あ れ こ れ 考 え る 57 |
| ゴールデンウイーク突入 さすが東スポ 専門店を超える値段 『七つの棺』 『ルピナス探偵団の当惑』 小川直也のPRIDE GP参戦 携帯電話を購入 『イニシエーション・ラブ』 新刊に法外な値段 サイト再開 |
ゴールデンウイーク突入 2004/4/29(木) いつのまにかゴールデンウイークに突入していた。もっとも私は明日も出勤なのだが、さっそく手始めに鶴舞の古本屋を廻ってみた。だが案の定、買う本なし。 最近は、鶴舞、上前津の古本屋に寄っているだけだったので、ゴールデンウイーク中は違った店にも廻ってみよう。 手ぶらで帰る気もしないので、新刊書店にも寄ってみる。 『いつか、ふたりは二匹』西澤保彦(2004年4月講談社ミステリーランド) ミステリーランド第四回配本中の1冊。 『アメリカを読むミステリ100冊』野崎六助(2004年4月毎日新聞社) 『死の舞踏』スティーヴン・キング(2004年5月バジリコ) 1993年に福武書店から刊行され、その後文庫化された本の復刊版。しまった!だったら元版も持ってるんじゃないか。 まあそれでも新刊書店の方はまだ買うものがあるだけいいよな。 携帯電話の新たな使い方を発見した、花札ゲームだ。情けない話ですまん。 |
さすが東スポ 2004/4/26(月) 今日の中京スポーツ(東京スポーツの中部版)のトップはさすがに小川直也だと思ったが、あにはからんや小橋VS高山戦だった。やはり格闘技よりプロレスを優先するところは、さすが東スポだ。 それにしてもあのステファン・レコに完勝とはほんとに小川は強かったんだ。小川を純粋なプロレスラーとして認識しているわけではないが、試合直後には「ハッスル!ハッスル!」のパフォーマンスまで演じたらしいし、一応プロレス側の勝利として溜飲を下げてもバチはあたるまい。小川にとってこの試合は、「ハッスル3」の出場権を賭けた査定試合でもあったわけだし。 ともかく明日のテレビ放映も見といた方がいいかも。 新刊購入は、 『からくりアンモラル』森奈津子(2004年4月ハヤカワSFシリーズJコレクション) 森奈津子の「少女SF短編集」8編収録。 『爆笑問題のそんなことまで聞いてない』(2004年4月集英社) |
専門店を超える値段 2004/4/24(土) 携帯電話でHPが読めるというのでいろいろ試してみると、かなり制限があるものの、結構読むことができることがわかって、外出時に読んでみたりしていたのだ。 ところが料金照会をしてみてびっくり。定額料金にしていなかったら、今月のパケット料金はすでに1万円をこえているではないか。なかなか定額料金まではいかないだろうと思っていたのだが、パケット料金ってこんなに高かったんですね。 上前津のK堂にサンリオSF文庫が大量に並んでいた。私が持っていないディキンスン『生ける屍』もあった。3000円?その値段でいいや、買った。 と思いきや、30000円じゃないの!それじゃあ買えるわけないよ。だいたい、専門店のジグゾーハウスさんでさえ15000円しか付けてないんだよ。その倍っていうのはいくらなんでも高すぎ。 ちなみにディキンスン『キングとジョーカー』13000円、『緑色遺伝子』7000円でした。『猫城記』なんかも12000円もするし、こりゃ専門店を超える値付けだ。 それでも500円の本も並んでいたので、その中から何冊か買ってみた。 ロイド・ビッグルJr.『この暗黒化する宇宙』『暗黒の監視人』『暗黒のすべての色』 ブライアン・M・ステイブルフォード『ラプソディ・イン・ブラック』『無限の煌き』『地獄の幻影』 他には、 『虹の家のアリス』加納朋子(2002年文藝春秋本格ミステリ・マスターズ)600円を購入。 新刊購入は、 『百万の手』畠中恵(2004年4月東京創元社ミステリ・フロンティア) 『しゃばけ』の畠中恵の新作。 『フェッセンデンの宇宙』エドモンド・ハミルトン(2004年4月河出書房奇想コレクション) キャプテン・フューチャーのエドモンド・ハミルトンの奇想短編集。 『ミステリマガジン2004年6月号』(早川書房) 特集は、「クラシック・ミステリの至宝」ジェラルド・カーシュ、アントニー・ギルバート、フィルポッツ、ミルンなどの短編を収録。 |
『七つの棺』 2004/4/20(火) 井上夢人さんのHPを拝見して、5月号の『小説すばる』に夢人さんの小説が掲載されていることを知り、あわてて新刊書店へ。さっそく霊導師あや子シリーズ「目隠し鬼」を読んでみました。 やはり小説は「何を書くか」より「どう書くか」だなあ。このシリーズもストーリー的にはそれほど独自性があるわけではないと思いますが、夢人さんが書くと、俄然、緊張感が生まれ感動させられる。地下鉄の車内で泣きそうになったよ。 今月号は夢人さんのエッセイ「Rubber Soul」も掲載されていてさらにお買い得。そのうえ田中啓文さんの「住吉駕籠」も読めたので、これで十分もとは取れた。 『七つの棺』折原一(1992年創元推理文庫)読了 黒星警部をドジ役にした密室パロディ連作集、7編収録。葵さんの感想を拝見して読みたくなったシリーズ。ギャグ的要素が強い作品集だが、密室推理として成立させながら古来からの密室トリックを踏まえた上で思い切り遊ぶという、かなりレベルの高いことをやっている。山前譲が本書の解説に当たって、密室小説の分類から始めているのも伊達ではないのだ。 続いて同系統の『模倣密室』を読み始めてみたが、こちらも好調。 |
『ルピナス探偵団の当惑』 2004/4/18(日) 今日は久しぶりに猫又文庫へ行ってみた。 「この前、人に頼まれて海外ソノラマをオークションに出したら、1万円を超えてしまいましたよ」と景気のいい話。やはりヤフーオークションは違う。業者の中には、組合に入っても店を持たず、組合で入手した本をオークションで売りに出しているだけの人もいるらしい。なかなか効率はよさそうだが、長続きするかどうか疑問だ。 「小野不由美の悪霊シリーズなんかも軒並み3000円位するそうですよ」 「でも、この前、青いカバーで再刷したばかりじゃないですか」 「それでも、もうないんだそうです」 それなら今のうちに見かけたら買っとこう。 ハヤカワ・ミステリ文庫のイギリス・ミステリ傑作選が300円で何冊か並んでいる。どれを持っているか不明だし、まとめて買うことにする。購入したのは74年、75年、76年、77年、80年、81年、82年、83年、84年、85年、86年、87年の12冊。 新刊購入は、 『1億人のためのミステリー!』友清哲編(2004年4月ランダムハウス講談社) 『メフィスト 2004年5月号』(講談社) まずは、京極夏彦「面霊気〜薔薇十字探偵の疑惑」のみ読了。やはり榎木津シリーズは痛快だ。 『ルピナス探偵団の当惑』津原泰水(2004年3月原書房ミステリーリーグ)読了 ルピナス学園の生徒、吾魚彩子が探偵役の連作集、3編収録。 キレのいい作品は、1作目の「冷えたピザはいかが」。犯人は犯行後に、被害者が食べ残したピザを食べてから現場を去る。なぜか。 納得のいく回答が用意されているし、それによって犯人が誰かも確定する仕組みになっている。これぞ本格推理! ちなみにあとの2編は普通のミステリーというところ。 |
小川直也のPRIDE GP参戦 2004/4/15(木) 小川直也のPRIDE GP参戦が話題になっている。私自身は小川のファンというわけではないが、今回これが、小川のハッスル3の出場権をかけた査定試合として提起されたことには敬意を表したい。小川のPRIDE GPの成績によりハッスル出場の可否が決まるということは、少なくとも名目上はプロレスのハッスル3の方がPRIDEよりも格上の扱いになっているということであり、快い。 小川の1回戦の相手は、昨年の大晦日で村上を撃破したステファン・レコだが、STOが決まりだせば小川にも勝機がある。というか、STOのようなプロレス技で決めてもらえれば、溜飲も下がるというものだ。 今日は久しぶりに栄のマナハウスに行ってみる。三省堂名駅テルミナ店には一向に入荷してこない、『松本泰探偵小説選U』(2004年3月論創社)を購入。やはり三省堂だけではミステリーの新刊をフォローすることはもはやできなくなってしまったようだ。 他には、次の本を購入。 『語り女たち』北村薫(2004年4月新潮社) 『本の雑誌 2004年5月号』(本の雑誌社) 大槻ケンジ「プロレス問答はかくして破られた」は、ミスター高橋や高田延彦のカミングアウトを受けて、その表層をなぞっているだけで、内容としては昔からある八百長論から一歩も出ていない駄文。 と思うのは、オレがプロレスファンだから?(^_^; |
携帯電話を購入 2004/4/11(日) 今日は携帯電話を購入した。実は初めての携帯である。今まで無しで済ませていたのだから、急に使う用があるわけでもない。それで携帯以外の機能で選ぶことにした。 最初はテレビ付きにしようと思ったのだが、よく考えてみると私はもともとそれほどテレビは見ない方だし、わざわざイヤホンまでしてテレビを見ようともあまり思わないだろう。また、見ようと思う番組があったとしても、電波の受信加減ではそのテレビ局が見られずに、かえってストレスを感じることもあるのではないか。 それで、パケット定額だというauの機種の方を購入することにした。まだその機能についてもよくわからないが、時計やカレンダー、さらに電卓の使い方はわかったので、これでまったくムダになるということもあるまい。 今日は名古屋古書会館即売会の最終日。一応、覗いてはみたものの、買う本はなし。帰りに鶴舞の古本屋も一巡してみたが、そこでもほしい本はなかった。まあ、しょうがないな。 新刊購入は、 『二人道成寺』近藤史恵(2004年3月文藝春秋本格ミステリーマスターズ) 『チャーリー退場』アレックス・アトキンスン(2004年4月創元推理文庫) クライム・クラブ版はおそらく持っていると思うが、今となってはどこにあるかさっぱりわからない。ところがこの文庫の解説を立ち読みさせてもらって、急に本書が読みたくなってしまったのだ。 『日本につける薬』日垣隆(2004年4月日本之実業社) 日垣隆の新刊。タイトルが、他人の本の二番煎じのようで冴えない。 |
『イニシエーション・ラブ』 2004/4/10(土) 古書目録も税込表示となったが、HPの中にはまだ税抜表示のままの目録も存在している。修正に手間がかかるためかと思ったが、それだけではないらしい。古書店の中には、「税込表示にすると見た目の値段が上がり、売り上げにも影響があるかもしれないので、しばらくこのまま様子を見ている」というところもあるらしいのだ。 確かに「9,800円」と「10,290円」では見た目が違うから、多少は影響はあるのかもしれない。 本日の古本購入は、 『童話・劇 むしばの會議』岡本清纓(昭6歯苑社、昭51復刻医歯薬出版)2000円 著者はライオン児童歯科院の院長。自序とともに、伯爵閣下、東京市教育局長、文部省学校衛生官の面々が序文を寄せるという物々しさ。表紙には「文部省認定」との文字も見れる。大抵こういう類の本は内容とのギャップが大きくて好きだ。 『死よりも悪い運命』カート・ヴォネガット(1993年早川書房)500円 カート・ヴォネガットのエッセイ集 『すごいっ!ミステリーはこんなふうにして書く』女性文学会(1999年同文書院)400円 これは持ってたかも。 『イニシエーション・ラブ』乾くるみ(2004年4月原書房ミステリーリーグ)読了 帯では、「今年最大の"問題作"」、「目次から仕掛けられた大胆な罠」、「全編にわたる絶妙な伏線」などと煽っているが、それほどの仕掛けではないぞ。 ミステリーリーグの1冊として出版されてはいるものの、内容はミステリーでもなんでもなくて拍子抜け。 読み終えてみれば作品の構成が「A面」「B面」に分けられている意味もわかるし、こっちとあっちをいちいち見比べていくと、全体の構成がこうなっているということも理解できるが、ただそれだけのことという印象しかない。読者にとっては読み解くのに労力が必要な作品だが、著者からすればそれほど苦労なく書ける仕掛けとも思えるし。 |
新刊に法外な値段 2004/4/7(水) のんびり目録を眺めていると、ジグゾーハウスさんのページが出てきた。へえ、ジグゾーさんって、HPだけじゃなくて目録販売もしてるんだ。 手ごろな値段だったら買いたいと思っているディキンスン『生ける屍』も載っていたが、15,000円だったので今回はパス。 他にも『俳優パズル』や『幽霊の2/3』なども各々25,000円もしているので、以前なら高すぎると思うところだが、今はオークションに出せばもっと高額な値が付くやも知れず、自ら値付けをして目録に出しているところにかえって潔ささえ感じられる。 それよりよくわからないのが、新刊を目録に載せている店だ。『魍魎の匣』5,000円とか『姑獲鳥の夏』6,000円、『匣の中の悦楽』9,000円などという値段をつけて、買う人などいるのだろうか?同じ店が出している『首のない女』3,000円、『電話の声』2,000円、あるいは『Z光線の秘密』12,000円などの方がよほど安く感じるぞ。 新刊書店では、次の本を購入。 『凹村戦争』西島大介(2004年3月ハヤカワSFシリーズJコレクション) ビニール袋に包まれていたので分からなかったがコミックでした。ああ、だからビニール袋に包まれてたのか。 『ダ・ヴィンチ 2004年5月号』(メディアファクトリー) 特別付録は、京極夏彦・角田光代の朗読CD。 『理想主義者』三沢光晴(2004年4月ネコ・パブリッシング) ノアの三沢が、プロレスの「真剣勝負」とは何か、に答える。 久しぶりに寄っても買ったのはこの3冊だけ。名駅テルミナの三省堂は、改装してからあまり新刊が入ってこなくなったような気がする。これだと、別の新刊書店もチェックする必要がありそうだ。 |
サイト再開 2004/4/3(土) しばらく春休みをとっていましたが、いつのまにか4月になってしまったのでそろそろ再開します。 久しぶりに古本屋で歓談。 「4月から税込表示になってしまって大変なんですよ」 「ほう。すると、これだけの本を、もうみんな書き直したんですか?」 「まさか!なにしろ1銭にもならない作業だし、ぼちぼちやっていくしかありません。だから今は税込表示と税抜表示が混在しています」 それだとレジでもしばらくは大変かもしれませんね。 ちなみに本日購入した、 『百鬼繚乱』多田克己×東雲騎人(2002年PHP研究所)900円 も税抜表示でした。 他の店では、 『ミステリイは誘う』春日直樹(2003年講談社現代新書)400円 ひょっとしたら持ってるかもしれないが、古本買いのリハビリテーションのつもりで購入。 しばらく新刊書店にも行ってなかったので買う本がたまっていると思ったが、意外に買った冊数は少ない。 『はじまりは青い月 スカーレットパラソル1』新庄節美(2004年3月創元推理文庫) 『精霊海流』早見裕司(2004年3月ソノラマ文庫) 『極短小説』スティーヴ・モス/ジョン・M・ダニエル編(平16年4月新潮文庫) 『イニシエーション・ラブ』乾くるみ(2004年4月原書房ミステリーリーグ) 『さよならソクラテス』池田晶子(平16年4月新潮文庫) ソクラテスシリーズ完結編。平9年に新潮社から刊行された単行本の文庫化。このシリーズはすべて読んでいるが、もう一度読み直したくなったことと、今日は思ったほど本を買ってないこともあって購入することにした。 |
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