奈良田とはこんなとこ

「南アルプス街道」と呼ばれる山梨県の県道37号線を、早川に沿ってどんどん北上すると、最後に現れる温泉地が奈良田である。これより先に集落はなく、道は次第に狭くなって白鳳渓谷に至り、さらに進むと我が国第2の高峰、北岳の登山基地である「広河原」に出る。

奈良田には、今から約1300年昔の奈良時代、第46代天皇、孝謙天皇(女帝)が病気治療のために訪れ、この地を気に入って8年間もとどまったという伝説がある。それが縁で、奈良田という地名が付けられたという。

白根館

入湯施設としては、公営の「奈良田の里温泉」(宿泊は不可)のほか、私営の旅館「白根館」などがある。温泉は、アルカリ成分を含むものと含まないものとがあり、前者は肌がつるつるして気持ちがよい。神経痛・リウマチ・胃腸病などに効く、と効能書にある。

白根館の主人はぶっきらぼうで、およそサービス業を営んでいるなどとは想像できないが、猟師の免許を持っているからではないだろうが山野を駆け巡るのが好きらしく、野生の食材を使った心のこもった料理を出してくれる。部屋も言うことはない。

奈良田温泉のある早川町の諸々のことについては、町のホームページによく書かれているので参照され                 (白根館)
たい。(白根館などのホームページへもリンクしている。)





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