主は、いかなる教会の分裂も望まれない
1.聖書
2.ヴァッスーラ
3.マリア・ワルトルタ
1.聖書
マタイ12・25
どんな国でも内輪で争えば、荒れ果ててしまい、どんな町でも家でも、内輪で争えば成り立って行かない。
マタイ12・30
わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。
マルコ9・38−41
ヨハネがイエスに言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちに従わないので、やめさせようとしました。」イエスは言われた。「やめさせてはならない。わたしの名を使って奇跡を行い、そのすぐ後で、わたしの悪口は言えまい。わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方なのである。はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は必ずその報いを受ける。」
ルカ9・49−50
そこで、ヨハネが言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちと一緒にあなたに従わないので、やめさせようとしました。」イエスは言われた。「やめさせてはならない。あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである。」
ヨハネ10・16
わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。
ヨハネ13・34
あなたがたに新しい掟を与える。互に愛し合いなさい。互に愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。
ヨハネ15・17
互に愛し合いなさい。これがわたしの命令である。
ヨハネ14・23−24
わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。わたしを愛さない者は、わたしの言葉を守らない。
ヨハネ17・21−23
父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。あなたがくださった栄光を、わたしは彼らに与えました。わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。わたしが彼らの内におり、あなたがわたしの内におられるのは、彼らが完全に一つとなるためです。
2.ヴァッスーラ
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1・P141
主:そうです、私の体は教会です。ヴァッスーラ、私は 教会を一つにしたい、すべての司祭たちを一つにまとめたい、軍隊のように、救いの軍隊です。私の羊は散らされている。すべての司祭たちは一致すべきです。
ヴァッスーラ:わが神よ、私は個人的にはギリシャ正教の洗礼を受けています。主はどのことを言っておられるのでしょう? カトリックですか、プロテスタントですか、それとも諸派でしょうか? それともほかの宗教のことでしょうか? 敢えてこうお尋ねするのは、それらが存在するからです。
主:ああ ヴァッスーラ、ヴァッスーラ、私は一つです! 私 神は唯一です、我が子たちは 皆私の手によって造られた、どうして私のすべての子どもたちは散らされているのか? 私は一致を望む。
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P23
‘87・10・27
♡ 私の目には 全てが同じだ、からだの分裂を私は望んだ覚えがない、私を分裂させてしまったのは、あなた方! あなた方が私のからだをこのようにしてしまった! 不具にして(*)
*一瞬の沈黙があり、イエスは非常につらそうな、悲しみに満ちたお声でした。そんなことを思い出させてしまった自分に、罪悪感を覚えました。
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P80
「主:ヴァッスーラ、教会を一致させる時が来た、再び一つとなりなさい 愛する者たちよ、このいにしえの廃墟を建て直しに来なさい、私自身の手で建てられた基礎を建て直しなさい、我が母を尊ぶように、みことばである私が 誰にもまして尊んでいるように。そうならば 塵と灰であるあなたが母を 天の元后として認め、尊ぶのを私が望まないだろうか? 被造物が我が母の重要性について殆ど知らないのを見て 今日私は深く悲しんでいる、
ルーテルの名のもとに 全く孤立してしまった人びとは、ペテロのもとに戻りなさい、
ヴァッスーラ:主よ! 彼らにはショックでしょう!
主:ヴァッスーラ 我が母を敬うように彼らのひざを屈ませる、主である私が語っている、屈ませる! 屈んだ時、彼らの上に光を注ぎ 甦らせる、幹を強め、あなた方は灌漑された庭にように、水を湛えて決して涸れることのない泉となり、私は基礎を造り直す、来なさい 愛する者よ、私の言葉を刻むことができるよう今のように柔軟で素直となって、さあ 私の聖なる現存を決して忘れないように。
ヴァッスーラ:はい 主よ。
ヴァッスーラ:わが神よ、プロテスタントの人たちにはショックでしょう!(私はまだそのことを思っていました。)
主:ヴァッスーラ 私は彼らが変わるように何年も待っていた、もうこの願いを自由に書き下ろさせてもらいたい。」
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P163
‘88・3・19
イエス、みもとに参りました。
ああ ヴァッスーラ、書くことに疲れてしまわないように。 今日は飢えた仔羊たちを養う、明日はあなた方を一致させ 私の神秘を知らせる、私を喜びで満たし 愛して証しする全ての人に聖なるロザリオの祈りを伝えなさい、
全てのキリスト者にですか?
♡ そう 愛する者よ、私が母を尊ぶようにあなたも尊ぶのです、あなたの主が喜ぶ仕方で行う十字架の道行きも 伝え示すのです、私を証しする全ての人に、
全てのキリスト者に、主よ?
♡ そう 私を愛するすべての人に、私、主は、いかなる教会の分裂も望まない、あなた方は、私のために、一致し 私の名のもとに私を愛し、従い、証しするのです、私が愛するように愛し合い、一致し 一人の牧者のもとに一つの群れとなるのです、あなた方皆が知っているように 私はペトロを選んだ、権威を与えて、皆が知るように 天の王国の鍵をペトロに渡した、ペトロには私の仔羊 そして羊の面倒を見て、これらを養うように頼んだ、この権威は私が与えたものだ、私の望みをあなた方に変えてもらいたくはなかった、集まりなさい 愛する者たちよ、私の教会を強化し、私が何を望むかを 我がうちに探し求め、あなた方のでなく、私の利益を求めるように、私の栄光を求めなさい、一致することにより私の栄光を讃えなさい 被造物よ、我がからだに活力を与えて、あなた方皆を愛している ♡ 耳を開いて十字架からの叫びを聞きなさい! ♡ ヴァッスーラ あなたの家がどこにあるか 覚えているか? そう、私の聖心の中にある、来なさい、さあ 愛する者よ、待っている、限りなく愛している
お愛しします、主よ、救い主。どうぞお喜ばせする方法をお教えください、あなたとともにいて、用いていただけますように。
あなたを教えているところだ、しなやかなまま 私の利益にだけ注意を向けていなさい ♡ どのときも、「私たち」、私はあなたのために、あなたは私のために、あなたの傍らに私はいる(I Am)祈りなさい ヴァッスーラ 霊魂の救いのために、このメッセージのためにあなたを創造した ♡♡♡
ありがとうございます、イエス。
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P223
‘88・5・16
イエス?
私です、聖書を未だ理解していないすべての霊魂のために祈りなさい この人びとはあまりにも多くの部分の解釈を間違え 光を与える可能性のある箇所全体を切り落とし 照らされる可能性のある豊かな部分を剃り落としてしまう。 聞いて理解するよう努力しなさい:「ある時 巨大な畑を整地している種蒔きがいた、この人は蒔くのに一番上質の種を選び ♡ 最良の麦を収穫するはずであった! さて 刈り入れ時になったとき、そしてそれは何と豊かな収穫だったか! 敵が一群の烏を畑に送り込んだ、この畑は、非常に大きな愛と犠牲によって 汗水流して準備されたもので 国全体を養い、誰も飢えることのないであろう、豊かな収穫が約束されていた、ところが、敵によって送り込まれた烏は収穫からほうぼうを摘んでは、少しでも多くを平らげ 荒らしていった ♡ この種蒔きが一部始終を見ていて 烏を追い払うために召使いたちを送らなかったなら、収穫全体が食い尽くされていたであろう」 ♡
主よ では説明して下さいますか?
♡ さあ、種蒔く人は主である私、収穫はみことば(*)、敵はサタン、烏はサタンの影響を受けた霊魂たちで、長年にわたって、時折り みことばで大事なところを食って摘んでしまった。 しかし、主なる、私、イエス・キリストは、それらの欠けた要素をあなたのために取り戻そうと 何度でも自らを顕す 私の教会を美しく飾り 修理して ♡ 被造物よ愛している ♡ 教会全体が新にされるであろう、取り戻されたこれらの要素によって教会は美しく飾られ 完成するであろう、しかしまず、我が−仔羊たちの−ペトロ という名を与え その名を保つであろう、ペトロに 冠を授ける。 地上にいた時と同じように 我が神殿に入るなら 完全無欠−という−ベルトで、あのペテン師たちをすべて打ち、力をもって入場し 金銭を崇拝する者を皆倒す ♡ 私は「エルサレム」に入り 新しいエルサレムが見えてくるよう その到来を告げ、障害を払いのけて 道を切り開く、これは私のヴァッスーラ 我が教会の大艱難として知られるようになろう ♡ その後 ペトロの手には私の羊たちを護る鉄の笏を置く、そして「どうして道案内など 必要か?」をまだ知らず 自問する人たちに対しては このように言う: 羊飼いを持たない羊の群れを見たり聞いたりしたことがあるか? 私は天の羊飼い そして戻るまで仔羊たちを護るようにペトロを選び、その責任を与えて、ではなぜこのように議論するか、空しい論争を? 我が言葉を未だ知らないすべての人たちは、それについて聖書で読むように、私の弟子ヨハネの福音書の中にある(**)、 ♡ それから我が教会を一致させ 一つの群れとなるよう 腕の中に包み込む、今日はこのように散らされ あまりに多くの共同体、分裂したセクトを作り出している、私の身体はあなた方に引き裂かれているが こうあってはならない(***)(This CANNOT BE!)皆を一致させる ♡
**21・15−17
***イエスはここでは断固としておられました。
イエスはローマ・カトリック、東方教会とプロテスタントを一致させるおつもりです、けれどそのほかに他のグループ、セクトさえもと仰っています。主はペトロのもとに私たちを呼び寄せられるか、ペトロが私たちのところに来て下さるでしょう。
そうなったらペトロとともに働き、我が隠された領域を顕し、神秘の多くを彼に示して 我が子たちに教えられるようにする この教えをもとにあなた方は新しい天と 新しい地を見るであろう ♡ 私 主は 我が聖所の壁を新たにする、ああ ヴァッスーラ! 修復が何と必要か! あなたを使わせてくれるように、
はい 主よ、どうぞ必要な力をお与えください アーメン
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻Pvii
娘よ、私のために、一致の我が十字架を取り上げ 世界を巡ってほしい。国から国へと巡り 一致について口にしながら、その反対を考え、反対の行き方を続ける者たちに、分裂は彼らの心を私の心から引き離していると知らせなさい。叫びなさい、そうするならやがて私の声は 聞こえない耳も聞こえるようにさせよう。私の谺(こだま)となりなさい。真理と 私自身の制定した教会を 擁護しなさい。私が 我が聖なる名のもとに平和と教会一致を求めていると伝えなさい。自分が正しいと言いながら、分裂したままでいるなら自らの蒔いた実りを食べて 滅びると伝えなさい。私が不誠実な心を忌み嫌うとも伝えなさい。その儀式や討論は私を疲れさせる。彼らが高くとまって 硬直しているさまから 顔を背けると伝えなさい。彼らの下す判断は一見、人間にとって偉大で印象深かろうが、私にとってはそうでない。腐敗しかかった瀕死の教会を讃えることはできない。聞きたいと思う人びとに伝えなさい、声を小さくしなければ、私の声は決して聞こえてこない。自分たちの声を低くするなら 私の声が聞こえはじめ こうして私の意思を行うであろう。私は一つであるが、一人ひとりが自分たちのキリストをつくり上げた、私は我がからだの頭だが 私のでなく、彼らの頭ばかりが見えている。私に引き上げてもらえるよう、身を低くするようにと伝えなさい。私は貧しさのさ中に 我が王国を築くと皆に伝えなさい。我が霊に耳を傾ける暇のある人びとが まさに私を礼拝し私の意思を行う。この人びとを我が魂は歓びとする。(ノート55、‘91・10・7)
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻Pviii
ヴァッスーラ:そうですね、マリア様からの強い一致の呼びかけがあります。そのメッセージをお読みする前に、一般的な「一致」の解釈には同意できないと申し上げたいのです。ギリシャ正教では時々、兄弟のローマ・カトリックが、ギリシャ正教になるなら一致が実現すると言います。そしてカトリックでは時々、皆がローマ・カトリックになるのを期待しています。これが人間の考え方です。天国ではこうした考え方ではありません。天国では一致を、一人ひとりの心のうちに築くものと見ています。私は今でもギリシャ正教です。ギリシャ正教徒のままです。ギリシャ正教を実践していますが、カトリックの兄弟のもとに行っても壁をつくりません。この方がたの教会に行きます。イエスはどこへでも私をお遣わしになるのです。ギリシャ正教のもとだけでなく。心のうちに、心をもって一致すべきです。
今は廃墟となっている教会の上に、イエスが建てると仰っている教会について、それは、いわば分派のように、全く新しい教会を造るのではなく、「初代教会に似せて、唯一であり 一致し、愛と謙遜という基礎の上に築く」と言っておられます。 ― 互いを受け入れ、イエスに向かって一緒に、祈りを捧げるのです。
ではマリア様が話しかけられておられる箇所を読みます:
「反逆は兄弟の間で一致を妨げます。心の不誠実は神の杯をさらに満たしていくことになります。彼らは我が子のからだをねじ曲げ、分裂させ、手足を切り落し、麻痺させてしまいました。思い出させましょう あなた方は皆 主を通して、唯一の霊のうちに、御父のみもとにいたる自分の道があるのです、ですのに我が子の名のもとに 別れたままでいます。一致と平和をあなた方は口にしますが、それを実践する人びとに対しては罠を仕掛けます。神は欺かれません、あなた方の理屈に納得もされていません。
神の国は口にのぼる言葉だけにとどまりません。神の国は 心のうちにある愛、平和、一致と信仰、それは心の中で一つに一致している主の教会なのです。一致の鍵は愛と謙遜です。イエスはあなた方の分裂をお勧めになったことはなく、ご自分の教会の分裂は イエスのお望みではありませんでした。心と声をもって一致し 我が子の初代教会を心の中に再び築いて下さるようにお願いします。我が子の初代教会と申しているのは、その教会が愛、素朴、謙遜と、信仰に基いていたからです。改めて新しい組織を造り上げるのではなく、心の中の組織を造り直すようにと申しています。心の中にある古い煉瓦、不一致、不寛容、不実、赦しの拒み、愛の欠如という煉瓦を壊して、我が子の教会を 和解によって造り直すのです。非常に大きな霊の貧しさと 溢れるほど豊かな寛容が 要求されます、そして屈まなければならないと理解するまでは、一致できないでしょう。」(ノート54、‘91・9・23)
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P23
‘89・10・25
(聖母)
♡ 主への愛 そして兄弟への愛を通して主の王国をひろげなさい、悪を愛で返し、人生が愛に主導され、愛があなた方の根となりますように。 自分の考え方に警戒しなさい、互いに裁かないように、あなた方のやり方は主のなさり方とは違うのです。 他への批判はさしひかえ 謙虚さによって主をお喜ばせなさい、神の愛はあなた方の最も小さな者たちにさえ 明かされています。 愛する人びとよ、家に帰っても私どもを後ろにおいて行かないで下さい、一緒に連れて行って下さい。 私どもの聖なる現存を感じるようになり、「私」の代わりに「私たち」と言うようにして下さい、皆を祝福します、主が望んでおられるように、一つとなりなさい、天国では一つなのですから 分かれていないように ♡ 平安のうちに 平和の中で暮らすように ♡
ヴァッスーラ/天使館/ランプのあぶら/花むこから花嫁への呼びかけ/P105
イエスはメッセージの中でおっしゃいました:「今日は私の倒れかけている家を建て直そうとする我が被造物のどんな心づかいにも深く感動する。一致に向うどの歩みにも、天はこぞって歓喜する。我がからだの回復を願って捧げられたどの祈りも、御父の憤りを和らげよう。一致を目指して集うどの集まりでも、集まった者たちの上に祝福をふり注ぐ。」(‘94・10・5)
3.マリア・ワルトルタ
マリア・ワルトルタ/イエズス―たそがれの日々/P230
私にとって、また私が作ろうとする団体にとって、ますます困難な時が近づいています。(中略)あなたたちが分かれて、口争いやけんかをしたりして、隙を見せるなら、彼らはそれを拾い上げて好きなように混ぜ合わせ、それを泥のように、私と今生まれつつある団体に投げつける。