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箱根の浅間山(802m)、鷹巣山(836m) を縦走しました。
箱根湯本から 登り始めて 浅間山 鷹巣山 と縦走し 飛龍の滝を経由して旧東海道畑宿にくだり
そこからバスで湯本に戻るコースです。
標高差約700m 約3時間半の行程で 途中何箇所か急坂がありますが
概ね歩きやすいコースです。
鷹巣山からそのまま国道1号に出るルートは湯坂路(鎌倉古道)とよばれています。

湯坂路は ところどころ石畳があったり 古道って感じがして なかなか風情があります。
(でも 石畳はどうもそれほど古いものではないらしい。)
紅葉がちょっと盛りは過ぎてましたが これもなかなかいけます。


浅間山には山頂の看板がありましたが なぜか鷹巣山は山頂と思われるところに
鷹巣城跡の看板しかありません。
浅間山山頂(付近)から駒ケ岳(1356m)を望む
飛龍の滝(しっぽのほう?)
もう少し上流に もっと大きなのがあって それが本当の飛龍の滝らしい。
ところで 湯坂路というのは 江戸時代に東海道(箱根八里)が整備される以前の
鎌倉時代の古道で
湯本から ちょうど旧東海道と国道1号の間を尾根伝いに 芦ノ湖に出る道です。
それより以前は 東国への道は 御殿場から足柄峠を越えるルート(足柄道)しか
なかったらしい。
富士山の噴火で足柄ルートが封鎖され この箱根越えのルートが開発されたらしい。その後
足柄ルートも復旧され しばらく2ルートが使われたようです。
かの 十六夜日記にも
あしがら山は道遠しとて 箱根路にかゝるなりけり
いとさかしき山をくだる 人の足もとまりがたし 湯坂とぞいうなる
からうじてこえはてたれば・・・
とあります。
湯坂路は険しいけど 足柄道より近道ということですね。
ちなみに 足柄道のほうは 更科日記に書かれています。
「足柄山といふは・・・・」
いとおそろしげなるところなのに なぜか
遊女三人、いづくよりともなく出で来たりするところですね。
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