。 来て私を慰めなさい、来て 私をほっとさせ、憩わせなさい。 心にとって私がただ一人 唯一の者となるように あなたを創造した。 私のからだに入り込んだ刺を取り除くように あなたを創造した。 我が心の生けにえとなるように あなたを創造した。 情愛を込めて愛している。 私の愛を受け入れなさい、我が知識を受け入れなさい、忍耐をもって試練を受け入れ それらを蔑みの目で見てはならない。 私は十字架を 熱い愛をもって、従順に受け入れた そして愛ゆえに 天の御父をお喜ばせしようと、我が杯を最後の一滴まで飲み干した ♡ 私はあなたの鍛錬には手加減している

 

我が娘よ。 私の声に耳を澄ますなら 学ぶであろう。目は絶え間なくあなたに据え置かれ、見守り 祝福している。 私はあなたを最も愛する者です それゆえ怖れなくてよい 我が娘 ヴァッスーラ、私のほうへと方向づける鍛錬に 不安を抱かないように、それを通して 我がわざの雄大さ、輝きと 我が心の富 そして愛の焼き尽くす火を あなたに現そう ♡ 一度でも見捨てたか? 私を必要とする時 呼ぶ声を払い除けただろうか?

 

祝された国ぐに、祝された民、祝された被造物よ! ではどうして私の愛に抵抗し 道を逸れてしまったか そして簡単にサタンの餌食となって 私の名を虚しく呼ぶように自分たちをさせてしまったか? あなた方のうちに住む霊は、世代よ、反逆の霊です、皆を支配して官能的な生き方、目的ない生き方、神不在の生き方をさせ、聖性を邪宗と取り違わせている ♡ ああ 世代よ! あなたと私を繫ぐ印はどこか? それをどうしてしまったか? 私にたいする信仰はどこか? どうして私を手放すように自らをさせてしまったか? 私に近づけば近づくほど、私もあなたに近づくと 以前に聞いたことがないか? 右も左も見ないで私に目を据えていなさい。 いつの日かこう言わせてほしい: 我が子よ、父の家によく来た、あなたは私をなだめる香りであった、我が掟を守り 聖なる生き方をした。 実り豊かに 貧しい人びとを養ってくれた。 では来なさい、我が子よ、父の腕に身を投じ 我が心のうちにいつまでも 永遠に生きなさい ♡

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P153

 

絶え間なく祈りなさい。私と会話し、与えているすべてを感謝し、しばしば祝福してほしい。常に試練はあろう。これは、まこと愛する者よ、あなたを成長させるためです。私にたいする望み、渇きをかき立てたい そして ああ・・・霊魂を完成させるためなら しないことがあろうか! 霊魂の完成には 死にそうなほど鞭打たせなければならないとしても、救いのために、ためらわず そうする。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/8巻P31

 

聖霊はうちに残された枯れ草(*)をすべて焼き払い 天国的な若木と喜ばしい葡萄畑(**)に置き換えて下さる。その日以降は私自身が園丁となる・・・

 

*枯れ草とは:悪癖や、罪

**これら天国的な植木は:美徳

 

荒涼とした廃墟でしかないあなたの古い地が今 私に向かって叫び声をあげるなら 私は本当にその恥ずべきさまを哀れもう・・

今や残されたわずかの木々も乾燥して折れ曲がり 薪にくべるばかりとなっている、そこで我が聖霊にあなたの霊魂を もう一つの楽園、私どもが住まう新しい地とさせなさい。 見よ、冬は過ぎ去り、あなたの土地には花が顔を出した。 見よ? 葡萄畑では咲き始めたつぼみが 香りを放っている。これこそが私どもの楽園、天国。 庭園に入り 収穫の実をかき集めよう。 私どもの庭園に入って行き まるで泉や、生ける水の井戸、芳香を放つあらゆる木々の茂る谷間、牧場に葡萄畑、ミルラの山々のような あなたの美徳の間で憩おう。 謙遜は私どもを喜ばせ 愛は嬉しいもの。 平安は誉れとなり、歓びは私どもを歓喜させる。 このように、果実とは すべて私どもの目には好ましい美徳。 そこで我が聖霊があなたを鍛え 健全な教えこそがいのちだと分からせて下さるように。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち8巻P90

 

あなたをいとおしんでいなかったなら こうしたことを行おうか? あなたが有頂天となって私を悲しませる機会がないよう これからも目に覆いをかけておく。 自らを打ち消す従順な者となるように 我が好みの霊魂たちを私はこのように扱う。 私は王 彼らを治め こうして彼らは我が三位一体の聖性にとって誉れとなり 全き善良さに達しよう。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち8巻P214

 

そしてあなたは、希望を失わないように。それゆえ言った:「私の約束は成就すると信じる者は幸い・・・」と。御母と私は友として 個人的に親しい親密な弟子たちを立ち上げている、こうしてきびしい試練のとき 彼らは燭台の明かりのように立ち上がり 輝きを放つ。その内的力なる聖霊に支えられ 彼らは教会の堅固な柱となる。 ああ・・・時代よ、長年にわたって背教は多かったが、かつてこれほどの大背教に 教会が遭遇(であ)ったことはない。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P10

‘99・2・2

 

分かるか、まこと愛する者よ、私がどれほど真剣な熱意をもって欠点多いあなたの上に臨み 我が教会の堅固な柱となるように あなたとあなたを通して他の者たちを変えてきたか? そして私は、あなたや他のすべての者たちを心から祝福する あなた方は神聖な火の柱となって 緊急なメッセージとして我がみ言葉を発信し 自ら進んで自分の出来得る限りを用い、惜しみない愛と熱意をもって真理を伝えひろめ、この非キリスト教化した民をキリスト教化している。 私が共にいる、そしてあなたと他の者たちを百倍も報いると約束しよう。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P39

 

(聖母)

あなたを祝福します。 そして石を投げるすべての人びとを 赦しなさい。 あなたに綺麗で(*)いてほしいのです、そして 神のなさり方をたえず求めるように。

 

    美しく(霊的に美しく)、と理解しました。

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P62

 

平安を 我が子よ。 与えた一切は 聖なる英知に由来する。 これが我が預言者たちに働きかける私のいつものやり方。 私が語ると 彼らは信じた。 私の光に絶え間なく浸されている彼らは 我が意思のうちに住まう。 その人間的弱さを知るゆえに、私の眼差しは 赤児を見守る母親のように、この世的な性向へと逸れて行かないよう 選ばれた者たちを見守る。 次に私は 大いなる善意と同時に悦びをもって、特別な好意を授けては その仕事に備えさせる、その仕事とは 通常は彼らの人間的能力をこえたもの。 私は彼らを我が翼のかげに隠して、保護を授ける、そして一つの目的をもって育て 我が聖なる名をその上に刻印したあなた、そのあなたのあらゆる必要を私が満たすと ライオンや龍たちも恐れて 吠えたける、「私は在る(I Am)」が あなたと共にいるのを知るゆえに。

 

我が万能の手は 保護する手立てに事欠かない、そこであなたに刻印された我が聖なる名を守るために、私の腕であなたを囲った、ちょうど人が領地を柵で外敵から護るように、あなたを囲った。 私に歯向かい我が選びの器に挑戦しようと あえて今やって来る強者がいようか? 驚異そのものである者が上より身を屈め この死にかけた時代を生き返らせようと、我が至高の力を現した、そして同時に 言語に絶したやり方であなたのうちになされている 我が神聖なわざを通して 慈悲をも示した。 耳が聞こえるよう、精錬されたミルラのように、私は 我が知恵を一滴一滴 あなたの耳に注ぎ込んだ。

 

ああ、この不思議中の不思議を行っている間 なんという悦びを得てきたか! 私は 回復を間近に予知して、我が情け深い慈悲の行為に なんという神聖な喜びを得たことか! あなたをその悲惨さと悪の拘束から解放し、絶え間なく私と戯れる子どもとなるよう 私のほうへと引き寄せている時、なんという歓びと幸せに心満たされたか。 それから王としての我が威厳にあなたが目を留め 永えに私たちの婚姻を記念するよう、我が名を称えるであろうその唇に 最も甘美な口づけをした、こうして我が至高の甘美に いっそうの注意をひいて、あなたがこのように言うのを聞けるように、「主なる神は私を娶り、私の霊魂をご自身をもって飾られました、ああ 霊魂がしなやかで従順ですと 主はなんとお喜びでしょう、主の計り知れない智恵が その中に分け入って すっかり主へと引き寄せますから。」

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P219

 

では教えてほしい、まこと愛する者よ、どうして目を曇らせているのか? この嗣業は どんな極悪な笏にも 支配されなかった・・・私は 最も大切な友人たちには 辛い道を旅させてきた、そして時には、誰も道連れがなく孤独で寂しいままにしておくが、それは私が道連れとなって思いやりを示すことで 彼らが恩恵を受けるため・・・

 

我が最愛の友人たちは 私の好意を享受している。 彼らは 我が被造物の中の傑作、その色調はサファイアのように輝きを放ち その輝きが 我が教会と全宇宙を共に美しく飾る。 我が最愛の友人たちは それほど尊く大切なため、ああ・・・私の抱く好意は あまりに大きいゆえ、彼らが蹂躙されたり投石されたりするのを 私には拒めない ♡

 

私は感受性が乏しく、懇願や祈りが届かないほど、ぶ厚い雲に包まれていると思うかもしれない、しかし彼らの道を楽にさせるとすれば 私としては全く愚かなこと! 我が教えから学んだであろう? ならば行って 学んだことを心に言い聞かせて、こう言いなさい、「私の分け前は キリスト、けれどキリストの十字架も同じように しかも同程度に 私の分け前。」

 

私は あなたを卑しめてはいない、むしろ逆に、天の高みに昇れるように霊魂を引き上げて 目で見たことないものが見えるようにさせる。 我が光のうちを歩むようにと 私があなたを駆り立てた。 この一切を理解するには 熟練者や哲学者である必要はない! 私の最も大切な友人 薫り高い樹木よ、あなたには貴重な味わいの 上等な分け前を与えた。 あなたの成長にとっては欠かせないものを・・・さあ 私の言うことに耳を澄まし この言葉を書くように:

 

できるだけ多くの場所に 私たちのベスミリアムを立ち上げなさい。 虐げられた人びとを引き上げ 孤児を助けなさい。 私を護り、私を泥沼から救い出し、保護して養いなさい、私の重荷と労苦を解き、私を支え励ましなさい しかし何よりもまず 私を愛しなさい。 私の最も小さな兄弟にする一切は 私にしてくれること・・・

 

我がいのち支える者たちを 祝福する、彼らが美徳を保ち 愛にあふれているように。

 

 

 

 

4・マリア・ワルトルタ

 

『イエズスに出会った人々・1』P11

 

「何かの使命を委託された私の下僕たちに、世間でいわれる幸せな一生を与えたことはない。なぜかと言うと、このような使命は苦しみの中に苦しみによって行われるものだから。こういう人々は“人を贖うために苦しむ”という私に似た望みしか持っていないからである。」

 

 

 

マリア・ワルトルタ43・6/天使館第1巻P382

 

人間的な賜物や慰めをわたしはあなたに約束するのではありません。ヨセフが受けたのと同じ慰めをあなたに約束します。超自然の慰めです。

 

 

 

 

5.サンダー・シング

 

サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書P253

 

弟子―主よ、わたしは平和と幸せが去ってしまったような気持ちになることがあります。これは自分の隠れた罪によるものですか。それとも自分にはわからない何か他の理由によるものですか。

 

キリスト―1、不従順による場合も確かにあるが、わたしが子供たちを一時離れるようにみえるため、彼らが心寂しく落ち着かなくなる場合もまたある。このような状態にある間に、わたしは彼らの本当の姿、決定的な弱さを明示し、わたしを離れては干からびた骨同然であることを教えることができる。それは、彼らが憩いと平和ばかりの中で自分たちの本来の状態を忘れ去り、自分を神と思い込み、慢心によって地獄の刑罰に落ちたりしないためである。こうして彼らは躾けられ、教育される。そして、心を低くし謙虚に創造主であるわたしの中に生きるときに、彼らは天の永遠の幸せを楽しむのだ。

 

 

 

サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書P322

 

主は自ら救い、解放した者を道具として使われるのです。

 

 

 

 

6.トマス・ア・ケンピス

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・49・4

 

あなたはまだ地上で試練を受け、多くのことで仕込まれる必要がある。

慰めはときどきあなたに与えられるだろう。けれどもまったく満足するほどには与えられまい。

だから元気を出して、本性の厭うことを忍ぶにも、するにも、雄々しくあれ。

あなたは「新しい人を着て」(エフェソ書4・24)、別な人にならなければならぬ。

あなたは自分の好まぬことをし、好むことをせずにおかなければならぬことがしばしばある。

他人の喜ぶことはうまくいって、あなたの喜ぶことはうまく行かない、という場合もあろう。

他人の言うことは聞きいれられて、あなたの言うことは相手にされぬ、という場合もあろう。

また他人は求めて与えられ、あなたは求めてこれを得ない、という場合もあろう。

 

 

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・49・5

 

他人は大いに人々の賞賛を博するが、あなたは黙殺されるということもあろう。

他人はあれやこれやといろいろ委ねられるが、あなたは役立たずと思われることもあろう。

本性は時としてこういうことを恨めしく思うが、それを黙ってジッとこらえるならば実に偉大なことである。

こういうこと、およびこれに似た多くのことで、主の忠実なしもべは、どれほど自分を捨てることができるか、またどれほど万事において自分を枉げることができるかを試されるのがつねである。

自分の意志に逆らうことを見たりこらえたりするときほど、あなたが自分に死することを必要とする場合はほとんど他にあるまい。わけてもあなたに不適当で、ほとんど無益と思われることを命じられる場合は、特にそうである。

そしてあなたは、権威の下にあって上の権力に抵抗することができないから、それで他人の指図のままに動き、まったく自分の意志を捨てることがつらく思われるのである。

 

 

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・49・6

 

しかしわたしの子よ、こういう苦労の結果と、それが速やかに終わることと、そのきわめて大きい報償(むくい)とを考えて見るがよい。そうすればあなたは、それを苦にせず、かえって忍苦のうちにもはなはだ強い慰めを感ずるだろう。

なんとなれば、いまあなたが進んで自分の意志をほんの少し捨てたばかりに、天国では永遠に自分の意志を通すことができるからである。

というのは、そこにはあなたの欲するもの、あなたの望み得るほどのものが、なんでもあるからである。

そこではあらゆるよいものをうけて、しかもこれを失うおそれは決してないだろう。

そこではあなたの意志がつねにわたしの意志と一致して、外の物事や自分一個人(ひとり)のことなど何も望まないだろう。

そこではあなたは、だれにもさからわれず、だれにもあなたの不平を言われず、だれにも邪魔されず、なににも妨げられないだろう。そこではわたしは、あなたが受けた侮辱に対して光栄を与え、あなたの悲しみに対して称賛の美服を与え、ここではもっとも低い地位にいたのに対して、無窮の玉座を与えよう。

そこでは従順の効果が現われ、悔悛の労苦は喜びとなり、謙遜な服従は栄冠をいただくだろう。

 

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・49・7

 

それゆえいまは謙遜して、すべての人の権下(した)に屈服し、だれがそれを言い、あるいは命じたか、ということに頓着するな。

ただあなたが大いに注意すべきは、あなたの目上にせよ、目下にせよ、あるいは同輩にせよ、あなたに何か望み、または暗示した場合には、すべてそれを好く解(と)って、誠意からそれをなしとげるよう努めることである。

他人は、これを求める者もあれば、あれを求める者もあり、このことを誇りとする者もあれば、あのことを誇りとする者もあって、千万の称賛を博するかもしれないが、あなたはそれにかまわず、これをもあれをも喜ぶことなく、ただ自分を軽んじ、わたしの意に適い、わたしの栄光をあげることばかりを楽しみとせよ。

あなたがまさに望むべきは、生死にかかわらず、あなたによって神がつねに光栄を得たもうことこれである。

 

 

 

7.ルイザ・ピッカレータ

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/4巻P247

 

「我が娘よ、私の頭にあるこの茨の痛みを、考えによる罪を償うためだけでなく、神の知性を人間の知性に一致させるためにも苦しみたいか? 事実、人間の頭の中には、神の知性が存在していなかった。私の茨が天から神の知性を呼び戻して、新たに人間の頭の中にそれを接ぎ木した。さらに加えて、神のことを示さなくてはならない人には、それをまた他の人たちにも知らせることができるように、助け、力、頭脳の鋭敏さなどを与えた。」