9月14日 日帰り小旅行。フルボカー城へ

6:50起床。7:20にフロントで延泊の交渉をする。うまくいった。今朝のフロントの兄さんはレドンド系で笑顔で対応してくれる。とても親切。8:00前にプラハ本駅到着。インフォメーションに行き、チェスケー・ブディヨヴィッツェ行きを告げると乗るべき電車の出発&到着時刻、ホームなどのデータを印刷してくれた。この紙にチェコ語でPrvni trida(1等)と書いて売り場で手渡したら、すんなり切符が買えた。190kc(500円)。売店でハンバーガーとコーヒーを買い掲示板下で待つ。日本人の女の子が多い。みんなバックパッカーだ。コーヒーは、熱いわ粉いわで飲めず。8:30にI君あらわる。コーヒーを捨て水を買い電車に乗り込んだ。1等は広々、2人で個室を貸しきりだ。7,8分遅れで出発。道中はまさに「世界の車窓から」って感じ。すごいぞ、なんか。途中駅も雰囲気のあるいい駅が多かった。

      

  ・チェスケー・ブディヨヴィッツェ行きの電車     ・途中の駅(駅員が必ず見送りに出てくる)

 

・チェスケー・ブディヨヴィッツェ駅到着

12:00くらいに終点チェスケー・ブディヨヴィッツェ駅到着。ここでI君とお別れだ。彼はチェスキー・クロムロフ泊で、明日からザルツブルグに行くそうだ。「それじゃ、また!」と別れを告げた。わたしの今日の目的は、ここからバスでフルボカーという小さな町に行くこと。ショッピングセンター内のインフォメーションを探したが、見つからず、バスステーションへ。フルボカー行きを尋ねると、時刻と番号を教えてくれたが応対は不親切。発車は13:25と時間があるので、市庁舎内のインフォメーションへ向かう。受付では英語が通じず、奥を指差された。外国人用があるみたい。しかし閉まっていた・・・。尋ねると向かいのホテルの中にもあると言われ行ってみる。しかしここでの情報もバスの時間だけにとどまった。ここは英語が通じない町だと思った・・。そして、日本人をまったく見ない。こんなのは初の体験だ。アジア人は僕ひとりって感じ・・・。

バス停に行くと列が出来ていたので並ぶ。運転手は、いかにも地元のおっちゃんって感じの人で、どう見ても英語は通じない。よって「歩き方」を開き、フルボカー城を指差したら、うなずいてくれた。OKということか??代金も分からないので少し大きめのを渡しお釣りをもらう。17,8Kc(45円)くらいだったと思う。バス停のアナウンスは無かった。ということは、バス停の表示を止まる度に確認するしかない。見逃すことは許されない。日本人がいるだろう、城に行く観光客がいるだろう、甘い考えだった・・・。かなりの不安に陥る。30分くらい乗っていると丘の上の方に城が見えてきた。ほっと一安心。目的のバス停に到着。急いで降りる。

・フルボカー城のバス停(Pod Kostelem)、奥にお城の一部が見える。(搭っぽいやつ)

向かいのバス停に行き帰りの時刻を調べた。15:02か15:35で帰らないと・・。もう14:00になろうとしておりあまり時間がない。しかし城は見えるがどうやって上がればいいか分からず、通りがかりの姉さんにたずねる。身振りで親切に教えてくれ助かった。どうにか城に到着、しかし中はツアーで見学する仕組みになっている。チケットを買いに行くと一番早いので5分後のチェコ語のツアーだという。そして正味50分くらい。時間がなく迷ったが、せっかくここまで来たし覚悟を決めて見学することにした。

城の内部はまさに中世の城のイメージ。たいへん豪華で本物っぽさを感じた。ツアーは総勢13名。チェコ語のガイドの説明を聞いていると、「理解してるの?」とおばあちゃんに言われた。(英語で)フランスから来ているそうで、私も理解できないと笑っていた。「ツーリスト?学生?」と聞かれ、ツーリストで夏休みを利用し1週間プラハに来ていることを話した。たったの1週間で来ていることにびっくりしていた。おばあちゃんは以前長崎に来た(いた?)事があるそう。いいとこだと言ってあげた。ツアーも終わりおばあちゃんともお別れ。別れ際、「Have a nice holiday!SAYONARA!」と言ってくれた。心細いフルボカーへの旅で、心にしみる言葉だった。勇気が出てきた。町を探索しながら下山する。池から見えるフルボカー城がいい感じだ。この町は本当に何もないところだが、今まで出会ったことがない本当のヨーロッパの田舎町に来た気がした。こうゆう所に来てみたかったのだ。感激。

バスが来て、今度は不安なく乗り込む。チェスケー・ブディヨヴィッツェに到着。駅にプラハまでの切符を買いに行く。16:20か18:20だが、ゆっくりすることにして、18:20にした。2等を買った。114Kc(300円)マックで休憩。メニューがチェコ語だ・・・。シェークMとポテトM(ケチャップ付き)を食べた。62Kc(165円)。ショッピングセンター内の両替所へ。日本円の千円札を出したら、おばさんは見たことが無いようだった。世界の通貨辞典みたいのを取り出して千円札を確認。すかしてみたりしていた。愛想のいいおばさんだった。市庁舎のある広場に行き黒搭に上り景色を眺めた。おそろしく上らされ息切れした。下りる途中で初めて日本人を見た。

・黒搭から見た広場       

散策してたら時間が無くなり、夕食はまたマックに行きフィッシュマック(フィレオフィッシュ)、チキンマックナゲットをテイクアウト。89Kc(235円)。ハッピーセットはプーさんだった。スーパーで水を買い駅へ。2等は人が多かった。酒の入った若い男の集団に近づかないよう、おばさん×1、ねえさん×1の部屋に声をかけていれてもらった。その後もう一人おばさんが来て4人になった。チェコ語で良くしゃべるおばさんで聞いてるだけだったがおもしろかった。2等にして良かった。駅を出てすぐ警官が来てパスポートを見せろといわれた。なぜオレだけ・・。でも持ち歩いていてよかった。あぁ、本当に疲れた1日だった。

 

              

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