あ れ こ れ 考 え る 53 |
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| 『僕と先輩のマジカル・ライフ』 今年最後の収穫 クロダさんとの遭遇 大晦日はやっぱり紅白 名古屋古書即売会報告 米長邦雄永世棋聖特別免状? テーマ満載の新日本 『陰陽師九郎判官』 『百蛇堂』 名古屋オフ報告 『黒の貴婦人』 『無法地帯』 | |||||||||||
『僕と先輩のマジカル・ライフ』 2003/12/31(水) ようやく年賀状を投函。今年はちょっと遅れてしまったがまあいいや。 プリンタも、ほんとに年に1回しか使っていないことが判明。だって、プリンタにまだ昨年の年賀状が1枚残ってたんだもの。あっ!しかもあて先が書かれてる。この方には昨年出し忘れてるじゃん。今から出して郵便事故に見せかける......と、いうのはやっぱり無理だよな(^^; 書店をのぞいてみたがやはり新刊は出ていない。新刊は来年の休み明けまでお預けだね。正月は古本屋も休みだし、しょうがないから本でも読むか。 今年の大晦日は格闘技番組が揃ったが、見たかったのは永田VSヒョードル戦と中邑VSイグナショフ戦。ところがこの二つが同時に放送されたおかげで中邑の方は見逃してしまった。 永田にも、相手が決まったのがようやく前日というひどい条件の中で、試合を受けて闘ったことにはごくろうさまと言いたい。 もうちょっと勝率が高いともっとよかったが、まあとにかく大晦日に複数のレスラーが各局に登場するという状況が生まれたことは今後につながるのかも。将来的にはプロレス番組のゴールデンタイム復帰なども期待したいところだ。 『僕と先輩のマジカル・ライフ』はやみねかおる(平15年12月角川書店)読了 今川寮を舞台に、超常現象的な事件が論理的に解き明かされる連作集。4編収録。 好作品揃いの作品集なのだが、主人公のおさななじみを霊能力者にする意味はあったのでしょうか。超常現象を前提とした上で本格推理する西澤保彦的な作品であればそうする意味もあるが、本作はそういうシリーズではない。彼女が果たしている役割はせいぜいそれらの事件が超常現象ではないことを前もって確認しているだけなのだから、小説の構成としてはかえって逆効果にも思えるのだ。 でもおもしろいことは間違いないので続編が出たらまた読むけどね。 来年の抱負なんかも表明したいところだが、いつのまにかもう年も明けてるし(^^; 今年の抱負ということになってしまったのでそんなにあわてる必要もないし、ゆっくり考えることにします。 |
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今年最後の収穫 2003/12/29(月) 久しぶりに猫又さんの店へ。 「いつから休みなんですか?」 「1月2日からの予定なんです」 「すると、大晦日と元旦は開店してるんですか」 「ええ、店の整理をしがてらですけど」 なるほど確かにかなり店内に本入りのダンボール箱が増えてはきているが、まだどの通路も通れるだけのスペースはあるし、大晦日や元旦まで使って整理するほどでもないんじゃないかな。 しかし、これらのダンボール箱が整理されて棚に並べられるということなら、年明けにもう1回チェックに来た方がいいかしら。 正月にはシェクリイでも読もうと思って購入することにする。そりゃ家にも何冊かはあるだろうけど、家でさがすよりここで買った方が早いものなあ。 購入したのは、ハヤカワ文庫の『地球巡礼』、『不死販売株式会社/フリージャック』、『人間の手がまだ触れない』、創元推理文庫の『残酷な方程式』 さらに、『ザ・クライム』山野浩一(1978年冬樹社)、『笑う受精卵』川島ゆぞ(昭55年サンケイ出版)も付け加えて、6冊で3000円。 川島ゆぞ『笑う受精卵』は聞いたことはないが、著者あとがきによると柴野拓美から勧められて書いた、遺伝子組み換えテーマの(その当時から見ての)近未来SFらしい。おそらく読まないな。 他店では、 『シャーロックホームズを訪ねたカールマルクス』アレクシス・ルカーユ(1982年中央公論社Cノベルス)100円を購入。 この本は昔読んだけど、駄作だったな。 おそらくほとんどの古本屋が明日からお休みなので、今日購入した本が今年最後の収穫ということになるのでしょう。 |
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クロダさんとの遭遇 2003/12/27(土) 鶴舞の古本屋で、「やあ、どうも」と声をかけられました。どなたかと思ったら、以前、古書会館でお会いしたことがあるクロダさんではありませんか。 最寄りの喫茶店でコーヒーをご馳走になってしばらく歓談。それにしても連休の初日から古本屋廻りとはさすがですねえ。 「そろそろ大掃除で本が出てくる頃かと思いまして」 やはり抜け目ないなあ(-_-) って、私もあまり人のことは言えんが(^^; 今日も確かに、いかにも大掃除で出てきたというばかりと思えるような本が突然棚に並んでいたりはするのだが、これといって欲しい本はない。バローズを紐にくくって○○千円と出すのはいいけど、1冊単価にすると300円〜400円にもなってるじゃないの。いくらなんでも高すぎだぜ>D堂 『殺しはエレキテル 曇斎先生事件帖』芦辺拓(2003年12月光文社カッパ・ノベルス)読了 蘭学者橋本宗吉が探偵役の連作集、6編収録。 著者は、捕物帳を推理小説と主張する。確かに本編も本格推理の体裁がとられてはいるが、そこで使われているトリックもこの小説の舞台背景のなかでこそさほど不自然さは感じられないものの、犯人消失の謎にしろ、アリバイトリックにしろ、現代を舞台にした小説だったらとても使えないものだし、ほんとはこの小説の時代でだって使えはしないでしょう。ほとんど怪盗ルパンの世界だもんな。楽しい物語ではあるけれど、今後もこのレベルの話が続くのなら続編は読まないと思います。 |
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大晦日はやっぱり紅白 2003/12/26(金) ついにミルコの欠場により高山の不戦勝が決定!(この表現でいいのか?)一時期待した永田VSノゲイラ戦も実現の可能性はほぼなくなったし、ほんとに今年は紅白見ちゃうぞ。 新刊の出版もそろそろ打ち止めの頃。年末年始用に購入した本は、 『不思議のひと触れ』シオドア・スタージョン大森望編(2003年12月河出書房新社) 『僕と先輩のマジカル・ライフ』はやみねかおる(平15年12月角川書店) また出ました、はやみねかおるの新刊。 『レインレイン・ボウ』加納朋子(2003年11月集英社) 出たばかりの本ではないがサイン本だったので購入。 『世界ミステリ作家事典 ハードボイルド・警察小説・サスペンス篇』森英俊編(2003年12月国書刊行会) もちろん、この本もデフォルトで購入。 『ミステリマガジン 2004年2月号』(早川書房) 特集は「ミステリアス・ウェスタン」 『おすすめ文庫王国2003年度版』本の雑誌増刊(2003年12月本の雑誌社) よしだまさしさんの「均一棚への招待」では、10年に一度しか見つからないようなレア本を毎月ゲットできる方法を公開! |
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名古屋古書即売会報告 2003/12/21(日) 昨日、名張市立図書館から『江戸川乱歩リファレンスブック3 江戸川乱歩著書目録』が発売になった旨のハガキが届いた。個別通知までしてくれるとは思わなかったが、とにかくすぐ注文しよう。もっとも、HPによると『江戸川乱歩リファレンスブック2 江戸川乱歩執筆年譜』もまだ在庫があるそうだけど。 またG倶楽部からの目録も届いた。まだチェックはしてないが、今からの注文では抽選は来年かもしれないな。 そういえば来年早々に予定されているタワーズ即売会の目録が届いてこないけど、最近目録注文もしていないので送ってもらえないのかもしれない。どこかで入手しなきゃな。 今日は名古屋古書会館即売会の最終日。うーん、人も少ないが本も少ないぞ。棚がガラガラで全然埋まっていない状態。今回は在庫一掃セールとしてすべて値付けの半額になるのだが、でもそういうことで売り上げがあがるわけでもないし、やはり長い目で見て即売会を成功させるのは本の質だよな。 結局購入したのは、コミックスの『ゴジラVSメカゴジラ』川石てつや(1993年講談社ボンボンコミックス)150円のみ。あいかわらず冴えん。 いつものように古本屋にも廻る。 『15人の推理小説』英国探偵小説協会編(1960年東京創元社)500円 『勝負の世界 将棋VS囲碁対談五番勝負』(昭62年毎日コミュニケーションズ)900円 こんな本が出てたとは知らなかった。対談者は、谷川浩司VS趙治勲、大内延介VS林海峰、内藤國男VS武宮正樹、芹沢博文VS藤沢秀行、中原誠VS小林光一という豪華版。 新刊書店では、松尾由美『バルーンタウンの殺人』(創元推理文庫)を手にとって一悩み。単行本に入っていない短編が1編収録されているというので買った方がいいとは思うのだが、今日のところは保留し、 『豆腐小僧双六道中』京極夏彦(2003年1月講談社)のみ購入して帰ることにする。 |
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米長邦雄永世棋聖特別免状? 2003/12/18(木) 今日、日本将棋連盟から届いたメールによると、米長が引退した記念に特別免状を発行することになったとのこと。私の場合でいえば現在はアマ3段の免状を持っているので、7万円で4段の免状、17万円出せば5段の免状を発行してもらえるというのだが、そんな金だせるかよ。アマ免状なんてほんと金しだいなんだね。 昨日の中京スポーツ(東京スポーツの中部版)によると、ミルコが「背中が痛いから大晦日の試合を欠場する」と言っているらしい。高山もミルコが出ない場合欠場する可能性があるという。高山がミルコに勝って箔を付けたうえで(ほんとに箔が付くかどうかは知らないが)来年WWE進出という展開も期待していたので、ほんとに試合が流れてしまったら残念だな。 大晦日に予定されている試合で楽しみにしていたのはこの試合だけだし、そうなったら久しぶりに紅白でもみるか。 新刊購入は、 『甲賀三郎探偵小説選』(2003年12月論創社) 『殺しはエレキテル 曇斎先生事件帖』芦辺拓(2003年12月光文社カッパ・ノベルス) 『メフィスト 2004年1月増刊号』(講談社) 『ヤミツキ!探偵ミステリー読本』(2004年1月ぶんか社) |
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テーマ満載の新日本 2003/12/14(日) 今日は新日本プロレス観戦の予定だが、まずは腹ごしらえに中華料理屋へ。 店主が客に対して、「中華料理は3000年の歴史がありますからね」と、あまり他所では聞いたことのない台詞で自慢している。4000年の歴史じゃないのかよ。 持参していた本を読んでしまったので新刊書店へ。 『探偵家族』マイクル・Z・リューイン(2003年12月ハヤカワ文庫HM)を購入。 『博士の愛した数式』小川洋子(2003年8月新潮社)読了 80分しか記憶力を保持できない数学者と、家政婦の私、10歳の息子のコンビのせつない愛の物語。 親子が、博士から1から10までの足し算の方法を宿題に出される。普通なら1と10を足して11、2と9、3と8、...と5組の11ができるから、11×10/2=55という回答を知っているので、他の方法は思い浮かばないところだが、親子はその解法を知らないおかげで独創的な回答を示して博士に大絶賛される。なるほどこの回答には意表を付かれた。(とりあえず10を脇に置くと、1から9までのまん中は5だから、9つの数字の平均は5。したがって1から9までの和は5×9=45。ここでさっき脇に置いてあった10を足すと55。) ところで表題の「博士の愛した数式」とは、「eのπi乗+1=0」のことでいいんでしょうか。よくわからなかったんだけど。(ここでπは円周率、iは-1の平方根、eは自然対数の底) さて今日は名古屋レインボーホールで新日本プロレスの興行が開催されるが、現在、新日はテーマ満載の状態なので観戦しないわけにはいかない。 前回名古屋で開催された時は、坂口親子の影響で会場は満員だったが今日はかなり空席がめだつ。でも、ほんとはこんなもんでしょ。 まず最大の問題は、なぜ天山が一度も防衛を果たすことなく、中邑にIWGPのベルトを奪われたかにある。以下、はずれているかもしれないが推理してみる。もともとプロレスというのは推測の要素が大きいジャンルなので、まったくの的外れであっても許されるよね。 まず単純に、天山より中邑の方が強かったからという考え方もあるが、そんなわけはないんだよ。もともとプロレスのベルトを誰が巻くかは力の強さじゃなくて、端的に言って集客力にかかっているのだから。 もともとの発端は、フリーの高山がIWGP王者だった時に、蝶野が「客を呼べないチャンピオン」と名指したところにある。高山はそれに答えて「それならやってみな」と天山にIWGPのベルトを譲り、新日本と一区切りつけることにした。おそらく来年はノアを主戦場にする気だっただろう。保持していた新日本のもう1本のベルトNWFも返上しようとしたが、防衛戦を義務付けられる。そこで格下だが若手で台頭してきた中邑を指名。中邑に勝ってNWF返上というシナリオを描く。 ところが、新日本もさるもの、なんと天山から中邑にIWGPのベルトを移してしまい、さらに1月4日の東京ドームで高山VS中邑のIWGP、NWF統一戦を組んだのである。これで高山は、勝ってNWF王者返上という形はとれなくなってしまった。勝てばいっしょにIWGPベルトが付いてきてしまうからだ。 しかも両者は大晦日に、高山が猪木祭、中邑がK1に参戦する問題がある。この結果によっては、例えば高山勝ち、中邑負けの場合、ドームで中邑に勝たせては説得力がなくなるなどという影響も出てきてしまう。東京ドームの結果予想は、まずは大晦日を待ってからということになるだろう。 新しく登場した問題は、真壁が高山に反旗を翻したことによって、突如、真壁VS高山のシングル対決が組まれたこと。以前高山と組んでいた、安生、山本、大森らが、現在鳴かず飛ばずの状態であることを考えれば、同じ轍を踏まないためにも、真壁の行動は間違っていない。しかし、ミルコ戦が控えている高山に、今ケガをさせるわけにもいかないし、思い切っていけないのなら、やはり少し時期を間違えたように思えるのだが。 さてメインイベントはIWGPタッグ選手権、天山、西村組VS吉江、棚橋組。 問題は、現在棚橋が新日本のIWGPタッグとノアのGHCタッグの両方のベルトを持っていることにある。今統一選を行おうとしても、両方のベルトを持っている棚橋がダブってしまうのだ。新日本とノアのタッグ統一戦をするためには、この状態を何らかの方法で打開しなければならなかった。今日、天山、西村組がIWGPタッグを奪取したことによって、そのひとつはクリアできた。あとは新日本に流出しているGHCをノアに返せば、(1月初頭に予定されている三沢組が奪取することになるだろう)、統一選、さらに今後はIWGPのノア流出というように進んでいくことだろう。これはほぼ確実。
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『陰陽師九郎判官』 2003/12/12(金) この前閉店した名駅地下の日進堂書店跡地で、本日「三省堂大名古屋店」がオープン。「大名古屋店」というのは店の場所が「大名古屋ビルヂング」内にあるためだが、たまに「大名古屋ビルヂング」の「ヂ」の字が恥ずかしいという人がいる。でもほんとに恥ずかしいのは「大名古屋」の方だぜ。 オープン記念にもらったのは「東急ハンズ」の包み紙に入った箸。ひょっとしてまたタイアップ? 購入した新刊は、 『観月の宴』ロバート・ファン・ヒューリック(2003年12月ハヤカワポケットミステリ) また訳されました>狄(デイー)判事もの 評判いいんでしょうね。 『ミステリーズ!vol.3 winter2003』(2003年12月東京創元社) 『本の雑誌 2004年1月号』(本の雑誌社) 本書をパラパラとめくり、さらにほしい本が増える。一つは大森望氏が「超弩級壮絶バカSF」と呼ぶ「タイムアウト」が収録された『ヨットクラブ』、もう一つは座談会2003年度ベストテンで「本の雑誌の読者なら、この(数字の)美しさに感動する」と評されている『博士の愛した数式』がそれ。 というわけで、次の2冊を追加購入。 『ヨットクラブ』デイヴィッド・イーリイ(2003年10月初版、2003年12月三版晶文社) 『博士の愛した数式』小川洋子(2003年8月新潮社) どちらもおもしろそうだ。 『陰陽師九郎判官』田中啓文(2003年12月集英社コバルト文庫)読了 源義経は、実は安倍晴明の子孫の陰陽師だった。しかも安倍晴明も263歳という年齢で現存しているなかで、源氏と平氏が妖術を含む戦いを繰り広げるという物語。 史実がひっくり返されるのか、史実の無理やりの新解釈が打ち出されるのか、それともやはりダジャレ落ちなのか、といろいろ想像していただけにちょっと拍子抜け。これじゃあ義経を陰陽師にする必然性はほとんどないのでは。それともやっぱり何かのダジャレになってたの? |
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『百蛇堂』 2003/12/9(火)coinさんからもらった「ぶたぶた」を職場に。やっぱり「ぶたぶた」は職場によく似合う。 『百蛇堂(ひゃくじゃどう) 怪談作家の語る話』三津田信三(2003年12月講談社ノベルス)読了 読む前から本年のベスト作品と評していたし、読後もその評価がかわったわけではない。でも... 怪談を読むつもりが、あれっ、これじゃあホラー小説だよ。怪談だからといって完全な実話である必要はないのだが、フィクション性は極力抑えてほしいところ。もっとも著者はもともとホラー小説のつもりなのかもしれない。 結末の謎解きには意外性もあるし、小説として読めば充分おもしろい作品であることは間違いないのだが、フィクションなら実在の人物を登場させるのは、かえって作り物という印象を与えて損なのではないだろうか。 |
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名古屋オフ報告 2003/12/6(土) 起きて外に出てみると、自転車がなくなっている?今まで自転車が盗まれたことは数知れないが、家から盗まれたことは初めてだ。今日は名古屋オフもあるのだが幸先が悪いぜ。 今日は古書即売会の2日目でもあるので古書会館にも顔を出す。でも案の定ほしい本がなく、手ぶらで引き上げることに。まあこれは予想の範囲だったが。 新刊購入は、 『2004年版このミステリーがすごい!』(宝島社) ベスト10の国内編1位が、原書房『2004本格ミステリ・ベスト10』同様、『葉桜の季節に君を想うということ』というのには納得がいかない。同時期に同じ趣向の作品が出版されたことでも話題になったが、そちらの作品がその趣向を使うことに必然性があるのに対して、本作品ではその必然性はなく、従来からあるひとつの類型から一歩も出ていないのだから、それほど評価する気にはならなかったのだ。もっとも前のオフで、読む前にネタバレされたということもあるんだけれど。 もう1冊、『J'sミステリーズ KING & QUEEN海外作家編』相川司/青山栄編(2003年荒地出版)も購入。 夕方、待ち合わせの鎌倉文庫で本棚を眺めていると、ゆーたんさんに声をかけられました。さっきまで丸善でケーキを食べてたとのこと。いやあ、偶然ですね。私もさっきまで紀伊国屋でホットケーキを食べてたんですよ。 「今日は値札は付いていませんか」と尋ねられて、「ええ...、きょうは...、はい」などと口ごもる。いつかのオフで値札つきの上着を着ていたのを、ゆーたんさんに指摘されたことがあるのだ。うーん、はずかしいぞ。 などと話しているうちにあっというまに全員が集合する。移動中、coinさんから「ぶたぶた」のぬいぐるみをもらう。私とかおかおさん用に特別に2つ持ってきてくれたのだ。うれしいー!幸せな顔のかおかおさんと私。ありがとね、coinさん。そういえば「ぶたぶた」という名前も「かおかお」「ぽかぽか」と一脈通じるところがあるような、ないような? 幹事のいつみさんも店がどこにあるのかは知らなかったため彷徨を続ける一行。小雨だからよかったが雪でも降っていたら我々はここで遭難していたことだろう。 それにしても大阪から来たedgeさんが「その次の道の向かいには○○銀行(私はもうその銀行名すら覚えていない)があったでしょ」などと、このあたりの地図にかなり詳しくなっていたのには驚いた。すでに、いつも三次会の場となる国際ホテルにチェックインしていたのもさすがだ。 店に着くとさっそく、まさひこさんと東京から来たたけおさんが大矢さんにいやがらせとも思えるほど大量の「カトちゃんグッズ」を渡している。お披露目に廻ってきたが、ほんとにありとあらゆるものがあるんですね>カトちゃんグッズ 王様が古書会館に行ったのは今日の午後4時頃、私の後だったことが判明。 「見落としたな」と言われてどきん。何があったっていうのよ?どうやら平林初之輔翻訳の戦前本を800円で買ったのだという。うーむ、やられたか。さらに尋ねるとHPを休んでからはかなり自由に古本を買っているとのこと。そんなに張り切らんでもいいのにさ。 太田さんが持ってこられたパナソニックの読書用端末機を見せていただいたが、でかい!四六版ぐらいあるのでしょうか、厚さもかなりあるし。 「すでに読んだページを確認するための付箋機能みたいなものはあるんですか?」 「ページがわかっていれば「前ページ」ボタンを押し続けるだけです」 全然、便利じゃないじゃん。 くろけんさんに新作情報を尋ねると、来春とのこと。楽しみですね。さらに「e-NOVELS」でも新作が出るという。 「でも、私パソコンがかわってしまったため、パスワードがわからなくなってしまったんですよ」 「なるほど、すると月200円ずつ払い続けているだけなんですね」と指摘されてびっくり。そういえば、「e-NOVELS」を読むためにソニーの会員になった気がするが、そうか会費があったのか。しかもダウンロードした作品も、前のパソコンでダウンロードにしたためほとんど読んでないしさ。 明日はくろけんさんはローラースケートのレースで42kmを走るとのことですが、コースは円周のグラウンドを何周も廻るだけなのだという。ううっ、気持ち悪そう。 恒例の今年読んだベスト作品では、迷わず昨日出版されたばかりの三津田信三『百蛇堂』をあげる。内容を聞かれ、まだ読んでないからわからんと答えたらブーイングの嵐。そんなに固いこと言わないでよ。 プレゼント交換ではcoinさんの和三盆が私のもとへ。皆さんにも廻して食してもらったが、やはりcoinさんのプレゼントは私のところへ来る運命だったのね。私のプレゼントはまさひこさんのところへ。また今回の幹事のいつみさんのプレゼントはかおかおさんのところへ。ここで次回の幹事はかおかおさんに決定。ご自身も納得して日程も「来年6月5日の土曜日」と宣言までされていたのに、どなたかが「かおかお」と「ぽかぽか」を混同してしまったためになぜか次回の幹事は私のところへ。なんで? その後はいつものように2次会、3次会と続き、午前1時半ごろ終了。やあ、あいかわずみなさん元気ですね。幹事さんごくろうさまでした。みなさん楽しい時間をありがとうございました。よいお年を。 |
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『黒の貴婦人』 2003/12/5(金) このところなぜか毎回、紳士服の「トリイ」と「アオキ」から同じ日にハガキが届く。ひょっとしたら同じ広告代理店にでもハガキ送付を委託しているのかと思っていたが、今回送られてきたハガキにはどちらにも、「イメージキャラクター」と称して菊川怜の写真が使われている。しかもまったく同じ写真じゃないの。 手抜きか?それとも菊川怜を売出すためのタイアップなのか?>広告代理店 菊川怜がどういう人なのかは知らないけれど。 新刊書店で、ようやく待ちに待った、 『百蛇堂 怪談作家の語る話』三津田信三(講談社ノベルス)を購入。また、いやな物語に違いないが、読後は私が今年選ぶベスト作品になるだろう。ちなみに現時点でのベストは、西澤保彦『神のロジック人間のマジック』 他には、 『2004本格ミステリ・ベスト10』探偵小説研究会編(2003年12月原書房)も購入。 ネット書店からも本が届く。 『陰陽師九郎判官』田中啓文(2003年12月集英社コバルト文庫) 田中啓文の新作。安倍晴明を最低最悪に書いた作品だという。これもおもしろそう。 『クリスマスのぶたぶた』安武わたる/原作矢崎存美(2003年12月宙出版) 『クリスマスのぶたぶた』のコミックス版。薄い本の中に原作の物語がすべて網羅されているのはさすがだ。 『黒の貴婦人』西澤保彦(2003年11月幻冬舎)読了 タックシリーズの最新作、5編収録。 表題作の「黒の貴婦人」は、タカチが行う推理が、そのままタカチ自身の内心を吐露するという二重構造になっている傑作。こういう趣向は著者お得意のものだがやっぱりうまい。 本書も最初の2作は学生時代、残り3作は社会人時代と時代順に並んではいるが、その隙間は別の作品を読まなければわからないようになっている。これは神麻嗣子シリーズといっしょで、読者にシリーズを追わせる推進力にもなっている。 |
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『無法地帯』 2003/12/3(水) いま読んでいる『無法地帯』が読み終わりそうだし、そろそろ三津田信三『百蛇堂 怪談作家の語る話』が出ているのではと思い新刊書店に寄ってみたがまだ出ていない。 出版されたらすぐ読み始めたいので、できたら別の本を間に挟みたくはないんだよな。しかたないので今読んでいる本のペースを落とそうかと思ったが、これもまたすごくおもしろくて止められない。案の定、読み終えちゃったよ。こうなると、つなぎの本をどれにするか悩ましいところだ。 買いたい本もなかったので、『本の旅人 2003年12月号』(角川書店)だけ貰ってくる。目当ては、 「鼎談第十回日本ホラー小説大賞 ホラーは日本に根付いたのか?日本ホラーの現状と行方」だったが、読んでみると、内容は角川日本ホラー小説大賞と角川ホラー文庫の宣伝がほとんど。もともと広告紙なんだからしかたないけれど。 『無法地帯』大倉崇裕(2003年12月双葉社)読了 これはおもしろいよ。怪獣コレクターのヤクザと、食玩(玩具菓子に付いているオマケ)コレクターの私立探偵が、幻のレアプラモデル「ザリガニラー」を求めて競い合う。そこに借金の取立て屋、悪質業者の手下、拳銃射手、殺人者までが絡んでの大混乱が続く。 ハードボイルド、本格推理の要素もあるが、物語の根底を流れているのは登場人物たちの鬼気迫るコレクターぶり。ヤクザと私立探偵のコンビのやり取りも楽しい、読後感も爽やかな痛快物語。おすすめです。 なお帯には、著者製作の怪獣がプレゼントされる応募券が付いているのだが、本書を読んだらつい自分も応募したくなってしまうよな。 |
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