2002年11月14日(木)ガンビア2日目
朝から私とKさんとファトゥの3人で買い物に出かける。

ファトゥは近くに住んでいる22,3歳の女性で毎日ハウスに来て仕事を手伝っ
てくれている。
現地語と英語を話すことが出来、おまけにしっかり者のため外出の際の案内・
買い物時の交渉役としていろいろお世話になった。(但し日本語は話せない)


← 真中のジーンズ姿がファトゥ
ハウスを出て路地を歩いてメイン道路に出た。
これからタクシーに乗って買い物に行くのだ。
手を上げてタクシーをひらう。
道路でタクシーをひらう
止まったタクシーにファトゥが何か現地語で交渉している。
ファトゥに交渉させるのは、外国人が交渉するとべらぼうな料金をふっかけてくるた
めだ。
交渉が成立し乗るように言われ後部座席に3人乗った。
プジョーのセダンで188,000キロ走っている。
年代もかなり古い。数十年前のものだろう。
訳のわからないアフリカ音楽らしいものをガンガンかけている。
暫く走ると道端で手を上げている人がいる。
なんと我々が乗っているタクシーが止まって助手席に乗り込んできた。
乗合タクシーだとそのとき始めてわかった。
途中で助手席に乗り込んできた客がお金を払って降りた。
1人あたり3ダラシ(16円)を払ったようだ。
ショッピングセンター。この店の前で両替した。
まもなく店が沢山集まった場所について、そこでおりた。
お金を現地のダラシに交換するかとファトゥが聞いてきたので換金することにした。
銀行らしき建物の前で札束を持った男にいきなりファトゥが話し掛ける。
レートを確認している様子。
ブラックマーケットである。
銀行よりレートがいいので皆ブラックマーケットを使っているようだ。
特に100米ドル紙幣の換金率がいいらしい。
取りあえず100ドル交換することにした。
ダラシは外国では使用できず紙くず同然なので無駄にしたくないからだ。
100ドルが2270D(ダラシ)に代わった。
1ドルが122.8円なので1ダラシは日本円にして5.4円(2002年11月現在)ぐらいだ。
ガンビアの通貨ダラシ
このダラシ、高額紙幣はいいのだが小額になるとメチャメチャ汚い。
汚れて溶けかかっているものもある。それに非常に臭い (笑)
スーパーマーケットに入った。
日曜雑貨結構揃っている。
洗濯カゴと物干し用のロープを買う。
扇風機を2台買うように言われてたのでスタンド型の値段を聞く。
275ダラシ(1485円)と言う。
ほかの店でも値段を確認することにした。
もう1つの店でも確認するが同じ値段だった。
結局そこで買うことにした。
扇風機 買うことを伝えると、なんと目の前で箱から出して組み立て始めた。
またその動作が恐ろしくスローである。 あまりに遅いので、店員が1台を組み立てている間
にもう1台の組み立てを手伝うことにした。
組み立てる理由は、動くことを確認する事と、客が組み立てられないことがあるためのよう
だ。
組み立てが終わり店を出ようとすると、もう1人の店員が扇風機を持ってくれタクシーのトラ
ンクに積んでくれた。
タクシーでハウスへ戻る。
2時過ぎ、首都であるバンジュールへ出かけることになった。
ところが時間になってもタクシーが来ない。

その間、Eさんが隣りの人に話し掛けたところ(当然身振り手振り)庭の中に入れと誘ってくれる。
隣りの家
一緒に入っていくと家族を紹介してくれた。非常に友好的だ。
奥さんが3人いた。一夫多妻制なのだ。
子供と・・・顔が見えない
1歳くらいの小さい赤ちゃんを抱かせてくれた。
Eさん、Tくん、私と交代で抱く。とても可愛い。
唐辛子をつぶす
庭で食事の準備をしているらしくコンロのようなものに鍋がのっている。
エイと白身の魚を焼いていた。
小さな子供も唐辛子をすりつぶすお手伝いをしている。
そうこうしているうちにタクシーが到着し2台に便乗してバンジュールへ向かった。
この車の22万キロ走っているベンツだ。
途中、大統領が建設したというARCH22に昇ることにした。
市街一帯が見回せるらしい。
塔の入り口で値段を聞く。
ガンビア人は10ダラシ(54円)だが、外国人は25ダラシ(135円)もする。
ただ、外国人が少ないため25ダラシ用のチケットを用意していない。
ARCH22で記念撮影
結局大人用2枚(20ダラシ)と子供用(5ダラシ)をくれる。
エレベータで上に昇ると街一帯が眺められた。
バンジュールの町並み
山が無く平坦な土地に家が建っている。
記念写真を撮ったあと、約10分くらいで降り待たせていたタクシーでバンジュール
市内へ行く。
ピエールの店
一緒に住んでいるピエールの店に立ち寄る。
ミートパイ 料理メニュー
コーラ(5ダラシ=27円)とミートパイ(7ダラシ=38円)
を買い食べる。
美味い。ミンチ肉にいい味がついていていける。
市内からハウスへ戻る途中で学校の近くをとおりかかった。
道に生徒が一杯だ。
バスが止まると満員のバスに生徒が殺到する。
なんと窓からも乗ろうとしている。上半身は車の中に入っているが下半身は窓から出たままだ。
まるで、豆腐に頭を突っ込んだドジョウの様と例えるのが正しいかも・・・。
写真を撮ろうとしたが、撮らない方がいいと言われ断念する。
彼らにとっては、これが生活そのものなのだ。
観光客が面白がって撮影することは彼らにとって侮辱と映るだろう。


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