驚きの箱根「深良用水



深良用水トンネル

1670年(江戸時代)
箱根外輪山を貫通する
長さ1280メートルもの
用水トンネルを掘る

     

箱根 芦ノ湖の西側には古期外輪山が南北に連なっている。その下を1本の用水(深良用水)トンネルが貫いており、それが、長大トンネルの掘削技術など到底ありそうもない江戸時代に作られたものであることは、案外知られていない。

その用水トンネルが掘られたのは徳川4代将軍家綱の時代で、長さは1280メートル余りもあり、極めて正確に工事が成し遂げられたというから驚きである。

このトンネルは今なお使われているので、残念ながら中に入って出来具合を見ることはできないが、ぜひ一度訪れてトンネルの入口と水門(深良水門という)を見学し、これを計画した名主 大庭源之丞の熱意と当時の技術レベルの高さに思いを馳せたいものである。

トンネルは芦ノ湖の北西部に位置しているので、湖尻から行くのが近い。見学が終わったら、湖岸をそのまま南(箱根町)に向かってハイキング、と洒落てみてはどうだろうか。途中、真田には砂浜があり眺めもいいので、ここら辺りで持参した弁当を開くのもよい。


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