ミステリー用語の基礎知識(た行) (ミステリー収集のための用語などを適当に解説) |
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中古車センター 抽選もれ 探偵作家クラブ会報 登場人物表 ドグラ・マグラ 探偵 デニーズのマニュアル ですます調 | |
中古車センター 2001/7/21 |
電車に乗っていて、「中古書センター」という看板をみかけて下車してみたら、ただの「中古車センター」だったという経験は、私だけでなく、どなたにもよくあることでしょう。 大阪の場合だと「吉本興業」を「古本興行」と読みまちがえて訪れる方も、さぞ多いことでしょうね。 |
抽選もれ 2001/6/27 |
目録でほしい本が1冊だけあった場合に考えるのが、この1冊だけ注文しておくか、それとも1冊だけでは当選率が落ちるかもしれないからもう1冊くらい注文しておくか、ということですね。 そういうとき、私の場合は1冊だけの注文にしておきます。これならはずれた場合でも何も送られてこないので、はずれたことがわからないし、そのうち注文したことも忘れてしまうからです。なまじっか、いらない本だけが送られてきてがっかりするよりは、この方がよほど精神衛生上いいはずですよね。 抽選もれとかけて、鍋宴会に遅刻した時ととく。そのこころは、カニもホタテもないものか。 |
探偵作家クラブ会報 2001/3/10 |
柏書房の『探偵作家クラブ会報』(1990〜1991年 全4冊)は、昭和22年から昭和34年に発行された「探偵作家クラブ会報」1号から186号までを復刻したものです。 定価は、1冊15,000円程度ですが、現在の相場も各10,000円〜20,000円位で、古書価値としてはさほど上がっていませんので、見かけたら買っておきましょうね。 もっとも、あまり見かけないんだけどね、えへへ... |
登場人物表 2001/3/4 |
翻訳ものでは、かなりの割合で冒頭に登場人物表がついています。外人は1人の人物に対しても呼び方が何種類もあるので、終わりになるまで、○○という人物と△△という人物が、同一人物であることに気付かないことがあります。 それから、「犯人は××だ」と言われても、それが誰だかわからず、登場人物表を見直すこともあるな。とほほ... (^^;) |
ドグラ・マグラ 2001/2/24 |
「最も好きなミステリーは?」と聞かれたら、まよわず夢野久作の『ドグラ・マグラ』を選びます。夢野久作をして、みずから「これを書くために生きてきた」と言わしめた本作品を、傑作とよぶことにためらいはありません。 ベストワンなら『ドグラ・マグラ』じゃ。さてもおそろし、この世の地獄じゃ。古今東西、ぶっちぎりだよ、チャカポコ、チャカポコ... |
探偵 2007/8/2 |
従来、探偵は謎を解いて立ち去るだけの傍観者的な立場にあったが、その後、真実を明らかにすることによって、なんらかの態度を要請されるものに変化している。 現代的探偵像にあっては、「探偵」と呼ぶより「推理する者」とでも呼んだ方がより適切なのかもしれない。 |
デニーズのマニュアル 2007/8/3 |
デニーズでは12月になると、ウエイトレスの1人だけ、サンタクロースの衣装を身に着けて給仕をしなければならないという掟がある。しかも、胸には「サンタ」の名札を着けさせられてしまう。そして、他の店員はもちろん、客ですら、その姿を見て噴きだしてはならないという、かなりシビアなマニュアルなのである。 |
ですます調 2007/8/3 |
車内放送で、「ドア付近は混雑いたしますので、ご順に奥に詰めなさい。ドア付近は混雑いたしますので、ご順に奥に詰めなさい」と連呼する地下鉄職員がいる。本人は「ですます調」で話しているつもりなのだろうが、語尾の命令文が妙なアンバランスを醸し出している。 |