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あ れ こ れ 考 え る 52
 名古屋古書即売会報告 コバルト文庫はいずこ ニフティを退会 最初で最後か?タワーズ即売会 『邪馬台洞の研究』 『理不尽大王の高笑い』 名古屋古書会館即売会報告 『千年の黙』 O舎に注文 異物混入? 四日市の古本屋

 名古屋古書即売会報告 2003/11/30(日)

 今日は名古屋古書会館即売会の最終日。買った本は1冊だけだが、会場が意外に盛況だったのはよいことです。
 購入したのは、
『まらそん侍』伊馬春部(昭31年鱒書房)300円
 昭和30年にNHKで放映されたユーモア放送劇『安政奇聞・まらそん侍』の小説化。31年には大映で映画化もされているとのこと。当時の出演者はNHK放送時は芥川比呂志、金子信雄、名古屋章、三木のり平など、大映作品時は勝新太郎、トニー谷、益田キートンなど。


 新刊購入は、
『無法地帯 幻の?を捜せ!』大倉崇裕(2003年12月双葉社)
 ヤクザ、私立探偵、オタク青年らが幻のコレクターグッズを奪い合うという話らしい。
 帯には、著者製作の怪獣が当たる応募券付き。
『黒の貴婦人』西澤保彦(2003年11月幻冬舎)
 タックシリーズの新作、5編収録。

 しまった、また田中啓文の新刊を買うのを忘れた。普段、コバルト文庫の棚までは見てないからつい忘れちゃうんだよね。めんどくさいからネットで注文してしまおう。


『誰か』宮部みゆき(2003年11月実業之日本社)読了
 読んでいるあいだは面白かったが、読後、疲労感が残った作品。こんな収束をするんだったら苦労して探偵する必要はなかったんじゃないの。暴かれる真実は本作のままでも、いくらでも結末は変えることができる作品だけに(受け皿として主要登場人物を1人増やす必要はあるが)、著者の考えがよくわからん。もっとも、シリーズもののうちの1作ならこういう話があってもいいかもしれない。そういうつもりなのだろうか。


 コバルト文庫はいずこ 2003/11/29(土)

 来週が古書会館の即売会だと思っていたら、クロダさんに今週も開催されていることを教えてもらいました。明日行ってみようと思います。今週と来週、さらに12月にもう1回即売会が予定されているようだし、1月初めにはタワーズの即売会もあるしで、けっこう名古屋も即売会が多いよな。もっとも出展メーバーはいっしょなので、それほど期待できるわけでもないのだが。


 田中啓文さんの新刊が出たというので新刊書店へ。ところがソノラマ文庫だと思っていたため見つけられなかった。今調べなおしたらコバルト文庫じゃないの、ちぇっ。
 購入したのは、
『廃墟の歌声』ジェラルド・カーシュ(2003年11月晶文社)
『現代人の論語』呉智英(2003年11月文藝春秋)


 地下鉄の掲示をみると、容器に入った小動物は車輌に持ち込み可能と書いてある。動物を持ち込んでいる人を見かけたことはないが、そうだったんだ。
 なお、車輌に持ち込んではいけないものとして、危険物や、一定の大きさ以上のものに並んで、「死体」と書いてあるのは異様だ。


 ニフティを退会 2003/11/26(水)

 本日、ニフティを退会。今でもパソコン通信で活動しているフォーラムはあるのかもしれないが、私自身はニフティには長いこと接続しておらず最近は会費を払っていただけだったので、今まで入会したままだったことの方が不思議かもしれない。毎月送られてくる会報誌も封を開けることなく捨ててたんだから。


 名駅地下の三省堂テルミナ店が、本日、BOOK & CAFEの店としてリニューアルオープン。書店内に喫茶室を設けて、コーヒーを飲みながら「座り読み」できるというよくある趣向。目新しいのは「本を汚しても代金は頂きません」との貼り紙ぐらいだが、買う立場からすると手放しで歓迎できることでもない。本の汚れに今まで以上の注意が必要になることが懸念されるからだ。特に、本の中間ページがコーヒーで汚れていたりしても発見は難しいからね。

 購入したのは、
『中国ミステリー探訪』井波律子(2003年11月NHK出版)
 2001年から2003年にかけて合計73回にわたって「京都新聞」に連載されたものの単行本化だという。内容は、3世紀から20世紀までの中国ミステリー案内。

 リニューアル記念につけてもらったのは店舗の地図をはさんだリフィルとボールペン。ただしボールペンに印刷されている文字は三省堂ではなく「チケットぴあ」なのは、流用なのでしょうか?


 最初で最後か?タワーズ即売会 2003/11/25(火)

 セントラルタワーズの第1回即売会の日程が2004年1月9日(金)から12日(月)までであることが判明。4日間とは意外に会期が短い。準備と片付けのことを考えても4日で採算がとれるのでしょうか。売り上げによっては最初で最後ということも考えられるな。

 新刊購入は、
『水面の星座 水底の宝石』千街晶之(2003年11月光文社)
 最初の2章を読んだだけだがすごく面白そうだ。
『SFマガジン 2004年1月号』(早川書房)
 特集は、スタニスワフ・レム。残念ながら国書のスタニスワフ・レム全集の出版が遅れていて時期を合わせられなかったが、あるいはかなり前から各氏に執筆を頼んでしまっていてついに待ちきれなかったのかも。
『場外乱筆』高山善廣(2003年12月東邦出版)
 大晦日にミルコ・クロコップとの対戦が決まったことを記念して購入。曙VSボブ・サップにしろ、また桜庭VS吉田が実現するとしても、それらの勝敗にはさほど興味はないが、高山だけには今度こそ総合格闘技で勝ってほしいところだ。


 『邪馬台洞の研究』 2003/11/20(木)

 某コンビニのお兄さん、釣りを渡す時に無理にいつでも大きいお金と少額とに分けるのはやめたほうがいいです。「では大きい方から。まず100円です......」って100円は別に大きくはないだろ。

 新刊購入は、
『泣き虫』金子達仁(幻冬社)
 高田延彦の半生を綴ったノンフィクション。また最近よく出るプロレスのカミングアウト本でもある。「リングの上で勝ち名乗りを受けられるようになったのは、彼が強いから、だけではなかった。どちらが勝つか負けるかは、試合が始まる以前の段階で決定されていたのである」「結果だけは定められているリングの上は、必ずしもレスラーの安全を保証する場ではなかった」「そこまでしてもなおスポーツとして認知されない現状を、彼はなんとかして変えたかった」など、プロレスを論じる地平はここまで変ってきた。

『邪馬台洞の研究』田中啓文(2003年11月講談社ノベルス)読了
 伝奇学園シリーズ第2弾、4編収録。
 普通の小説ならダジャレを引用しても問題は少ないはずだが、本書では、例えば「邪馬」とは実は「○○な○」のことだといえば、即、小説の根幹部分のネタバレになってしまう。
 民俗学が題材になる小説ではしばしば呼び名の由縁を推理する場面が登場するが、これが実はダジャレとも親和性が高いのである。普通なら小説の刺身のツマ程度にしかならないダジャレが推理の根幹となることも多く、田中啓文が民俗学テーマを得意とするのも当然であろう。


 『理不尽大王の高笑い』 2003/11/18(火)

 某店から目録注文していた本が届く。
『短歌の呼ぶ殺人』前田芳彦(1993年本阿弥書店)1200円
 現役歌人の著者が、万葉集から現代短歌までの短歌を題材にした推理小説を評論。
 連城三紀彦『戻り川心中』を近代短歌を扱った優れた作品と評価するのに対し、内田康夫『日光殺人事件』は苦労した作品であることは認めるもののやや緊密性に欠けると批判。(作中、1人の登場人物が作ったことになっているいくつかの短歌が、実際には何人もの歌人に了解を得て引用したものであったため作風の一貫性に問題があるなど。)
 また、推理小説家が食指を伸ばす歌人として額田王、柿本人麿、小野小町、石川啄木などを題材にした作品について解説。(上宮正人『額田王の挑戦』、深谷忠記『人麻呂の悲劇』、円地文子『小町変相』、山村美紗『小野小町殺人事件』、近藤富枝『あこがれ殺人事件』、鷹羽十九哉『石川啄木殺人事件』、山田正紀『幻象機械』など)

『理不尽大王の高笑い』冬木弘道(1998年フットワーク出版社)2500円
 これはうれしい1冊。冬木弘道には他に『鎮魂歌』(2003年碧天舎)という著作もあるが、それは著者が逝く直前に、倒産したFMW時代を中心に語った重い雰囲気のものなので、著者の理不尽大王としての本領が発揮されているのは本書の方。やっぱり冬木は痛快でなくちゃね。
 しかも本書には、冬木弘道自身が聞き手になっての邪道、外道へのインタビューが60ページ以上も掲載されているのだ。この貴重さがわかる人いる?


『ヘル HELL』筒井康隆(平15年11月文藝春秋)読了
 離れた時間と空間、死者と生者が、ヘルを通じて直結する。小説の各場面が描かれる順番も必然的というより、著者が書いた順番によって結果的に決まったという感じ。
 渾然とした小説だが、本書が著者の意図どおりのものと強く確信できるのは、やはり筒井康隆の作品と思って読むからだろうか。


 名古屋古書会館即売会報告 2003/11/15(土)

 今日は名古屋古書会館即売会の2日目。朝一番で来るつもりが着いてみればもう2時だ。
 まず3冊100円棚には、今回もダイソー・ミステリーが並んでいる。この機会に集めてしまおうか。いや別に集めなくたっていいわけだが>ダイソー・ミステリー
 購入したのは、13,14,16,17,18,19,21,23,24,25,26,27の12冊。この前買ったものと合わせてこれでみんな集まったことにしてしまう。えっ、抜けてる本はないのかって?そう固いこと言わんと。

 さらに100円棚で、『ニンニクの謎』三橋一夫(昭47年エール出版社)を購入。小説家の三橋一夫にも健康本の著書が多いようだが、カバーに書いてある著者紹介によると、現在、玄道輝行会会長、心身法学研研究所所長として活躍中とある。ああ、こりゃ別人の三橋一夫だ。
 主な著書としては、『24時間強健法』、『難病持病相談』、『ひとりでやる三分体操』、『日本の妙薬』、『続・日本の妙薬』、『美味しくて丈夫になる日本の家庭料理』、『現代版 五輪之書』、『身体改造法』、『心のバランスをとる法』、『24時間スタミナ強化法』など多数とあるので、少なくともこれらの本は別人の三橋一夫の著作であることが判明した。(それがどうしたと言われても困る)

 他に買った本は、
『佐山サトル プロレス/シューティング/バーリ・トゥード』STライターズ(1996年エスエル出版会)700円
 初代タイガーマスクこと佐山サトルの格闘技人生を振り返った本。現在佐山はプロレスラーとしても復活しており今年は全日のリングにも上がっている。
 なお佐山サトルの著作といえば、プロレスのカミングアウト本の古典『ケーフェイ』(1985年)が有名だが、今ではその本当の著者はターザン山本であったことが知られている。最近、ミスター高橋のカミングアウト本に山本が噛み付いているが、自ら書いた著作を棚に置いての山本の主張に説得力がないのは当然のことだ。(高橋の主張にも同調はできないが)


 O舎から本が届くが、『ちくま 1991年12月号』(筑摩書房)1500円の1冊だけ。
 特集が「夢野久作とは何者か」というだけで注文した本だが、内容が西原和海による鶴見俊輔へのインタビューでは、まったく新鮮さが感じられない。
 おそらくこの購入額では私が最低だと思うがとにかく注文して義務は果たしたので、また目録送ってね。


 『千年の黙』 2003/11/14(金)

 今日は名古屋古書会館即売会の初日だが、6時までには着けそうにないので行くのは断念。明日の朝行くことにしてもたいして違いはないだろうし。もっともそんなふうに思っていると、明日も行くのは昼過ぎになったりするのだけれど。

 新刊購入は、
『誰か』宮部みゆき(2003年11月実業之日本社)
『ヘル』筒井康隆(平15年11月文藝春秋)
 ひい、一挙掲載された『文學界 平成15年8月号』も買ってあるのに、読む前に単行本で出版されてしまった。
『IN POCKET 2003年11月号』(講談社)
 特集は、「発表!あなたが選ぶ2003年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」 1位は『捕虜収容所の死』 たしかにこの作品、けっこう評判がよかったよなあ。私はあまりピンと来なかったが。
『「別冊宝石」傑作選 甦る推理雑誌9』(2003年11月光文社文庫)


『千年の黙(しじま) 異本源氏物語』森谷明子(2003年10月東京創元社)読了
 第13回鮎川哲也賞受賞作。大矢さんの感想を読んで読みたくなった作品だが、その期待は裏切られなかった。私は『源氏物語』に関する知識がないため、例えば、幻の巻「かかやく日の宮」についても初耳だったが、それでも充分愉しむことができた。
 テーマは重たいものを扱っているのだが、語り手あてきと、その御主で探偵役の紫式部との息の合ったコンビにより、物語は軽快に進んでいく。その他の人物もそれぞれ魅力的に書かれていて、この作品自体が絵巻物のようだ。傑作。


 O舎に注文 2003/11/10(月)

 ようやくO舎に目録注文する。といっても、やはり高い本は注文できず、夢野久作関連の安い雑誌を2冊ほど注文しただけ。せこい客だぜ(^^;
 また他の目録で冬木弘道の本が目に付いた。うーん、こんな本が出てたとは知らなかった。実は冬木弘道は好きだったんだよ。2500円もするのについ注文しちゃったぜ。って、ほとんどの人は知るまい>冬木弘道

 なんだよ、フジテレビまでPRIDE使って大晦日興行に参入かよ。ちょっとTBSが猪木ボンバイエで大晦日興行に成功したぐらいで、テレビ局が大晦日にこぞって格闘技に走ってしまうというのも情けない。もっとも、曙が出場するK-1に対して他のリングがそれに匹敵できるようなマッチメークができるかどうかには少し興味あるけど。

 新刊購入は、
『邪馬台洞の研究』田中啓文(2003年11月講談社ノベルス)
 学園伝奇ミステリシリーズの2冊目。これは読むのが愉しみ。
 なお、三津田信三の新作は出版が延期になったようで残念。

『平林初之輔探偵小説選U』(2003年10月論創社)
 はやくも2冊目が刊行!本書は創作篇、翻訳篇、評論・随筆篇と盛りだくさんの内容。

『ミステリー迷宮読本』(2003年12月洋泉社)
 よくあるムック本。やはり目新しさはあまり感じられないが。


 異物混入? 2003/11/8(土)

 「ココ壱番」というカレーチェーン店で、「当店が仕入れていたほうれん草に異物混入の可能性があることが判明したため、しばらく中止します」の貼り紙が。
 混入していた異物って何なんだよ?ほとんど毎回ほうれん草をトッピングしていた私としては、すごく気になるぞ(;_;)

 巷では曙のK-1出場、ボブ・サップとの対戦で話題沸騰だが、これはどうなんでしょう。いくらプロレス団体をまたにかけて登場しているボブ・サップでも、K-1の舞台ではプロレスしてくれるわけではないだろうし、リングから押し出したら勝ちぐらいの特別ルールでないと勝負にならないのでは。もっともそんなルールじゃ格闘技ファンは納得しないだろうけど。
 全日本プロレス入りした輪島はすぐこけたし、北尾(双羽黒)もそれに輪をかけたようにさっぱりだったので、横綱出身というだけで期待する人はそれほど多くないかもしれない。いっそWWE入りして「リキシ」とコンビでも組んだ方がいいと考えている人のほうが多数派かも。

『ぼくと未来屋の夏』はやみねかおる(2003年10月講談社ミステリーランド)読了
 作中に出てくる、主人公が書く小説の部分、及びその小説を言及、評価している箇所がおもしろい。また事件の動機も子供向けの小説にしてはかなりレベルの高いもので驚いた。ただ大人の私が読んでも理解できないところがあった(^^; ので、その部分だけでももう一度読みなおしてみたい。


 四日市の古本屋 2003/11/2(日)

 以前、四日市にある「待夢トンネル」という古本屋で「SFイズム」が14冊8000円で売っていた。私もSFイズムは何冊か持っていてこれを買えば16冊全冊が揃うのだが、何冊かダブりが出てしまうために買うのを躊躇しているうちに、突然休店してしまったのだ。そうなると、「しまった、買っとけばよかった」と思うもの。しかし、たまたま職場にその店の近くに住んでいる人がいたので、
「店が再開したら教えて」と頼んでいたのだ。
 それから半年ぐらいたって「先週、店が開いてましたよ」との報告が。さらに、その近くにはブックマーケットもあるとのこと。
 よし、でかしたぞ!

 それで今日さっそく出かけてみました。まだ店に残っているかとの懸念もありましたが、置いてあったので思い切って購入。
 他に購入したのは、
『皇帝ダイヤ事件』久米元一(昭29年ポプラ社)250円
『劇画バカ一代 梶原一騎読本 13回忌メモリアル』(1998年日本スポーツ出版社)500円
『ジャイアント馬場の16文が行く』ジャイアント馬場(1983年ダイナミックセラーズ)800円

 続いて、教えてもらったブックマーケットへ。
『パンドラ’S ボックス』北森鴻(光文社カッパノベルス)100円
 北森鴻のミステリー&エッセー

 新刊書店では、
『SF JAPAN VOL.08』2003年秋季号(徳間書店)を購入。
 特集はエロチックSF。他に宮部みゆきの「ドリームバスター3」とインタビューなど。


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