2002年11月19日(火)ガンビア7日目
午前中、セネガンビアホテルへシェラレオーネ人の画家が描いた絵を買いに行く。
ちょっと無理をして550ダラシ(2970円)のアフリカの風景画を買った。
昼前から今回のアフリカ訪問の目的である学校訪問が始まった。
ガンビアの学校は小学校(6年間)中学校(3年間)高校(3年間)そして大学となっている。
また義務教育となっていないため、貧乏な子は学校へ行けない。
兄弟が7人も8人もいて学校へ行ってる子が1人という家庭も少なくないのだ。
クラブアイランドスクール
まず中学校(Crab island upper basic school)を訪問。
グレード7〜9(小学校から数えて7年生から9年生)の10人余り面接。
あらかじめ、学校に貧乏で支援を受けないと就学できず、なお且つ成績のいい子を
指定してもらっているが実際にそうなのか調査するのだ。

アンケート用紙に家族状況などを記入してもらう
アンケートに英語で住所、名前、生年月日、家族構成、両親の仕事等のほか、将来
何をしたいか、また支援が無ければどうするのかという様々な質問に対して記入し
てもらい、書類審査を行う。
なかには、支援が無ければ親や親族が払うと記入した子もおり失格となった。
Eba Jyaju 現地語で記入方法を説明しているところ
あと、子供達の成績表の提出を受け審査する。欠点が多いと当然失格となる。
ここで私はEba Jyajuという15歳の男の子の里親になることにした。
この子の両親は収入が無く、支援がないと学校をやめざるを得ないと言う。
マジメそうでその真剣そうな瞳に、何とかしてあげないとと思い決めた。
ムスリム高校 ムスリム高校
その後、高校(Muslim Eeniur Secondary School)を
訪問。
男子高校生と面接し6名の里子を決定した。
夕方、Cさんの里子宅を訪問することになった。
ハイザラ家という名前の家だ。
ガタガタのう道路をタクシーで・・・
例のごとくファトゥの案内でCさんとタクシーで向かう。
ガタガタの道だ。
雨期に道路が川のようになった跡だろうか、50cm以上の段差があったり・・・
これじゃジープでないと無理だ。
まるで船に揺られているようだ。
里子と記念撮影
着いた家は案外こじんまりとした自宅だった。
ただ、どこの家もそうだったが室内が非常に暗い。
電灯が無いのだ。
真っ暗な室内に目と洋服だけが視線に入り慣れてくるとじわ〜っと室内の様子が
浮かんでくる。
家族と記念写真を撮る。
帰る途中、交差点で止まっている車のボンネットから火が噴出していた。
その火を数人が地面の砂をかけて消しているのを見る。
まあ、あれだけボロボロの車が多ければ、珍しいことも無いだろう。
タクシーの内装、ボロボロだ。
私達が乗った限りでは、マニュアルの変速車ばかりで、大体数十万キロ走行して
廃車になった車を輸入して使っているのだと思った。
中には床に穴が空いたタクシーだとか内張りがすっかり無くなったりドアを開ける
ノブの無い車や、ミラーがすっかり無くなっている車、走っている途中でドアが開
いてしまうタクシー、一旦エンジンが止まるとなかなかかからない車など、数え上
げたらキリがない。
それでも、平気である。
↑乗ったタクシーの内部

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